不規則すぎる…。
どうせなら、水曜日か木曜日に発売して欲しい蔵間マリコです。
今日の午前の事。本日は、祝日にも関わらず不景気のせいか非番。このまま市内に行っても悪くはないが、そこまで金が使えるというわけじゃなかったので、地元の大型複合書店で時間を潰した。そこで、ゲームを一本ほど買い(これは、次回あたりにでも話そう。)、ついでになんか面白そうな漫画がないか、見回っていた。しかし、これと言って興味を湧く漫画が無い。「しゃあない、さっさと家にでも帰るか。」と店を出ようとした時、あるものが目に付く。
キャプテン翼の翼君とローゼンメイデンの翠星石の表紙。もしかして…。私は、それをチェックしに戻った。自分の予感は的中した。ヤンジャンの最新号だ。おいおいおいおい、どうしてヤンジャンが日曜日に発売なんだ!?普段の発売日は木曜日で、ごく稀に水曜日が相場のはず。そりゃあ、一日でも早くノノノノが読める事は嬉しいけどさ。
という事で、ヤンジャンもついでに購入。本当は、今日は別の事が書きたかったんだけど、急遽変更。今週のにノノノノのストーリー&感想のコーナーにチェンジに。さて、今週のノノノノはどうなった事やら…。
第72話『高い…』
「うそ…」
ざわめく選手と関係者たち。それもそのはず。皇帝こと、尻屋潔が110mもの大ジャンプをしたのだから。その上、大怪我から復帰した大会だから、さらに凄い。新宮は、御坊の指示を無視した事に機嫌を悪くする。そこに、彼を説得するように与田が説明する。自分の実力なら、地方大会程度、風なんか関係無しに優勝できると誇示をしたかったのであろう。まるで、ワールドカップの選手がこの大会に参加したかのように。
彼の無茶苦茶なジャンプを危険視したのか、ジュリー会議が行われる。普段、ジュリー協議は飛べないほどの風が発生した時に行われるものだが、今回は彼がその渦中。それほど、皇帝のジャンプが凄かったという事だ。
そんな光景を見て、村松は与田に質問をする。尻屋は、悠太や暁ほどの才能の持ち主でないのに、そこまでのジャンプができるのかと。与田は答える。恐らく、その実力は努力の賜物なのだろう。それが、彼を破綻させなければいいのだが…。
村松は、上司にもう一つの質問を投げかける。今まで見た選手の中で、一番、才能が選手は誰か。与田の予想するに、今まで一番才能のある選手はオーストリアのハンスであると答える。彼は、怠け者に関わらず、悠太を打ち負かすほどの実力の持ち主だ。そんな彼が、本気を出し始めた日には…。
ジュリー会議も終わり、大会は再開。どうやら、皇帝以上の記録を出す選手は出ないと判断したようだ。
皇帝の次の番は、岸谷弘基だ。夏の大会の優勝者の実力を期待する与田。シグナルも変わり、御坊のジャンプの指示が下り、飛び出す。だが、低空飛行に失速、着地。記録は、74m。あまりの駄目さ加減に、手で顔を隠す暁と呆れる与田であった。
そして、野々宮悠太の番が来た。彼女に課せられたハードルは高い。皇帝以上のジャンプを飛ぶには非常に厳しい。だが、それに近いジャンプを飛ばないと勝ち目はない。その妥協点を決めないと。しかし、今吹いている風は悠太には味方だ。勝算もそれなりにある。
ノーマルヒルのバーに座れと急かす暁。悠太は、バーに座ろうとする。その時、彼女の感覚に異変が。怖い―――。今まで、全く問題が無かったはずのノーマルヒルが高く見える。階段伝いに必死に登る悠太。悪い事に、悠太に更に追い打ちをかける。兄の幻影だ。兄の幻影=失敗ジャンプ、もしくは転倒。
シグナルは青になり、御坊も合図を出す。風も最高の状態だ。だが、悠太は飛び出さない。悠太は恐れているのだ。初めて体験する恐怖に。
野々宮悠太、最大の危機―――!!
さて、今週は1回目のジャンプの後半戦と来たが、やはり夏の大会のツケが回ってきたか…。
まず、岸谷のジャンプ。当然の結果というべきか、もう散々な記録だな。確か、作中の描写を見る限り60m代程で悠太(兄)の中学時代の記録だから、74mって相当悪い記録だぞ。中学生と大して変わらん。暁が、顔を覆いたくなるのも納得がいく。ホント、アホ毛コンビの策に見事にはまってしまったという感じである。それと、他のメンバーが練習しているのに、自分だけベッドで寝そべりながら携帯ゲーム機で遊んでいたツケもあるな。このまんまじゃあ、奥信高校スキージャンプ部はまともに機能しないぞ。やっぱ、こんな事でIHのメンバーを決めずに、こいつを皇帝と変えようぜ。
だが、岸谷の下の名前が弘基だったとは…。なんだか、物凄く普通です。ちゅーか、何故に68話越しでフルネームが分かるの?他のメインキャラは、登場初期から名前と苗字が公開されていたのに。もしかして、最初は新宮同様に脇役扱いにするつもりだったのだろうか?
そして、奥信高校を正常に機能させていない原因がもう一人。この物語の主人公の野々宮ノノだ。これも、当然というべきだろうか、スポーツ漫画としてのありがちな展開に見事にはまっちゃいましたね。野球漫画とかにもよくある、恐怖症。今まで、何度も指摘されるように無謀なジャンプを続けて怪我をしなかったが、夏の大会で事故った。そりゃあ、あんな転げ落ち方したら、恐れ知らずのノノでも恐れるのも納得。だが、これこそ成長するための試練であろう。ハンスが言っていた恐怖(Angst)を知って、それを乗り越える時が来たのだから。その恐怖を認め、開き直れれば先に進める。だが、これを臆し、無理にでも冷静になろうとすれば父親の二の舞になること間違いなし。
さて、次回のノノノノはどうなるだろうか?
時間的にもヤバいし、そろそろ一回目のジャンプをしないと…。多分、1回目じゃあ乗り越えれそうも無いな。頑張れ、ノノ。こんなところで負けたら、オリンピックに出るどころか、全日本代表にすらなれないぞ!!
ノノノノ 72話の評価
満足度 ☆☆☆
スポーツ度 ☆☆☆☆
ピンチ度 ☆☆☆☆☆