久しぶりの更新になるかあ……。

 倫たんのことが不安で不安でたまらない蔵間マリコです。
 さてさて、3週間ぶりに更新しますよ~。純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』やデビュー作『エルフェンリート』で有名な岡本倫先生のスポコン漫画『ノノノノ』を徹底的に語るコーナーを。
 いや~、倫たんの移籍話題が出てからはや三週間。ツイートこそはあるものの、漫画関連のツイートがないだけに少し不安になったりもします。今年もあと1ヶ月で終わるというのもありますし。
 でも、自分が心配してもどうにもならない。たんはいくつかの会社からオファーが来ているとツイートをしているから、まだ情報を明らかに出来ない段階、もしくは選択を考えている可能性が高い。だから、しばらくしたらそれに対しての返答が帰ってくるかもしれない。その時を待とう、待ってその答えが出た時にはきっと喜びは大きいものになるだろう。
 とまあ、前置きはこれぐらいにして、そろそろ本題へ入らせてもらいます。当然ながら、岡本倫先生の独特の作風や管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。 

 第30話『やってみせる!!

 ○あらすじ

 明らかとなった新宮の裏工作と皇帝の真意。
 全く悪いことなどしていなかった皇帝に対して大怪我を負わせたことに、新宮は慟哭する……。

 ○登場人物

 野々宮悠太、天津暁、岸谷弘樹、尻屋潔、新宮学、御坊、与田、村松、火野

 ○ターニングポイント

 ・自白

 真実を知り、ショックを受けた新宮。そして、妨害工作の犯人が自分であると自白する。
 確かに新宮が悪いんですけど、お互いに素直に話せば良かったのではないのかと帰結する。確かに言わぬが花というのもあるが、これが新宮に妨害工作を行う決定的な要素になったわけだし、当の火野本人はコネを持っているわけではない。だからと言って火野の不正行為を訴えれば、大会どころではないのだから。そういったところを理解している御坊は大人である。
 だからと言って、御坊の言うことにも少し首を傾げるものはある。肯定の気持ちを無碍にするとかではなく、いかにして火野の悪事を日の下に晒しながらも、新宮を少しでも救ってやるのかを考えるべきこと。そして、選手のモチベーションが下がるようなことを言ってはいけない。このシーンの御坊はあまり好きじゃないかな?

 ・皇帝の残した言葉

 これで大会も終わりか?と思いきや、先輩部員から思わぬ言葉が出る。
 『こんな大会くらい当然 2人だけで優勝できるんだろな 出来なきゃスキー板で串刺しにするぞ』、これこそスポコンの真髄的台詞ですよ!!現実問題では無理ですけど、これぐらいの意気込みじゃないと漫画としては面白くありませんよ!!卑劣漢に屈することなどなく、この逆境を跳ね除ける。このぐらいはしないと。
 そして、後半のスキー板で串刺しにするぞは、いかにも皇帝らしい台詞であり、余計な一言を付け加えるのが岡本倫先生の漫画らしい言い回しで大好きだ。

 ・スポーツ保険

 皇帝が負傷し、一時は騒然となった大会会場だが、滞りなく大会は再開する。
 このシーンの村松の心情は確かに分かる。スポーツ保険がないと参加できないスポーツ、すなわち事故が起きても当然ということを想定としている。これはスキージャンプに限らずとも、モータースポーツ類などにも当てはまる。多分、俺がお金を貰ってそれらをやれと言われてもやらない。
 だからこそ、常人では分かりえない世界に魅了される人間もいるわけだし、多くの観客に感動を与えてきた。そういうものだろう。

 ・悪者退治

 勝利目前と笑いがこみ上げる火野。しかし、悠太と天津は黒幕を明かすために勝負に意気込んでいた。
 自分も悪人だと思っていないどころか正義だと思っている火野よ、お前にはこの言葉を授けたい。「吐き気の催す邪悪」だと。正当な方法で勝てないのなら、それが実力。認めて、精進するのが普通の人間。それを認めず、不正に手を出すなど下の下の人間がすること。その思い上がり、数話後に思い知るがいい。

 ○まとめ

 まさにスポコン極まれりな精神性を披露した回。
 ここからの悠太と天津の逆転劇は本当に熱い、熱すぎるよ!!

 今読んでも色褪せない面白さのノノノノ
 久々にこのコーナーを更新したけど、来週以降もサボらないようにな!!たんのファンが、こういうのをサボったらダメじゃないか!!