たんの進捗状況をバッチリ監視!!

 先の展開が読めない漫画が大好きな蔵間マリコです。
 さて水曜日ですので、いつものコーナーを更新しますよー。純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』や美少女SFバイオレンスラブコメディ漫画『エルフェンリート』の作者、岡本倫先生のスポコン漫画『ノノノノ』を徹底的に語るコーナーを。
 いや~、たんの新作が本当に楽しみですねえ。長らく新作漫画のことについては打ち合わせの件と微妙に不明瞭な情報が続いていたのですが、数日前の情報からかなり明確な情報が公開されましたからねえ。どうやら南国の島を取材しているようです。
 これは本当に楽しみな情報ですねえ。今までの長期連載作品は関東周縁から北にかけてが舞台となっていましたが、今回はそれとは全く別。となると新作は、沖縄とかハワイみたいな常夏の島が舞台なのでしょうか?もしくは、水没世界が舞台とか。う~ん、妄想が広がるばかりです。
 とまあ、前置きはこれぐらいにして、そろそろ本題へと入らせてもらいます。当然ながら、岡本倫先生の独特の作風や管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。 

 第41話『許さない!!

 ○あらすじ

 そらとの恋愛のもつれも解決したと思いきや、今度はそらの妹のうみが現れる。
 うみは復讐のために、彼氏であるハンス・シュナイダーとの野試合を申し込むが……。

 ○登場人物(青字は新キャラ)

 野々宮悠太、興梠みかげ、天津暁、岸谷弘樹、与田、村松、そら、うみ、ハンス=シュナイダー、槇野慎二

 ○ターニングポイント

 ・ハンスと悠太

 オーストリア代表のホープ、ハンス・シュナイダーと遭遇した悠太たちだが……。
 いきなりうみから「この人やっつけて!!」と言われて、ハンスも大変ですねえ。そりゃあ、ハンスもうみのことが好きだけどさ、うみみたいな女の子相手で疲れないのかな?まあ、ハンスは基本的にやれやれ系のキャラだから、結構甘く我侭を聞き入れそうだけどさ。
 しかし、ハンスとうみの身長差を見ると随分と大きいな。多分、190cmはありそうだ。まあ、外国人アスリートだと190cm台は当たり前のようにいるけど、それでも日本人の感覚としては随分でかいと感じる。

 ・オーストリアの英雄

 オーストリア人選手の一人から、ある人物の名前が漏れる。その名は、ユラ。父親のことを知る人物に期待を寄せる悠太だったが……。
 初対面の人間相手にバカにする発言も失礼だけど、それ以上にその挑発に乗った悠太が悪い。というよりも、野試合をするはずなのにここでブチ切れている時点で半ば勝負が決まっている。ハンスも同じようなことを言っているけど、感情的にならず、父親の侮辱は勝負で返さないと。
 ただ、この場面から悠太の過去がいかに辛かったが窺える。それも自分自身の辛さではなく、父親の辛さが。まあ、金メダル確実な場面で失敗ジャンプなんてしたら総スカンなのは仕方ないといえば仕方ないですからねえ……。まあ、それを叩く俺たちも無責任そのものだが。

 ・日本のエース、槇野慎二

 悠太とハンスの野試合が始まりそうな一方、ジャンプ台の下では黄色い声で満たされていた。オリンピックの日本代表選手、槇野である。
 個人的には槙野は好きなキャラの一人ですねえ。初登場シーンは、まさに二枚目の花形選手という印象だけど、次のページにいくと生粋のブス専であることが判明しますからねえ。この普通は採用しないような設定を盛り込んでくるあたりがいかにもたんらしい。
 ちなみに槇野の名前は、これ以前にも実は登場している。第1話の悠太のバッケンレコード越えジャンプのシーン、そのシーンでレコードホルダーが槇野であることが明らかになっている。槇野涙目。

 ・由良悠介の息子

 ジャンプ台の上で何が起きているのかと、聞く槇野。そこで聞いた名前に槇野は驚愕する。
 ここで槇野慎二と由良悠介の関係があると、暗に描かれている。となると、悠太とかなりの年齢差があるということも想像がつく。まさにこれがラストチャンス、そんな時に悠太と出会ったのは運命だったのかもしれない。

 ○まとめ

 野試合だけでなく、様々なことが進展した回。
 ハンスの鼻を明かしたい悠太だが、果たして世界の壁を越えることができるのだろうか?

 今読んでも楽しいノノノノ
 ノノノノを読んでいない人は、ぜひとも読んでほしい。そして、そこからエルフェンリート極黒のブリュンヒルデ君は淫らな僕の女王、そして新作と……。きっとはまるかもしれないぞ。