続・黒のノエル

現在週刊ヤングマガジンで連載中の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス』をはじめ、純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』、美少女SFバイオレンスラブコメディ漫画『エルフェンリート』、スポコン漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、食べ歩き企画、ライトノベルの執筆などをしております。どうぞごゆっくり見てください。

2006年07月

 


 こっちの方が面白いじゃん(涙)!!


 


 前回の公約どおり、借りた漫画のレビューをします。蔵間マリコです。


 早速、PEACH‐PIT(以下、桃種。)のSFラブコメディ『DearS』(前回、間違えてDEARSって書いてました。ファンの皆さん、スイマセン。)をレビューしたいんですけど、その前に一つ。何故、漫画図書館に行ってこんな妙な漫画を借りたかというと、ある意味リベンジマッチをしたかったからです。以前私がレビューした、『ローゼンメイデン』は今に思うとどうも面白いとは思えない。その時は☆3個の評価を出したけど、☆2個でもいいぐらいだと思う。で、ローゼンメイデンの件が少し悔しかったし、その割には桃種の評価が高いのが意外だから再確認するためにDearSを3巻まで借りました。タダから、リスクも無いしね(笑)。


 


 この桃種のSFラブコメディ、DearSはどんな作品かというと、


 


 一年前、地球に宇宙人を乗せたUFOが墜落した。


 日本は、人類が初めて遭遇した地球外知的生命体をディアーズと名付け、市民権を与え、日本の言葉や習慣を学んでいた。それから、一年後。ルーズに一人暮らしをしている普通の高校生、幾原武哉は街で不思議な少女に出会う。その少女は、TVでも話題になっていたディアーズだったが、言葉をほとんど話せず、何も分からない様子。仕方なく武哉ディアーズの少女、レンと一緒に共同生活を始めることになるが・・・


 


 まあ、見た感じはラブコメの王道パターンです。


 どっかで女の子を拾ってきて、共同生活するパターンは。私の読んだことある限りだと、ちょびっッとかエルフェンリートとか辺りかな。流石にそれらには到底及ばないが。まあそれはともかく、ローゼンメイデンと比較とするとこっちの方が断然面白い。


 どうしてかというと、やはりコンセプトとテーマの差だろう。ローゼンメイデンは、主従関係をやたらと強調してた作品であるのが特徴だった(強制に近いし。)。そのせいか、正直濃すぎてドン引きな内容だった。このDearSも主従関係みたいなのは存在する。むしろ、こっちの方が強いかもしれない。しかし、こっちは主従関係を逆手に取っている。それが面白い。


 この漫画の最大の特徴である、ディアーズ。人間はディアーズを歓迎してるし、人間と同じ扱いをしている。むしろアイドルとかに近い存在である(ファンサイトがあるくらい。)。だが、ディアーズたちは違う。


 ディアーズは、生まれながらして奴隷の種族である。商品として生産され所有され廃棄される。人間達は、親愛なる者と呼んでいるが、ディアーズ達は自分達を奴隷としか思っていない。この人間とディアーズとの温度差というか哀しさが、この漫画の根源的な面白さだと思う。特に、この漫画のヒロインであるレンなんかは温度差の渦中の人物でもあろう。レンは、ゼロナンバーズと呼ばれる欠陥品であり、本来は廃棄処分されなけばディアーズだったが、武哉レンを必死に守ることによってディアーズとの温度差も小さくなっていく。コンセプト的にも、テーマ的にも、かなり良いと思う。でも、相変わらずレンは「レンはタケヤの奴隷だ」って言ってたりして(笑)。


 


 登場人物のバランスとかも、ローゼンメイデンに比べても男女のバランスが取れている。ただ、武哉の周りの人たちが不自然。初対面のディアーズの胸を触る隣人の寧々子(ねねこと読んでくれ。ナムコのギャルゲーキャラと無関係である。)、武哉のクラスの担任である露出狂の蜜香先生。そこら辺が、無理にキャラクターを作っている感がして好きになれません。ディアーズが少しずれているのは、納得いくけど。


 


 正直、ローゼンメイデン買うよりDearSを買った方が良かったと思う。


 ローゼンメイデンがメインディッシュばかりの料理だと例え、DearSはバランスの取れたコース料理だと思う。こっちの方が、桃種的には味が少し薄いがバランスが取れていて読みやすい。あっちは、アンティークドールだからな。ゾンビローンをいつか借りて比較してみる。多分、ローゼンメイデンが一番面白くないと思う。


 まあDearSは古本で買うか。


 


 次回は、福本伸行作の麻雀漫画『アカギ 闇に降り立った天才』をレビューします。


 お楽しみに!!


 


 DearSの評価


 


 満足度 ☆☆☆☆


 ラブコメ度 ☆☆☆☆


 SF度 ☆☆☆☆


 


 暇つぶしにはもってこいだな。


 


 昨日、ガス抜きに漫画図書館に行きました。蔵間マリコです。


 とは言っても、ゲーセンとか本屋にしょっちゅう行ってるから、ガス抜きと言うより暇つぶしに近いんだけどね。


 タダだから(交通費はかかるが。)、暇だったりしたらたまに行ったりします。


 で、今回、私が借りたのはこの10冊。


 


 DEARS 1~3巻


 民俗学者 八雲樹 1・2巻


 アカギ 闇に降り立った天才 1~3巻


 


 ジャンルバラバラです・・・。


 本来は、1人5冊しか借りれないんですが、弟はアカギを借りて欲しいって言ったので借りました。


 しかし案外、漫画図書館もありとあらゆる本が揃ってたりしてる。スポーツ物や料理漫画などはもちろんのこと、SF系の漫画は古今東西揃っている、中には美少女物やボーイズラブ系の漫画も色々あった。


 例えば、広島・尾道が舞台の朝霧の巫女(以前、夏休みに何故か10時ごろにアニメが放送していた。はっきり言って詰まらなかったが。)とか、猫耳の吸血鬼の少女がヒロインの月詠とか、ボーイズラブ系の漫画で有名な高河ゆんのLOVELESSとか、多少古いが案外アレ系な漫画がかなり置いてた。さすがに、エルフェンリートは置いてませんでした。ていうか、有害図書に近いような漫画が置けるわけが無いか。でも、小林ひよこや遊人、克・亜樹の漫画が置いてあるのは些か可笑しいんですが。あっちの方が有害図書のような気がする(しかも、全員嫌いな漫画家筆頭だし。)。


 


 それはともかく、様々なジャンルの漫画が相当数揃っている。そのおかげか、かなりの漫画のタイトルを憶えっちゃてたりする。自分がちょっと漫画オタクっぽい(自分では、言いたくないものだが。)のになったのはこういうところが影響を受けているのかもしれない(他にも古本屋でバイトしてたとか、他にも色んな要因があったりするけど。)。それとか、漫画図書館に来たらファミ通NEWTYPEアニメージュを読んだりする。どう考えてもこれが普通の人の行動には思えません。何か、自分が情けなく感じてきた。


 しかし、こういう公共施設があると便利なもんだな。こういうものがあるから、使いたくなるもんだよな。


 


 次回からは今回借りた漫画のレビューでもしたいと思う。


 第1回は、PEACH‐PITの『DEARS』を。お楽しみに!!


 


 余談


 最近、ブログの内容が支離滅裂・・・。そのせいか、このブログ廃れているような気がする。


 


icon ちせちゃんのお題

あなたが最強だと思う人・物はなんですか?






 今回の御題は、『世界で最強の人物・物』。


 何か、子供っぽいですね。


 しかし、この御題結構難しいですね。


 ドラゴンボール北斗の拳のキャラクターを言うのは面白くないので除外して考えたが、案外思いつかないものだな。う~ん、最強の人物ねえ・・・。


 そうだ、あの人だ!あの人しかないな!!やっぱ、最強の人物といえば、あの人!!最終兵器彼女ちせちゃんだな!!


 


 このブログを読んでいる人は知っているかもしれないが、知らない人にも一応説明をしておこう。


 


 ちせは、高橋しん作のSFラブストーリー漫画『最終兵器彼女』に出てくるヒロインである。見かけは幼児体形でドジっ娘な女子高生(ある意味、流行の最先端を追っていたと思う。)だが、実は日本の自衛隊の最終兵器である。どういう経緯で最終兵器になったのかは不明だが(こういうことを考えるのは、邪推である。)、戦闘をすればするほど強くなるのが特徴である。


 最初の頃は、戦闘機を撃墜する程度だったが、だんだん強くなって街を一瞬にして消滅させたり、最終的には地球全体をしっちゃかめっちゃかするほどの火力を有するようになる。


 まさに、ドラゴンボールにおけるサイヤ人に近い存在だと思われるが、致命的な欠点を抱えている。それは、自分ではコントロールできなくなっていくというところである。とある事件により、だんだんちせ自身が壊れていき、誤作動や制御不能な状態に陥っていく。ある意味、デビルガンダムとかメディウス・ロクス見たいに質が悪い(増えませんが。)。


 しかも、現存する兵器では倒せません。無敵すぎる。無敵すぎます。


 


 しかし、ちせの彼氏であるシュウジが待ったをかける。


 シュウジは別に最終兵器でもなく、少し不器用で、少しで口が悪いごく普通の高校生だが、シュウジなりにちせに接していく。交換日記を書いたり、ちせを自衛隊の手から逃れさせるために逃げたり、仕事や食料を求めるために逃避行をしたりと・・・。最後は、ちせと×××するし。


 まあそれはともかく、不器用なりにもシュウジちせのために頑張ったおかげで、最後までちせは意思を保てたし、最終的にちせは全てを犠牲にシュウジを守れたのである。とにかく、ラストは泣けます!!


 


 ちなみに、アニメ版ではちせ以外にもミズキという姉妹機が存在する。こちらは、試作機のためそこまで強くはないが、ちせと同じような境遇である。


 


 何が言いたいか分からないが、アレだな。とにかくちせちゃんは戦闘・ビジュアル・キャラクターの面において無敵ということだな。ちせちゃん最強だぜ!!


 因みに、次点はエルフェンリートルーシー様だったりして。女王蜂も人類滅亡(未遂。)させるほどの力を持っているし。


 皆さんの最強の人物・物はいったいなんですか?できれば、教えてください。


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