最近、アニメ会社の質が低くないか?
ひぐらしのなく頃にのレンタルDVD1巻がアニメ最終話とタッチの差で借りれた蔵間マリコです。
やっとこさ借りれました。『ひぐらしのなく頃に(以下、ひぐらし。)』のDVD1巻。もうレンタル開始してから2ヶ月以上経っているのになんか人気が異常でして、自分がTSUTAYAに行った時はいつもレンタル中でしたからねえ。いつになったら借りれるんだろうかと楽しみに待っていたんですけど、昨日借りることが出来ました。
でも、以前AIRを借りた時とは違って、あまり恥ずかしくなかったですね。AIRを借りる時にこういうアニメに対する免疫がついたのかなあ。それともひぐらし自体漫画とかで読んでいるからそれほど抵抗がなかったのかな?まあ、どっちにしろ私がどんどんオタク化しているというのは確実だけどな。
そして、その日の深夜。
少しでも怖くするため、部屋を少し暗くして、一人でひぐらしを見ました。
で、とりあえず3話まで見ての感想はと言うと、アニメ化に失敗したなという印象が強かった。
どこら辺が失敗したかというと幾つかあるが、まず最初に挙げられることはスタッフがひぐらしの内容を理解しきれていないところだろう。
例えば、一話目で圭一がレナや魅音に一連の事件の事を聞くシーンがあったのだが、原作や漫画との台詞の感覚が違う。例えば、レナの語尾に「かな?」がつくところは原作や漫画では気にはならない程度で言っていたのだが、非常に気になる。そこまで言っていたなかったのにアニメのは言い過ぎ。それとか、圭一がレナや魅音に一連の事件を聞いた時の否定した時の言い方が、説得力が弱い。漫画を見る限りでは明らかに否定をしているという感じなのだが、アニメではあまりにもあっさり否定してるせいか、空気の流れ自体が変わっていない。
次に、原作や漫画のテンポのよさがアニメには感じられない。綿流しから富竹が殺害されたことを知るところまでがあまり早すぎてあっけない。原作だと重みが感じられるシーンなのだが、さっさと富竹が殺されたせいか重さがない。本来は「死んでナンボ。」な富竹だが、この場合は「死んでだからなんなのよ。」的な富竹になっている。非常に残念だ。
他にも、レナの迷台詞「嘘だっ!!」という台詞も凄みがない。原作や漫画は、そこまでの台詞に至るまでの過程が長いはずなのだが、駆け足気味で話が進んでいるせいで全然怖くない。これは、話全体にいえることなのだが、話の展開が早すぎるせいでその恐怖感に浸る暇がない。単に、「圭一が狂ってるなあ。レナが豹変したなあ。」程度のレベルで終わってしまっている。これならよっぽどエルフェンリートのアニメ版の方が怖いよ。正直、あっちは展開を知っていてもビビるしな。
あと、世間でも言われている作画の酷さ。
これは、確かに酷い。髪の書き方とか、車の書き方が適当に書いてると感じられる。先週見たアニメのAIRは髪の毛をものすごく細かく書いていて吃驚したが、これはあまりに酷すぎる。アニメ会社が大きくなれなるほど、作画が酷くなるといわれているがこのアニメはまさに典型例だと思う。原作に比べても、大きくかけ離れた絵だし。原作は一般受けしない癖のある絵だけど、あれはあれで味があるし、漫画は作者によって画力の差があるものの個性が出ているし。この絵は、個性というか簡略化(悪く言えば、アニメ的な手抜き。)しすぎたせいで作画がボロボロになったんだと思う。
多分、このアニメがひぐらしじゃなかったら1巻で借りなくなるだろう。このアニメの長所が見つからない。そのくらい出来が酷いアニメだった。ていうか、下手すると途中で投げるかも。
TVアニメ版ひぐらしのなく頃にの評価
満足度 ☆
恐怖度 ☆☆
ひぐらし度 ☆☆