続・黒のノエル

現在週刊ヤングマガジンで連載中の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス』をはじめ、純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』、美少女SFバイオレンスラブコメディ漫画『エルフェンリート』、スポコン漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、食べ歩き企画、ライトノベルの執筆などをしております。どうぞごゆっくり見てください。

2008年03月

 


 俺は最初からクライマックスだぜ!!


 


 最初から人生のクライマックスの蔵間マリコです。


 今日、仕事帰りに嘘喰い7巻と孔雀王曲神記7巻とパンプキンシザース9巻を買うために地元の本屋に行った。そしたらさあ、40歳ぐらいの父親と5歳ぐらいの子供が買い物をしていたんだよ。まあ、どこにでもあるような光景だったんだけど、とあるものを買っていた。確か、デアゴスティーニだったかな?そこが出していた仮面ライダーのファイリングする週刊誌を購入していた。


 その光景は、まさに親子らしい思ったよ。子供が昔の仮面ライダーを知って、父親が歴代の仮面ライダーの懐かしく思う。なんかメーカーの思惑に乗せられているような気がするけど、買ってもらう側にとっては、ある意味理想の形なのかもしれない。


 


 自分も、こういう毎週ファイリングする商品は好きだ。実際に、過去に2度ほど買った事がある。


 1度目は、小学生低学年ぐらいだったかな?


 あんまし覚えてないけど、恐竜の知識が色々掲載された週間雑誌で、蛍光のティラノザウルスの化石の組み立てキットがおまけについてくる商品があったんだよね。あの時は、小学生の間で恐竜ブームで、全国で恐竜展なんかが開催されていた。


 俺も、そのブームに乗った人間の一人だった。値段は忘れたけど、結構高かったぞ。その高いものを買うために、少ない小遣いを叩いて買ったんだよな。親から少し借りたりして。ティラノザウルスの模型は一応完成させたな。今、どこに行ったか分からないけど。しかし、買って、読んで、組み立てるのが楽しかった事だけは覚えている。


 2度目は、専門学校に通っていた頃の事。こっちは、ブログ内でも何度か話をしたことがあるけど、ガンダムファクトファイルの事である。これは、TVのCMで知ったんだったかな?確か、ガンダムの大ファンだから勢いで買ったのがきっかけだったような気がする。これも毎週600円近くかかっていたから、財布にかなりのダメージがあったけど、バイトとかしていたからな。昔に比べたら、かなり余裕があった。こっちは大人気だったため、100号構成から150号構成になって、自分の知らないガンダムの設定とかが描かれていて面白かったぞ。フルバーニアンのカタログスペックがZガンダムを凌駕(更に言うと、デンドロビウムの総合性能は、α・アジールより高い。)していたり、劇中では明かされなかったVガンダムマチス(この人が出る回は、ガンダム屈指の鬱回です。)の部下の名前が明らかになったりと。


 


 まあ、なかなかとファイリングするのも面白いけど、しばらくすると困る事が幾つかあるんだよね。一つは、物凄くかさばる事。もう一つは、長い間買っているとマンネリ化する事である。


 前者はファイルが2枚3枚とかの時は、そこまで場所をとらないから置く場所に困らないけど、半分を越したあたりから大変な事に。ファイル自体の大きさがかなりあるし、1冊の重さはやたらと重い。しかも、ファイルが重過ぎるあまりドミノ倒しの状態になることがしょっちゅう。先週も、1度ファイルが倒れて、タンスの裏に落ちてね。回収するのが大変だったよ。


 後者の問題は、もっと大変。最初の頃は楽しかったんだけど、ファイリングする事自体が面倒になって、半分を過ぎたあたりからまとめて入れていた。わざわざ、毎週毎週、ファイリングするために時間を割いていたら勿体無いからね。その上、100号ぐらいになると過去に掲載されていた事と被っていたりして、記事の内容がイマイチに。元々が100巻構成だったから無理があったのかもしれない。毎週買おうとすると、かなり辛いよ。同じ事を繰り返すのは、精神的に参る。しかも、使う事が少ないから尚更困る。


 恐竜の雑誌を買うのをやめた理由は、買うのが、読むのが、組み立てるのが面倒になったのかもな。


 


 さて、この親子は全巻揃えることができるだろうか?


 多分、子供が飽きて、親が毎週買って、それを楽しむ事になりそうだ。


 


 



 




 


 


 


 icon カミーユ・ビダンのお題

 どうしても直せない!あなたの癖はなんですか?






 今週の御題は、『直せない癖』。


 自分の癖と言えば、アレかな?お菓子とかジュースとかについてくるおまけの収集癖。これは困っているというより、どちらかというと趣味に近いな。数年前にあった、ペプシコーラについてきたボトルキャップの収集(スターウォーズとか、ガンダム系が主に。)や缶コーヒーについてきた北斗の拳ウルトラセブンのミニフィギュアなど・・・。なんか自分の興味のあるおまけがついてくる商品があったら、ちょくちょく買いますね。


 ただ、流石に毎回毎回それを目的に買うのも大変で、何らかの理由があって集めるのをやめたりしている。ガンダムのボトルキャップだと、公平性を保つために中身が見えるようになったから、北斗の拳ウルトラセブンのミニフィギュアは、出来があまり良くなくて。中途半端な状態で集めるのをやめていることが多い。


 しかし、そんな収集しておまけの収集でも、かなり頑張ったものがある。それは、ガンダムウェハースチョコという商品である。


 


 これを集めていたのは数年前で、世間では食玩ブームだった。


 このガンダムウェハースというのは、ウェハースチョコのおまけとして、主に(当時、SEED放送終了後であった。)ガンダムのアニメのシリーズ全作品のMSやキャラクター、最終話エピソード、NEWTYPEや有名なイラストレーターが描いたイラストなどが描かれているプラスチックのカードが一枚入ったものである。それだったら、ただのおまけ付きのお菓子だと思うが、この商品のウリはカードの数が膨大である事であろう。なんと、このカードの枚数は240枚以上ものカードがあるからである!!240種類よ!?あのポケモン金・銀の251匹に迫る数よ!?そこまで、おまけに力を入れる食玩ってある!?


 その数の豊富さが功を奏したのか、なかなか入手が出来ない人気商品となった。俺もこのおまけ付き食玩・・・、いや食玩付きおまけをコンプリートするために躍起になっていた。入手が少し難しいから、大人買いというほどでもないが結構な数は買っていたぞ。実際、ネットオークションでコンプリートセットがかなりの値段で取引されていたぞ。ペプシコーラのシークレット付き(俗に言う、ペプシガンダムの2種類つき。)のコンプリートセットの数倍の値段がついていた。


 そして、ウェハースのメインであるカードなんだけど、中には「どうしてこんなものが入っているんだ!?」と言える、オタク向けのカードが幾つかあった。その筆頭が、ガンダム第08MS小隊陸戦型ガンダムキキ・ロジータ。どこが問題かと言うと、このカードは原作の第2話のとあるシーンをイメージした描き下ろしイラストだからだ。理由は言うまでも無い、キキが全裸で水浴びをしているシーン(流石に、原作みたいに○首は描かれてないが。)である。ちょっと、これを入手した時は少しひいたぞ。この食玩、小さい子供も買うんだからさ、入れるものを少し考えてよ。こういうのがあるから、需要が凄かったんだろうけどさ。他にも、北爪宏幸のエルピー・プルのイラストとか、ガンダム・ザ・ライドに出てくるサラミス改フジ級のカードとか、かなりマニアックなものがチラホラと見られた。


 


 結局、このウェハースチョコが新しい弾になるまでに半分以上は揃えたな。弟が買った分とかも合わせると、200種類は集めた。そのくらい、カード収集にはまっていた。


 その後、新しいガンダムウェハースのシリーズが出たけど、プラスチックの質が変更し、SEED系中心となり、どっちかと言うと子供になったので買うのはやめたな。まあ、その頃になると食玩ブームも下火だったからね。潮時だったのかもしれない。


 でも、またこういう類のカードが出たら買うかもしれない。ガンダム00コーラサワーさんを殺した意図が分りません。)まで揃った食玩が。欲を言えば、ガンダムセンチネルとか閃光のハサウェイとかクロスボーンガンダムの収録をキボンヌ。


 


 つくづく、俺ってガンダムオタクだな・・・。


 


 






 


 行きたいけど、そんな時間が無い・・・。


 


 歌唱力がゼロな蔵間マリコです。


 う~ん、俺も時間と都合さえあればなあ・・・。いや、うちの三男が春休みの暇を利用して、ここの所、カラオケ三昧なんですよね。なんか、友人との付き合いとかって言って、昼にカラオケボックスに行って、帰ってくるのが俺よりも遅いんですから。6・7時間は遊んでいるみたい。俺もカラオケにたまに行くけどさ、そんなに遊んだ事が無いぞ!?しかも、その金はどこから出てるんだよ!?そのカラオケボックスの会員になっているとは言え、バイトはしていないんだからそこまで遊べないだろ!?ったく、大学始まったらどうするんだろうか・・・。これで大丈夫なのか?


 でも、春休みかあ・・・、いいなあ。俺も、専門学校行っていた時に何をしていたんだっけな。家で、PCでネットサーフィンしたり、ゲーセンで暇を潰したり・・・。なんか、俺の春休みよりも充実しているような・・・。社会人にも春休みがあったらなあ・・・。


 


 まあ、弟がそんなカラオケ三昧をしているが、俺もカラオケは結構好きですよ(以前は嫌いだったが、去年の夏あたりに好きになった。)。殆どがアニソンとかゲームの曲ばっかりだけど。いや、一応は一般的なアーティストの歌も歌えるんだけどね。スピッツのチェリーとか、SMAPのライオンハートとか。簡単な奴ぐらいは歌えるけど、最近の曲なんて全く知りません。ていうか、アーティスト名すら知らない事が多いよ。


 自分が歌うアニソンと言えば、真・ゲッターロボ 世界最後の日HEAT∀ガンダムターンエーターン勇者王ガオガイガー勇者王誕生らき☆すたもってけ!セーラーふくが鉄板だな。ゲームの曲は、第三次スーパーロボット大戦αGONGマブラヴオルタネイティブ未来への咆哮ぐらいかな?後は、ロボットもの曲がチラホラと。まあ、熱い曲をメインに選んでいますね。どれも、オタク系の曲ですが。


 だが、友人は俺よりも猛者でさあ。歌うのがギャルゲーソングの類ばっかりだからな(俺も、歌わないわけではないが。)。ふぃぎゅ@メイト巫女みこナース鳥の詩、それに上で書いた未来への咆哮もね。しかも、相当歌い慣れてて、たまに90点台を出したりする。俺は、どれを歌っても70点台ばっかり・・・。だけど、こういうのは点が重要じゃないからな。いかに楽しめるが重要だからね。


 


 自分は、こういう曲を歌っている時、一般的なアーティストの曲を歌うよりストレスが発散されて、気持ちが良いんですよね。しかも、友人も俺が歌う曲を大体知っているから、ノリが良い。アニソンの類って、この手の趣味が無い人がたくさんいる時に歌えないのが辛いけど、大抵は友人と一緒に行くからね。歌えないジレンマに襲われなくて良いよ。


 だけど、こういうのを嫌っている、特に三男みたいな人がいるとねえ・・・。三男はかなりオタク系のアニメを嫌い、俺がアニソンを歌っていると部屋から出るし、口癖みたいに「(アニソンは)オリコンランキングに入れてやんない。」って言うからな。そこまで毛嫌いしなくても・・・。


 


 皆さんはカラオケに行った時、何を歌いますか?


 なんか、「自分の十八番だ!!」って言える曲があったら教えてください。


 


 


 







 



 なん・・・だと・・・!!


 


 へっぽこアーケードゲーマーな蔵間マリコです。


 今日、仕事帰りに戦場の絆でストレス発散をするためにゲームセンターに行った。すると、その店の入り口に問題作の続編のが入荷ポスターが貼られていた。それは、萌え格闘ゲームの『アルカナハート2』である。


 このゲーム、一昨年ぐらいに1作目が出てから結構プレイしてましたよ。まあ、このゲームの最大の特徴は、出てくるキャラクターが全員萌えキャラであることなんだけど、自分的には難しい事を覚えなくてもある程度はこなせるところに魅力を感じたな。なにせ、弱→中→強→ホーミング→超必殺技でとりあえずは連続攻撃が出来るんだから。それを基本に他の高等的な連続攻撃も大体これで済む所がライトユーザーの私にとっては、まあまあ楽で良かった。まあ、ヘビーユーザーはそれが原因ですぐに離れたけど。バグの多さとか、キャラの少なさとか、理不尽な神依のループ技とか、理不尽なリリカのループ技とか・・・。


 その後に出た、PS2版の移植度の低さと高橋美佳子の歌唱力に酷さに失望したが、それにもめげず続編が何時出るかと楽しみしていた。そして、自分のお気にの店にも入荷されたと言うわけ。


 


 





 


 で、戦場の絆をプレイし終えた後、アルカナ2が置いてある階に行ったのだが、それが人が少なくてさあ。ガンダムVSガンダムは結構待っている人が多いのに、こっちはガラガラ。そりゃあ、まあこんなドン引きするような格ゲーをする勇者なんてそうそういないからな。オトメディウス同様、一定の客層を狙ったゲームだからねえ。そんなと無縁な隣のアカツキ電光戦記は誰もプレイしてなかったが。


 とりあえず、誰も乱入する気配が無かったので、早速プレイ。選んだキャラは、前作の自分の持ちキャラである愛乃はぁと。決して、北斗の拳の「ひでぶっ」とは関係無い。中の人は、PS2版のOPを歌って大問題になった高橋美佳子である。選んだ理由は、「非常に使いやすいから。」。自分は、格ゲーのコマンド一つ覚えるのにも苦戦する人間だからな。覚えやすく、かつ使い慣れたキャラということで選びました。前作・前々作最強の神依とか、新キャラのウサ耳のライドアーマー乗りのキャサリン京橋(何時聞いても、凄いネーミングセンス。)とかいう選択肢もあったけど、乱入されても困らないようにと。


 やってみての感想はと言うと、前作に比べて出来は良くなっていると思う。前作の連続コンボのシステムも前作と違和感無く使えるし、連続攻撃でのハメを無くす処置として、一定の技での必殺技後のホーミングが大ダメージ+吹き飛ばしに変換になっており追尾できない仕様に変化されて、ずっと俺のターンが出来ないようになっていて、ストレス無く遊べる。それに、前作までは暴発が多かったホーミング・アルカナ技を出すボタンが別々になっており、そういう事態が減り、敷居が低くなっている。ただ、分けたせいでアルカナ技を出すボタンを使う事を度々忘れてしまう。そこは慣れだと思うけど。


 そして、一番変化したと思ったのは、グラフィックの面だと思う。前は、イラストっぽい感じだったけど、キャラの作画やドットが新たに描き直されていて、アニメのキャラっぽくなっていた。前作のイラスト風の立ち絵も好きだったけど、個人的にはこっちの方が好きだな。


 だけど、背景がねえ・・・。何ていうか、あまり冴えないな。前作は、そのキャラらしい場所だったりして、一応は格ゲーらしかったけど、今回のはあまり好きになれない。特に、前作のラストで誇大妄想な年増のミルドレッドさんに放逐された、ドジッ子メイド剣士のフィオナの面が何故に日光江戸村!?確かに、ずれているけどさ。前の異空間の方が好きだった。


 


 





 


 まあ、3ゲームほどプレイして、どれも途中で乱入されたから最終面まで行けなかったけど、前作をプレイしていた経験のおかげで、そこそこ勝てて良かったよ。新キャラ6名も、前作の記号の塊という難点から脱却されていたし。夢中になってプレイしていたから、汗びっしょりだったよ。そのくらい楽しめたからね。また、PS2版で登場したら、地雷だと分かっていても買いそうだ。


 ただ、前みたいに高橋美佳子に歌わせるのは止めてくれ・・・!!あと、対戦相手が家にはいない・・・。やっぱり、ドン引きされるので・・・。


 


 アルカナハート2の評価


 


 満足度 ☆☆☆☆


 萌え度 ☆☆☆☆


 爽快感 ☆☆☆


 


 





 


 ちゃんと写せなくて、スマヌ・・・。


 


 


 何がなんだか・・・。


 


 岡本倫の狂信者の蔵間マリコです。


 本日、岡本倫のスポーツラブコメ漫画『ノノノノ』の単行本1巻と『岡本倫短編集Flip Flap』を手に入れました~!!いや~、久しぶりに岡本倫の単行本が発売されて、もう嬉しいですよ。なんていうかね、たんの漫画が自分の人生の原動力になっていると言うか、この人の漫画無しじゃあ生きていけないと言って過言じゃない。そのくらい待ち遠しかったんですから。「何時、倫たんの漫画が発売されるんかなあ~。」ってね。


 まあ、その待ち遠しかった日がついに来たんですけどね。それがさあ、短編集の置いてある店がなかなか見つからないんだよ。ノノノノは、某所とかにも山積みしているんだけど、短編集は1冊も見つからない。前情報だと、発行部数はあまり多くないと言われていたけど、ホントにここまで少ないとは・・・。と、思って探しまわして5件目。やっと、短編集が置いてましたよ。しかも、10冊ぐらい山積みに。一体どうなってんだよ!?オタクが利用する店には置いてないのに、普通の本屋に山積みされているって・・・。まあ、なんだかんだで両方ともGETしました。


 


 で、ノノノノは毎週、感想を書いているから退いといて、今回は短編集の感想で。


 まあ、一言で言うとカオス。岡本倫の電波を浴びすぎて、カオス。過去の作品になればなるほどカオス。そんな感じであろう。特に、今回が初お披露目となったLime YellowFlip Flapが。


 Lime Yellowは、後の読み切り作品のMOLメモリアの雛型となった作品だけど、とにかくエロイ。なんていうかね、岡本倫の得意技の○○汁が出まくり。エルフェンリートもビックリの大量の○○汁が。下手するとエロ漫画に転向しかねない。ただ、岡本倫のキャラはエッチさせるよりもそういうので止めておいた方がエロイと言うのが分かった。そういう部分は、読者の脳内補完で済ませた方が良いかも。まあ、無理矢理押し倒してエッチ(もちろん犯罪です。)をしようとするシーンは、多々あるけど。ただ、そういうのも詳細は描かれていない。


 もう一つの読み切り作品、Flip Flap岡本倫らしい電波っぷりな作品だった。主人公のオレ女の言動がぶっ飛んでいるし、ノリがいかにも岡本倫の味が出ている。本人はいたって真面目なのに、はたから見たら変人にしか見えない。その電波っぷりを止めるストッパーはいるにはいるけど、役不足。倫たんの独特のスパイスが、この時点で完成されていると感じられた。それに、女性キャラの運動神経が人間離れしているのも、この時点で出来ているしね。ユカ然り、ノノ然り、クミコ然り、オレ女然り。


 あと、読み切り作品ではないもののネームのみが存在する作品『EXEXE』。あれって、てっきりKONAMIのシューティングゲーム『XEXEX』を逆に入れたパロディだと思っていたけど、倫たんのボツ作品のパロディだったのね。よく見ると、いろんな場面でとか加東のスキー板の裏にEXEXEって書いてるし。ファンサイトで色々と混乱させてしまってすいません。


 作品としては・・・、ノノノノを採用して正解だったと思う。ノリがどうも、萌えの抜けたエルフェンリートの二番煎じみたいな感じで。どっちかというと、こっちの方を期待してたんだけどね。


 


 ただ、ちょっと不満点が幾つかあってね。


 読み切り作品の面白さや内容というわけじゃないよ。初期作品だから下手なのは分かっているから。問題なのは、エルフェンリートの単行本に掲載されている読み切り作品を再び入れているのと、この単行本は2冊構成になっていて、Flip Flapの方の短編集の作りがいい加減だな。


 読み切り作品の再録は、値段を上げるためなんだろうけど、そんな事するよりも連載終了後の3作品と未発表作品2本、それとEXEXEで充分だったと思う。これ読む人、エルフェンリートもきっと読んでるだろうしさ。後者の作りがいい加減と言うのは、上巻に当たる部分はちゃんとカバーがあって、カラーページもあるけど、下巻はそれらが無くて構成が良くない。それさえ良かったら、ファン補正で☆5つけただろうけどね。少し残念だ。


 


 さて、これからのノノノノはどうなるのやら。過去の経験を上手く生かして、大ヒットするのであろうか。信者としては、もちろん大ヒットして欲しい。そして、アニメ化、さらには冬季オリンピックの日本のマスコットキャラクターを・・・。それは無いか・・・。


 


 岡本倫短編集Flip Flapの評価


 


 満足度 ☆☆☆☆


 電波度 ☆☆☆☆☆


 カオス度 ☆☆☆☆☆


 


 





 


 


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