続・黒のノエル

現在週刊ヤングマガジンで連載中の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス』をはじめ、純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』、美少女SFバイオレンスラブコメディ漫画『エルフェンリート』、スポコン漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、食べ歩き企画、ライトノベルの執筆などをしております。どうぞごゆっくり見てください。

2008年06月

 


 



 


 


 別に変な意味じゃないんだけどね。


 


 1年で漫画をどのくらい買っているのか分からない蔵間マリコです。


 今日の午前、近所の本屋で色々と暇を潰した。新しいアニメのレンタルDVDが入荷されたかとか、古本のコーナーで面白い漫画や小説(主に、ライトノベル。)が無いとか。それで、これといって収穫が無かったから、本来の目的であるノノノノ2巻と嘘喰い8巻を買って、家に帰ったんだよ。


 で、漫画を読み終えて、いつものように漫画の棚に戻そうとした時に、あることに気が付いた。もう、漫画を入れるスペースがないと。あ~、そう言えば、この棚もまたそろそろ限界に近づいてたんだよな。だから、自分は仕方が無いから読まなくなった漫画を、自分のベッドの下の棚、別名・2軍(今、名前をつけたので気にしないでくれ。)の中に漫画を入れようとした。そしたら、こっちの棚も一杯一杯でさあ、全部入るか入らないかぐらい入っていたんだよ。


 


 いや、これにはかなり困ったね。1ヶ月で結構漫画を買うけどさ、ここまで買い込んでいたものとは。さて、どうしたものやら。う~ん、どうしようか。基本的に、漫画を売るという選択肢は無いなあ。自分の買ったものを売るって、何か思い出を売るような感じで嫌じゃない?それに、たまに読むことだってあるんだからさ。


 かと言って、弟の部屋の棚を使うと言うのも問題があるしな。あっちの部屋の棚は、どっちかというと文庫版の漫画の棚だしね。北斗の拳やら、花の慶次やら、遊戯王やら、ジョジョやら、孔雀王やら・・・。ちゅーか、絶対にあっちの部屋に俺の漫画を持ち込んだら、保存状態が一体どうなるか分からないし、過去にそんなことをして怒られたからねえ。そりゃ、当然か。


 というわけで、とりあえずは多少の無茶は承知の上で、ベッドの下に入れることにしました。う~ん、元からたくさん漫画を入れていたから、重たくて立て付けが悪い状態だったのに、更に悪くなっちゃったよ。近々、この由々しき問題を解決しなければ・・・。


 


 しっかしさあ、自分が原因とは言え、ここまで漫画が溜まりに溜まっていたとは・・・。


 それでも、昔に比べると漫画を買う量は結構減った方だと思うぞ。専門学校に通っていた頃とか、就職浪人をしていた頃は月に20冊近いペースで買うことはザラではなかった。大体は、かなり巻数が続いている漫画を一気に読みたいがために買ったのが、理由だったな。20世紀少年とかMAJORとか哲也とか。 


 今は、新しく漫画を買うことなんかは滅多に無いけど、それでも月に10冊は買うなあ。今月も、9冊買っているし、まだローゼンメイデンも買わないといけないからね。だから、あっという間に1軍が一杯になって、読まなくなった漫画を2軍に移動する。そんなことを繰り返しているうちに、2軍まで限界に近づいてしまった。確認のためにちょっとアバウト数えてみたのだが、自分の部屋だけでも500冊以上はあった。漫画にここまでお金を使っていたとはな・・・。我ながら、呆れる・・・。


 


 やっぱり、新しく本棚を買わないといけないのかなあ?


 せめて、今の本棚よりも倍近く入るヤツ、出来れば雑誌とかの巻末の通販で載っている様な本棚が欲しい。でも、マイPCを今年の夏に買う予定があるからなあ・・・。これも、当面の間は後回しになるか・・・。本当に、マイッチング。


 


 


 気分が落ちちゃうよなあ・・・。


 


 テンション下がりまくりな蔵間マリコです。


 う~ん、どうしてこうも日本の6月って、雨が降りまくりでジメジメしまくりなんでしょうかねえ~。ホント、日本から梅雨の時期がなくなれば良いのに・・・。あのですねえ、昨日の早朝の事なんですが、会社に向かっている途中、会社から電話がかかったんです。「今日の仕事は、中止になった。


」と。いや、朝からこれは気分が重たくなりましたよ。もうバスセンターから降りて、会社に向かう途中だったのに。仕事の性質上、中止になる事は仕方ないけどさ、どうせならバスに乗る前ぐらいに電話をかけて欲しいよ。バス代だって、結構馬鹿にならないんだぞ。往復で740円よ!?740円!?給料の交通費から足が出ている状況なのに、これはかなり痛い。


 しかも、その家の帰る途中に災難に遭ってしまったんだよ。バスから降りて、家に帰る途中の坂で車に水を引っ掛けられちゃって・・・。ユニクロで買った、ガンダムのTシャツとお気にのジーンズと1足しかない靴がびしょびしょで。もしかして、びしょびしょになるために仕事に出たんでしょうか?もう、最悪としかいえない・・・。ああ、梅雨なんてなくなってしまえ!!


 


 まあ、昨日は最悪な一日でしたけど、梅雨って色々と面倒な事が起こりますよね。


 例えば、カビ。今の家こそ、カビが生えることなんて殆どありませんけど、たま~に発見してビックリしますね。風呂場とか窓枠とかクローゼットの中の服とか(アパートに住んでいた頃は、もっとやばかったが。)。数年前なんかは、窓を開けっ放しにしてたせいで、部屋の中においていた食べかけのポテトチップスがこの世の物とは思えない物体になっていたらかなあ。気付かずに食べていたら、どうなっていたのだろうか?それを考えただけでも、恐ろしや恐ろしや・・・。やはり、この時期は晴れの日以外はあまり窓を開けないほうが良いな。


 それとか、服がなかなか乾かないのも嫌だな。会社の制服が完全に乾いていなかったら、仕事に対するモチベーションがなかなかあがらなくて・・・。なんか、服が身体にまとわりつくような感じで気持ちが悪いし、汗を吸わないから時間が経てば経つほどやる気が落ちてしまうんだよ。確かに、乾燥機があるから乾かせば問題無いんだろうけど、うちの会社の制服は乾燥機にかけちゃあいけないからねえ。制服をモデルチェンジするコストがないのは分かるけどさ、せめて乾燥機にかけれるタイプにしてくれよ・・・。


 あと、PCとかも被害を受けたりするね。うちのPCのネット環境は、光回線だから天候に大きく左右されるんだよ。平日は光回線に替える前に比べて、ビュンビュンと流れが良いんだけど、今日みたいな雨の日になると、途端に調子が悪くなる。地下のケーブルに影響があるのか、家の機械が原因なのかは分からないけど、普段の3分の1の速度ぐらいになってしまう。これは、自分みたいに生活のウェイトの大部分がPCな廃人にとっては痛すぎる。


 とは言っても、台風や大雪ほど深刻ではないのだが。あっちは、下手すると光回線が逝っちゃったりして、数日間、全く使えない状況になる可能性があるからな。その数日間は、まさに拷問。おにぎりも尽きて、空腹に耐えつつダンジョン内を彷徨うシレンに近い。いや、アルカナハートリリカの連続コンボを受けて、ただ画面を見つめているぐらいのLVかもしれない。どちらにしても、死活問題だ。


 


 あ~あ、早く梅雨が終わってくれないかなあ・・・。


 そうじゃないと、俺の財布にも影響が・・・。


 


 


 





 


 


 


 俺としたことが・・・!!


 


 ファンとして、大失態を犯してしまった蔵間マリコです。


 う~、本当なら昨日に書きたかったなあ・・・。いや、昨日はヤンジャンの発売日で、ノノノノのレビューを書きたかったんだけど、理由あって書けませんでした。理由は、前回のブログに書いていたように弟がレポートのためにPCを使っていたからです。そりゃあ、弟の将来に影響が関わるから当たり前のように権利を渡したんだけど、やっぱりファンとしてかね、ヤンジャンの発売日にたんの漫画の感想が書けないのは、ものすご~く悔しいですよ。どのくらい悔しいかと言うと、ゲームの最新作が発売日に買えないぐらいだ。ああ、なんで発売日に書けなかったんだろうか・・・。鬱だ、死にたい・・・。PCの電源切って、コードで首を括りたい・・・。


 まあ、こんな馬鹿な事を言ってますけど、今週もノノノノのストーリーと感想を書かせてもらいます。


 


 第32話『勇気あげるよ


 


 98,5m。


 暁の2回目の好成績に一同、様々な反応を見せる。本当に追い越されかねないと震えが止まらない火野。天才のジャンプに、改めて感心する与田。そして、暁の未熟さを感じ取る暁の父。


 その後、競技が進み、2本目のジャンプが終了した。1位は、青鹿学園。2位は、奥信高校。距離にして、約15メートルだ。かなりの距離の開きに不安を感じる御坊。そんな御坊の前に奥信高校の部員が駆けつける。どうやら、尻屋の容態の事らしい。男が言う事には、尻屋には命の別状は無い。だが、右足開放骨折の大怪我でジャンプを無理かもしれないと宣告される。火野の悪事に、怒りを隠せない部員達。


 そんな中、岸谷だけは違っていた。岸谷は、この逆境を寧ろチャンスだと思い、青鹿高校のコーチをクビにするきっかけであると。そして、優勝を皇帝の土産に。しかし、御坊は今の状況がピンチである事に変わりないと述べる。青鹿高校との距離は15m。青鹿高校のエースの寺之内は、90mは確実に飛ぶであろう。そのためには105mは必要なのだから、優勝の望みは無いに等しい。再び絶望する部員達。


 「そのくらいなら飛べます。」。悠太が言った。呆れる一同。悠太は、それを訂正せずに自信一杯の顔で「大丈夫、優勝できますよ。任せてください」と答えた。その台詞に、いつもは大口を叩く悠太を小馬鹿にしていた先輩部員は、ある種の希望を見出す。先輩部員は、悠太の背中をいきなり力強く叩く。突然の行動に驚く悠太だったが、悠太に気合を入れるためのようだ。それを見た、部員達は続けて悠太の背中を叩く。痛さのあまり叫ぶ悠太だったが、悠太はあることを思い出す。


 


 それは、悠太が少女であった頃の話。


 小学生のスキージャンプ大会で、少年達をも圧倒し優勝する少女。少女は、父と兄に笑顔でトロフィーを見せる。だが、父と兄は喜んでおらず、どちらかと言うと怪訝な顔だ。少女は、父に褒められなくて少しショックの色を見せる。「ノノ……、オリンピックで金メダルを取るから!!」、少女は、そう叫んだ。


 その後、少女は知った。女の子がオリンピックのスキージャンプ競技に出られないことを。その類稀無い才能を持ちつつも、少女は出られない。兄は父に妹と比較され、少女よりも怒られている。そして父は、どうして兄ではなく妹が優勝するのか。


 少女が、優勝しても誰も喜ぶ人はいない。誰も望んでいない。それどこか、みんなから嫌われる。だから、中学生になったときにジャンプをやめたのだ。『私が飛んでも誰も喜ばないから―――。なのに…』。


 


 悠太は辛い過去を思い出しつつも、その間にも気合注入が続く。


 悠太は、今までに無い嬉しい感情が抑えれず、ボロボロ泣いてしまう。悠太は、自分が泣いている事を否定するが、誰が見ても号泣だ。そんな悠太に、暁が優しく背中を叩く。「野々宮、ケガをしない程度にな」。悠太は、仲間の言葉に勇気付けられ、心から満面の笑顔をあげる。


 


 そして、団体戦の最後、3本目の競技が始まった。


 


 いや~、今週はなかなかいい話だったですねえ。


 こんな絶望的な状況の中、悠太は今までに無い程の期待を抱かれて、2本目のジャンプに挑めるなんて。なんか、最初のぞんざいな扱いだった頃から見てみると、随分と信頼されてますね。それもこれも、あの1回目の大記録のおかげというわけか。まあ、スポーツは結果を出してナンボの世界ですからね。今まで悠太の言動が足枷になっていたのは、大目に見ておこう。


 


 さて、今週の見所と言うと、少女であった頃のノノと悠太と名乗っているノノとの状況の差だな。15話目にノノが金メダルを狙う理由を書かれていたが、今回はノノが一時的にジャンプをやめる理由が描かれていた。あれって、自分は単に女子がジャンプをする場が無いから、一時的にジャンプをやめていたと思っていたからそこまで気にはかけていないかったんだけど(現実には、女性のジャンパーといのも存在するらしいから、そういう機関はあるらしい。)、ちゃんと理由があったのね。しかも、結構重たい理由が。


 確かに、これは幼い頃のノノには確実にショックだっただろうね。ノノが金メダルを取って、父親の笑顔を見たいがために頑張っていたのに、それが逆に迷惑になるんだから。しかも、ノノとは違って凡才である悠太が兄にいるんだから、ジャンプを続けるのが苦しくなって、一時的にやめたのは納得がいく。もし、その才能がノノでなく悠太にあれば、ノノが男ならば。かと言って、それを責める権利は誰にも無いと思うが。この様子だと、例え今の悠太が金メダルを取って、父は喜ぶのだろうか?何か非常に不安だ・・・。


 それに対して、今のノノ。今まで、誰かのためにジャンプを続けていたが、誰にも期待されず、喜ばずに、迷惑がられる。そんな暗い過去を抱いてのに、今は全く逆だ。周りから実力を認められ、喜ばれ、期待される。長い長いトンネルをやっと抜けたという訳だ。確かに、これが正当な評価だからね。とりあえずは、悠太の心の障壁が一つ取れたか。あとは、兄の幻影に注意して欲しい。


 それと、自分から言わせて貰う。悠太よ、家族のために戦うと言うのは少し忘れた方がいいのでは?いくら、名誉回復のためとは言え、それが重荷になって潰れたら、意味が無いじゃないか。当面の間は、奥信高校の勝利のためのことを考えたほうが良いと思うぞ(ズルしろというわけではないが。)。家族の事は、オリンピックに出場してからでも・・・。 


 


 さあ勇気を貰って、調子全開な悠太。


 来週の号で、悠太は勝利するのだろうか。楽しみ楽しみ。


 


 ノノノノ 第32話の評価


 


 満足度 ☆☆☆☆


 スポーツ度 ☆☆☆


 感動度 ☆☆☆


 


 





 


 


 


 icon クラーク・スティールのお題

 今、あなたが一番欲しくて欲しくてたまらないものを教えてください。






 さてさて、今週の御題は『欲しいもの』。


 今、一番欲しい物と言えば、ずばりアレだな。自分専用のPC。それも「ジオンは、あと10年戦える」というほどでもないが、2,3年間は実用に耐えれるような最新型のPCを。


 もう、これはブログ内でも何度も語っているんですけど、自分が最も欲している物っす。やっぱりねえ、リビングにPCが置いてあるからオチオチと自分のしたいことが出来ない。ギャルゲーのサイトを見に行くのも一苦労だし、エロ画像を拾いに行くのなんか、もう命懸けで・・・。親とか弟が家にいない時が唯一のチャンスだからね。こんな所を親に見られたら、確実に現世に引導を渡されそうだ。


 それに、俺だけがPCを使っている訳ではない。弟も、色々とPCを使うことが多い。もちろん、俺同様に趣味で使うことがメインだけど、最近は大学のレポートを書くために利用する事が増えてきた。しかも、三男も大学に入ってからレポートを書くことがしばしばあるから、ますます俺がPCを利用できる時間が少なくってしまった。そりゃあ、単位に関わるからこちらも時間を割かざる得ないけど、せめて一日2時間ぐらいはPCを使える時間が欲しいっス。ここのところ、1時間ちょっとしかなくて、かなり辛い・・・。


 他にも色々と理由はあるんだけど、とりあえず主だった理由はそんな感じだ。


 


 まあ、一番欲しいものは最新型のPCなんだけど、他にも欲しいものが多いんだよね。


 最新型PCの次に欲しいもの、それはアニメのDVDBOXである。いや~、アニメのDVDBOXって、TVCMとかでたまに流れているのを見ていると、何か欲しくなる気持ちになるんだよね。でも、あれって誰が買うのだろうか?1万とか2万とかなら少し我慢すれば手に入るだろうけどさ、10万円もするのなんかはどうやって買うんだ!?もしかして、回数払いなのか?それって、かなり厳しいのでは?まあ、欲しい人はそのくらい大した事無いんだろうけどね。


 で、自分が欲しいアニメのDVDBOXって言うのは、ドラゴンボールキン肉マンのBOXだ。両方とも、小学生の頃にはまったアニメである。特に、キン肉マンのBOXはかなり欲しい。自分はリアルタイムで見た人間ではなく、再放送で見たクチなのだが、今でも好きなアニメの上位に入るぞ。あの独特のキャラクターに、視聴者を惹きつける必殺技、そして努力・友情・勝利の少年漫画の三本柱。まさに、少年漫画の鑑であろう。親戚の家に行ったら、暇潰しに読んだりすることもしばしば。今は、アニマックスなんかで見たりしている(これが欲しくなった最大の理由なのだが。)。


 それに何しろ、BOXを買ったらキン消しが付いてくるんだからファンとしては欲しい所だ。キン消しに関しても、リアルタイムで集めていた人間ではなく、親戚の兄貴から貰った物だったけど、それなりに数が多かった。とは言うものの、貰えたのはペンタゴンミキサー大帝みたいな人気の悪い超人のキン消しばかりだし(どうせなら、ジ・オメガマンくれよ。あれ、2万円で売れるんだから。)、お下がりみたいなもんだったからボロボロになっていて、腕や首が欠けていることが多かったけど、弟と一緒にキン肉マンごっこなんかも事があったぞ。大抵、弟が正義超人で俺が悪行超人って言う構図が基本だったな。あのキン消し、今はどこに行ったのだろうか?多分、今住んでいる家に引っ越すする際に捨てたのかもしれないな。もうちょっと、大切にすれば良かった・・・。


 ちなみに自分が好きなキン肉マンのキャラは、キン肉マンソルジャーことキン肉アタルかな?あのクールな性格とは裏腹に、友情の形に一つの答えを見出して、なんか物凄く教訓になっちゃって・・・。弟のキン肉スグルとの別れのシーンなんかは、キン肉マンの1,2を争う名シーンだと思っている。このシーンを名シーンと言わない人は、絶対に悪魔超人だ!!残虐超人だ!!ノーリスペクトだ!!コンプリート超人だ!!


 


 う~ん、なんか欲しいものが多い・・・。


 やっぱり、人の欲望ってキリが無いなあ・・・。やはり、ここは涙を飲んで、キン肉マンDVDBOXを諦めて、PCを買うしか・・・。


 



 

 



 


 なんか、また思い出を壊されたような気がする・・・。


 


 あえて地雷を踏む事に慣れてきた蔵間マリコです。


 いや~、CLANNADのアニメ版って、かなり面白いですよねえ~。原作の雰囲気や展開をちゃんと再現しつつ、アニメオリジナルの展開も原作に負けないように作られているんですから。先週、TSUTAYAで借りたアニメ版6巻と原作の春原ルートを比較してみたんですけど、全く違った話をしているはずなのにどっちが本家なのか分からないほどの凄い出来。ホント、Keyの作品のアニメって、どれも素晴らしいものばかりだ。


 Keyのアニメがどれも素晴らしい?否、Keyのアニメでも自分は今までに2度ほど期待を裏切られた事がある。それは、東映が製作した劇場版2作品である。ことみ公子さんが大変なことになっている劇場版CLANNAD。ストーリーが訳わかめな上に、結末がBADエンドなAIR。両方とも、京アニ版とそこまで時期の差が無いはずなのにどうしてこうも酷く・・・。て言うか、東映の方が老舗なんだから出来が上だと思うのだが。ドラゴンボールZの映画とかの頃は、物凄く面白かったのに・・・。少年漫画系アニメからギャルゲーアニメの路線変更に無理があるのか!?


 だが、東映のKeyのアニメはこの2作だけでなく、実はもう1作ある。それは、Keyの処女作のKanonだ。この東映アニメ版Kanonは、京アニ版KanonAIRが作られる数年前の作品で、これが実質1作目のアニメなのだ。実は、その東映版Kanonを一緒に借りたんだよねえ~。世間じゃあ、顎アニメや思い出を壊す物語とか散々な事を言われているようだけど、自分の目で確かめて見ないとな。というわけで、東映版Kanonを3話ほど見ました。


 


 とりあえず、東映版Kanonを見ての感想だが、「カイジやアカギもビックリな顎アニメ」だと思った。


 まあ、厳密に言うと作画が上手くない。Keyのアニメの先発である以上、不利である事は確かなんだろうけど、当時としての水準を考えたとしてもこれは低い。とりあえず、原作、京アニ版、そして東映版の月宮あゆの初登場シーンを貼ってみた。かなりの違いが分かるはずだ。




 





 

原作版

 

正直、商業レベルとしてはかなり厳しい絵(特に目が。)だが、慣れたらそこまで苦痛ではない。

とは言うものの、原作はシナリオが牽引してくれたから許されたのだろう。

ちゅーか、シナリオがダメダメでこの絵だったら確実に潰れているぞ。

本領発揮するのは、CLANNADなのでしばらく待ってください。
 

 




 

京アニ版

 

京アニ版は、原作の絵に比べて癖を極力無くして、アニメ向けに可愛げのある絵になっている。

全体的に、絵が丸みを帯びて色が柔らかい感じになって、目がもまとも。

アニメがオリジナルの絵を越す、珍しいケースだろう。

元々が、かなり厳しい絵なのだろうけど。


 







東映版

 

京アニ版と違って、全体的にかくかくになっている。

特に顎の部分がホームベースみたいで、オリジナル以上に変だ。

配色が、原作にかなり近くて目に痛い。

なんか、上二つに比べてみると安げに感じてしまうなあ。

 

 これが、原作・京アニ・東映の差だ。個人的には、京アニ>原作>東映の順で、絵が上手いと思う。原作は、絵が下手でも独特の味が出ているからまだいいんだけど、東映版は個性らしい個性が無いのに下手だから、見る側としては苦痛だ。だが、あゆはまだ良いマシな方で、相沢祐一に至っては、顎の面積がカイジアカギレベルなんだから。あれは、精神的に参ったね。原作の絵を見る限りでも、こんなに下手じゃないのに。ただ、北川潤とか川澄舞とかは結構出来が良かったと思う。それとか、デフォルメ絵は個人的に好き。その点は、評価できる。

 それと、思い出を壊す物語と言う評判。これもAIRほどじゃなかったけど、やっぱり事実でした。作中の登場人物が、例によって原作のイメージをぶち壊す行動を取ったりするし、ファンの思い描いた内容とは随分とズレのある内容になっている。まあ、1クールで「Kanonを終わらせろ。」と言うのが、土台無理な話なのだが。

 でも、一番の問題はアイキャッチだろう。はっきり言わせてもらおう。Kanonには、アイキャッチは合いません!!アイキャッチでヒロインが、「カノン・・・」と囁かれても気持ちが悪い。原作は、こんな軽いような内容じゃないぞ。なんか、東映はKanonをラブコメ系のギャルゲーと履き違えてないか?Kanonは、泣きゲーですぞ、泣きゲー。東映は、どうして原作遵守しないのだろうか・・・。

 

 う~ん、これは正直言っても相当キツイ。

 褒められる所が、悪い所と差し引くとかなりマイナスになっているからなあ。声優の演技が上手でも、原作が名作でも、肝心の内容が粗悪だとここまで酷くなるものとは・・・。でも、俺は頑張って最終話まで借ります!!やはり、Keyのファンとしては抑えておかないといけないので。

 こうなったら、地雷をバカバカ踏む覚悟で見るぞ!!さあ、かかって来い!!東映版Kanon!!

 

 東映版 Kanonの評価

 

 満足度 ☆☆

 ギャルゲー度 ☆☆

 顎度 ☆☆☆☆☆

 

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