続・黒のノエル

純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』をはじめ、デビュー作の『エルフェンリート』、スポコン漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、ライトノベルの執筆をしております。どうぞごゆっくり見てください。

2008年12月

 


 今年も、今日で終わりかあ…。


 


 2008年、最後の投稿をする蔵間マリコです。


 さて、今年もこの投稿がラスト。いや~、長かったようで短かった一年間でしたねえ。ホント、あっという間で今年は何をしたあまり覚えてませんね。もちろん、ボケて覚えていないというわけじゃないですよ。それだけ、時間の流れが早く感じたと言う事です(メイド・イン・へヴン的な意味ではない。体感的な意味でだ。)。


 それに、今年は何事もなく一年を過ごせたと言う事なんだから。一昨年は、就職浪人+ヘルニアの冬の時代。あの頃は、就職するために様々な会社に奔走していました。専門学校で、自分の板クラスで就職浪人だったのは自分だけだったからな。その就職する際に少しでも有利にするために自動車学校に行ったら、ヘルニアを起こしてしまった。あの時は、どうしてこんなにタイミング悪くヘルニアを起こしたのか、自分を恨んでいたよ。今でも、雨の日とか痛くなることはしばしば。おかげで、自動車学校を卒業するのが随分後になったし、就職活動にも支障が出てしまった。


 去年は、自動車の免許を取ったり、2回就職した転換の時代。自動車学校を卒業して、やっとこさ念願の免許GETだと思ったら、2回も3回も落ちちゃってね。4回目に免許取得のための専用の学校で復習して、普通車免許が手に入ったんだから。自分の頭の悪さが、こういうところでも出ていて自己嫌悪をしていた。


 で、1ヶ月もしないうちに蒟蒻工場に就職。「やったー、これで安定した生活が送れるぞ!!」と思っていたんだけど、3ヶ月でクビ。どうやら、流れ作業と言うのは自分には向いてなかったようです。それから間もなくして、現在の職種である警備員になったと言うわけだ。ここまでにたどりつくのに相当時間がかかったような気がする…。


そして、今年はこれといってなかった。だが、悪い事はあまりなかった。今までが大変だっただけに、普通がどれだけ有難いものなのか実感されましたよ。


 


 ただ、全く変わったと言うわけでもない。家の家電製品は、色々と新しい物に買い替えることになった。家の車に、DVDレコーダー、そして自分用ノートPCと弟が買ったPCなど…。よくよく見るとかなり様変わりしているな。単に、身近な事すぎてあまり気にしていなかったのかもしれない。今年は、たくさんの家電製品が入れ替わったから来年あたりはあまり変わらないかも。


 あと、なんだか去年に比べて、さらにオタクに磨きがかかったような…。去年までは、そこまでギャルゲーとかしていなかったけど(ギャルゲーの自体の話題はしていたけど。)、今年は6本も買ってしまったからね。それに、今、自分が使っているPCだってエロゲーをするために買ったもんだし。他にも、年明けに同人誌なんかも買ったりして。それらを使っている光景を想像すると、なんだかj恥ずかしい…。


 


 さて、今年のブログもここまで。


 後は、年越し蕎麦を食べながらアニソン三昧を聞いたり、毎年恒例のマージャン大会したり、ギャルゲーでもして年を過ごすとするか…。


 んじゃ、来年も『趣味人蔵間マリコの日記』をよろしく!!


 


 


 icon アンゴル・モアのお題

 2009年の間に絶対やってみたいことは何ですか?








 


 さて、2008年ラストの今週の御題のコーナー!!


 今週の御題は『2009年にやってみたい事』。やってみたい事ねえ…。う~ん、これはやってみたいとはちょっと違うかな?夏か冬のコミケに行く事。これは、来年にはぜひしておきたい事なんですよ。コミケが行われる時期となると、確実なくらいにブログ仲間の誰かがコミケの記事やレポートを書いていたりしているからな。アレ見てるだけでも、なんだかコミケが凄く楽しそうなイベントだなあと思うんだよね。某所とかじゃあ手に入らないようなレアグッズとかも手に入るだろうし、先行的に入手できたりするらしいからな。多分、自分みたいな人種にとっては最大のイベントだと思う。


 でも、こういうのに参加できる人の殆どが関東圏内の人間だからねえ。自分もブログ内で、毎年毎年、「今年こそは、コミケに参加したい。」的な事を書いてるけど、一度も叶ってないからね。それ以前に、東京に行くことすらない。そりゃあ、友人が東京にいるから宿代ぐらいは何とかなりそうだけど、コミケ代やら雑多な出費など予算をためないといけないからね。去年は、自動車学校代を払って、今年はノートPCを。さて、来年は何にお金がかかるだろうか…。


 何時になったら参加できるようになるんだ、コミケ。安月給だから、来年も無理かもしれない…。


 


 まあ、御題はこれぐらいにして、ちょっと愚痴みたいなもんを。


 今年も今日を含めて残り二日となったけど、なんだか無茶苦茶長いように感じます。なんていうか、暇すぎる。先週末に今年の仕事が、しばらくの間、冬休みが続く事になったけど、やる事がなんだか無いんですよ。最初の数日は、そりゃあゆっくりできる事が物凄く嬉しかったけど、それが何日も続くと苦痛ですからね。テンション上げようとしても、上がらない。まるで、就職浪人して数日間何にもない日が続く日と同じ感覚だ。これほど、辛いものはそうそう無い。仕事している事が如何に有難いか、身に沁みるよ。そんな状態でギャルゲーなんかしても、あまり面白いわけでもないし。


 まあ、そんな状態から脱出したいから、ガス抜きにと近くの大型複合店と大型スーパーに行って見た。しかし、年末であるせいかやたらと人が多くてね。アニマックスで同じアニメを見るのも飽きたから、仕事の関係で見るのを中断していたうたわれるもの無敵超人ザンボット3、あと栗林みな実のアルバムを借りようとしたけど、アニメのコーナーには子供やら自分みたいな大きな子供が多くて、ちょっとした混雑になっていた。走り回っている子供いれば、どれ選ぼうか長考している人やらで、なっかなか借りれなくて困ったよ。考えている事は、みんな同じという事か。


 しかし、それ以上に大変だったのはスーパー。当然と言うべきか、来年を迎えるために準備をしている主婦やら一人暮らしだとおぼしき人がたくさん並んでいた。そんな中に、暇つぶしのためだけに買い物に行った自分が、場違いなような気がする。しかも、普段は買わないような駄菓子ばっかり。こんな事しているから、ぶくぶく太るし欲しい物が買えなくなるんだから。


 


 しっかし、このブログを書いててもなんだか暇…。


 ネタ自体が、途中からキレが無いし、本当に愚痴になっているし…。


 早く新年を迎えて、初詣で思いっきり金を使いたいもんだ…。


 


 







 



 


 


 今年は、かなり描いたなあ…。


 


 今年ラストのイラストは、東方で締め括る蔵間マリコです。


 さてさて、2008年ラストのイラストは、同人シューティング『東方Project』シリーズの一つ、『東方永夜抄』の三面ボスとEXステージ中ボス(一般的には、別キャラ扱いだが。)の『歴史喰い』こと『上白沢慧音』(かみしらさわけいね)を描きました。本当は、紅魔郷妖々夢永夜抄花映塚とか来たから、文化貼の天狗の射命丸文しゃめいまるあや)を描く予定だったんだけど、2009年を迎えるイラストになるからね。2009年は、丑年。東方で牛と関係あるのは、ワーハクタク(白澤は、中国の牛の霊獣。何故に後天性のハーフなのかは、ZUN氏に聞きたい。)の慧音。てなわけで、けーねに変更したという事だ。「EXステージのきもけーねの方が、よっぽど牛っぽいじゃねーか。」とは言ってはいけない。だって、描きたかったんだから。


 しかし、このけーねの能力って、未だに理解しづらい能力なんだよねえ。彼女の能力は、歴史を食べる(隠す)程度の能力と、歴史を創る程度の能力なんだけど、具体的にどのような感じなのかが分からない。隠す能力は劇中しているからある程度理解できるけど、創るという事はどういう事?歴史を勝手に創るというわけなのか、それがあたかも存在していたのか、それともその歴史の記憶も幻想郷の人間に植え付けられるの?それに、歴史を隠すというのもまだ理解できない点がある。どこぞやの二重人格者みたいに、自分に不都合な時間を飛ばすのか?でも、それは永夜抄においての咲夜さんの新たな技(Last Word参照。)だし…。キング・クリムゾン!!


 自分の中では、けーねの能力は東方のキャラの中でも、未だに把握しきれてない能力の一つだ。


 


 そんな不明な点の多いけーねを描いたのだが、あんま上手く描けたとは言えないなあ…。


 いつもと違って、顔全体が細長くなってなんだか違和感がありまくりだし、なんだか表情も面白くないものになってしまったし、スカート部分の靡き方がおかしい。でも、一番残念だったのはZUN帽がちゃんと入りきらなくて、できるだけ画面に入るようにしたら変な位置にZUN帽が被った状態になってしまった。けーねZUN帽が、実際に描くと自分の予想よりも大きくなるとは思わなかったよ…。


 ただ、何気に胸を大きめに描いてみた所が面白かった。何しろ、牛の霊獣だからね。やっぱり、牛と言えばそういう印象があるからな。実際に、ネットで探してみると胸を比較的大きめに描いてる人が多い(ZUN絵を見る限りだと、そうには見えないが。ZUNは、真性のロリだからな。)。で、自分も胸を大きめに描いてみたけど、ちょっと分かり辛くなったのは残念だけど、それなりに巨乳っぽく描けたと思う。それを少しでも強調するために胸の谷間を描いてみたら、若干ながらもそれっぽさがでたかな?まあ、普段は東方キャラの大部分に占める貧乳キャラばかりを描いているから、たまにはこういうのを描くのも楽しい。


 


 さて、今年のイラストはこれにて。


 しかし、今年はこれを含めて31枚もイラストを描いてたとは…。


 俺も、かなりの暇人だな…。もっと、しなければいけない事があるのに…。


 ガンプラとか、アニメの消化とか、東方とか、ギャルゲーとか…。


 


 


 





 


 


 





 


 


 どこかで見たことあるような…。


 


 クリスマスから寂しくプレイしてました。蔵間マリコです。


 いや~、クリスマスイブも終わり、今年も残りわずか。仕事も今日で終わり、明日からは短い冬休みが始まります。これで、溜まりに溜まった疲労も回復できそうですし、クリスマスに買ったギャルゲーも消化しないといけないし。そう言えば、クリスマスに彼女がいないから、新しいギャルゲーを買ったんですよね(なんだか、とてつもなく悲しい…。)。そのギャルゲーって言うのは、メビウスの名作ギャルゲーの『SNOW』っす。


 このSNOW、かなり昔のゲームらしく、自分もゲームの詳細はそこまで知らないんですよね。なら、普段は前情報を収集してからギャルゲーを買う人間が、前情報なしでこのゲームを買ったかというと、とある事で有名なギャルゲーであるからだ。どうやらこのゲーム、それより少し前に発売されたKeyの名作泣きゲー『Kanon』に類似が多いらしい。「それは、どのように似ているんだ?Keyのファンとしては、確認しなければ。」という事で、購入に至ったというわけです。


 それにしても、ここ一年間を振り返ってみるとかなりギャルゲーを買っているような気がする…。School DaysKanonAIRCLANNADうたわれるものとこれで6作目だからね。去年あたりは、そこまでギャルゲーは買っていなかったけど、今年は一般的なゲームに比べると随分とギャルゲーをしているな(それでも、年に20本ぐらいするような猛者がいるから全然少ないぐらいだが。)。来年あたりは、もっとギャルゲーをしてそうな気がする…。どうして、ここまで深みにはまってしまったのだろうか…。


 


 


 





















 


 


 さて、そのSNOWをプレイしての感想なのだが、アレだな。本当に、Keyのゲームの内容にクリソツ。細かい場面から、かなり目立つところまで多数見かけられる。その中でも、かなり気になった点を2つほど。


 一つは、登場人物の性格・ポジション。ホント、プレイしている際に「どこかで見たことあるようなキャラがいるぞ。」と何度も感じさせられたよ。特に、雪月澄野ゆきづきすみの)と日和川旭ひよりがわあさひ)が顕著。澄野は、初登場時はあんまんを追っての主人公と激突、謎の口癖がある、あんまんが好き。性格は、ドジなところがあって独特の世界観がある。そして、過去に主人公と出会っている。まるで、月宮あゆにそっくり。あゆは、ファーストコンタクトがたい焼き泥棒した後に激突、妙な口癖がある、たい焼き好き、ドジなところもある。更に言うと、過去に主人公と出会っているんだから。


 だが、旭はもっとヤバい。全く出会った事が無いのにいきなり攻撃的で、世間知らずで、家事を任せたら大変な事になる。それで、人間以外の存在。明らかに、沢渡真琴じゃないか。しかも、中の人が田村ゆかりKeyの作品を連想付けるような要素になっている(沢渡真琴の中の人は、田村ゆかりではないが。)。ゆかりんは、KanonAIRCLANNADに出ているからね。「田村ゆかりは、他のギャルゲーでも出てるじゃん。」とは言っても、Keyとの類似点が多いからそう思えてしまうんだよ。


 もう一つは、ストーリーのコンセプト。Keyの作品のコンセプトは、奇跡とか伝説とかなどの非現実的な要素が必ず絡んでくる。願いの籠められた人形とか、翼の生えた少女の悲劇とか、町に住む人たちの思いの形とか。このSNOWでも、そういう要素が強い。ちゅーか、しょっぱなからある。落石事故で死んだと思われていた主人公が、雪月澄野が必ず願いが叶うという村の神社でお百度参りしたおかげで、葬式当日に甦っているからな(もちろん、大事になっているが。)。それとか、この村に伝わる悲恋とか、主人公に出会うために掛け軸の中から出てきたり。どれも、Keyの匂いが漂う。ちょっと、やりすぎだろ…。


 


 


 





















 


 


 で、結局、このゲームがKeyの作品よりも出来が良いかというと否だな。


 シナリオ・キャラクター・演出・音楽・声優と負けている要素が非常に多い(流石に絵に関しては、SNOWが勝つが。うぐぅ。)。特に、声優陣がミスキャストすぎる。別に下手というわけじゃない。寧ろ、名声優の方が多い。キャラクターとその声優とのイメージが合わないのだ。何しろ、このゲームで渡辺菜生子水谷優子が声優しているんだから。ドラゴンボールのチチとちびまるこちゃんのまるこの姉の声優よ(この事に関しては、スパロボエクセレンの時も驚いたが。あの時は、意外としっくりきてたから問題は無かったが。)!?最初聞いた時、あまりに場違いな声で目を白黒してしまった。声優自体のレベルは高いんだけどねえ…。


 とは言え、ボロクソ文句は言っているけど、普通に遊べる内容だと思う。話も結構面白いし、登場人物のやり取りも結構出来が良いし。ただ、前言った印象が強すぎて、その相手が悪すぎたのかもしれない。それがなければ、☆4つは出していたかも。


 とりあえず、最初は田村ゆかりが中の人の日和川旭あたりを攻略しようかな?さあ、どんな展開になるか楽しみだ。


 


 SNOWの評価 


 


 満足度 ☆☆☆


 ギャルゲー度 ☆☆☆☆


 類似度 ☆☆☆☆


 


 


 





















 


 


 


 大先生を拝めて、最高だよ。


 


 色んな意味で、NHKは末期だと思う蔵間マリコです。


 皆さん、23日の深夜にNHKのBS2で放送された『マンガノゲンバ』を見ましたか~!?自分は、もち見ましたよ。いや~、エルフェンリートノノノノの作者の岡本倫先生の素顔を拝めて、ファン(どっちかというと狂信者だが。)としては最高でしたよ。漫画家は、不潔・不摂生・根暗って言う三大マイナス要素のイメージが強かったですけど、たんはそんなのとはかけ離れていて、意外と普通な人でビックリしましたよ。それでいて、たんの漫画を作る際の理念なんかも聞けて素晴らしかった。『先の読めない展開を決める』、『頭の中で完結する作品(エルフェンリート)から、取材の必要な外に向かう作品(ノノノノ)』とノノノノにちゃんと体現されていて、説得力もあって良かった。とてもじゃないが、ガノタだったりエロゲーをしそうな人に見えん。


 しかし、それ以上にビックリしたのはNHK側の編集。ノノノノの読めない展開の代表例として、アナルショッ…、もとい皇帝・尻屋と新宮の話を紹介したり、ノノノノの前作品のエルフェンリートのちょろっとだけ紹介(しかも、BGMにアニメ版エルフェンリートのED『Be your girl』が流れてたし。)していたからな。NHK、ある意味飛んでいるぞ…。これで、アニメ版エルフェンリートでも流したら…。


 本当はもっと感想を書きたいんだけど、本題の今週のノノノノに入りたいので、これぐらいにする。さて、ハッピーハッピーな心持ちは対照的に悲劇が起きてしまったノノノノ。今週はどうなった事やら…。


 


 第56話『それから


 


 誰もが金メダル確実だと思っていた、由良悠介のジャンプ。


 だが、その結果はまさかの転倒。沈黙する日本側観客席。それに対し、オーストリア側観客席は歓喜の叫びで包まれる。日本は、由良の転倒で4位になってしまったのだ。金メダルを逸した事に怒りを露わにする槇野慎二。だが、一番辛いのは由良本人だ。槇野を諌める天津敦。


 そんな気落ちをしている由良に残酷までにもインタビューが。複雑な表情で返答に困る由良。そんな最中、観客席からゴミを投げ飛ばされ、バッシングを浴びせられる。あまりの凄惨な光景に、由良の妻と娘は顔を覆って、号泣するしかなかったのだった。


 


 日本に帰ってからも、心無いインタビューとバッシングが続く。団体戦の金メダルのチャンスを潰してしまった心境、それに対してチームメイトへの謝罪、期待を裏切った気持ちなど、まるで国賊のような扱いをして精神的に追い込んでいく。更には、赤いペンキまでもが投げられてしまう。


 誰も迎えに来ない空港から家族一緒に車で帰路につく由良一家。すると、由良の家の隣人が強張った様な表情で話しかけたのだ。何やら、自分の家が大変な事になっているらしい。その隣人の言っていた通り、由良一家の家はペンキで悪戯描きされていたのだった。白々しく、知らぬ振りをする隣人。一家は、この町にいながらも退け者にされていることを実感するのだった。


 だが、由良一家にはさらなる追い打ちが。鳴りやまぬ電話。受話器を取ると聞こえる怒り交じりの脅迫まがいの悪戯電話。ついには、由良は電話機を投げ捨てて壊してしまう。それほどまでに、由良一家への心労が凄まじいものだったのだ。しかし、彼にはまだ試練があった。会社主催の慰労会だ。彼には、参加するという選択しか残されていなかった。


 


 慰労会の挨拶をする由良。しかし、客よりも空席が目立つ。応援会の時と同じ人と同じ場所なのに、全く状況が違う。


 金メダルを取れなかったを謝罪する由良。だが、謝罪の言葉が通用するわけ無く、由良に向けて罵声を浴びせる。町の恥さらし、土下座してわびろ、寄付金泥棒、町から出て行け、いさぎよく腹を切れ…。エスカレートするバッシングに苛立ちを募らせる。だが、非難轟々な会場に子供二人が。由良の息子と娘だ。父親を助けるために、急遽、由良を助けに来たのだ。


 由良の息子と娘は罵倒する町民に宣言をする。


 


「もうお父さんを…、いじめないで!!」


「僕たちが…、お父さんの代わりに金メダルを獲る!!」


 


 なんだか今週の感想は重たすぎてあまり書きたくない…。でも、書かないと…。


 失敗ジャンプで日本国民から大バッシングを浴びせられる由良悠介。TVじゃあ見たことは無いけど、実際にこれぐらいのバッシングを受けているんだろうな。インタビューされ、バッシングを浴び、ゴミを投げられ、家は汚され、悪戯電話がかかる。ドラマとかだったら、こういうのはたまに見かけるけど、スポーツ漫画でここまで追い詰めるような事をしているところを見たことは無い。まあ、読者がそういうのを望まないから描かないのが普通なんだけど、倫たんだからこそこういうのを描いたのだろう。俺も読んでいて、これは相当腹が立った。火野の悪行の数々と良い勝負。


 しかし、自分達が気がついてなくても、意外とこういう事が行われているのかもしれない。期待していた選手が散々な結果で終わって、それを溜息をついたりTVに向かって罵倒する事がしばしばあるだろう。2chへの書き込みなんかもそれに近いかもしれない。ただ違うのは、その人の目に見えるものと見ないというだけの差なのだろう。


 そして、最後のページで父親のために金メダルを取ると言ったけど、本当に痛い。今起こっている不幸は、序章に過ぎないものだから。才能はあるものの、オリンピックのスキージャンプ競技には参加できないノノ。父や妹と違って凡庸な悠太。才能が兄と妹逆ならばと恨む父親。そして、終いには悠太が焼身自殺をするんだから。展開が分かっていないならそこまで重たいものにはなっていないだろうけど、あえて断片的に後の展開を暗示しているから、読んでいて精神的に参る。エルフェンリートの時ほどダウナーな気分にはならないけど、伏線の張り方が上手くなっていることが確認できる。ホント、この兄妹は幸せになれないものだろうか。そもそも、現行の時間ではノノが女だとばれそうなピンチなのに…。


 


 さて今週ノノノノで、2008年のは終了。次回は、2009年になるのか。


 次回の2009年初のノノノノがどうなるのか楽しみだ。


 ただ、いきなりあんな暗いシーン見せられてもなあ…。


 


 ノノノノ 56話の評価


 


 満足度 ☆☆☆☆


 スポーツ度 ☆☆☆


 鬱度 ☆☆☆☆☆


 


 


 






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