続・黒のノエル

現在週刊ヤングマガジンで連載中の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス』をはじめ、純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』、美少女SFバイオレンスラブコメディ漫画『エルフェンリート』、スポコン漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、食べ歩き企画、ライトノベルの執筆などをしております。どうぞごゆっくり見てください。

2009年03月




 


 


 さて、決勝はどうなるのやら…。


 


 決勝戦を予想してみました。蔵間マリコです。


 いや~、WBCの準決勝、日本対アメリカ、9対4で勝ちましたよ~。自分は、今まで7、日本がアメリカと対決して75年間、一度も勝っていなかったから、勝つ望みが薄いと思っていて、あまり期待してなかったけど、アメリカに勝てたんですから、嬉しい限りだよ。ただ、その時間帯は仕事だったから、見ることも聞くこともできなかったのが残念。その日本が勝ったという情報も、会社の事務員に聞いた話だし…。事務員の人だけ、リアルタイムで聞けて、ホントに悔しー!!


 さて、アメリカに勝った日本だが、決勝戦ではあの韓国と対決。もう、この大会だけで5回戦目ですね。何て言うか、いい加減決着をつけてほしい。そりゃあ、2,3戦ぐらいなら許せるけど、流石に5戦もするとなると、嫌気がさしちゃう。世界大会なのに、何故に同じチームと何度も戦う必要がある!?まあ、2勝2敗だから、これで白黒ハッキリつくから悪くはないけどね。


 そこで、明日の決勝戦に向けてちょっとした企画を。明日の試合の予想するためにも、家にある実況パワプロプロ野球13で試合の結果を予想してみました。こういうの、自分も一度でいいからしてみたかった。TV番組のコーナーやブログ仲間の記事みたいな事を。今までこういう事したかったんだけど、機会が無かったり、こういうビッグイベントがある時に限って、忘れたりするんだよ。という事で、このチャンスを逃せば、当面する事が無いと持ったので架空敵韓国と対決しました。


 ちなみに、コンピュータの強さはパワフル。両チームともアレンジチームで、現実の元と全く違うものなので、そこの所は大目に見てね。


 


 





 


 


これが、自分が操作する架空日本代表『世紀末キュウセイシュ』。


名前の通り、北斗の拳とそれに関連する作品の登場人物メインで固めてます。


それ以外は、オリジナルキャラという事で。


 


 





 


こちらは、架空敵の韓国。


物凄く、日本語と片仮名で韓国人じゃないのは、許して。


弟が半分作ったところで諦めたチーム。


主に、一文字漢字名とガンダムSEEDのキャラ(皮肉を込めたらしい。)がメイン。


他は、OBとパワプロキャラらしい。


 


 





 


 


初回裏、韓国の番。


初回表は、2番打者霊王による一打席目ホームランで幸先よくスタート。


この回は、ファルコは難なく韓国を抑える。


更に、2回の表には追加点をあげる。


 


 




 

 

しかし、2回の裏、韓国の7番打者、(ごう)に3ランホームランを打たれ逆転。

3回裏、チャンスを迎えるものの、2アウトのピンチ。

ここでリュウ、逆転の一打をあげる事が出来るか!?


 




 

 

入った、2ランホームラン!!

飛距離140mの特大アーチ!!

これにより、日本代表、優位にゲームを運ぶ。


 




 

 

それから、6回の表までお互い点を取りつつも、日本優位。

ここのまま、日本代表が勝つのか!?


 




 

 

だが、6回の裏、ファルコが大炎上!!

2アウトまでに、ワダ・ヤマト椿にタイムリーヒットを打たれ、4点の失点をしてしまう。

ここで、二番手・カイオウに交代。

なんとか、(とどろき)を抑え、韓国の猛攻を止める。

さて、ここから日本代表、逆転の糸口を見つけれるか!?


 





 


 


なんと、9回の表、頼れる男、大嵐が大逆転ホームラン!!


これにより、ゲームの流れが再び日本に。


日本代表の南斗白鷺拳の使い手であるナックラー・シュウを投入。


このま韓国を抑えるか!?


 


 




 

 

しかし、最終回、日本に最大のピンチが訪れる。

(よろい)のヒット、バカドッチのエラーから、一塁・二塁とランナーを置いてしまう。

ここで、一打同点・最悪な場合、逆転負け。

さて、シュウの一投。

結果は、どうだ!!


 




 

 

なんと、結果は椿の内野ゴロのゲッツー!!

これにより、試合はゲームセット!!

日本代表、このシーソーゲームを制した!!

これにより、第2回WBCは日本が世界一におめでとう!!

ちなみに、本日のヒーロー、ラオウは6回表の3ランを打っている。

他にも、要所要所で打っているから、なかなかの活躍であった。

 

まあ、という事で自分の予想は、11-10で日本代表が勝つと思う。

自分も、ここまで白熱した試合だったら面白いと思う。

あまりにもあっさりと試合が決まって面白くないからな。

さて、明日の試合はどうなるだろうか?

楽しみ楽しみ…。

 

 

おまけ

一部選手のデータ。


 




 

 

今日先発に出たファルコ

4種、総変化球12と高いステータスがウリ。

途中まで、何とか頑張っていたけど、6回に大炎上したのは痛い。

特殊変化球の元斗皇拳が振るわなかったからなあ…。


 





 


 


ラオウの息子のリュウ


父は、パワー200越えの選手に対し、本人はオールA。


このチームの主戦力の一人である。


この試合は、4安打1本塁打3打点と大活躍。


実は、陰の功労者かもしれない。


 


 





 

 クリアカラーは、画像写すのに不向きだな…。


 光が反射して、まともに写りません…。


 


 ガンダム00を見ながら、ちまちまガンプラを組み立ていた蔵間マリコです。


 本日は、3連休の最終日。明日から、いつも通りの通常運行に。なんだか、物凄く憂鬱な気分になります。しかも、外は雨が降ってるし。近くの本屋行くのにも、天気が悪いから行く気にならない。ますます、気分が滅入っちゃう。


 しかし、そんなローテンションな日には、ガンプラを組み立てるのが一番(まさしく、カテ公もといケロロ軍曹的思考。)。幸い、一昨日の『ガンダムEXPO in 広島』で買った『00ライザー クリアカラーVer』がある。ここで組み立てなかったら、何時組み立てる。積みゲーならぬ、積みプラになってしまう。という事で、借りていたなのはSSを消化したり、今週のガンダム00を視聴しながらガンプラを組み立てました。


 3時間後…。なんだかんだ苦戦しつつも、00ライザー完成。いや~、00の機体は普通の144/1スケールのガンダムエクシアしか持っていないし、HGUCシリーズも最近リリースされていない一年戦争のMSしか買っていないから、最新鋭のガンプラには触れていなかったけど、凄い出来だな。稼働個所が、昔に比べて相当自由性が利いているし、倒れにくいし、造詣も細かい。種死の時のHGとはまるで完成度が違う。流石、おもちゃ業界の最王手、バンダイといったところか?他のガンダムマイスターの機体も買ってみようかな?


 


 だけど、これを作っている最中、ものすご~くミスが多かったんだよねえ…。


 00ガンダムの膝の部分を取り付けるのに失敗して、取り外した際にパーツの一部分が壊れてしまったし、GNソード?のライフルモードの安全装置の部分を大胆に3割ぐらい切ってしまったし、終いには台座のガンプラを乗せる部分を切ってしまうし…。とにかくミスが多すぎて、それを上手く誤魔化す作業が大変だった。膝の部分はそこまで影響が無かったけど、安全装置と台座は致命的。クリアカラーだから、接着剤で補強するにはいけないし、でもパーツのお取り寄せはガンプラが趣味の人間としては許せないし…。さて、どうしたのものか…。


 まあ、こんなミスがあるのは日常茶飯事なのだが、どうやったらこんなイージーミスが減らせるのだろうか?どうも自分は、昔からこういう細かい作業が苦手でねえ。技術の授業じゃあ、万力に指を挟んだり、ハンダで火傷をしたり、彫刻刀で手をズバーっと切ったり…。どれも、死ぬほど痛いをしたし、中学・高校の技術系の成績は3ばかり。でも、その授業自体は嫌いというわけじゃなかったんだけどね。寧ろ、好きな方だったりして。


 う~ん、指先の運動はゲームやらなんやらで随分と発達しているのに、どうも手先の技術となると如何せん伸びないなあ…。元々、ガンプラを組むのが趣味になった理由は、手先を起用にするためだったし…。まあ、世の中『好きこそものの上手なれ』って言う言葉があるからねえ。やっていなかったら今よりも酷かったかもしれないし、ガンプラ作るのに楽しめたら勝ちだしね。わざわざ、ガンプラ一つでそこまで深刻に考える必要はないか。


 


 さて、来週はガンダム00の最終回。


 刹那・F・セイエイが勝つか、それともアムロもといリボンズ・アルマークが勝つのやら。結果は、アニメ的な展開を考えて大体想像はつくが、どのような戦闘になるのか楽しみ楽しみ。


 その再生を破壊する―――。


 


 




 


 


 久しぶりにEXボスを…。


 


 最近、獣耳キャラをよく描いている蔵間マリコです。


 毎週が毎週楽しい同人弾幕シューティングゲーム『東方Project』のイラスト。さて、今回のキャラクターは『東方妖々夢』、EXボスとして初登場の『すきま妖怪の式』こと、『八雲 藍』(やくも らん)を描きました。


 自分は、このは結構好きなキャラクターですねえ。あのZUN帽の中に隠されている狐耳に、東方のキャラでは数少ない巨乳要員(もちろん、ひんぬーキャラも好きだけど、東方に限っては巨乳キャラの方が好きだったりして。)。そして九尾の狐だけあって、物凄くふかふかして暖かそうな9本の尻尾。実際、ネットとかで探したりしたらの式神の(チェン)やその他色々なキャラが尻尾を触ってたり、甘噛みしている絵なんかが見つかったりするからねえ。自分ももふもふして見たいよ。


 さて、ゲーム内での強さはというと、流石にEXボスだけあって、本編のボスよりかなり強め。特に、スペルカード『四面楚歌チャーミング』と『プリンセス天狐 ‐Illusion‐』は彼女の最大の難所だろう。ただ、八雲 藍はEXボスの中でも洩矢 諏訪子もりや すわこ)と同じく弱い部類(とはいえ、本編のボスと比べると別格だが)。ボムをヤバいと思ったらすぐに撃って、森羅結界の無敵時間を有効利用すれば、そこまで苦戦する相手ではないだろう。それに、同作品には更に上回る八雲 紫やくも ゆかり)がいるからな。その八雲 紫には、度々、敵に体当たりさせられたりと酷い扱いだし…。


 上下関係や出番の少なさ、扱いの酷さ、本当に苦労人だと思う。温厚な性格だから、爆発したら大変そう…。に勝てるかかなり怪しいけど。


 


 まあ、そんな悩みの絶えない獣耳キャラを描いてみた。結構苦労する要素はたくさんあったけど、それに見合った出来だったと思う。


 とりあえず、一番苦労した点はZUN帽あたりだと思う。ZUN帽は、敢えて狐耳を覆いかぶさるように描いている。東方のキャラを全体的に見ても、被りものをしている獣耳キャラは全体数的に少なく、被っていても獣耳が見える状態になっている。だが、は完全に覆いかぶさっている。だから、それを計算しながら描かなければいけない。これだけで、1時間近くは時間を費やしてしまった。狐耳の位置がおかしくなったり、ZUN帽のサイズが無駄にでかくなったりとそれはもう大変。でも、その苦労あってか、自分でも結構満足の出来る出来になったよ。


 それと九尾の狐の証でもある、九本の尻尾。これも、犬や猫の尻尾とは違って、筆みたいな尻尾だからバランス配分を考えるのが大変だった。それに、9本描くのだから配置なんかも慎重に考えないと。だけど、その構想が固まった後、描くとなると、意外にすらすら描けて、質感もちゃんと出たと思う。


 顔の表情が相変わらず駄目駄目だったり、体の向きが微妙におかしかったりと問題点は相変わらず多いけど、かなり調子が良かったな。最近、絵の劣化が激しかったから、これで絵の質が向上して欲しい。


 


 かなり東方のキャラを描いてきたから、だんだん描くものが減ってきた。次は誰を描こうか悩んじゃう。


 そこで、皆さんに一つの提案を。皆さん、東方のキャラで描いて欲しいというキャラはいませんか?あったら、ぜひコメントしてください。来週あたりにそのイラストを描きたいですので。ただし、今まで描いたキャラクターは無しの方向で。


 さて、来週は何を描くか楽しみだ…。


 


 





 


 


 


 思ったより多いな…。


 


 ガンダムオタク、略してガノタな蔵間マリコです。


 本日は、久しぶりの祝日。いつもいつも仕事が忙しくて、なかなか祝日でも休みが取れない事が多いんですよね。そのくらいしないと給料が安いから、やってられないんだけどな。まあ、少し前に過労で倒れたかけたことがあるから、注意しないと。


 で、そんなたまの休みに、今日は市内で行われているとあるイベントに参加してみました。それは、日本の最新の技術の粋を結集させたホビー、ガンダムプラモデルの万博とも言える最大のイベントの一つ、『ガンプラEXPO in 広島』というものである。


 このガンプラEXPO、広島、いや関西で初めて行われるイベントで、かなり派手に広告を打っている。HobbyJapanにイベント情報が載せられていただけでなく、市内の大型モニターにもCMが流されていたり、広告用ポスターなんかもチラホラと見かける。それだけ、このイベントに力をかけているというわけか。ガンダムじゃないと、多分、ここまで力を入れる事は無いだろう。



 




 


 


 さて、そのガンダムEXPOに行ってみたのだが、それが相当な人数なこと。


 ガンダムEXPOが行われたデパートは、県内でもかなり広い事で有名なデパートなのだが、それでも最後尾が階段で待つはめになるほどだ。自分も、そのデパートの開店時間丁度ぐらいに並び始めたんだけど、デパートの角ぐらいで待っていからね。先が見えないほどの人数待ちであった。結局、会場の入り口まで辿り着くのに30分以上は待たされた。多分、こういうイベントでここまで待つ事になったのは、ポケモンカードの大会以来だと思う。友人と一緒に遊びに来た人もいれば、親子連れの人もいる。かと思えば、限定商品を買ってもらうために並んでいる人なんかも。あと、転売ヤーも少数。やはり、ここまで大きく広告を打っていれば、人も多く来る筈だ。


 しかし、初めてのイベントとはいうものの、どうもその列の並ばせ方があまりよろしくない。そのガンダムEXPOの列は二つほどあって、展示物の観覧や限定商品の購入用の列とその買い物した品をレジに持っていく列の二種類があって。それがどうにも、勘違いしやすいような列の並ばせ方なんだよ。自分は間違えて並ぶことはなかったけど、その商品の清算用の列に間違えて並ぶ人がチラホラいたぞ。


 入場させる人をある程度制限しているんだから、せめて直接レジに行けるようにしてほしいもんだ。


 





 

現在の金型。

凄い技術です。


 




 

昔の金型。

歴史を感じられます。

 

なかなか動かない列を並んで、やっとこさ会場に到着。

 そこでは、一番上の画像のガンダムシャアザクのモニュメントがお待ちかね。そう言えば、去年なったロボットの展示会のイベントでも似たような事があったな。あの時は、EVA初号機アクエリオンと他諸々が置いていた気がする。こういうのが迎えてくれると、イベント会場に着いたという気がするよ。


 そのイベント会場では、主にガンプラの歴史やガンプラ工場の内部、今まで発売されたガンプラのラインナップなどが並べられていた。自分が非常に面白いと思ったのは、ガンプラの金型。これは、金型をレーザー成型によって、細部まで再現されていたり、パーツが切り取りやすくなっている。これは、HOBBYJAPANを読んでいるから知っていた。それでも、間近で金型を見れて嬉しかったけど。ガンプラ工場見学の倍率が50倍と異常らしいからな。ここで見れるだけでも幸せ。


 だが、昔のガンプラの金型の作り方には驚かされた。何しろ、彫った木の型を粘土に押し込んで取り出したものを金型にして、一つ一つ手作り。まさに職人芸ですよ、職人芸。こういう技術がベーゴマとかキン消しを作る際なんかに使われてたりしていたのは知っていたけど、ガンプラにまで使われていたとは…。恐るべし、バンダイ。そんな手作業のレベルから超技術にまで発展したんだから、感心しちゃう。


 一巡見尽くした後、そしてメインイベントの限定商品購入へ。いや~、ガンプラ販売のコーナーはかなり驚かされましたねえ。なんせ、一人で2万円以上分はガンプラを買っている人がうじゃうじゃいる。会場に来れなかった友人や家族のためなのか、それとも製作・譲渡・保存という3段階活用するためなのか、はたまた単なる転売ヤーなのか。限定商品を全種類どころか、同じ物をいくつも買っていた人がいたぞ。そんなに買ってどうするの?それと、限定商品が売られているのに、HGUCのザク?買う人ってどうなのよ?どうせなら、限定版シャア専用ザク?エクストラフィニッシュVerを買いなさい。


 ちなみに自分は、ガンダムEXPO限定00ライザークリアカラーVerを購入。趙雲ガンダムのメタリックVerも欲しかったけど、流石に財布の中身がヤバくなるので断念。あ~あ、今思うと少し後悔です…。


 






 


 何か人が多くて混雑していたけど、充実した時間を過ごせた。


 また、夏か秋頃にガンダムEXPOのイベントを行って欲しいぜ。また、限定商品を買うから。


 さあ、この記事を書き終えたら、00ライザーを組み立てるとするか…。


 


 


 俺の知っている皇帝が、皇帝じゃなくなっていく…。


 


 倫たんの漫画を全力で応援する蔵間マリコです。


 今週のノノノノを読んでいる時に、毎週書かれている横のメッセージボードで少し気になる事が書いてあった。それは、『HUNTER×HUNTER』の富樫義博ノノノノの推薦文を書いてたのを見て単行本を買うようになったというのものである。そう言えば、富樫ってエルフェンリートに影響していたんだよな。ファンの間でも結構有名だからね。キメラアント編のバイオレンスな描写がうんちゃらこうちゃらで…。今度、古本屋で確かめて見ようっと。


 それにしても、こうやって見てみると意外にエルフェンリートって、様々なところで影響を与えているよな。アーケードゲームや漫画にも進出した同人格ゲー『メルティブラッド』のサークルも好きな漫画に挙げていたらしいし、アニメ版の骨や肉が裂ける効果音は色んなアニメでも起用されているし。やっぱ、こうやって思い出してみるとエルフェンリートはかなり凄い作品だと実感させられるよ。さて、ノノノノはどのように影響するのだろうか…。


 まあ、前座はこれぐらいにして、何時ものストーリー解説と感想に行きますかと。


 


 第66話『俺たちの夢


 


 高校のトレーニング室。


 悠太と岸谷は筋力トレーニングを行っていた。錘のあまりの重さに涙がこみあげそうな悠太。だが、悠太のかけている負荷は50キロだ。それもそのはず、悠太は女の子なのだから。岸谷は、悠太も人並な所があると冷静に見つめるのだった。


 そんなところに一人の男が、悠太を呼び寄せる。どうやら、一人の女の子が悠太に用事があるようだ。


 


 その悠太を呼び寄せている間、暁とスキージャンプ部部員は一人の清楚で高貴な少女と話をしていた。少女の名前は、尻屋小町。あのスキージャンプ部部長の尻屋潔の妹だ。どうやら、この少女が悠太を呼び寄せたようだ。


 部員は、悠太にどのような用事があるのか質問する。小町は、答える。兄がジャンプを続けるためには、インターハイで優勝しなければいけない事。そして、そのために野々宮に辞退して欲しいと。野々宮には、来年、再来年があるのだから。


 だが、そんな虫の良い話、許されるわけが無い。暁は、無理な話である事を説明する。それも、彼女は承知の上だ。なら、そこまでして兄をインターハイに参加させたいのか。暁は問い詰める。


 小町は暗い表情で語る。「お兄さまには幼なじみとの約束があるから…。」


 


 それは、尻屋潔が小学生の頃の話。


 彼は、近所に凄く仲の良い友人がいた。二人は、学校が終わってから暗くなるまでジャンプ練習をしていた。どちらが遠くまで飛べるか。どこにも所属していなかったが、切磋琢磨に鍛え上げた結果、小学生とは思えないほどの飛距離を出していた。


 そんな中、彼がオリンピックを意識するようになったのはある日の出来事。由良悠介という一人のスキージャンプの選手との出会いだ。プロの選手からサインを貰えて、感激する二人。表彰台に立つ由良を見て、憧れる友人。そう思ったのか友人は、オリンピックに出たいと言葉が漏れる。それに対して尻屋も、呼応するかのように返事をするのだった。


 それからというもの、二人はジャンプ少年団に入り、地元では負けなしの実力になっていた。だが、その頃から尻屋と友人のまーくんとの差がつき始めてきた。いつしか、彼は友人に勝ちたいという思いが生まれていったのだった。


 ある日、友人は尻屋にあるものを見せる。それは、最新鋭のスキー板だ。どうやら、優勝したご褒美で貰ったよう。実力の差が出ているのは道具が原因なのに、こんな高性能な板を使われたら堪らないと、愚痴る尻屋。友人は、買って貰えばいいじゃないかと子供らしく素直に喋る。だが、彼の親はジャンプを反対している。そこで、彼はまだ無調整の板に我が物にしようと落書きをしようとする。それを止める友人。ライバルの友人に勝つ、それだけでなく彼は真剣にオリンピックを目指すよう頑張るのであった。


 


 しかし、ある日突然、友人は練習に来なくなった。全国大会の選考会を目前に。


 マーくんの自宅で、理由を問い質す尻屋。すると、彼はこう答える。今まで、オリンピックを目指すという夢は嘘であったと。ただ、彼が本気であっただけになかなか言うタイミングが無かったのだ。失望し、拳を振るう尻屋。自分より上手い人間が諦めてどうする!?それは、自分に対しての侮辱だ。彼は、思わず「死ね!!」と暴言を吐く。マーくんは、代わりに尻屋がオリンピックに出ていたら応援に行くと謝罪する。だが、彼にはその言葉は届いていなかったのだった。


 それから、選考会で優勝し、全国大会でも入賞した尻屋。だが、彼は二度とマーくんと出会える事は無かった。何故なら、彼は大会が終わった後、脳腫瘍で亡くなっていたからだ。愕然とする尻屋。息子の死に嘆くマーくんの母は、遺言通り、彼に納屋のカギを渡す。何か渡したかった物があったようだ。


 納屋を開ける尻屋。そこには、まだ無調整の最新のスキー板が。そして、その横には『きよし!これでオリンピックへ行ってくれ!!』と壁に書き置きが残されていたのだ。実は、このスキー板、自分のためにでなく、彼にあげるために買って貰った物だったのだ。親の方針で板が買って貰えない事を知っていて。尻屋は、彼が亡くなる少し前に話した言葉が心に沁み渡る。どうして、あんな酷い事を言ったのだろうか。だから、お前の夢を叶えてやる。


 尻屋は、亡くなった友人の願いを果たす事を決意するのだった。


 


 そして、現在。尻屋潔は、一人佇む。


 『お前が出られなかったオリンピック――、必ずおれが出る!!』。


 


 今週は、短い回想ながらもしみじみとくる話でしたな。


 まず、この話で気になったのが、尻屋潔の妹の尻屋小町。いや~、前回初登場でしたけど、今回も登場。最初は、使い捨てキャラみたいなポジションだと思っていたんですけど、今回も登場するとはねえ…。ヘッドドレスに高級感溢れる服装、そして行儀正しさの滲み出る姿勢と表情。この漫画には、天津暁や興梠みかげみたいに金持ちの名家はたくさん登場するけど、小町はまさに令嬢そのもの。大切に育てられた、箱入り娘という言葉がピッタリだろう。これで、上の名前がまともだったら100点だったのに…。でも、良かった。人としてアレな兄とは違って、物凄くまともな人に育って。


 しかし、小町の立ち絵を見て思ったのだが、随分とエルフェンリートの頃に比べて、絵のタッチが変わったと思う。もちろん、上手くなっているよ(それでも、商業誌的にまだまだと思うけど。)。ただ、ここで言いたいのはそういう事でなく、少しずつ萌え絵から少しずつ離れ来ているような気がする。目の面積がかなり狭くなったし、あごの輪郭が少し丸くとんがり気味だったのが、横に広めになっていて角度が広くなっている。分かりやすく言うと、鈴平ひろ西又葵になったような感じである(分かりやすいと言えば分かりやすいが、褒め言葉なのか?)。まあ、そもそもエルフェンの時とは違って、萌えがウリというわけじゃないし、たんの漫画はストーリーが最大のウリだからね。みかげはともかく、そらとかうみが該当するな。だけど、未だにノノとユカの顔の見分けがつきません…。


 それと、尻屋の過去とスキー板。そう言えば、すっかり尻屋のスキー板の設定を忘れていたよ。あのあまりにも強烈なキャラクターとスポーツマンシップに則った意外な一面というギャップで影に薄れてしまって。しかし、尻屋の過去も本当に泣けますねえ…。ページの関係上、あっさりとした出来になっていたのが少し残念だけど、それでも倫たんの真髄は活かされていると思う。それにしても、久しぶりに元気な由良悠介を見たなあ。あんなに幸せそうな姿を見ていると、これから先の受難が分かっている分、辛いです…。そして、相変わらず、尻屋はアフロ。


 だが、これで一つの謎が解決した。22話目で岸谷の話していた、皇帝が同級生を殺したという噂の真相が。確かに、色々と条件が重なっているからそう思われていた理由も納得いく。マーくんこと、正樹くんの友人が尻屋であった事。突然、マーくんが練習に参加しなくなった事。そして、尻屋の壊滅的な性格。自主退学させた生徒を出したり、新宮の事故の件があるから、勝手に噂が一人走りしたのかもしれない。もし、この真相を知ったとしたら、岸谷や部員たちはどう思うのだろうか?非常に興味的である。


 


 今週もなかなか堪能させてもらった。


 さあ、来週はどのように転ぶだろうか?それと、小町ちゃんの動向が気になります…。


 


 ノノノノ 66話の評価


 


 満足度 ☆☆☆☆☆


 スポーツ度 ☆☆☆


 感動度 ☆☆☆☆


 


 






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