続・黒のノエル

現在週刊ヤングマガジンで連載中の『パラレルパラダイス』をはじめ、純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』、美少女SFバイオレンスラブコメディ漫画『エルフェンリート』、スポコン漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、食べ歩き企画、ライトノベルの執筆などをしております。どうぞごゆっくり見てください。

2009年04月

 


 そう言えば、連載していたんだっけな。


 


 スーパーロボットも、リアルロボットもどんとこいな蔵間マリコです。


 今日は、祝日で仕事もお休み。とは言っても、特にする事なんてないけどね。するにしても、東方地霊殿HARD攻略かアインハンダーのノーコンテニュークリアーをするか、今期のアニメを消化する事ぐらしかない。まあ、普段の休日となんら変わらないことですよ。でも、流石に一日中ゴロゴロしても面白くないからな。だから、少しガス抜き(と言うのか?)のためにもと、地元の大型複合書店で物色しました。


 さて、何か新しい漫画かないかと、探してみたがなかなか良い物が無い。う~ん、これはイマイチだし、これは既に買っている…。仕方ないから、何も買わずに帰るとするか…。でも、その前にもう一度、新刊のコーナーを…、ともう一度確認。すると、その中でちょっとした掘り出し物を発見。それは、知る人知るぞの大問題作ロボット漫画『冥王計画ゼオライマー』(冥王計画は、プロジェクトと読んでください。)の続編、『冥王計画ゼオライマーΩ』である。


 


 この冥王計画ゼオライマー、どんな所が大問題作かと言うと全部である。


 原作版ゼオライマーが連載されていたのは、今から25年以上前の事(誤解が与えない為に言っておくが、自分は復刻版を買った。)。当時、いや今のロボットのデザインと比べても、かなり凄いものだった。着陸しただけで敵機を破壊できるほどの圧倒的な戦闘力、機体がどんなに破損しようが乗り手が殺されようが瞬時に再生する超次元システム。反則どころか、チート級である。だが、それ以上に印象的だったのは、主人公・秋津マサキとヒロイン・氷室美久。この二人が単刀直入に、どのように印象的だったかと言うと、エロい。マサキは、美久と無理矢理エッチする鬼畜だし、美久は美久で設定がエロい。必要が無いのに、敢えてそれを描く。ある意味、ゼオライマーという作品の特徴の象徴かもしれない。何せ、連載されていたのが、ロリコン雑誌として有名だったレモンピープルなんだから。


 それから、しばらくして、ゼオライマーのOVAが登場した。自分は、視聴をしていないからあまり多くの事は言えないが、設定が全くの別物である。敵の組織やらゼオライマーのデザイン、そしてマサキ美久。まあ、そのまんまじゃあバンダイで出す事は出来ないからな。だが、マサキの鬼畜っぷりは相変わらず。ラウ・ル・クルーゼモモタロスで有名な関俊彦の演技力が、更に拍車をかけている。


 そして、かなり後で初参戦作品のスーパーロボット大戦MXでもやってしまった。て言うか、これが一番『やってしまった』感が強い。上記のOVA版の衝撃的なストーリーというのもあるが、何よりもゲームバランスを崩しかねないほどの強さが印象的だった。特定条件下で発動する次元連結システムは、HP回復(小)、EN回復(中)、バリア、分身とバーゲンセールとも言える多くの特殊能力を付加させてくれるし、MAP兵器のメイオウ攻撃は、それ数発でゲームを終わらせかねないほどのぶっ飛んだ攻撃力を持つ。それでいて、二人乗りで優秀な精神コマンドを持つ。これのどこに、隙があるんですかと言えるほどの性能だ。ちなみに、自分がゼオライマーを初めて知ったのは、この作品である。これから、原作版ゼオライマーを買って、そして今回のゼオライマーΩを買ったというわけだ。


 ただ、これだけは言わせてもらう。原作版及びOVA版は、エロい・強いという印象が先走っているのは確かだが、ストーリーもなかなか楽しめるものになっているから。それだけは、勘違いしないでほしい。


 


 さて、その今回買ったゼオライマーΩだが、なんとも評価をつけるのが難しい内容であった。


 世界観や設定、ロボットなどは原作版とOVA版の中間、そして作画は今風で読みやすい。美久も、前作以上にロリっぽいところもポイント。ただねえ…、前作と比べるとどうもインパクトに欠ける。連載されている雑誌が雑誌だから、下手にエロ要素が描けないから仕方ないかもしれないけど、どうもそれが無いと特徴が出しにくい。あると邪魔なだけど、無いと困る。なんだか、デリケートな要素である。あと、前作みたいな圧倒的な強さじゃないというのもあるな。う~ん、良くも悪くも大問題作じゃなくなってしまった…。


 さあ、この作品が化けるのかそれとも駄目な作品になってしまうのかは、気になる所。結構良い線行っているからねえ。自分としては、他のゼオライマー同様に化ける事を期待するよ。


 それにしても久しぶりだな、ノノノノ以外の漫画のレビューって。ホント、ここの所、ギャルゲーと美少女アニメのレビューばっかりだ…。


 


 冥王計画ゼオライマーΩ 1巻の評価


 


 満足度 ☆☆☆


 ロボット度 ☆☆☆☆


 ロリコン度 ☆☆☆☆


 





 


 



 


 

 わー、ゆきー、はーじめてみたー。


 


 BGMは、ゲーム内でもかなり重要だと思う蔵間マリコです。


 数日前、家に自分宛の一つの小さめの小包が届いた。昨日まで、自分の部屋の片隅に置いていたのだが、そろそろ気分が乗ったので開けた。その中身は時限爆弾…、ではなく、先週、ネットで頼んだCAVEの横スクロール弾幕シューティング『デススマイルズ』(画像左。以下、デスマ。魔女繋がりでも、スマガとは全く関係ない。)のサウンドトラックである。


 いや~、このデスマのサントラをGETするのは、相当苦労しましたよ。4月と5月、ネット上でCAVEの様々なグッズが再販・新発売される、オンラインケイブ祭り。このイベント、どうもとんでもないほどの大人気でしてねえ。自分は、今年、ケイブ関連のグッズの発売イベントに参加したのだが、なかなかレジに回れなくて…。何回、商品を入れても、混雑し過ぎてエラーばかり。おかげで、デスマの設定資料集を買いそれびれてしまった(30分で売り切れ。人気ありすぎです。)。まあ、サントラが手に入っただけでも、ラッキーだと思おう。


 そのデスマのサントラですけど、何十回もゲームをプレイしているはずだけど、あまり覚えていなかったのが意外だった。弾幕シューだから、一時も集中力を逸らす暇ないというのもあるけど、ゲーム内のSE(効果音)がかなり大きいから、どうも聞き取り辛い。う~ん、曲は決して悪くはないのだが、なんだかもったいない。それに、怒首領蜂 大復活(どどんぱちと読んでください。どしゅりょうばちではありません。)の方が良曲だからな。やはり、見劣りしてしまう…。でも、魔界皇帝J.S.バッハ トッカータとフーガ 二短調より)は、いつ聴いても名曲。あのバッハの超有名オーケストラ曲を、ゲーム内にぶち込んでいる大胆さに敬服するよ。流石、CAVE。弾幕だけでなく、曲にも定評がある。声優は、相変わらず壊滅的だけど。


 さて、次回のオンライン祭りは、何を買おうかな?ここは、怒首領蜂 大往生&ケツイのサントラあたりでも。両方とも、好きなゲームだしね。でも、今度は確実に買えるか不安…。


 


 自分は、こういうゲームやアニメのサントラを買う事は、殆どといってない。アイドル声優やアニメのアルバムは買うんだけどね。そういうのは、弟の領分。ガンダムSEED以降のガンダムのサントラとか、スパロボのサントラとか、FFとかドラクエのサントラとか。


 自分が持っているサントラは、せいぜい今回のと画像右の怒首領蜂 大復活のサントラとゲームの予約特典のぐらいか。でも、ゲームの予約特典のサントラでも馬鹿にならない。数年前に買った、ミンサガの予約特典についていたシリーズの戦闘BGM集。これ、未だに聞いたりすることがあるぞ。そりゃあ、サガシリーズの名BGMを上手くチョイスしているんだから、悪くないはずがない。これを聞いただけでも、その頃の自分を鮮明に思い出せるよ。石化の効くラスボスとか、時間を止めないと勝負にならないラスボスとか、いきなりラスボス戦とか。


 そう思うと、ゲームやアニメにおいて、BGMがどれだけ重要なのか実感させられる。どんなにゲームの内容が良くても、どんなに感動的なストーリーがあっても、BGMがダメダメだと面白さや感動が半減してしまうし、作品としての印象が弱くなる。でも、印象的なBGMだと、これを鼻歌で歌ったりしたら、ゲームの内容や思い出がすぐに引き出せたりする…、はず。もしかして、これは自分だけかもしれないが。どちらにしろ、BGMは作品の成否を決める要素の一つであろう。


 


 さあ、この記事を書き終えたら、PS3にデスマのサントラをぶち込んで保存しておこう。


 そして、まいにちいっしょのBGMを魔界皇帝にでも…。


 トロの日常生活がショッキングな生活になるかもしれない。て言うか、合わないか…。


 まあ、その前は大復活]-[|/34<#!とかなりカオスだったけど…。


 





 


 俺も、つくづく鍵好きだな…。


 


 最近、一般のゲームよりもギャルゲーを勝っている割合が高くなっている蔵間マリコです。


 昨日の夕方、地元の大型複合書店で中古のゲームを買いに行った。もちろん目的は、ギャルゲーの購入だ。ここの所、いや去年あたりから1ヶ月に1回ぐらいの割合で買っているからねえ。もはや、一種の習慣に近いな。そろそろ、このブログもギャルゲーはギャルゲーのカテゴリーを作った方いいかも。とは言え、そんなカテゴリーを作ったとしたら、知らない人がこのブログを見て、ドン引きしないだろうか?まあ、他の記事見ても、そういう人間だと分かるような発言もチラホラあるから、そこまで気にする事でもないか。


 で、さて今回買ったギャルゲーは泣きゲーで有名なメーカー、Keyの第4作『planetarian ~ちいさなほしのゆめ~』(以下、プラネタリアン。)っす。いや~、Keyのゲームはかなり好きなメーカーですねえ。過去にも、KanonAIRCLANNAD智代アフターとKeyのギャルゲーをレビューしている。今までプレイしたギャルゲー10作の半分近くがKeyですし(LeafKeyという葉鍵の括りにすると、半分の5作)。それに、アニメも、京アニ版・フジTV版・劇場版も保管している。だから、Keyの信者としては、このゲームを体験しておかないと。という訳で、寝る前にプラネタリアンをちょろっとプレイしました。


 


 





















 


 


 とりあえず、この物語がどんなのか自分の言葉で書かせてもらうと、


 「30年前の大戦で荒廃した世界。大戦で細菌攻撃を受けて、未だに自立型の戦闘兵器を彷徨する封印都市に、一人の屑屋の男が金目の物目当てに入る。その封印都市のデパートの中で、一人のプラネタリウム解説員『ほしのゆめみ』と出会う。彼女は、30年間、訪れる客を待ち続けた壊れかけのロボットだった。屑屋は、彼女の言われるままプラネタリウムを鑑賞しようとするのだが、投影機は動かない。そこで、屑屋は投影機の修理をする事になるのだが…。


 という感じであろう。うわ~、何か文章の構成力が無い事が丸わかりな長さ。1000回以上、記事を書いているのに全然良くならねえ。書くこと自体は好きなんだけどね、少しは良くなって欲しいもんだ。


 さて、そのプラネタリアンをプレイしての感想だが、今までプレイしたKeyの作品の中でも、色々と試みが詰まった作品だと感じられた。元々はネットのダウンロード販売という特殊な販売方法やKeyの作品内で初の樋上いたる以外のイラストレーター(こつえー)の採用もそうだが、特にゲームのスタイル。このゲーム、いやこの作品は、一切の選択肢という物が無く、一般的なライトノベルに音楽と映像を加えたという形を取っている。だから、基本的にゲーム性というものはない。その代わり、シナリオを楽しむという風になっている。


 そのシナリオというと、自分としては結構面白いと思う。従来のKeyの作品みたいに現代を舞台としたファンタジーではなく、SFである事が結構新鮮味を感じさせてくれるし、作品の所々に出てくる用語が、この作品の世界観を想像させてくれる。それに、ゆめみと屑屋のやり取りなんかも結構好きだ。なんか、AIRの国崎住人と神尾観鈴の会話っぽいところ(まあ、同じシナリオライターだが。)と壊れかけのロボットの特徴を出すためのとんちんかんな返答が味を出している。ただ、この作品は短編である故か、構成の関係上というか、なんか先が読みやすい。同じシナリオライターのKeyの作品に比べて、これから先の展開と結末が目に見えちゃう。う~ん、自分としては練り込まれたシナリオかもうちょっと制限を緩くして、話の幅を広くした方が良かったと思うぞ。


 


 





















 


 


 だが、やはりKey。悪い点があるとはいえ、シナリオの出来は高いし、BGMも相変わらずの高水準。Keyが好きな人だったら、ぜひ押さえておきたい作品であろう。別にKeyのファンじゃなくても、ライトノベル数冊を買ったと考えれば、損はしないはず。ただ、他の作品に比べて、流通数が少ないから、探すのが少し大変かも。


 しかし、このゲームをプレイして思ったのだが、近頃、まともに夜空を眺めるという事がめっきり無くなってしまった。仕事帰りとかでも、遊んだ後は急いで帰るから、そんな事考えたことないしな。たまには、ゆっくり夜空を見ながら帰ろうかな?


 


 


 planetarian ~ちいさなほしのゆめ~の評価

 

 満足度 ☆☆☆☆

 SF度 ☆☆☆☆

 ギャルゲー度 ☆☆☆☆

 

 




















 


 


 

 





 


 鴉天狗は描き辛い…。


 


 週に1回は、イラストを描いている蔵間マリコです。


 もう、かなりの数を描いている、同人弾幕シューティング『東方Project』のイラストのコーナー。さて、今週は『東方花映塚』で初登場の『伝統の幻想ブン屋』こと、『射命丸 文しゃめいまる あや)』を描きました。う~ん、文はあまり好きなキャラじゃないですねえ。何て言うか、初登場作品以降の登場率の高さも贔屓気味だし、何しろ咲夜さんの出番や人気を喰う程だからな。まあ、僻みっていうやつですわ。


 その彼女の待遇の良さというのは、花映塚から如実に表れている。強さそのものは強キャラというわけではないが、元々はゲーム的にも設定上でも最速キャラに設定されていた霧雨 魔理沙きりさめ まりさ)より高くなされ、それ以降は自機で使える作品は最速キャラという地位を気づいている(特に、地霊殿の足の速さはヤバい。まあ、足が速い≠使いやすいという答えも出しくれたが。)。それ以外の作品では、東方風神録では4面ボスとして登場、東方緋想天では最強キャラの一角として君臨、とどめには東方文花帖においては主人公に昇格しているのだから。おかげで、去年のファン投票では、不動の3位を誇っていた咲夜さんを蹴落としている。とは言っても、今年はその反動か咲夜さんが2位になってくれたけどね(文は11位。)。


 そんな大人気な彼女は、今年の夏のコミケで発売予定の東方星蓮船には登場するのであろうか!?体験版の時点では登場していないが、中ボスなんかでも登場する可能性も。


 


 まあ、そんな厚遇されている文を描いたのだが、微妙な出来になってしまった。


 まず、服装。服装は、作中では花映塚Verと風神録Verとあるのだが、今回は花映塚の方を描いた。まあ、風神録Verでも良かったけど、好みの問題として花映塚を。服装自体は、Yシャツにスカートと比較的描きやすかった。それに、配色も白黒でシンプルなものだしね。描くのに、そこまでの時間をかからなかった。ただ、リボンがねえ…。どうも奥行とバランスがあまり出来が良いとは思えないものが完成。これは、何度か修正したのだが…。う~ん、課題がまた一つできてしまった…。


 次に、背中に生えてある大きな翼。これも、描き手によってまちまちと差があってかなり困った。原作通りに翼が描かれていなかったり、東方求聞史記みたいに腰に翼が生えているタイプだったり、背中から翼が生えているバージョンだったり。自分は、背中に翼が生えているタイプを選びました。個人的には、これが一番、天狗らしく見えるデザインだからね。翼の形状は、鴉というよりも堕天使とかの翼みたいになってしまったけど、悪くはない。どっちかというと、質感が少し気になったな。翼の毛並み(?)というか、あの描き方が良く分からないからなあ。人のとかを参考にはして入るのだが。


 あと、楓の形が今一つ楓っぽくないし、少し小さいような気がする。天狗の特技とも言える風を起こす程度の能力に見合った物を持たせたかったが、完成度があまり高くないなあ…。やはり、小道具も課題の一つだな。


 


 さて、来週は次回で東方イラストも40枚目。


 本来、30キャラで終了させる予定が、ここまでたくさんの東方キャラのイラストを描くとは思わなったよ。それだけ、東方が面白いということかもしれないね。キャラクターも魅力的だし、音楽も独特だし、ゲーセンのシューティングの練習にもなるし。


 という事で、来週の東方イラストもよろしくという事で!!


 


 





 


 


 


 今週、ヤンジャンが合併号だから、来週は暇そうだ…。


 


 合併号は最大の敵だと思う蔵間マリコです。


 はあ…、どうして、この世の中、雑誌には合併号という物が存在するのやら。そりゃあ、出版社休みを取らないといけないというのは、頭の中では分かるんですけどねえ。でも、ファンとしてはヤンジャンを毎週読みたいんですよ。話も最終盤に差し向かっているGANTZ(隔週だけどね。)に、先月から毒舌な薔薇乙女が戻ってきたローゼンメイデン(月一連載だけどね。)、先週から連載が再開されたLIAR GAME(不定期連載だけどね。)など…。もちろん、このブログで応援しているノノノノもね。


 しかし、ゴールデンウィークあたりの合併号はまだマシな方。お盆休みとか年末の合併号は、まさに悶絶もの。仕事も無く、家でゴロゴロ暇を潰す時期に、新しい刺激が無いから精神的に参っちゃうよ。別に合併号を無くさなくてもいいと思うが、せめて合併号の時期をずらすか、合併号の数を減らして欲しいもんだ。それだけ、こっちは応援しているんだからさ。


 まあ、来週の木曜日は憂鬱な日になりそうですけど、さて今週のノノノノはどうなった事やら…。


 


 第71話『ジャンプと風


 


 スキージャンプ大会会場より、少し離れたスキー場のゲレンデ。そこにスキー板もはかず、リフトに向かってゲレンデを横切っている二人組がいた。与田と村松だ。村松は、あまりに場違いな様子にぶつぶつ文句を吐くが、与田はそうとは思わない。


 リフトに乗り継ぎ、息を切らしながら二人は会場に到着。その時、すでに一本目のジャンプが始まっていた。与田は、村松に取材の準備のため受付を済ませと命令する。めんどくさがる村松。そんな二人を横目に選手が着地。青鹿高校のエース、寺之内だ。記録は、96mと本人も満足の模様。与田も、それに納得の様子である。


 その与田の前に、一人の見慣れた後姿が。興梠みかげである。どうやら、お忍びで悠太を応援に来たようだ。みかげは自分のイメージ像とは柄に合わない姿を見られてしまい、みかげは赤面する。


 与田は、その話題もいったん打ち切り、次に飛ぶ選手を注目する。奥信高校の新宮だ。去年の腎臓破裂を起こすほどの大怪我をした。そして、復帰した夏の大会では恐怖で距離が出せなかった。しかし、今はその恐怖もかなり緩和されたようだ。深呼吸し、冷静になり、タイミングを合わせてジャンプ。その新宮のジャンプに一同注目。かなりいい風を貰い、距離をぐんぐん伸ばす。そして、テレマークを見事に決め、着地。その新宮の記録は、寺之内よりも2m上の98メートルであった。その様に、悠太は驚きを隠せず、暁は沈黙する。彼も、悠太や皇帝と同じようにインターハイを目指しているという意気込みが現われていたのであった。


 


 さて、期待の選手2名のジャンプも終わり、真打の皇帝が登場。


 だが、何やら状況が悪いようだ。悪い状況、それは風の向きである。スキージャンプのジャンプは、凧と同じ原理で空に飛ぶ。向かい風なら飛距離は伸びるが、追い風ならすぐに落ちる。その影響力は、ジャンプの要素の50%を占めるほどだ。だからこそ、ジャンプする直前まで祈り、大逆転できるようにと願う。そこが、スキージャンプの魅力だ。そのため、皆は負けたとしても風のせいなどにしない覚悟はしている。なら、風が悪い時はどうするのか。そういう時は、時間制限一杯に待たなければならない。皇帝は、まさにその状況だ。


 しかし、皆の予想は違った。皇帝は、その追い風で、ジャンプに出たのだ。彼の意味不明な行動に理解できない一同。だが、皇帝のジャンプは凄まじい勢いで加速し、飛ぶ。寧ろ、着地が安全かどうか分からないほどだ。その危険性もなんのその、皇帝は見事にテレマークを決め、着地をする。パワーだけでのジャンプ。その結果は、新宮や寺之内をも凌駕する110mである。


 


 新宮は、皇帝に駆け寄り、質問をする。何故、先生の指示を待たずして、飛んだのか。


 皇帝は、気迫に満ち表情で語る。


 


 「お前らと一緒にすんな。おれには風なんか関係ねぇんだよ!!」


 


 今週は、ジャンプがメインだったから、何か物足りないような気がした。どうも、スキージャンプのパートになると話が短く感じてしまうなあ。しかし、それでも十分に楽しめる要素はあったけど。


 まず、それぞれのジャンプについて。新宮と寺之内は、作中の今までの登場人物のジャンプの飛距離を見ても、妥当とはいえば妥当だな。寺之内の結果が、前回は98mだからね。だが、皇帝は格が違いすぎる。110mって、一体何なの!?K点が90mで、設計上の限界が100mだというのに、それすら越えるって…。昔から使って板(それで、前回は100m。1回目のジャンプのトップ。)から、ちゃんと身長に合った板を使うと、ここまで伸びるとは…。自ら皇帝と名乗るに相応しい実力である。それと、一方的な彼女補正。


 そして、ラストのコマの尻屋の皇帝の風格に満ちていてカッコいい。「お前らと一緒にすんな。」の台詞の流れから、あの表情。ノノノノの作中でも1,2を争うだろう(代わりに、日常が非常に変態がかっているけど。)。もし、あれを前の皇帝のまんまアフロだったら、締まりがないだろうなあ…。それはそれで、面白そうだけど。


 それと、与田がスキージャンプの原理を解説している場面があるけど、あの簡単な図があったのは、良かったと思う。今まで、作中ではジャンプの用語とかルーリングは、言葉で書いてある事があったけど、こういう分かりやすい図解はなかったからね。自分としては、こっちの方が良いな。それか、単行本の巻末にでも、詳しく分かりやすく解説を書いて欲しいよ。


 


 さて、次回のノノノノは悠太のジャンプの番。


 しかし、その前に来週は休みだからなあ…。ヤンジャンが無い週は、辛すぎる…。


 


 ノノノノ71話目の評価


 


 満足度 ☆☆☆


 スポーツ度 ☆☆☆☆


 カッコよさ ☆☆☆☆☆


 


 






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