そう言えば、連載していたんだっけな。
スーパーロボットも、リアルロボットもどんとこいな蔵間マリコです。
今日は、祝日で仕事もお休み。とは言っても、特にする事なんてないけどね。するにしても、東方地霊殿HARD攻略かアインハンダーのノーコンテニュークリアーをするか、今期のアニメを消化する事ぐらしかない。まあ、普段の休日となんら変わらないことですよ。でも、流石に一日中ゴロゴロしても面白くないからな。だから、少しガス抜き(と言うのか?)のためにもと、地元の大型複合書店で物色しました。
さて、何か新しい漫画かないかと、探してみたがなかなか良い物が無い。う~ん、これはイマイチだし、これは既に買っている…。仕方ないから、何も買わずに帰るとするか…。でも、その前にもう一度、新刊のコーナーを…、ともう一度確認。すると、その中でちょっとした掘り出し物を発見。それは、知る人知るぞの大問題作ロボット漫画『冥王計画ゼオライマー』(冥王計画は、プロジェクトと読んでください。)の続編、『冥王計画ゼオライマーΩ』である。
この冥王計画ゼオライマー、どんな所が大問題作かと言うと全部である。
原作版ゼオライマーが連載されていたのは、今から25年以上前の事(誤解が与えない為に言っておくが、自分は復刻版を買った。)。当時、いや今のロボットのデザインと比べても、かなり凄いものだった。着陸しただけで敵機を破壊できるほどの圧倒的な戦闘力、機体がどんなに破損しようが乗り手が殺されようが瞬時に再生する超次元システム。反則どころか、チート級である。だが、それ以上に印象的だったのは、主人公・秋津マサキとヒロイン・氷室美久。この二人が単刀直入に、どのように印象的だったかと言うと、エロい。マサキは、美久と無理矢理エッチする鬼畜だし、美久は美久で設定がエロい。必要が無いのに、敢えてそれを描く。ある意味、ゼオライマーという作品の特徴の象徴かもしれない。何せ、連載されていたのが、ロリコン雑誌として有名だったレモンピープルなんだから。
それから、しばらくして、ゼオライマーのOVAが登場した。自分は、視聴をしていないからあまり多くの事は言えないが、設定が全くの別物である。敵の組織やらゼオライマーのデザイン、そしてマサキと美久。まあ、そのまんまじゃあバンダイで出す事は出来ないからな。だが、マサキの鬼畜っぷりは相変わらず。ラウ・ル・クルーゼやモモタロスで有名な関俊彦の演技力が、更に拍車をかけている。
そして、かなり後で初参戦作品のスーパーロボット大戦MXでもやってしまった。て言うか、これが一番『やってしまった』感が強い。上記のOVA版の衝撃的なストーリーというのもあるが、何よりもゲームバランスを崩しかねないほどの強さが印象的だった。特定条件下で発動する次元連結システムは、HP回復(小)、EN回復(中)、バリア、分身とバーゲンセールとも言える多くの特殊能力を付加させてくれるし、MAP兵器のメイオウ攻撃は、それ数発でゲームを終わらせかねないほどのぶっ飛んだ攻撃力を持つ。それでいて、二人乗りで優秀な精神コマンドを持つ。これのどこに、隙があるんですかと言えるほどの性能だ。ちなみに、自分がゼオライマーを初めて知ったのは、この作品である。これから、原作版ゼオライマーを買って、そして今回のゼオライマーΩを買ったというわけだ。
ただ、これだけは言わせてもらう。原作版及びOVA版は、エロい・強いという印象が先走っているのは確かだが、ストーリーもなかなか楽しめるものになっているから。それだけは、勘違いしないでほしい。
さて、その今回買ったゼオライマーΩだが、なんとも評価をつけるのが難しい内容であった。
世界観や設定、ロボットなどは原作版とOVA版の中間、そして作画は今風で読みやすい。美久も、前作以上にロリっぽいところもポイント。ただねえ…、前作と比べるとどうもインパクトに欠ける。連載されている雑誌が雑誌だから、下手にエロ要素が描けないから仕方ないかもしれないけど、どうもそれが無いと特徴が出しにくい。あると邪魔なだけど、無いと困る。なんだか、デリケートな要素である。あと、前作みたいな圧倒的な強さじゃないというのもあるな。う~ん、良くも悪くも大問題作じゃなくなってしまった…。
さあ、この作品が化けるのかそれとも駄目な作品になってしまうのかは、気になる所。結構良い線行っているからねえ。自分としては、他のゼオライマー同様に化ける事を期待するよ。
それにしても久しぶりだな、ノノノノ以外の漫画のレビューって。ホント、ここの所、ギャルゲーと美少女アニメのレビューばっかりだ…。
冥王計画ゼオライマーΩ 1巻の評価
満足度 ☆☆☆
ロボット度 ☆☆☆☆
ロリコン度 ☆☆☆☆