これは、一人の男と3匹の悪魔との死闘を演じたドキュメントである。
何故か、あれが大量発生して困る蔵間マリコです。
昨日の夜のこと。ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破を見終えて、その余韻に浸りながらパンフレットを眺めていた。「ああ~、あの場面はああいった意味合いで作られたんだ~。」とか、「また見に行きたいなあ…。」と思いながら、するとパンフレットを読むことに夢中だった自分に、視線ギリギリのところに何か変なものが走るのが一瞬見えた。何か、どこかで見たことあるような…。自分は、周りを見回した。すると、あの黒茶色のにっくあいつが横行していたのだ!!英語で言うとコックローチ、日本で言うとゴキブリという名の害虫だ。
ああ~、1匹見たら30匹はいると思えと言われるあの害虫か…。ここのところ、あまりに見かけなかったから、どっか別の家にでも逃げたのかと思ったのだが、まだいやがったとは…。今すぐ、撃退してやるからな!!そこで、待っていろよ!!自分は、テイッシュペーパーを持ち出し、臨戦態勢に乗り出した!!いざ、尋常に勝負!!
30秒後。
見事にゴキブリをキャッチ(もちろん、テイッシュペーパーを使ってね。)。ははは、ザマミロ、ゴキブリめ。人間様に楯突くとこうなるんだよ!!自分は、そのゴキブリを処理するために、トイレにシュート!!そして、コックを回してジャー!!これで、完全勝利だ!!
自分はパンフレットの続き読むため、部屋に戻った。すると、今度はベッドの上にあのがさがさと走る害虫がいるではないか。おいおいおい、さっきゴキブリを倒したはずなのに、どうしてこんな所にいるんだ!?もしかして、ラスプーチンの生まれ変わりとでも言うのか?仕方ない、また捕まえに行くか。私は、再びテイッシュペーパーを持ち出し、勝負に挑んだ!!ファイトッ!!
だが、今度のゴキブリはなかなか手強い。前のゴキブリとは違って、ちょこまか動く上に、明らかに挑発行為と思えるような動作を取ってくる。くそ、人間様をなめやがって…。貴様という奴は、この屈辱、倍返し、いや3倍返しにして返してやる!!そりゃ、必殺ツバメ返し!!
ゴキブリ捕ったどー!!後は、コイツをトイレに捨てれば、平和が訪れる。さあ、トイレに行くぞ…。と思ったのだが、何時の間にか捕まえたはずのゴキブリがいない。何処だ何処だ…。ああ、どうして廊下にあのゴキブリが!?自分は、必死に追い回した。
よーし、やっとトイレまで追い詰めたぞ。今度こそ、地獄に送ってやる!!かかって来い、化け物!!それはまるで、暴れ牛と闘牛士との構図を描かれているようであった。戦いは、壮絶を極めた。果敢に攻める俺。それをひらりひらりとかわすゴキブリ。一進一退の攻防を繰りひろげていた。くそ、このままでは何時に経っても捕まらない。これはどうしたか…。
おお、あれは塩素系洗剤!!ホイホイさんと並ぶ、ゴキブリ退治の必需品。これで、奴もコロリだゴキブリこれで終わりだ!!私は、乾坤一擲の一撃をゴキブリに仕掛けた。チェストー!!
すると、見る見るうちにゴキブリが弱っていくではないか!?おお、やはり塩素系洗剤。こうかはばつぐんだ!!さあ、これでテイッシュペーパーで摘んで、トイレにシュートして、ジャーして、バイバイ!!これにて、黒い悪魔との長きに渡る死闘に終止符がついたのであった。
さあ、これで安心して、続きを読める。夜も遅いんだから、これ以上、余計な物音を立てたくない。自分は、一旦キッチンでお茶を飲んでから再び部屋に戻った。
だが、1匹いれば30匹いると思えと呼ばれるゴキブリ。なんと、今度は本棚の上にいたのだ!!もう、疲れたよパトラッシュ…。流石に、これには根気も尽き果てたのか、放置することにした。追っかけても、すぐに逃げるし、捕まえてもまた現れるんだから…。
1日に3回も現れるなよ…。どうせなら、1日1回の3回分に分けてくれ…。