続・黒のノエル

純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』をはじめ、デビュー作の『エルフェンリート』、スポコン漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、ライトノベルの執筆をしております。どうぞごゆっくり見てください。

2009年09月

 


 今回は、怪文書みたいな内容でスマン。


 


 年20本は、ゲーセンでシューティングゲームが出ても良いんじゃないと思っている蔵間マリコです。


 今日、ゲームセンターで普段は怒首領蜂 大復活ガンダムVSガンダムNEXTとは別にたまに浮気をして、プレイしている横スクロール弾幕シューティングゲーム『デススマイルズ2』を攻略した。稼動してから随分経つから今更の話なんだけどね。どうもデススマイルズのシリーズには、中々食指が伸びなくて…。CAVEは横スクロールよりも縦スクロールのイメージ(過去に、プロギアの嵐の失態もあるので。)があるし、稼動当初の問題があったりして。するにしても、大復活ガンガンNEXTの合間にプレイする程度であった。


 それが、ここ最近、何故か本腰入れてプレイするようになった。さっさと攻略して消化をしたかったのか、それとも急にプレイしたくなったのか分からない。一日2・3プレイはして、パターン固めに力を入れていた。で、今日、めでたくクリアーしたと言う事だ


 デスマ2をクリアーした時は結構嬉しかったな。最終手段として見た攻略動画がタメになったし、そこそこギャラリーが沸いていたしね。ただ、ラスボスにしてはちょっと物足りないさは感じた。どうも、大往生最終鬼畜兵器・黄流大復活獄滅極戮至高兵器ゴールデン・ディザスターみたいな圧倒的な攻撃がないからだと思う(これらよりも遥かに強いボスがいるが。)。ヤバイ攻撃は、基本的にボムでやり過ごせばどうにかなる世界だし。1回動画を見てどうにかなるのもどうかなあ…。せめて、前作の井上淳也もといジルバとかティラノサタンぐらいの強さはあって欲しかった。変態サンタには、その役が務まらなかったというわけか。


 まあ、ショタとかまんじゅうとかババアが解禁されてないから、まだまだステージだって増える可能性がある。そこの所を期待しながら、ちょくちょくプレイでもしようっと。


 


 しかし、何でシューティングゲームは人気がさっぱりなのだろうか。こんなにも面白いのに。そりゃあ、万人受けしないジャンルであるのは確かだ。でも、格ゲーや音ゲーに負けないほどの力があるのも確かである。


 あの徹底的にパターンを煮詰める反復行動に、それを為した時の達成感。他にも、BGMなんかもキャラクターやメカニックもイケテル。あと、忘れていけないのがアレ。楽しむのに、知っていると3倍楽しく遊べるストーリー背景(無いのもあるけど。)。ただなんとなくプレイしているだけではあまり気にしない要素かもしれないが、これが非常に重要なんだよね。


 例えば、横スクロールシューティングゲームの神様、グラディウスシリーズ。バクテリアン軍が攻めて来て、その要塞を破壊する。これがよく知られている概要だが、実は深い話があったりする。ビックバイパーのパイロット、ジェームスはバクテリアン軍に攻め滅ぼされたリーク人の生き残りであり、ビックバイパーを動かすための特殊な力、リークパワーを持つ。それによって、バクテリアン軍に打ち勝つ。だが、グラディウス帝国を憎む同じリーク人のヴェノム博士は、その力を利用してクーデターを起こす。結果、同じ人種のはずのジェームスに鎮圧されて星を追放される。それ原因か、以降の作品は、何らかの形でジェームスと関わって登場する事に。一番未来の作品に当たる、グラディウス?はジェームスの子孫VS昔、ヴェノムと言われた存在の一部という形で対峙している。初期は、バクテリアンとの戦いだが、途中から同じ人種二人の因縁の対決になっている所が興味深い。まるで、ジョースター家DIOの関係みたいで。


 でも、シューティングゲームの多くは、酷い展開や悲惨な結末を迎える事が多いんだよね。怒首領蜂シリーズやアインハンダーの味方がプレイヤーを黒幕にでっち上げにはじめ、R-TYPE?イメージファイトの撃墜されて終わり、酷くなるとメタルブラックレイストーム(家庭用に限る。)みたいに地球滅亡エンドなんてものもある。なんともまあ、無茶苦茶な展開である。


 しかし、だからこそ楽しいのだ。普通のゲームじゃあ、考えれないような話の展開があったり、掘れば掘るほど面白さが分かったりするのだから。ある意味、シューティングゲームの特権かもしれない。


 


 こちらへおいでよ、シューティングゲームの世界。


 東方みたいなのも悪くは無いけど、昔から本格的なシューティングゲームや死線を何度も掻い潜る弾幕シューティングも面白いぞ。少し前ぐらいは、なかなか買える場所とかが無かったけど、今じゃあプレイステーションストアなんかで簡単に買える。しかも、比較的リーズナブルに買えるのだから。PSPかPS3を持っている人は、一度覗いてみるといいかも。きっと、自分好みの作品がみつかるかも。超兄貴とか超兄貴とか超兄貴とか。


 


 






 




 俺よりも上手い…。

 


 今日の昼は、290円のランチ天丼でした。貧乏暇なし、蔵間マリコです。


 またまた仕事の現場付近で、妙なPOPを見つけました。今度は、ほか弁の外の品書き表、その上にメイドのPOPを。いや~、これには最初見た時は一瞬目を疑いましたね。何故に、ほか弁でメイドっ娘?市内にあるメイド喫茶の隣、唐揚げ中心の弁当屋あたりだったら別に問題は無いけどさ、そういうのが全く無いビジネス街の弁当屋の1チェーン店でありますぞ!?確かに目を引くのは分かるけど、このアイデアは…。


 多分、原因はアレだろうなあ。ほか弁の数件となりにあるローソンが原因だと思う。少し前に霊夢とかアリスとかのPOPの画像を小出しに記事に載せていた所の、あのローソン。アレは最初は驚いたけど、品換え中の時はPOPを変えたりとなかなか力が入っていたな。ただの客寄せじゃなくて、飽きさせないためにも芸も細かいと。多分、それに対抗して、こんなPOPを作ったのであろう。前にここが仕事の現場の時は、こんなメイドさんのPOPなんて貼ってなかったし。ライバル店に対抗して、新たな手を講じる。切磋琢磨で良いんじゃないの。


 ただ、メイドを描くのなら欲を言えば、水月さんあたりが良かったっす…。アレはもう悶絶もの。多分、さんよりも優しくて誠実なメイドはいないと思う。あと候補に、これが私の御主人様沢渡いずみなんかも悪くないけど、作中の料理のレベルは並以下だからアウト。ましてや、アルカナハートの一人だけ侍魂をしている、ドジっ娘メイドのフィオナ・メイフィールドあたりは、商売的にNGすぎる。それ以前に、分かる人が極少数な気がするが。


 


 それにしても、最近、こういう萌えキャラとかを載せたり、商品のパッケージにして、売り上げUPを狙う戦略が流行ってますねえ。西又葵がデザインしたあきたこまちをはじめに、プリンや昆布(トレース疑惑で、発売中止になったが。普通、トレースしたと気付かないぞ。)など、なかなかバリエーションに富んでいる。実際、それでかなり売り上げが変わっているようだ。


 そういう萌えを利用した商品と言えば、広島にもいくつかあったな。少年誌にも関わらず、間接的にエッチをした描写を描き、更には妊娠までさせたとんでもないラブストーリー漫画『涼風』を描いた広島県出身の漫画家・瀬尾浩二がカバーデザインしたもみじ饅頭とキムチ。もみじ饅頭は周知の通り、広島県の名産品だが、何故、キムチなのか?それは、広島県の庄原市が白菜の県内の産地だからそうだ。まあ、確かにそうかもしれないが、何故に商品名が女子高生キムチ?どちらにしろ、両方とも美味しく頂きましたとさ。


 ただ、俺もちょっとこの萌えを利用した商品に少し疑問を思う事がある。飽和状態になって、全然有り難味が無くなるじゃないのかという疑問もある。だけど、それ以上に疑問なのは、その商品がそういう戦略を利用するのに価値する物であるのかという事だ。


 あくまでも、萌えという戦略を使っているのは、購入させるのを促すため。そして、リピーターを増やすためでもある。そのリピーターが増える最大の理由は、商品そのもの質。それが良いのなら、何時もなら日陰者の立場から脱せるのだから問題ない。でも、それで質が悪かったら本末転倒である。この手の商品戦略を打ち出す会社は、その程度のことは分かって欲しい。購入者は、正直なのだから。


 


 ますますメジャー化しつつある萌え戦略。


 果たして、今度はどんな商品が出てくるのやら。もしかしたら、何かのアニメかゲームの美少女キャラが作った弁当の中身全てを冷凍食品にしたものが出たりして。何か、それはそれで面白そうだ。もちろん、ちゃんと味も保障付きでね。そこん所を忘れないように。ドジっ娘の作ったような弁当にしないように。


 


 


 相変わらずのすごい事。


 


 休日も平日も二次元ライフをエンジョイしている蔵間マリコです。


 今日は市内への用事(ちょっと、プライベートな事なので伏せておく。)を済ませるついでに、某所で最近発売した漫画を色々と買い物をした。ヤンジャン月一のお楽しみ『ローゼンメイデン』の2巻に、自分の中ではキングオブスーパーロボットとも言えるシリーズの最新作『偽書ゲッターロボダークネス 始動編』、そしてやっとこさ最新巻が発売されたファンタジーの傑作『ベルセルク』の34巻の三冊。先週は、DS版サガ2を買ったからしばらくの間、少し財布の紐を締めておきたかったのだが、ついついふらふらーっと足が某所のほうへ向いてしまった。駄目だなあ、俺…。


 そんな少しの後悔の気持ちと満足感に浸っていた私なのだが、その買い物の最中、思わぬ人と出会ってしまった。自分が専門学校に通っていた頃の担任の教師だ。最後に出会ったのが半年前(その時は、市内を歩いていた時。)ぐらいだから、そこまで懐かしいとかって思うほどじゃあないし、某所にも出没するっていうのは分かっていたんだけどね。ただ、そういう心の準備もなしに、いきなり後ろから肩をポンと叩かれると驚くから。このブログにも随分前に書いたけど、その時も同じような状況だったし。これって、デジャブゥ?


 さて、その恩師がここにいたのか?それはもちろん、ゲームを買うためである。18禁のギャルゲーを。しかも、5本。いくらなんでも、ゲーム系の就職関連の専門学校の教師だから最新のゲームをプレイしておくのは分かるが、これをそういうのに興味がない生徒が見たらドン引きしますよ?ていうか、そんなお金があるのが不思議。金の出所を聞きたいもんだ。もしかしたら、裏では黒い仕事?


 まあ、恩師との久しぶりの再開なのだが、少しの挨拶と少しの近況報告と少しの世間話を済ませ、その場を後にした。流石に、店の中は狭いから他の人のことも考えないとね。それに、自分の財布の事とか予定というものがあるからな。長話をするんなら、もうちょっと余裕のある時にしよう。


 


 さあ、ここからは、その専門に通っていた頃の担任の話を。


 うちの担任の教師、授業中に時々、口癖みたいに言っていた言葉がある。『何事にもチャレンジ』と。とりあえず釘を刺しておくが、くそみそテクニック的な意味ではない。見た目や先入観だけで判断せず、失敗などを恐れずに、試してみろという意味である。多分、この言葉に感銘を受けたのだろうか。専門学校に通っていた途中ぐらいから、自分の趣味や趣向が変わっている。とんでもなく変な方向にだが。


 例えば、それに関しての武勇伝みたいなものがある。その専門の先生が、この仕事に就職する前、友人にミニゲーム集のアイデアを持ち込んだらしい。まあ、普通に考えたら没であろう。漫画の持ち込みとかとは違って、これ一本で社運がかかるのだから。しかし、そのアイデアが何と採用されたようだ。100%というわけでは無いらしいが、そこそこ原型が残っていたようだ。自分としては、そんな大胆な事が出来るとは思っていなかったから、かなりのビックリものであった。


 あとは、前職で様々な企画を出すために身をもって試すチャレンジャーだったようだし、交通事故の現場に偶然居合わせて、適切な処置で重傷者が助かったとか、持ち前のチャレンジ精神で様々な伝説を作ったらしい。今思うと、証拠らしい証拠が無いから、かなり信憑性が怪しい内容ばかりだ。少なくとも、大袈裟に言っていた可能性は充分にある。


 でも、人生なんて小説よりも奇なり。別に、超常現象とか心霊現象に遭遇したとか見たいなのじゃなくて、『有り得るかも知れない』というレベルの話であったし。それに、担任の教師の話が教訓になっている人が、自分以外にもいるかもしれない。どちらにしろ、担任の教師の『何事にもチャレンジ』という言葉は、今でも心に残っている。


 


 様々な武勇伝で、授業を盛り上げさせてくれた専門学校時代の担任の教師。


 自分は、これからも『何事にもチャレンジ』の精神を大切にして、人生の様々な局面を乗り越えて見せたい。


 まあ、卒業してからは全然それが実生活に活かされていないような気がするが。寧ろ、活かされているのは趣味的な意味合いのほうだし。自分が、あまりにも不甲斐ないです…。


 


 







 



 


 


 絶対領域。


 


 相変わらず下手っぴなイラストを描いている蔵間マリコです。


 毎週土曜日恒例の同人弾幕シューティング『東方Project』のイラストのコーナー。さあ、今回のイラストは、最新シリーズの『東方星蓮船』より、EXステージボスの『未確認幻想飛行少女』こと、『封獣 ぬえ』(ほうじゅう ぬえ)を描きました。自分は最初、このぬえ、最初見た時は何かフランドール・スカーレットと何か重なっているような印象を受けた。非常に歪な形をした翼に、手に持った特徴的な槍。確かに、パッと見はそう見えなくも無い。


 しかし、ビジュアルの面はそういった印象を受けるものの、弾幕は全くの別物。レーザーがいきりなり弾に変化し、しばらくするとくっついて元に戻るキメラ弾。そして、道中ではお助けキャラとして出てきたUFOが、今度は弾を散らばしてきたり、突撃したりと敵として立ちはだかる。あまりにも癖の強い弾幕であるあまり、初見でスペルカード獲得はかなり困難であろう。多分、カオスという点では、八雲 紫やくも ゆかり)よりも上かもしれない。


 ただし、EXボスとしての強さは、あまり強いとは言えない。上記の癖の強い弾幕であるあまり、殺しにかかってくる弾幕がこれといってない。通常弾幕もかなり弱いし、攻撃を遮るUFOも、攻撃力の高い針巫女やレザマリには恐るるに足りない。ケロちゃんがあたりが倒せるプレイヤーなら、難なく撃破出来るであろう。やはり、変身する能力は、人を驚かせるための能力であって、そこまでの効力があるというわけでないか。


 


 さて、そんな最新作のEXボス、封獣ぬえを描いたが、自分としては結構描くのに手間がかかった。何しろ、パーツが多い事多い事。槍に、蛇、特異な形をした翼など…。伊吹 萃香いぶき すいか)程ではないが、どれも特徴的なパーツだから描くのに一苦労したよ。


 しかし、そんな小道具よりも、一番苦労したのが髪型。ぼさぼさな髪型と言うわけではないが、今まで見た事のないような妙な形にセットされた髪型だから困る。ゲーム内の立ち絵を見ても何か分かり辛いし、他の人のイラストを見ても結構差があったりする。で、結局はゲーム内の髪型に他の人のイラストのを色々と足したり引いたりして、自分なりに描いてみました。う~ん、確かにぬえのキャラクターのイメージ通りに混沌としたものにはなったけど、何かしっくりこない…。


 あと、自分としては配色があまりに納得行かないものになってしまった。彼女の性格のことを考えて、服は完全に黒にして、カオスな印象を引き立たせたかったんだけど、それだとどうしてもベタになって、絵が潰れてしまう。だから、普段のように一段階色を落としてみたのだが、意図的なものがあるから何か混沌としていない…。それに、翼も少しもうちょっと配色を濃くして、原作色を強くしたかったんだけど…。ちょっと白を強く入れすぎたかな?


 


 来月で3年目、そして100枚目(半分以上は、東方のイラストになる。)に到達しそうなイラスト。自分としても、ここまで描いたと思うと驚きだ。まあ、それの割には全然上達していないけどね。


 さて、次回は誰を描こうかな?今回は、結構力を入れてイラストを描いたけど、次回はそれ以上に力を入れて描きたいから、それに見合ったようなキャラを選びたいのだが…。誰を選ぼうか悩む…。


 


 






 


 毎週が綱渡り…。


 


 こんな調子で、ストーリーと感想を書けるのか不安な蔵間マリコです。


 いや~、最近、ノノノノは恐ろしすぎて恐ろしすぎて、毎週書くのに辛いです。スキージャンプ漫画なのに明後日の方向に走って2回も無理矢理エッチな事をされそうになっていたし、スキージャンプ漫画なのに何時死人が出ても不思議ではない状況ですから。まあ、それがたんのクオリティだから読む分としては気にしていないし、寧ろ、今が面白い展開になっていると思う。


 そういえば、エルフェンリートの時も血を吐くような思いをして、最終盤のストーリーと感想を書いたんだよなあ。あの時は、読む分としても非常に辛かった。ルーシーは、コウタに謝罪するが、父と妹のカナエを殺したのだから許すはずがない。だが、お前を殺せば、にゅうもいなくなる。で、殺さない事を約束した矢先、蔵間に抵抗する。そして、暴走、溶解…。話の内容は荒れに荒れているし、だんだん溶けて原型を無くしていくルーシーを見ながらストーリーをまとめるのは、胃が痛くなる。ホント、たんは何時の時代も非情過ぎる…。


 でも、そんな非情に徹し、感情に訴えるたんの漫画だからこそ、自分としては今でもファンを続けている。これがなくして、たんの漫画といえるであろうか。超展開と精神的に参る展開があってのたん漫画。これからも一ファンとして応援しますよ!!


 さて、信者の戯言はこれぐらいにして、毎度の事を始めますか。


 


 第90話『うまくいく方法


 


 岸谷の劇的な乱入により、火野の魔手から救われた悠太。彼女を見るや否や、付けられていた拘束具を取り外す。悠太は、裸体であるにも関わらず、助けに来た岸谷に抱きつき、号泣する。恐慌状態の悠太を落ち着かせる岸谷。だが、その背後には包丁を振りかざそうとする狂人の姿が。


 しかし、岸谷は勘付いていたのか、振りかざす手を掴み、睨みを利かせ、逆に肘撃ちをお見舞いする。また歯が何本か折れたのか、口を手で覆う火野。今まで悠太を玩具のように扱い、酷い目に合わせた。岸谷は、悪を憎む正義の味方のように一喝する。自身も、同じような事をしたのを棚に上げて…。


 


 それでも尚、火野は反抗の態度を見せる。彼には、脅しの種を未だに握っているからだ。血塗れの口で悠太の才能とその正体をベラベラと喋る火野。それを聞いた途端、岸谷は身動きを取れなくなる。これ以上抵抗すれば、悠太の夢を台無しにしてしまう。仲間を思う気持ちが、彼の手と足を止める。


 その一瞬の隙を突き、火野は岸谷の頬にパンチ。倒れこむ岸谷。悠太の正体をばらされたくなければ、ただただ命令を聞けばいい。それなのに、反旗を翻した。おかげで、歯はボロボロ。その怒りを糧に、ひたすら岸谷を足蹴にする火野。悠太は、「岸谷は関係ないだろ!!」と火野に訴える。これは、彼女自身の問題であるのだから。


 それでも、岸谷の気持ちは揺らがない。彼女と狂人が言い争っている所を見て、見失いつつもここにたどり着いた。ここまで来たのだから、一人の男として守らなければ。好きな女の子を。そして、火野と同じような事をした事に対してのせめてもの罪滅ぼしとして。


 好きな者のために体を張る。そんな光景を嘲笑うかの如く、火野は日曜大工箱からある物を取り出す。バールだ。彼は、その鉄の棒で自身と同じように歯を折ろうとしているのだ。そこまでしなければ、溜飲は治まらない。覚悟なのか諦念なのか、岸谷は身動きする事無く、目を瞑り、結果だけを待つ。そして、火野の持つバールが…。


 


 その刹那、悠太の日々鍛え上げた強脚からの踵落しが火野の顔面に振り下ろされる。一撃必殺の踵落しが決まり、力なく倒れる火野。もはや彼には、抵抗する力すら残されていない。そして、彼女は何かを決意したのか、二人に宣言する。誰かを犠牲にしなければ夢が叶えれないぐらいなら、自分が夢を諦める。それで、丸く収まるのなら。


 好きな女の子を泣かして、更に夢まで諦めさせる。そんな事、男として名が廃る。彼も、彼女同様にあることを決心する。それは、火野を殺す。この狂人を殺す事によって、悠太は夢を叶えるための障害物が一つ取り除かれる。そして何よりも、自分が出るぐらいなら暁か新宮にその席を譲ったほうが優勝に近づけると。


 落ちていた包丁を拾った岸谷は、その切っ先を火野に向ける。凶器もなく、怯える事しかできない火野。


 しかし、彼女は岸谷の抱きつき、凶行を止める。人を殺してもらってまで、夢を叶えたくない。そんなことをしたら、ジャンプが出来なくなるじゃないか。必死に懇願しながら、涙する悠太。岸谷は、それに絆されたのか手に持っていた包丁を落とす。人を殺そうとするのは、間違えだ。でも、助けに来てくれたのは物凄く嬉しい。訴えの涙から歓喜の涙へ変わる悠太。この時、悠太と岸谷のわだかまりが晴れたのだ。


 


ドン。


 


 岸谷の背後から聞こえる鈍い音。振り返ると、狂人の手には包丁。深々と背中に突き刺さる死神の刃。服の下から滴る岸谷の血液。致命の一撃を確信したのか、狂人の顔には狂気の笑み。


 男・岸谷弘基に降りかかった悲劇。果たして、彼の命の行方は…!!


 


 あー、なるべくしてなった展開だけど、やはり書くのが辛すぎる。今週は、あまり書けそうもない。


 さて、天誅を下しに来た岸谷だが、今までの小市民っぷりとむっつりスケベっぷりから考えるとカッコいい。カッコよすぎる。まあ、これが暁とかア○ルショップ先輩だったらもっと絵になっただろうけど。乱入の膝蹴りに、カウンターの肘撃ち。そして悠太の夢を叶えるために、火野のサンドバッグになる。特に、火野に対する一喝はカッコよかった。悠太に悪戯しなかったら100点だったけど。


 ただ、口封じにために殺そうとするのは、どうも戴けないな。確かに殺したら、悠太の正体がばれる事がなくなるのは事実。しかし、それでは悠太の言う通り、確実にジャンプが出来るがなるだろうし、殺しても世の中、まるっと収まらないのは周知。ここらへんの事は、エルフェンリートでも描いているしね。この一線を越えたら、人間を辞めてしまう事になるからな。


 そして、あのラストの狂人の一刺し。分かってはいたけど、これを絵で見ると精神的に参っちゃう。ある意味、岸谷の愚行に対しての清算だし、本人が言う通り暁か新宮のための席を作り的な展開としては妥当だが…。それを体現して欲しくなかったという一縷の願いはあったな。あれでも、一応は奥信高校スキージャンプ部の部員だし。来週は、ファンサイトに岸谷の遺影が貼られているかもしれない。エルフェンリートのにゅうの時みたいに。あの時は溶けてバラバラになっていただけだから、まだ死んではいなかったが。正しくは、その3話後。俺も、本当に死んでしまったのかと早とちりをした人間の一人ですけどね。


 


 泥沼展開で、次回が想像がつかないノノノノ


 もしかしたら次回、アパートの一室に岸谷と火野の死体が…。


 火野はともかく、共倒れな最悪の結末だけにはなって欲しくない。あと、バラバラにして死体を埋めに行くみたいな場面みたいなのも勘弁。どこぞのひぐらしじゃないから。


 


 ノノノノ 90話の評価


 


 満足度 ☆☆☆☆


 スポーツ(?)度 ☆☆☆☆


 鬱度 ☆☆☆


 






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