続・黒のノエル

現在週刊ヤングマガジンで連載中の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス』をはじめ、純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』、美少女SFバイオレンスラブコメディ漫画『エルフェンリート』、スポコン漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、食べ歩き企画、ライトノベルの執筆などをしております。どうぞごゆっくり見てください。

2009年09月

 


 若い頃は、駄目だ駄目だと言われてもするもんだな。


 若さゆえの過ちというものか。


 


 若い頃は、無茶したなあとしみじみ思う蔵間マリコです。


 自分が住む家の近くの道路の脇道に暗くて狭いトンネルがある。通称・近道トンネルと言われている場所だ。ここのトンネル、主に中学生が放課後の帰り道あたりがたまに利用しているのが見受けられる。ここを通行するのと通行しないとでは、10分は変わってくるからな。かなり便利な物である。但し、入り口が沢になっており、暗くて足場が悪いが故に、通行禁止になっている。もし、ここを通ろうとすれば、地主か単に近所に住んでいる人か分からないが、高齢のじいさんに怒られる。日中いるというわけではないが、たびたびその光景を見かける。それもかなり耳につんざく声で。


 そんな騒がしい光景だが、休日にも関わらず、その光景と遭遇する羽目になった。どうやら、休日だと思って、友人と一緒に近道トンネルを自転車を通過しようとして、待ち伏せてしていたじいさんに捕まったようだ。一人は何かウンザリしているようで、もう一人も少しふてぶてしい顔をしていた。まあ、ご愁傷様と言うしかない。しっかりこってり絞られるただろうなあ、きっと。


 だけど、昔は今ほど通行に関しては、厳しいものではなかった。確かに、通ってはいけないとは言われていたんだけど、怒られたりするとかって言う事は記憶にない。通行禁止の柵なんてなかったし、普通に中学生が通っていたりしたからねえ。でも、これだけは言える。自分がその通行禁止になった原因の一端になっている事を。


 


 確か、あの事件があったのは、ここに引越しして間もない頃の話。ここらへん一帯に住む中学生の一部の人は、この近道トンネルを使っていた。その中には、もちろん自分も含まれている。少し危ないというのは分かっていたが、そこは中学生。危ない事をしたいお年頃。大人の忠告よりも、ガキの好奇心が勝っていたと言うわけだ。


 まあ、そんなちょっとした火遊びをしていたのだが、事故は起こるべくして起きるもの。ある日、友人と一緒にその暗い道自転車で通っていると、沢でバランスを失ってしまったのか、泥を巻き上げて派手に転んでしまう。しかも、沢を滑って4m程度下にあると思われる水路に落ちてしまう。その上、足を怪我したのか歩く事が出来ない模様。パニックになる自分と友人。


 そこに、上でも書いていたおじいさんが偶然にも発見する。何が起こったのか最初は驚いていたようだが、自分を含めるそこにいた人たちと友人を助ける事になった。足場が悪く、なかなか引っ張るのにも苦労をしたが、大人がいたおかげで何とかなったな。まあ、これで万事は解決したんだけど、それからがもう大変で。そのおじいさんから大目玉を受けるは、家族には一生分かと思われるぐらいに怒られたし、担任の教師には頭が痛くなるほど怒られた。多分、自分の人生の中でここまで怒られたのは、これ以上のことはない。


 それからしばらくして、そこの近道トンネルに柵が出来た。取り外す事が簡単に出来る簡素な物だ。だから、通ろうとすれば、通る事が出来る。だが、その近道トンネルの先にはおじいさんが待ち構えている。通ろうとすれば、説教をされてしまう。そのおじいさんの努力(?)が実ったのか、現在は昔ほど利用する人間が減ったのである。


 


 今思うと、あの時、ちゃんと大人の忠告を受けていれば、こんな事にならなかったのかとしみじみ思う。大人が子供に対して怒るのは、それなりに訳がある。このおじいさんもその一人だ。きっと、そこを通ろうとした中学生の身を案じて、怒っているんだと思う。俺にも、世間じゃあ、あまり良い目で見られない中学生の時代があったということか。こうやって、大人の常識とかを学ぶんだろうな。


 まあ、そういう常識とかマナーを知らない中学生(と言うよりも、そういうのを知らない方々。)が、イベントに参加するのは非常に困るけど。今年のコミケなんかは、それが酷かったようだし(特に、東方関連。)。羽目を外すのはいいが、迷惑をかけない程度にしてくれ…。


 


 




 

 当日に買えば良かった…。

 

 面白すぎて、当日に買わなかった事を後悔している蔵間マリコです。

 世間はシルバーウィークの中盤。このブログの読者の皆さんも、休日を満喫しているんじゃないでしょうか?自分は、今日から仕事が再開されています。元から給料が少ない人間だから、こういうあまり出たがらないような時期に仕事を入れておいたほうが得だからね。それに、長い休みがあるとどうも体が鈍くなる。だから、一日でも多く出ておかないと。

 で、結局は3日と何時もより少し長い休日を過ごした自分ですけど、その3連休最終日、暇潰しにと地元の大型複合書店で、最近、DSで発売された新作のRPGを買った。そのゲームは、スクウェア(現 スクウェア・エニックス)の初期の作品であり、未だに根強い人気のある『サガ』シリーズの2作目の『サガ2 秘宝伝説』のDSリメイク版『サガ2 秘宝伝説 GODDES OF DESTINY』(以下、DS版サガ2)だ。

 自分は、このサガシリーズとその系譜の作品に関しては、様々な思い出があり、風来のシレンシリーズと並ぶ大好きな作品だ。ラスボスの神をチェーンソーでバラバラにできるサガ、皇帝の最後っ屁で七英雄を撃破できたロマサガ2、オーバードライブ乱舞のサガフロ、ゴトゥーザ様と藤原啓二が演ずるキャラ二人で半永久的にクイックタイムして真サルーインを袋叩きにしたミンサガ…。もう小学生の頃から、慣れ親しんでいる作品ですね。

 ただ、このサガ2は今までプレイした事がないんだよな。元々、サガシリーズは親戚の貰い物で、1と3は貰ったんだけど、2だけは買っていなかったようで、未プレイなんだよ。で、先週、発売されたには発売されたものの、あんま内容を知らないからちょっと様子見をしていた。だけど、色々と調べていると賛否両論であるものの、何やら好印象な様子。それが動機で、DS版サガ2を買ったというわけだ。

 自分としては、どうして発売初日に買わなかったのかと後悔している。真のファンなら、発売当日に買うべきとか言っていた癖にこれだから…。もしかしたら、真のファンじゃないのかもしれない。やはり、迷わず買うべきだったか…。

 



























 


 


 とりあえず、自分のサガ事情はこれぐらいにして、こっからはDS版サガ2をプレイしての感想を書かせてもらう。ただ、上でも書いている通り、元々の作品をプレイした事が無いから比較できない部分があるので、あしからず。


 自分としては、このDS版サガ2、今までプレイしたサガシリーズの気色の違い、そして相変わらずストイックな作品だと感じた。フィールドエンカウント方式からロマサガシリーズ以降のシンボルエンカウントへの変更、ミンサガを髣髴させるようなマップアビリティシステムなど、過去の作品のシステムのアレンジを多く組み込んでいるからだ。


 その中でも、戦闘のシステムは目を見張るものがある。仲間との協力関係を結び、上手く連携を結び、大ダメージを叩き込む。50体もの敵に囲まれた状況で決まると、非常に快感。技名も、イド・ブレイクやアローレイン、ハードストライクなどロマサガ技の逆輸入からブリザガやサンガーなどFF関連の連携技名など、馴染み深い物ばかりだから感動もひとしお。


 だが、そんなこてこてのアレンジを加えていながらも、サガっぽさをちゃんと残しているところが素晴らしい。あのシンプルかつ毒のある会話も健在だし、シュールな世界観も上手く表現できている。そして、伊藤賢治作曲のBGMは素晴らしい。その中でも、戦闘BGM、必殺の一撃は原曲に勝るとも劣らない素晴らしさだ。ミンサガを買った時、予約特典の戦闘BGM集で初めて聞いたのだが、あそこまでGBという音源の限られた世界で秀逸な曲が出来るのかと驚嘆した。まさに、今回のDS版サガ2もそれだ。下手にアレンジを加えていないからマッチしている。


 まあ、ここまで褒めまくっているけど、ただ悪い分も結構あったりする。何をするにも手間が激しすぎる。マップアビリティはいつでも全種類使える代わりに、わざわざ使いたいものに変更するめに、ステータス画面を開く。アイテム欄は、総括の整頓がないからわざわざ手動で変更する必要にあるし、技や魔法、装備もそうである。元のサガシリーズも同様に不便な部分があったけど、それまで継承してしまっている。今年が20周年だから、そのくらいは改善して欲しかった…。


 


 

























 


 


 まだ全クリはしていないが、現在、江戸城まで進行しての作品としての出来は、90点かな?手間がかかりすぎる面倒な部分で結構損はしているけど、それでもゲームシステムが面白いから充分に合格点である。それに元々、サガ系統の作品は万人受けを捨てた作品だから、そう割り切れば問題ない。普通のRPGに飽いている人には、お勧めのRPGである。


 ちなみに、自分は主人公を人間・女でプレイしている。で、体術メインでゲームを進めているのだが、ちょっと名前に後悔している。どうせ体術使うんだし、ビジュアル面もそこそこ似ているんだから(?)、何時もの名前じゃなく、スバルとでも名前を付ければ良かった。勿論、あの白い魔王直属の部下のスバルさん。


 二次元脳全開。


 


 サガ2 秘宝伝説 GODDES OF DESTINYの評価


 


 満足度 ☆☆☆☆☆


 難易度 ☆☆


 白熱度 ☆☆☆☆


 


 


























 


 久しぶりは辛い…。


 


 運動神経が零といっても等しい蔵間マリコです。


 うちの警備会社では、たびたび社員自由参加型のイベントというものが行われる。まあ、慰安旅行とかみたいな大それた様な物ではない。お花見とか、スポーツ大会とか、花火大会とかといった、結構ありきたりな会社の催しものだ。で、今日はそのイベントの一つ、スポーツ大会があって、自分はそれに参加した。今までは、あんまこういうイベントには参加していない。時間の関係上とかもあるし、日々の疲れが溜まっているとかと言うのもあるし、その手のイベントはどうも苦手と言うのもある。早い話、あまり参加する気がないと言う事だ。


 しかし、今回は違う。シルバーウィークという少し長い休み(とは言っても、自分は3連休だけど。)に、ここの所の仕事はそこまで厳しくなく体力もかなりある。それに、後輩も参加するのだからだ。おっさんばかりのうちの会社に、若い人いると有り難い。な訳で、スポーツ大会に参加しました。


 ちなみに、今年のスポーツのイベントは、野球。去年は、バレーだったそうだ。野球ならまだしも、中年のおじさんと一緒にバレーボールをするのは何か栄えがない…。


 


 さて、その野球大会が始まったのだが、とりあえず自分のポジションはファーストの7番。言うまでもない、運動神経が致命的に酷いから出来るだけ負担を抑えての事だ。50m走れば、9秒台。利き腕の握力が30キロ未満。そして、チャンスや追い込まれた時に非常に弱い。パワプロでステータスを言うと、ミートFパワーG走力G肩力G守備Fにチャンス×と三振男。誰がこんな選手を使うのか!?まあ、何作目かに酷似したようなキャラがいた気がするけど。まあ、野球は高校の時に授業とかでやっているから動きとかは大体覚えているし、そもそも遊びみたいなものだからな。


 一方の後輩二人は、日焼けの後輩は自軍チーム、チームパワー9(自分がつけた名前。元ネタは、某カードゲームの最強カード群。それに見合ったようなメンバーじゃないけど。)の4番センター。彼曰く、中学・高校の時に野球部に参加していたらしい。確かに、そんなバットスイングに見えるし、仕事を見るからにもかなり腕力がある事が分かる。で、大卒の後輩は、相手チーム、○○ファイターズ(会社名が入るので伏せておく。)のショート7番。過去に運動部には、参加はした事は無いようだが、それでもなかなか強そうだ。ホント、二人とも俺より活躍しそうなオーラが出ているよ。野球だけでなく、仕事も。


 さて、オーダーやら作戦やらも決まって、試合開始。勝負の流れは、素人衆同士(日焼けの後輩は、別だが。)の野球の見本みたいなもの。なかなかコントロールのつかない緩いストレートや落下点を目測できずにエラー、そして判断ミスからによるフィルダーチョイス。取って取られての超乱戦となってしまった。だが、こちらには経験者がいるだけ、チームパワー9に分がある。他の人が失敗しているのに、殆どエラーもないし、得点圏内に出塁している時は、非常に強い。両チームの中でも最高得点の5点も挙げていた。


 そして、肝心の自分だが、予想通りというのかチーム的には期待ハズレというか、あんまりにも酷い。確かに、1点ほど点を入れているけど、上でも書いているようにチャンス×が発揮してしまった。2回ほどあったチャンスを潰してしまった。それに、エラーもたびたび。やっぱり、チームのお荷物なのね。


 


 それで、なんだかんだで13対7とチームパワー9○○ファイターズを下した。試合の流れとしては、終始チームパワー9が押していたから、これといって注目する点はない。あるとしたら、日焼けの後輩の快刀乱麻っぷりぐらいか。大卒の後輩は、6打数3安打1打点とそこそこ。自分の成績は、6打数2安打、1打点2併殺打とかなり悪い。現実は、ゲームみたいに活躍できないと言う事か。


 でも、久しぶりにスポーツをして良い汗をかいたと実感したよ。あんまスポーツをすること自体は好きじゃないんだけど、久しぶりにすると普段のストレスが全て飛んでじゃう。悪くないな、たまにはスポーツをするのも。


 でも、これで明日は筋肉痛決定。何時も使う筋肉とは違う筋肉を使ったからなあ…。明日は、体がバキバキになりそうです…。


 


 









 


 やっぱり、描かないといけない時が来たのね…。


 


 コミカライズ版を作る以上は、愛を作って欲しい蔵間マリコです。


 さて、週末恒例の同人弾幕STG『東方Project』のイラストのコーナー。さあ、今週は・・・、と言いたい所だが、今回のキャラはあまり乗り気じゃないんですよね。一応、このキャラの登場作品と登場人物を簡単に紹介しておく。月刊REXで連載されていた秋☆枝作の東方漫画『東方儚月抄』にて登場、『神霊の依り憑く月の姫』こと、『綿月 依姫』(わたつきの よりひめ)っす。まあ、この儚月抄におけるラスボス的なポジションのキャラなのだが、どうも好きになれない。現行で読んだ事がある人は分かるかもしれないが、この作品を残念なものにしてしまった最大の戦犯だからである。


 


 何故、彼女が最大の戦犯であるのか?それは、東方における弾幕合戦、漫画で言う所の戦闘シーンを淡白なものにしてしまっているからだ。なんていうか、咲夜魔理沙レミリア霊夢といった原作でもトップクラスの人気を誇る方々をフルボッコにしている事、と言うよりもその方法があまりにもつまらない。勝ち方が、漫画における禁じての一つともいえる、後出しジャンケンだからだ。


 咲夜さんがナイフで全方位囲んだと思ったら七柱神の力を借りて、そっくりそのまんま返す。魔理沙がマスタースパークを撃ったら、八咫鏡で反射させる。これを仕掛けてきたから、これで返しますね。そんな一方的な展開を誰が楽しみにしているの?どう考えても、ひりつくようなギリギリなバトルを期待しているのが普通じゃないか。そりゃあ、八百万の神を降霊しているといった描写があるから臨機応変に対応できるのは分かるが、それを体現したら『ぼくのかんがえたさいきょうきゃらくたあ』になるのは目に見えているはずだ。


 これが彼女が好きになれない理由。ただ、彼女以外にも戦犯がいるから困る。2008年東方重大ニュースで8位にも入った、伸びた餅にしか見えないもちスパーク。最強クラスの妖怪、八雲紫の切り札、土下座。あらゆる能力を無力化させるといっても過言でない『ぼくのかんがえたさいきょうのへいき』のフェムトラバー。他にも細かいところをいうとキリがない。詳しい事は、アンチサイトにでも行くといいかも。


 正直、この漫画って何がしたかったのかと自分は疑問に思う。ゆかりんにそそのかされて、月に行ったはいいものの、霊夢たちは完敗。それで、ほうほうの体で逃げる。何のために霊夢たちを月に向かわせたのか理解できないし、オリキャラに負かさせるメリットが見出せない。コミカライズの趣旨を分かっているのかなあ…。作者の知恵と愛情を注ぎ込んで、ファンを楽しませるというのがコミカライズのウリだろ。


 せめて、単行本最終巻が出る時は、それらが全てリテイクされている事を願う。


 


 全体的に、愚痴ばっかりの記事になってスマナイ。ファンもいるかもしれないのに、こんな事を書いて。だから、ちょっと反省というか口直し的な意味合いで、例のコンビニの東方キャラPOPの画像を貼り。これで、許してくれ。


 稗田阿求ひえだのあきゅう)とか、かなりマイナーなのだけど。店員、詳しすぎ…。


 


 






 


 今週の内容、書いても大丈夫かなあ…?


 


 人生最大のピンチに立たされたノノを助けてやりたい蔵間マリコです。


 なんだか、また一部で大騒ぎになっているようですね、ノノノノ。理由は、言わずがな。先週の内容が内容だったからなあ。何せ、ノノがまた男の前で全裸になったからねえ。しかも、今度はあの腐れ外道の火野の前で。つい最近、寝込んでいる所を岸谷に全裸にされたのに、それに間を開かずして、また裸にされるのだから…。まあ、まともな神経じゃあ出来ないような展開(たん的には、褒め言葉なので。)だから騒ぎになってもおかしくない。ただ、どっちかというとエロ目的で喜んでいる人が多いからねえ。純に、たんのファンの自分としては何か複雑である。


 自分としては、ノノノノのそういう展開は確かに特徴の一つだけど、本分はスキージャンプじゃないのかな?兄と父の夢を叶えるために、男装してまで金メダル獲得を目指す。そんな涙なしには語れない漫画じゃないの?それをミーハーにネタ的な意味合いで取られると、ファンとしては困る。本当に好きなら、その回、その部分だけに注目するんじゃなくて、毎週楽しんで読んでいると思うのだが。まあ、それがきっかけで単行本を1から買い始めて、好きになってくれるのなら嬉しい限りだけどね。自分としては、冷やかしみたいなのが嫌いなだけだ。何か屈折しているようで、心が痛い。だから、素直に読んで欲しい。


 さて、愚痴混じりの前説はこれぐらいにして、ノノノノのストーリーと感想を書かせてもらいます。


 


 第89話『誰か助けて


 


 悠太の正体という脅しの種を握っている悪劣漢、火野。


 悠太は火野の脅しに屈し、為すがままにされ、全裸にされてしまう。脅しに抗う事が出来ず、ただ涙する悠太。火野は、その始めとして胸を揉ませろと要求するが、その腕を振り払われる。些細な抵抗。それが癪に障ったのか、帰れと吐き捨てる。ただし、そのまま帰れば、悠太が女性であるという事を学校にバラすと釘を刺して。卑怯、卑劣、外道、鬼畜。まさしく彼のために、存在する言葉かもしれない。相も変わらず、無言で泣くしかない。その悠太の口を割らすために、自分でその行為をするようにと脅す火野。


 彼女の選んだ選択肢は…。


 


 一方、クリスマスパーティーと悠太の誕生日会をに待ち遠しいにしているみかげたちは、堪忍袋の緒が切れたのか、悠太が何処へ行ったのか夜雪の降る外に駆り出る。しかし、悠太は地元のスーパーには訪れていないようだ。


 スーパーに行っていない、という事はそれ以前に消えたのかもしれない。アテもなく、寒空の中、ただひたすら探す三人。だが、見つかるはずがない。悠太は、彼らの知らない場所、火野の住むアパートの一室に拉致られているのだから。


 


 好きでもない男に、胸をもまれる悠太。それが30分。彼女の人生の中で、ここまで屈辱的なことは無いである。もはや抵抗する気力も無いのか、瞳は虚ろだ。それでも、彼女は認めない。自分が、火野のペットであるという事を。


 その反抗精神に彼は苛立ちを募らせ、ますますエスカレートする。無理矢理開かされ、両腕両足に拘束具をつけ、首輪をつけられる。そして、卑劣漢は意味深な言葉を語る。「さぁて…、こっからがいよいよ本番だぜぇ?」と。それに悠太は、真の危機を感じたのか初めて声を荒げ、拘束から脱しようと暴れる。だが、抵抗虚しく首輪を締め付けられるだけ。そして火野はついに…。


 


刹那、火野の顔面に全体重と憤怒のこもった飛び膝蹴りが決まる。


一瞬、顔面そのものがめり込んだかと錯覚してしまうほどの。


その飛び膝蹴りを放った男の表情は、鬼気迫るという言葉では足りないほどの形相。


彼女のピンチに気付いたのは、チームメイトの岸谷弘基だ。


 


 火野の悪行に怒りを露にし、成敗しようと詰め寄る岸谷。その劇的な入場は、ヒーローか騎士を連想させる。


 ベランダのガラス破れ、歯折れ、だらだらと血を流す火野。何が起きたのか、即座には理解できない。だが、彼の手には包丁が…。


 


 まあ、今週は妥当な流れだったけど、なかなか見ごたえはあったな。


 岸谷が乱入するのは今まで流れからして分かっていたけど、あの飛び膝蹴りのシーンは強烈、痛烈、痛快。しかも、あの鬼の形相。あんな凄い顔だから、一瞬、誰か分かりませんでしたよ。これで、岸谷も名誉挽回…、というほどでもないが、ある程度は補填できそうだ。でも、流れからして包丁で刺されて、1ヵ月後の大会に参加できない、最悪、スキージャンプが出来ない体になりそうな気がする。その皺寄せが暁にまで響いて…。何か、これから先の展開を搔き立たせてくれる。すまない岸谷、やっぱり、奥信高校スキージャンプが優勝してもらうためにも、刺さってくれ。


 しかし、あの鬼畜外道卑劣極悪最低最悪最凶下品下劣な火野、あそこまでやるとは…。拘束して、無理矢理開かせて、拘束プレイをする。青年誌であったとしても、ここまで徹底してやるとヤバイような気がする。一応、高校のスキージャンプ部がスポンサーについているし、プロのスキージャンプの選手とインタビューしたりしているんだから。こんな無茶苦茶な事をして大丈夫なのだろうか?少し不安。


 そういえば、、エルフェンリートにも同じような展開があったな。EL75『獣臭』、マユが眼鏡の男に襲われる所から坂東が乱入してくるまでの流れ。あの時は、眼鏡の男が「白か…、優秀だな。」とたんの好みの柄を暴露して、無理矢理服脱がせて、色んな所を触ったり鑑賞して、抵抗されたからボーガンを撃とうとしたが、坂東に十文字キックで蹴られたよな。ただ、展開そのものは似ているけど、共通点は意外に少ない。鬼畜に無理矢理エッチされているのと寸ので変態に蹴られる事ぐらいか。どちらにしても、まともじゃない奴らばかりだが。もしかして、次の展開も?


 さて、眼鏡の男と火野、どちらが鬼畜であろうか?露出度や行為そのものは火野のほうがかなりリードしているのだが、眼鏡の男は、マユに対しての行為よりも、その前が問題すぎる。会話を聞く限り、ディクロニウスを探すための探知機の贄となった28番目のディクロニウスを弄ぶだけ弄んでいるからな。しかも、そのあとが酷い。探知機のケースに入るように胸から下は切断して、反抗させないために脊髄に常に激痛を送るようにして、とどめには叫べないように横隔膜まで取り除く。火野は拘束プレイに対して、眼鏡の男は人体改造ですか…。


 う~ん、やはり火野よりも眼鏡の男の方が鬼畜すぎます。あんな外道、ルーシーにチョンパされて、良かったと思う。野獣死すべしと。火野も、新人類に殺されるなり、爆破テロにでも巻き込まれるなりして、退場してください。


 


 さあ、最低最悪な聖夜を過ごしそうな悠太を救う白騎士(ホワイトナイト)として、乱入した岸谷。


 果たして、鬼畜野郎・火野の魔の手から開放する事が出来るであろうか?


 負けるな、岸谷!!そして、暁のIHの椅子を残してくれるよう、程々に頑張ってくれ!!


 


 ノノノノ 89話の評価


 


 満足度 ☆☆☆☆☆


 スポーツ度 ☆☆☆☆


 エロ度 ☆☆☆☆


 


 






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