まあ、結果だしね…。
世の中、品性と敬意は忘れてはいけないと思う蔵間マリコです。
昨日、普段は滅多に見ないボクシングの試合を視聴した。理由は勿論、内藤大輔VS亀田興毅の試合だ。亀田興毅といえば、マスコミや世間から一時期注目(主に、悪い事ばかりだが。)を浴びた亀田三兄弟の長男だが、俺もこの試合の内容が非常に気になっていた。当時は、俺も亀田三兄弟のアンチだったからね。負けたら切腹をするなどのビッグマウス発言やら、サミングだの投げだの反則行為をして、一時的に消えていたが、数日前に再び表舞台に現れたからな。どのような試合運びになるか楽しみにしていた(もちろん、内藤を応援していた。)。
しかし、箱を開けてみると意外。最終的に、亀田が判定勝ちしたではないか。この結果に、自分としては非常に複雑な心境であった。確かに、判定勝ちする要素はある程度はあったし、それが結果なのだから文句は言わない。ただ、消極的なボクシングだったから試合としてはあまり面白い物ではなかったし、勝った後が非常に不安。あの増長していた頃に可能性があるかもしれないからだ。
世の中、勝つと調子に乗る人って、どの世界にもいるからねえ。特に亀田三兄弟の場合、実例があるからな。パトロンのTBSも、やたらと亀田三兄弟を持ち上げるし(負けたら負けたで、掌を返したかのような態度をとるのも納得いかない。)。ホント、以前のような騒ぎが起こるような事態は起こらないでくれ。彼らにも、謙虚な気持ちを持って、これからの試合を取り組んで欲しいもんだ。充分、冷静になる時間があったのだから。
あと、亀田の親父だけはTVに出ないでくれ。ボクシングをしているのは、あなたではないのだから。いるといないとでは、随分変わるからさ。明らかに育て方に問題ありすぎです。
さて、亀田興毅の話はこれぐらいだが、最近、懸念に思っている事がある。上でも書いている品性とか敬意などの謙虚な気持ちが欠けたの人が多いんじゃないかと。
例えば、相撲の八百長試合や横綱連敗での休場という名のバックレ。それとか、作中に脚本家を出して世界観をぶち壊すようなアニメの脚本家。他にも、紅白歌合戦の水樹奈々のファンと嵐のファンとの確執など…。勿論、自分もこういう品性とか敬意の欠けた人間(人の気持ちを考えずに自分の好きな漫画をプッシュする所とか、知らないうちに無神経な発言をしている所とか。)の一人であるだろうが。俺も、説教をする筋合いは無いな。
自分としては、やはり自らの株を落とさないためにもたまに尊敬とか品性とかって言葉をたびたび思い出したほうがいいと思う。スポーツなら、他者に尊敬されるように品性をもって行動をする。例え、負けたとしても不貞腐れずに最後までやり通す。脚本家なら、原作を借りているのだから、自己主張をあまり強くせずに視聴者側の気持ちを考える。ファンはファンで、いがみあいなどせずにお互いの良い所を認める。そして、自分は人に無理強いせずに、他人の事をよく考えて発言をする。まあ、こんな感じだろう。
だけど、そうは言っても、謙虚な気持ちを保つっていうのは難しいんだろうなあ。時間が経つにつれて、そういう気持ちは薄れるだろうし、勝ったり有名になると目立ちたいという気持ちが先行するからな。やはり、謙虚でいるのは非常に難しいのかもしれない。結局は、堂々巡りということか。人は同じ過ちをする…、全く…。
日本人の多くが忘れた謙虚な気持ち。
自分も、明日からまた気持ちを切り替えて、自分の仕事に誇りを持って、謙虚な気持ちで取り組みたい。そして、何時かは一人前と呼ばれるぐらいにはなりたいもんだ。
まあ、そういう問題以前に、仕事内での失敗を減らさないといけないけどね。