続・黒のノエル

現在週刊ヤングマガジンで連載中の『パラレルパラダイス』をはじめ、純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』、美少女SFバイオレンスラブコメディ漫画『エルフェンリート』、スポコン漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、食べ歩き企画、ライトノベルの執筆などをしております。どうぞごゆっくり見てください。

2010年03月

 寂しい…。

 CURURUは、自分にとってかけがえない場所であったと思う蔵間マリコです。
 ありゃー、CURURUとうとう閉鎖しちゃったのか…。今日の昼、CURURUを最期の最後に確認しに行ったんですけど、見事に閉鎖をしていました。「長い間、本当にありがとうございました!!」というメッセージが書かれた黒板とリンク先のサイトだけを残して。正直、ショックというよりもポカーンと状態でしたよ。どうも、閉鎖したという実感が沸かなくてね…。中途半端に閉鎖していたら、ショックな気持ちの方が大きかったかもしれない。
 でも、こう冷静になって考えると、何か郷愁感とも言える気持ちが漂ってしまう。5年間も愛用していたブログが閉鎖してしまったのだから。色んな思い出や様々な体験のあったCURURU。その思い出の続きが、もうCURURUでは作れない。そう思うと…。
 だけど、CURURUでの思い出はここで終わったのかもしれないけど、その思い出の続きはFC2ブログという新天地にある。これからFC2ブログで思い出を作って、CURURUの時と同じくらいに作っていきたいと思います。CURURUで出会った仲間だけでなく、このFC2ブログで出会った仲間と共に。ありがとうCURURU、また何時か。

 とりあえず前置きはこれぐらいにして、本題に。
 前回の記事で、CURURU内で描いた羞恥とも黒歴史とも言えるイラストを公開しましたが、今回はその後半戦。前回も後半のイラストはかなりのカオスな物であったが、今回はそれ以上のカオスッぷり。直視で出来ないような酷い出来のイラストばかりである。自分でも、自虐的と分っているんですけど、ネタ稼ぎという事も兼ねて。
 その無惨で悲惨で残念なイラスト、その後半戦をどうぞ。

        黒歴史031 にゅう

 後半戦の1番手のイラストは、『エルフェンリート』のにゅう。2008年の2月に描いたものらしい。
 単刀直入に言うと、バランスが悪い。その一言に尽きる。顔の大きさが、体の大きさに比べて非常にバランスの悪いものになっているし、等身がおかしい。それに、膝の折り曲げ方がアンバランスだ。他にも、髪の毛が短すぎるし、影の使い方が中途半端だし…。しょっぱなら恥ずかしいです…。

        黒歴史025 鑑純夏

 2番目のイラストは、『マブラヴ』の鑑純夏。2007年10月に描いたもの。
 あ~、もうここまでくると痛いとしかいえない。なんで顔が前のめりになっているのか分らないし、皺を入れていないから影が模様に見えてしまうし、何から何も全てがおかしい。ここまでくると、自分で描いたとは思えない酷い出来である。これでも、当時は必死に描いていたのに…。

        黒歴史016 柊つかさ


 3つ目は、『らき☆すた』の柊つかさ。2007年5月に描いたイラストです。
 いや~、マジで恥ずかしい恥ずかしい。これは、拷問クラス。これもう、別人が描いたとしか思えない。自分が描いたとは思いたくありません。この頃は、自分は描くことが精一杯で、画風がその作者に影響する事が非常に強かった。そのせいか、顔の輪郭とかあたりに美水かがみの作風が色濃く残っている(絵の実力は、それに程遠いが。)。自分の作風というものが確立するまでに、かなりの時間がかかっている事がわかるな。

       黒歴史007 マリコ

 羞恥の4番目のイラストは、『エルフェンリート』のマリコ。2006年の12月に描きました。
 ここまでくると、もはや落書きクラス。輪郭も変、表情も変、奥行き感も変、髪型が変。何かもが駄目過ぎる。こんなに自分が下手っぴだったとは、今から思うととても思えない(今でも、かなり下手だが)。これを公開するなんて、罰ゲーム以外に何者でも無い。でも、これよりももっと酷い絵が…。

       黒歴史001 にゅう

 そして、ラストを飾るのは、CURURUでの初めて描いたイラストの『エルフェンリート』のにゅう。2006年10月に描いたものである。
 ナニコレ、自分ガ描イタ絵ナノ…。イクラ何デモ酷スギル…。コレ以上、コメントシタクナイ…。

 ホント、並べて見るとどれだけ変化したか、ハッキリと分るなあ。悪い所を修正しながら、徐々に自分なりの色を出す。そんなのが伝わってきます。とは言っても、3歩進んで2歩戻るの状態だけどね。それに、未だ下手な部分もあるし。特に、指とか足とかが。
 現在は、ヘルニアの関係でちょっとイラストを描くのを休止しているけど、来週あたりから再開する予定。その時には、前回以上の出来のイラストを描けるように努力したいと思います。
 というわけで、次回からも『趣味人蔵間マリコの日記』をこれからもよろしくお願いします!!

 そろそろなんだよね…。

 古巣が名残惜しい蔵間マリコです。
 ついに、コミュニティサイト、CURURUのサービスが終了する日が24時間を切りましたねえ。自分としては、5年間愛用していたブログが閉鎖するのだから悲しいばかりです。細かい設定を要求しない圧倒的なお手軽感に、ブログ仲間との繋がりの深さを感じられる機能性。ホント、ここまで使い勝手の良いブログサイトは早々ありませんでしたよ。
 だけど、それ以上にたくさんのブログ仲間との思い出が作れた事がCURURUを楽しめた最大の要因であっただろう。絵が非常にキュートで可愛らしく、自分もイラストを描く切欠を作ってくれた方もいれば、アニメ・漫画・ゲームなどのレビューで読者を楽しませてくれたブログ仲間もいた。中には、自分をこのような素晴らしい世界に誘ってくれたブログ仲間も。多くブログ仲間がいてくれたから、CURURUが非常に楽しかったのだと思います。
 それと、自分の中でCURURUを5年間を続ける事の出来た最大の要因の一つとして、イラストを描き続けていた事があると思う。これは、上でも書いているようにブログ仲間の影響を受けて描き始めるようになったんだけど、それがなかなか楽しくて…。未だに下手なのは、周知の話だが。
 まあ、そんなわけで今回は、CURURU時代に描いたイラストを前後編2回に分けて、新しい順に公開したいと思う。ぶっちゃけた話、CURURUが閉鎖するという話題だけじゃあ、とても記事にする分だけは足りないから、その不足分。それに、今日の昼、過去に描いた絵を必死こいてサルベージして保存(最初期の絵は、カオスすぎる…。)したからな。見苦しい絵ばかりですけど、ネタという感じで見てくれたらそれはそれで幸せです。
 という事で、羞恥の作品の数々を御覧ください。

  セイバー

 最初は、『Fate/staynight』のセイバーのイラスト。今年の1月に描いた比較的新しい分です。
 全体的に見ると、輪郭とか髪の描き方が現在のに近いためか、今のと比べても、そこまで違和感を感じない。ただ、目の色の塗り方とか簡素なものになっている。それと足の描き方と武器の持たせ方が上達してないのは、共通している。週1ペースで描いているから、なかなか成長しないのかもしれない。

      因幡てゐ

 続いては、『東方Project』の因幡てゐ。2009年10月末に描いたイラストっす。
 この頃は、東方Projectのキャラを全女性キャラを描こうという企画を行っていて、その終盤に描いたものだが、これには結構力を入れた記憶がある。何しろ、初めての背景付きのイラストを描いたのだから。手間はかかったけど、東方という世界観は比較的想像しやすい世界観だから、描くのには苦ではなかったな。でも、こうやって落ち着いてみると変な部分が多いなあ…。縁側が全然立体感が無いし、土の色も非常に不自然だし。

      黒歴史078 西行寺幽々子


 3つ目は、同じく『東方Project』の蓬莱山輝夜。2009年の5月に描いたもの。
 上二つと比較するとすぐ分るかもしれないが、非常に線が荒い。これは当時、SAIなどのイラストツールを持っておらず、CURURUについているお絵描きツールなどを使っていた。だから、影なんかを入れるのが困難だったし、色の種類も少なかったし、描ける物が限定されていた。今思うと、使い辛いお絵描きツールで描いていたことが、驚きである。それにしても、手元や模様が相変わらず汚いなあ…。

      黒歴史057 レティ・ホワイトロック


 4枚目のイラストは、またも『東方Project』のレティ・ホワイトロック。2008年12月投稿。
 なんていうか、急に香ばしくなったというか、痛くなったというか…。輪郭が今のと大きくかけ離れているし、等身がかなりおかしい。特に、顔のパーツのバランスが崩壊しているのは見るに耐えない。どうやったら、この絵から今のような絵に発展したのか、非常に不思議です。

      黒歴史040 鈴仙・優曇華院・イナバ

 そして、5枚目は『東方Project』の鈴仙・優曇華院・イナバのイラスト。2008年の7月に描いたものらしい。
 ここまでくると、もはや原形を留めていませんねえ。顔にしろ、細かい部分にしろ、服の陰影にしろ。この頃の自分は、基本的に正面の絵しか描けなかった。いや、一応はたまには描いていたようだけど、どうもこれ以上に壊滅的なものが出来て…。あまりにも恥ずかしくて、穴に隠れたいっす。

 とりあえず、前半戦はこれぐらい。3枚目ぐらいまでは、比較的まとも(それでも、ブログ仲間のとかに比べると、悲しくなるが。)だけど、後半2枚はちょっと…。
 でも、次回はこれ以上に残念なイラストを5枚ほど紹介する予定。正直、羞恥プレイとしか言えないようなイラストばかり。自分が描いたものとはとても思えません。
 さあ、次回の後半戦はどんな凄惨な光景が待ち構えてるのやら…。

        サウンドトラック


 まだまだ長引きそう…。
 だからこそ、モチベーションを保たないと…。

 本稼動までには、まだ遠そうな蔵間マリコです。
 いきなりですけど、今、自分はものすご~く憂鬱な気分です。もう、気分がどん底で一日に何十回も溜息をついてるほど。多分、ここまで気分が落ち込んだのは久しぶりだと思う。どうして、ここまで長引いたのか自分でも納得いかない。
 で、原因は何かというと、先週に患った例のヘルニアと関係しているんだけど、完治するまでには今週末まではかかると言われたんですよ。正直、かなりのショック。自分の中じゃあ、早くて今日、遅くて今月一杯ぐらいまでにヘルニアが完治すると思っていたんですけど、ここまで長引いてたとは思いませんでしたよ。腰の痛みなんかも全く無い状態だし、筋肉の張りなんかも無く、充分に重たい物も持てる。なのに、完治するまでにまだまだ時間を要すること。
 そりゃあ、プロの言う事だから、恐らくは間違えてはいないんだろうけど(間違えていたら、大問題だが。)、また1週間、家の中で鬱屈とした生活を送らないのは非常に辛い。2週間も仕事に出ていなかったら、確実に仕事が減らされそうだし、体が鈍って気持ち悪い。かと言って、医者の意向を無視して仕事にでも出て、大事にでもなったら洒落にならないし…。何が何でも、早く快復したいよ…!!

 まあ、そんなテンションが最悪な私ですけど、こんな重たい気分を吹っ飛ばすのにもってこいなのが、記事の上の画像のアレ。ゲームのサウンドトラックである。
 いや~、大好きなアニソンやアイドル声優の曲なんかも良いけど、ゲーム好きな自分にとっては、これほどの癒しであり奮い立たせてくれるものはありませんね。ゲームを盛り上げさせる要素の一つであり、欠いてはならない存在の一つ。時には明るく、時には暗く、たまにはおちゃらけた感じで。目を瞑れば、その名場面が再現される。そんな名作のBGMが詰まっている。それが、ゲームのサウンドトラックである。おかげで、サウンドトラックを買い始めた去年ぐらいから(それ以前も、ゲームのサウンドトラックを手に入れる機会は会ったが、ゲームの特典かたま~に買う程度だった。)合わせて、10枚以上は買ってしまった(レンタルで借りたのを焼き増した分を含めると、30枚近くはある。)
 ちなみに、自分の中でブームなのは、『怒首領蜂大復活 ブラックレーベル』のサウンドトラック。通常版の怒首領蜂大復活みたいな全体的に明るめで爽快感のある曲も悪くないんだけど、弾幕STGの最高峰のシリーズとして相応しいのはこっちな気がする。如何にも、激しい弾幕を掻い潜っているような雰囲気も醸し出しているし、機械的な音源が怒首領蜂シリーズらしくて。特に、裏2面と表3面のBGMは秀逸。サビの部分の盛り上げ方が、シリーズの曲通して、ここまで半端無いものは無い。まあ、緋蜂のアレンジの]-[|/34<#!(Hibachi)のアレンジのZatsuza(8文字ずらすと、Hibachi)はちょっとアレンジ加えすぎて、あまり好きではないが。
 あと、個人的に欲しいサウンドトラックが2つほどある。メタルスラッグシリーズ10周年記念のサウンドトラックとサガシリーズ20周年記念のサウンドトラックだ。両方とも、自分の最も好きなゲームだから、ぜひとも欲しいんだけど、両方とも限定生産品だったからなあ…。今買おうとすると、相当な値段がつくし、そもそも見かけたことが無いし…。マジで、欲しい…。

 気持ちが落ち込んでいても、これを聞けばストレスや憂鬱から解放されるゲームサウンドトラック。
 これを書き終えたら、少しでも体力を回復させる為に、寝ながら漫画を読みながら、ダライアスバーストのサウンドトラックでも聞くか。捕鯨のBGMは、毎回毎回最高です!!

 自分も始めてみました。

 ネットで、他愛も無い事を淡々と呟く蔵間マリコです。
 ヘルニアを再発してから、早5日。随分と体が良くなったとはいえ、まだまだ体の調子が良いとは言えません。立った時の姿勢は、少し前屈みになって、まだちゃんと歩けていないし、動き全体がぎこちない感じです。だから、病院に行く時以外は、一日の大半はベッドで過ごしている状態が未だに続いています。ホント、早く体の調子が良くなりたいもんだ。このまんまじゃあ、精神的に参ってしまう。
 そんな鬱屈した日々を過ごしている私ですが、自分もそれなりに暇を潰している。寝ながら、デモンズソウル3週目を挑戦したり、積んでいた漫画を消化したり、CAVEのシューティングのサウンドトラックを延々と流し続けたりと…。その中でも、今流行りのアレがストレス発散の最大の要因になっている。その流行のアレというのは、海外発の呟きサイト、『Twitter』である。

 いや~、このTwitter、最初はどういった人に需要があるのか不思議に思ったんですけど、やってみるとなかなか楽しいですねえ。ブログに書き込むことの程もない事をTwitter内で書き込むのにはもってこいだし、ブログ仲間の呟きなんかを読むと、結構クスリとくる。ブログ内では見られないブログ仲間の別の一面なんかも見れるところもなかなか楽しいし。
 それに、Twitter内のフォローというシステムのが非常に便利。FC2ブログで言う所のブロ友とかリンク関係に当たるようなものなのだが、これがなかなか奥が深くて…。そのフォローした先が、意外な人物に辿り着いたりするんですよね。
 例えば、ノノノノの作者の岡本倫先生(正直な話、倫たんがTwitter始めたのが最大の理由なんだけどね。)からフォローしている先の相手に、GANTZ奥浩哉先生やLIAR GAME甲斐谷忍先生といった同じヤンジャン関係の人から、伊集院光といった芸能人なんかがいたりする。そっから伊集院光のフォロー先を調べていけば、ソフトバンクの社長の孫正義とか元プロ野球選手の落合英二に繋がっていたりと…。
 一見関係ない人が実はなんらかの繋がりがあって、それを見ているだけでも面白いっす。そういった人間関係のお手軽さで言えば、CURURUとかFC2ブログなんかより勝手がいいかもしれない。まあ、逆に言えば、簡単に関係を絶つ事ができたりするから、軽薄といえるかもしれないが。

 まだ、日本でのサービスは本格的ではないらしく、日本語が適用されない部分があったりして、不便な点も結構あるけど、お手軽に独り言を吐く事の出来る便利サイト、Twitter。これから先、日本でもサービスが本格化したら、ますます楽しいものになるかもしれない。
 ちなみに、自分はTwitter内では『蔵間マリコ』という名前で登録しています。見かけたら、ぜひフォロー仲間に登録してくださいね!!

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 書き辛いです…。

 腰の調子が悪くても、ブログの更新をする蔵間マリコです。
 さて、今日はノノノノのストーリーと感想の日ですけど、前置きは短めに済ませておきます。ヘルニアがかなり良くなったとはいえ、まだまだといった感じですから。それに、ベッドで寝ながら書くというのも結構辛いというのもあるし。まあ、ストーリーと感想の部分は、何時もと同じように書きますんで。
 というわけで、いきなりですが、今週のノノノノのストーリーと感想を書きますわ。内容を知っている人も、知らない人も最後までお付き合いしてください。では!!

 第111話『幻を追いかけて

 禰宜田の暴力によって、顔面血だらけになり、ぐったりと倒れた男性。幸い、息はあるようだ。
 その光景を見て、チームメイトの浅見は呆れ様だ。暴力を使って大会に優勝しても、意味が無い。だが、禰宜田はそれを改めない。殴った相手は応援連中だから、大会そのものに影響があるわけじゃないし、顔そのものも見られていない。それに、勝つためには殺しておかないといけない人間が一人いるのだから…。

 大会会場。
 1順目2人目のジャンプも終盤に差し掛かり、ついに雪野高校の2番手、真岡護の番が回ってきた。注目する観客や選手達。
 だが、ここでまた異常な事態が発生する。シグナルが、赤から変わらない。ジャンプ台そのもののコンディションは悪くないのに、飛ばさせない。このままでは、雪が降り積もるばかりどころか、風向きすら悪くなってしまう。ジャンプ台の審判は、ジャッジタワーの競技委員長の難波に意見申し立てをするが、相変わらず「うるさいよ。」の一点張り。競技委員長は、あくまでも下里コーチの裏工作に従事しているようだ。
 しかし、これ以上の時間稼ぎは危ないと考えたのか、難波は早々に赤から黄色へと切り替える。野々宮悠太と同じ状況でのスタート。疑念、困惑、不穏。あまりにも無茶苦茶な判断に、関係者は不信を抱く。
 そして、黄色からそのまま青へと変わった。真岡は、悪条件化でスタートしなければならない。真岡は、全神経をジャンプの事だけに集中させ、ジャンプへと出る。

 滑走から、滑空。その雪をものともせずに飛んだ、真岡のジャンプは、低く鋭く飛び出た。その飛び方は、大柄な真岡にはそぐわない異色とも言える繊細なジャンプである。だが、それ以上に異色ともいえるのは、そのフォームの形だ。まるで、悠太の飛び方そのものである。
 現に、真岡はそれを意識していた。幼い頃、唯一、自分が負けた相手である少女を。何時、彼女を越える事ができるだろうか?だが、彼はこのジャンプの最中、実感したのだ。ついに、野々宮ノノよりも超えるジャンプが出来たはずだと。

 鋭く描いた真岡の大ジャンプは、見事に地面へと着地する。記録は、103m。今大会初の100m越えである。それも、悪条件の中でこの記録ならば、見事としか言いようがない。大喝采に包まれる大会会場。
 大成功とも言えるジャンプに、激励の言葉を投げかけるチームメイトの笹宮。それに対して、不釣合いな微笑をする真岡。普段の印象と全く違う真岡に、微妙な反応をする笹宮であった。
 そして、笹宮とは別に、彼に近づく者がもう一人。鷺坂だ。どうやら、悠太を持ち上げておいて、この記録を叩き出した事が気に食わないようだ。嫌味にしか見えなくて。だが、彼は冷静に言い返す。悠太の時ほど条件が悪くなかったと。
 一方で、彼のジャンプそのものに納得のいかない人もいる。記者の与田である。本来、彼みたいな我体の大きい選手は、体が大きい事を利用して、風の受ける面積が大きくなる飛び方をするはずだ。しかし、彼の飛び方は小柄な女性の飛び方である。柔軟な飛び方をしたと思われるが、その体格にあった飛び方がある。もし、彼が一般的な飛び方をすれば、赫すら越えかねない記録が出るだろうに…。

 大会会場から少し離れた雪道。一巡目の殿を務める皇帝は、ジャンプの準備をする。真岡の記録に愚痴をこぼしながらも。そんな最中、皇帝の視覚にただならぬ者が目に映る。禰宜田である。
 奥信高校のエースと月山商業のエースの間に流れる、異様な空気。果たして、どうなる!?

 さて、今週もなかなかと面白い内容だった。ストーリーそのものは、相変わらずな濃い内容だったし、伏線の張り方もなかなか。ホント、たん最高ですな。
 今回の最大の見所は、なんと言っても雪野高校の真岡。自分は、大会が始まる前に悠太との会話が心に引っかかって、思うようにジャンプが出来ないと予想したのですが、見事に大記録を叩き出しましたねえ。それもその光景に、不覚にも清清しいと感じてしまった。普段は、くら~い印象を漂わせる真岡が、野々宮ノノという過去の呪縛から解き放たれて、笑顔なんかを見せるのだから。
 しかし、彼は安心しているのかもしれないけど、問題なのはこれからである。与田の言っていた、真岡のフォーム問題。あれから脱する事ができなければ、真岡は完全に過去から振り切る事ができないのだ。あのフォームのせいで、真岡の記録が伸び悩んでいるのだから(それでも、相当なものだが。)。皇帝が友人の形見のスキー板から、自分の背丈に見合ったスキー板を履いたように、真岡もノノのジャンプスタイルから一般的なジャンプフォームに変えないと。でお、その問題に気付いていないだろうなあ…。それに、すぐにどうにかなる問題じゃないし…。
 それと、今話の冒頭と終盤に登場してきた禰宜田。恐らく、彼の言っていた殺しておかないといけない人間というのは、恐らくは下里コーチか難波の事だと思う。接点が無いから確実とは言えないが、106話目の浅見の「生まれた時から風に乗ってきた。」という台詞から見て、裏で工作が行われていた察知したのだろう。皇帝と鉢合わせた事については、単なるニアミスであろう。これこそ、本当に関係の無い人だから。まあ、次回を見ないと分らないけどさ。

 さあ、一触即発状態となったノノノノ
 次回は、流血騒ぎになるのだろうか?それとも?

 ノノノノ 111話の評価

 満足度 ☆☆☆☆
 スポーツ度 ☆☆☆☆☆
 一触即発展開 ☆☆☆☆☆

         ノノノノ111話

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