続・黒のノエル

現在週刊ヤングマガジンで連載中の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス』をはじめ、純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』、美少女SFバイオレンスラブコメディ漫画『エルフェンリート』、スポコン漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、食べ歩き企画、ライトノベルの執筆などをしております。どうぞごゆっくり見てください。

2010年04月

           Akiba Days


 これまた懐かしい…。

 何時になったら聖地に行けるのか分らない蔵間マリコです。
 昨日、部屋を少し掃除している時の事。自分は、たまの祝日(とは言っても、今年は祝日休みが数日ほどあるが。)であるから、ちょっとした大掃除を行った。漫画で満載の開けるのも精一杯なベッドの下を整理したり(そのくせ漫画を月に十数冊も買うから収拾が付かない…。)、ガンプラの箱で満載の開けるのも大変なクローゼットの中を掃除したり(こっちも収拾が…。)、特典のイラストペーパーや漫画の帯が何十枚も入っている机の中を整頓したり(そのくせ…)…。まあ、滅多に開けない部分や奥を掃除したりしていたから、色々と見つかりましたよ。ポケットステーションとか隠していて何時の間にか忘れていた一昨年買った同人誌とか。その中でも一際目立ったのが、写真の上のこれ。2008年に発売された秋葉原ガイドMAP『Akiba Days』だ。
 そういえば、2年前にこんな本買ったんだよな。なんかSchool Daysを応援している人のサイトで紹介されていて、自分もスクイズのファン(あくまでも、原作とアニメ版。PS2版・漫画版はお断り。あと、誠と世界と澤永も。)だから勢いで買ってしまったという記憶が。それだけ、スクイズにはまっていたのかもしれない。
 いや~、こんな本が見つかるなんて懐かしい懐かしい。2008年あたりぐらいから、ムック本やらガイドブックといったあたりの本を買うことが多くなったんだよな。今じゃあ、萌え萌え辞典のシリーズも8冊ほど持っていたり、最近じゃあパブキャラ大全なるものを買っているからね。もう20数冊はこの手の本はあるかも。財布にかなり痛い値段と分っていても、ついつい買っちゃう。それが、サブカル本の魅力。懐かしいあまり、掃除そっちのけで読みふけちゃったよ。
 漫画にしろ、雑誌にしろ、掃除の時に見つかる本は恐ろしい…。

 しかし、このAkiba Daysを読んで思ったことが一つある。何時になったら、東京、と言うよりも二次元の聖地である秋葉原やコミケに行けるのだろうかと。
 毎年毎年、夏に行こう夏に行こうと思って、少ない給料をやりくりして貯めているんだけど、やたらと出費があったり、トラブルがあったりして困る。一昨年は、MYノートPCを購入したし、去年は別の予定(あまり語りくないことだが。)があってそもそも企画していなかったし、今年は腰の怪我でかなり怪しくなってきた。地元の東方のオンリーイベントにすら参加できなかったから、尚更の事である。
 その一方で、弟はしょっちゅう東京へ行くからなあ…。毎年一回は、友人に会いに行くために東京に行っているようだし、今年の春、会社の研修で本社の東京にまで出張していたからねえ(それも、余った時間で色々な名所に行っていたようだし、美味しいお土産付き。)。かたや年一回は東京へ旅行に行って、かたや東京旅行とは縁がない。この差は一体なんなの…。

 さて、自分は何時になったら東京へ行くことが出来るだろうか?ホント、一度でいいから秋葉原の雰囲気も満喫したいし、コミケに参加してみたい。
 今年の夏は駄目かもしれないけど、冬には絶対秋葉原にいけるように頑張るぞ(一体何を頑張るのか不明だけど。体の健康とか、金銭面?)!!

 今週は、休載。という事で…。

 休みであっても、ノノノノの応援は相変わらずな蔵間マリコです。
 さて、今週のノノノノは先週が合併号だっため、お休み。残念とは言えば残念ですが、まあ毎年の事ですから仕方ありません。で、その代わりに今週はノノノノの名・迷台詞集でも書こうと思います。
 そういえばノノノノの名台詞集、CURURUでは3度ほど行っていましたが、こっちでは初めてのような気がする。まあ、これといって別段変わった事をするわけじゃあないけど、単行本1巻区切りにノノノノの心が揺さぶられるような名台詞及び電波的な迷台詞を自分が印象的だったピックアップするというものである。で、今回は単行本4巻、第31話から第41話までを紹介。夏のスキージャンプ大会の決着、悠太(兄)の元・彼女のそらの登場、そしてハンスとの対峙。物語が徐々にヒートアップし始めた頃の場面ですね。ノノノノの本領を発揮し始めたのは、この頃ぐらいかもしれない。
 という事で、独断と偏見に満ちたノノノノの名台詞・迷台詞PART4、行ってみよっか!!

 第32話『ゆうきあげるよ』より、野々宮ノノの台詞。

「大丈夫ですよ、そのくらい飛べますから。」

 青鹿学園のコーチ、火野コーチの卑劣な策略により皇帝は負傷し、大ピンチになった奥信高校。暁の大健闘あるものの、逆境である事には変わりない。そして、殿を務めることとなったノノがチームメイトに対して語った台詞。
 自分は、この台詞を聞いて、ノノが好きなキャラクターになりました。それ以前のノノというと、実力があることは別問題にしても、大衆の前では大口を叩いたり、多少傲慢なところが見受けられていたからあまり好きじゃなかったんですよ(まあ、これは演じているだけだが。)。だから、ノノに辛い過去があってもあまり感情移入が出来なくて…。でも、この台詞にはそういった嫌味や傲慢さが入っていない。あるのは、悪意に対して打ち勝つ自信だけである。この瞬間、ノノは奥信高校スキージャンプ部の部員として初めて認められたといえよう。もし、あのまんまの性格で話を進めていたら、あまり感情移入できなかったかも。

 第38話『ずっとこうしていたかった』より、天津暁の台詞。

「お前は、こんな食えもしない魚をすくってどうする?一週間もすれば、その死体を泣きながら木の根元に埋めることになるんだぞ。たとえ、育ったところで黄ばんだフナになるだけだ。」

 突然、長野に来訪してきた兄・悠太の元彼女、そら。そらの誘いで、お祭に参加することになったノノ一行。そこで、上手く金魚が取れない暁を横目に順調に金魚を取っている子供に対して吐いた台詞。
 いや~、これは思いっきり笑わせてもらいましたよ。普段は、無口でギャグみたいな台詞は言わない人間ですけど、この台詞は真逆の位置にあるとも言える台詞なのだから。ちゅーか、暁はよくこんな台詞を思いついたな。わざわざ状況まで、説明しているあたり、スキージャンプでは優秀な暁には相当な屈辱な出来事だったのかもしれない。いくら何でも、子供に八つ当たりするのは良くないでしょ。
 ちなみに、この台詞の前の暁の一連の動作も笑える。コント系の無声映画みたいな感じの印象を受けて。暁の無愛想な顔が笑いをより一層引き立たせてくれます。

 第39話『すき…』より、そらの台詞。

「何を言っているの?そのくらい最初から気付いていたよ。」

 お祭を満喫したノノ一行。だが、ノノはそらに打ち明けなければならなかった。兄の悠太は既に亡くなっていて、自分は兄の夢を継ぐためにわざわざ男装している事を。それを打ち明けた時の彼女の返事。
 これは、正直、重かったですわ。いや、今までの言動を考えると、ノノである事はバレているのは想像に易いけど、いざこのシーンを迎えると何か切なくて…。それは、そらも言える。悠太が亡くなっている事は、ノノと出会った瞬間分った。でも、その現実を受け入れる事ができない。だから、ノノの口からその真相が語られるまで待っていたのだろう。
 分っているのに、わざわざここまで敢えて引っ張る。そして、感動を作る。やはり、たんは感動のシーンを作るのは上手だな。これだから、たんの漫画を読んでいて楽しい。

 まあ、ノノノノの4巻の名台詞・迷台詞と行ったらこれぐらいかな?
 来週は、ノノノノの通常運行が再開。さて、遠野実業のエース、伊東くんのジャンプはどうなるだろうか?吉と出るか、はたまた凶と出るか。楽しみ楽しみ。

ジョジョ一番くじ004

 うずくまっておじちゃん、オナカ痛いの?

 彼らみたいな奇妙な冒険をしてみたい蔵間マリコです。
 今日、仕事が終わった後の事。自分は、良く通うゲームセンターに向かう前にコンビに寄った。まあ、ジュースと菓子を買うという他愛も無い行動だ。で、さて何時もの暴君ハバネロと買おうかなあとスナック菓子のコーナーへと向かった。だが、その途中、ある非常に魅力的なものが目に入ってしまった。その魅力的なものとは、『一番くじ ジョジョの奇妙な冒険第5部 黄金の風』だ。以前、コンビニで買ったジョジョの一番くじの最新のシリーズである。
 ジョジョの第4部のくじを勝手から随分と経つが、ついに5部もリリースされたとは…。それも、どうやら今日ほど入荷したようだ。自分は、ジュースと菓子を買う事とゲーセンに行く事を急遽変更して、ジョジョ第5部の一番くじに2回ほどチャレンジした。
 で、その結果が上の画像の二つ。一つは、G賞のグラス(ジョルノ・ジョバァーナ)。もう一つは、F賞のハードカバーノート&シール(ドッピオディアボロ)。末等の二つだから、世間的にはハズレかもしれない。でも、自分にとっては充分値段に見合ったものだと思う。グラスだってかなり汎用性(水を表面張力になるギリギリまでいれて、コインは入れません。)があるし、ノートだって結構使い道がある。まあ、本当はA賞のジョルノゴールド・E・レクイエムのフィギュアとか、B賞のキング・クリムゾンのフィギュアが欲しかったのが本音だけど。 それは、次の機会にでも。

 さて、そんなジョジョ第5部のグッズを二つGETして、ホクホクな私ですが、自分はこのジョジョ第5部はジョジョシリーズの中でも結構面白い部類だと思っている。恐らく、第4部・第3部の次ぐらいに自分の中での順位に入っている。
 このジョジョ第5部の魅力、やはり戦闘のシーンが他の部に比べて、非常に魅力的なシーンが多いという事だろう。まさに漢の生き様を体現したようなプロシュート兄貴とその部下のペッシとの死闘、スピード感溢れる高速戦闘を披露したギアッチョVSミスタリゾットVSディアボロのまさかの内部抗争などなど…。シリアス路線重視である第5部であるため、純粋に戦闘シーンの激しさやカッコよさは全シリーズ見ても1,2を争うものかもしれない。
 だけど、自分が一番面白いと思ったのは、こういった戦闘の部分でなく、第5部のテーマである『運命』だと思う。登場人物のそれぞれが、己に課された運命と戦う。ジョルノはギャングスターを目指すために、トリッシュディアボロから抗うため、ディアボロは過去に打ち勝つための試練と正体を知った者の抹殺…、といったような登場人物がそれぞれの目的を達成しようとあーだこーだと試行錯誤をする。その姿が、素晴らしくカッコよく見える。
 その中でも、エピロローグである『眠れる奴隷』は第5部の象徴ともいえよう。チーム・ブチャラティのメンバーの一人、ミスタは近いうちに死ぬ運命の者を安らかに死なす『ローリング・ストーン』のスタンドを破壊するために、身を挺してまで破壊に成功し、仲間達を守ることが出来た。だが、その宣告された運命からは逃れる事が出来なかった。それでも、この破壊する行為に意味があったのだ。結果がすで決められた冒険であろうが、その運命に必死に抗う。そういった必死に生きる人間の姿、まさにジョジョの根源である『人間賛歌』であり、第5部のテーマの『運命』への解答と言えよう。
 それにしても、この眠れる奴隷をストーリーの最後の持ってくるところあたり、荒木飛呂彦のセンスの凄さが感じられる。普通なら、特別編とかにして別枠で話を作るのだが、敢えてラストにこの話を描く。やはり、荒木は天才と言わざる得ない。

 戦闘シーンとテーマ性の強さを感じるジョジョ第5部。
 他の部とは違い、比較的独立した物語(SBRほどでもないが。いや、あれはあれで第1部から第6部見ないと駄目か…。)であるため、ジョジョ未読の方にもお勧めできる。本屋で見かけたら、ぜひ読んでみるといいかも。ただし、単行本版だと第4部のラスト(しかも、ラストはかなりヤバイシーンがあるので。)が若干収録されているので注意。なので、第5部から読む場合は文庫版か廉価版を。
 最後に一言。「アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ、アリーヴェデルチ!(さよならだ)」。

           ガンダムX

 コストの3000のうちの3000は、ティファで出来ています。
 ガロードXの立場は、一体…。

 宇宙世紀ガンダムもアナザーガンダムも大好きな蔵間マリコです。
 今日の昼、とあるガンプラを組み立てた。平成ガンダム3部作のトリを飾る『機動新世紀ガンダムX』の『ガンダムX』のHGAWだ。いや~、このガンダムXがHGで登場すると聞いた時は驚きでしたよ。続々とMGがリリースされるアナザーガンダム作品の中、唯一発売されていないのがガンダムX系で何時MGで登場するのかと思ったら、HGシリーズで登場したのだから驚きでしたよ。それも、初のアナザーガンダムのHG化なのだから。ガンプラ好きな人間としては、これは買わない手は無い。というわけで、金曜日の仕事の帰りに市内のホビーショップで買いましたとさ。
 で、3時間がかりで苦戦しつつも完成。自分としては、最近のHGシリーズの中でもかなり出来の良い作品だと思う。背中のサテライトキャノンや武装などの重みで足がふらついたりする事もないし、しっかりと劇中のポーズを再現する事もできる。そして、動かしても原作のイメージ感を崩さないデザインバランス。どれをとっても、秀逸といえよう。ただ、欲を言えばマニュピュレーターの種類が2週類あっても良いような気もしたが、比較的御手頃な値段(定価1500円、ちなみに自分は1200円で買いました。)である事を考えると、文句は言えないか。どちらにしろ、このガンダムXは買いと言えよう。

 ところで自分にとって、機動新世紀ガンダムXはどのよう作品かというと、かなり地味な印象の受ける作品だったな。ガンダムで熱血格闘ものを描き視聴者の度肝を抜いた機動武闘伝Gガンダム、ビジュアルキャラとアニメらしからぬOP・EDなどで今のアニメの原型を作った新機動戦記ガンダムWに比べると、独自の世界観の押しが弱いのは否めない(つーか、前者二つが恐ろしいほど濃すぎる。)。でも、地味でありながらも作品としての面白さはなかなかのものだと思う。
 例えば、ガンダムXの最大のテーマである『ニュータイプ』。宇宙世紀では、まさにスーパーエースや人類の可能性として描かれているが、ガンダムXは最終的に否定している。宇宙世紀ガンダムファンの人間には、憤慨級の結論かもしれないが、自分としてはそれもアリだと考えている。
 その理由としては、NTという存在に拘りすぎている事だ。確かに、NTはオールドタイプに比べると秀でた点があるのは事実であろう。だが、結局、世界を変えるのは革新を求めている人間である。世界を良い方向へと運ぼうとする人類の努力である。NTは、結局は付加価値に過ぎない。その付加価値に拘っているから、戦争が起こるのだ。それは、宇宙世紀も言えているかもしれない。NT同士でも、分かり合えない人間だっているのだから。
 それとか、魅力的な登場人物もガンダムXの特徴と言える。まるでRPGの主人公・ヒロインのようなガロード・ランティファ・アディール、人間的な弱さを持ち合わせながらもフリーデンの大黒柱として活躍するジャミル・ニート、日々の生活のために必死に頑張るバルチャーたち…。その中でも、自分が特に好きとしているキャラクターは黒幕のフロスト兄弟である。
 世間的には、フロスト兄弟は「変態兄弟」とか言われたりして、かなり嫌われているキャラだけど、自分はフロスト兄弟は味のあるキャラだと思う。自分たち二人を認めなかった世界を滅ぼすという、思想などを抜きとした非常にシンプルな動機。それに「世界が我等を黙殺するから、我等は世界を滅ぼすのだ!!」や「僕らは正さねばならない、力なきオールドタイプを!」といった悪役として際立った台詞。傍から見ればただの我儘であり怨念返しでしかないが、逆にそういった狭い考え方に人間らしさを感じたな。その結果、破滅を望むフロスト兄弟は革新と平和を願うガロードに破れたのだが。

 ゲームやら様々な媒体でかなり冷遇を受けているものの、隠れた名作といえるガンダムXNTという存在に対しての投げかけやそれに対する一つの解答という功績は大きいだろう。
 さて、来週のGWは特に予定が入っているわけでもないし、この機会にガンダムXを借りようかな?ちょっと借りるものも減ってきたし、内容もおぼろげな部分もかなりあるし。しかし、これだけは言える。ティファ可愛いよ、テイファ

           ガンダムX002

エルピー・プル

 プルプルプルプルプル~!!

 ロリキャラは、最高だと思う蔵間マリコです。
 今週も来ました。一向に上手にならない土曜日恒例のイラストのコーナー。さて、今回描いたキャラクターは、国民的大人気リアルロボットアニメ『機動戦士ガンダム』のシリーズの一つ、『機動戦士ガンダムZZ』のヒロインである『エルピー・プル』を描きました。
 いや~、ガンダム作品には数多くのヒロインが登場すれど、自分の中ではプル以上に好きなヒロインはいませんねえ。年相応とも言える天真爛漫な性格に、ジュドーを「お兄ちゃん」と呼ぶほどの懐っこさ、そして大好きなお風呂とチョコパフェを前にしたあの喜びよう。萌えとかそういう言葉が無かった時代に、ここまで可愛すぎるキャラが生まれる事事態奇跡的である。流石、元祖妹キャラ。キャラデザの北爪さんには、敬服するよ。
 しかし、そういった要素があるからこそ儚さがある。あのダブリンでの戦闘、『重力下のプルツー』。あれは、本当に凹みましたよ。プルのクローンである、プルツー駆るサイコガンダムMk-Ⅱに苦戦するジュドーを守るために、負傷した身でありながらも出撃。最期は、ジュドーを守り、自己のアイデンティティーを再確認し散って逝った。個人的には、ガンダム史上1、2を争うほどの悲しいシーン(同率1位は、機動武闘伝Gガンダムの東方不敗の死。東方先生も好きなキャラだけあって、悲しかった。)である。
 だけど、彼女の犠牲があるからこそ、プルのクローンであるプルツー、そして機動戦士ガンダムUCプルトゥエルブことマリーダ・クルスのキャラクター性が活きてきているのかもしれない。プルでありながらも、プルではない存在。そんな自問自答が、二人に突きつけられる。クローンキャラというと、基本的に何でも有りになるので御法度というイメージ(カーボンヒューマンの方々とか、『俺はクローンだ。』とか抜かす奴とか。)が強いが、クローンという特徴を上手く活きている珍しい例といえよう。
 ちなみに、エルピー・プルの名前の元ネタは諸説色々とある。黄金郷を意味するエルドラド、その住人(ピープル)、それをアナグラム化して、エルピー・プルにした説。エルフとピープルの名称を割って2にした説。そして、冥王計画ゼオライマーが連載されていた事で有名なロリコン雑誌、レモン・ピープルを文字ってとった説。結構意見が分かれているから、どれがどうか分らないが、自分はエルドラド・ピープル説だと思っている。流石に、ロリコン雑誌から取った名前だと夢が無いからねえ…。そりゃあ、自分もロリ好きだけどさ。

 そんなガンダム史上最強のヒロインのプルを描きましたけど、今回も今一つな感じ。足の向きがおかしかったり、髪型が微妙にプルじゃなかったり…。特に、腕のバランスが酷い。どうも、肘の曲げる部分と角度が上手く折り合いが付かなくて…。本当に、何時まで経っても上手くならない事が悔しい。
 でも、そんなダメダメな絵でも、今回頑張ったと思える点が一つだけある。その部分は、眼だ。何時も、眼を描く時、どうしても魂がこもっていないような感じで、眼には見えなかった。でも、今回は眼に見えるように線画の時点で線を太くして、瞳孔に普段の3割り増しぐらいに丸みを帯びさせてみました。そしたら、表情そのものが丸くなって、如何にも眼らしくなったような気がする。まだ人並みとは言えないけど、それなりに上達したと思う。この感覚を忘れないようにしたい。

 さて、次回は何を描こうかな?
 まだまだ単発物で描きたいのだが、誰を描こうか本当に悩む…。
 ロリキャラが描きたい、ロリキャラが描きたい、ロリキャラが描きたい…。

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