キャー、逃げてー!!
いや、ここは逃げてもらわなくてもいいか…。
ノノノノを毎週毎週応援している蔵間マリコです。
あ~あ、どうしてゴールデンウィークってあるんだろうか?確かに、連休があることは嬉しいよ。疲れも取れるし、その休みを利用して色々と挑戦できるのだから。でも、それ以上に自分としてはガッカリな事があります。それは、多くの週刊雑誌が合併号であるということである。勿論、自分が愛読している週刊ヤングジャンプも例外に漏れず。
はぁっ…、毎年毎年体感している事なんですけど、どうもGWの週はヤンジャンが読めないから、なんとなーく気分が空回りな感じなんですよね。そうじゃなくても、盆の時も年末(それも、2回。)にも合併号があって、退屈な時期があるというのに…。ヤンジャンが大好きな自分にとっては、これはかなりの苦痛です。
でも、逆にこんな考え方もあるかもしれない。この合併号で休みになった1週間は、作品のクオリティ向上のための充電期間と。そう考えると期待して待つ事ができるな!!来週の1週間は、少し憂鬱な週になりそうですけど、その分、良い作品が出来ると期待しますよ!!
まあ、前座はこれぐらいにして、今週のノノノノのストーリー&感想を書かせてもらいます。さあ、遠野実業のエース、伊東の実力は如何に!?
第115話『一目惚れ』
少女は、期待していた。ジャンプ台の頂上にいる遠野実業のエース、伊東賢一の健闘を。きっと、勝つはず。ここまでスキーが好きなのは、彼以外いないのだから。
少女が青年と出会ったのは、8歳の時。彼女は、父親の元でスキー部の練習を眺めていた。そして、彼女は偶然にも彼とであった。まさに、一目惚れ。あの時の彼の瞳は、輝いていた。
でも、それからは彼はスキージャンプの魅力に取り憑かれた。毎日、スキージャンプの練習をし、靴よりもスキー板を履いている時間のほうが長い。それだけ、彼はスキージャンプが好きのである。彼女が目に入らないほどに。
だから、あの時の言葉は嬉しかった。『インターハイで優勝したら、お前と付き合う。それが俺へのご褒美だ。』、相変わらず無愛想でありながらも、初めて聞いた言葉。自分の事を少しは好きになってくれたのかもしれないから。
ジャンプ台の頂上にいる伊東は、過去の事を思い返していた。
あれは、8歳の時。スキー場で迷った所、偶然にもスキージャンプの光景と出くわした。遠野実業スキー部の練習。初めて見たスキージャンプの凄さに圧倒された。だけど、それ以上に彼は、そこにいた少女に一目惚れしてしまったのだ。多分、自身の瞳は相当に輝いていただろう。
だが、彼の前には障壁が立ちはだかった。コーチである、彼女の父親だ。コーチは誰よりもスキージャンプが好きで、IHに優勝できるような実力の持ち主と以外はつき合わさせようと思っていない。まあ、遠野実業の選手の実力では、優勝など程遠いが。
それからは、スキージャンプ一筋となった。来る日も来る日も練習練習。誰よりも長い時間スキー板を履いて。そのおかげか、足の皮が剥ける事など日常茶飯事であったが、気にもならず、まさにスキー靴と一体化していた。そして、わざわざ進路も良い学校を蹴り、彼女の父がコーチをする遠野実業に入った。それだけ、スキージャンプを極め、スキーに捧げるつもりだったのだ。
『ただ、綾と―――、付き合いたかったから――。』
今年は、最後のIH。でも、仲間にも恵まれチャンスが回ってきた。だから、期待してくれ。『俺は必ず優勝する。』
遠野実業の明暗を分ける運命の時が近付きつつある一方、ジャッジタワーの難波は土壇場まで追い込まれていた。数々の妨害工作も、ことごとく失敗。次、失敗すれば後が無い。そうすれば、成功報酬の100万円もおじゃんとなり、池袋のキャバクラのアケミちゃんとも出会えない。バリバリとスナック菓子を乱暴に食べて、憂さを晴らす難波。
しかし、彼には切り札がある。もし、伊東がここで高記録を出せば、不正行為の検査対象とする。その検査対象に使われる空気透過率の装置は、あらかじめ最初にチェックされた選手は失格になるようにバルブが調整されている。下里コートが何処でこんな手段を仕入れたのか知らないが、確実に失格させる事ができる。
不敵に微笑む難波。奴には、アケミちゃんに会う事以上に重要な事情などあるまい。店に行けなくて、嫌われたりでもしたらどうするんだ。だから、
「人の恋路の邪魔する奴は……。」
「静かに退場してもらおう。」
背後から凄まじい殺気を放った異常ともいえる形相の男が。月山商業の禰宜田だ。
彼の声に気付いたのか、振り返る難波。瞬間…。
今週は、非常に面白かった。ベタベタな展開+超展開の緩急つけた内容。このギャップの激しさが、倫たんの最大の魅力だよな。ホント、ファンでいて良かった…。
まず、遠野実業の大将の伊東とマネージャーの綾だけど、傍から見るとかなりベタベタで青臭いとも言える出会いだけど、自分としては面白かった。あまりに無愛想な彼の態度に不安に思いながらも、彼の事が今でも好きだ。一方の伊東は、綾が好きであるが故に、父親に許可を得るために大好きなスキージャンプを一生懸命頑張る。すれ違いでありながらも、お互いの事が好き。よくある展開であるとはいえ、同じ回で二人の心の内を描いた事によって、説得力の強いものとなっている。これは、非常に上手い話の流れだ。ますます、伊東君を応援したくなるよ。
それにしても、第99話で初登場のよん子ことマネージャーの名前が綾だったとは…。自分はてっきり、エルフェンリートの時みたいに最後まで名前を明かさない手法(帽子の男とか男装の眼鏡の用心棒とか。)を使うか、この大会の終了後のシーンにでも名前を明かすと思ったのだが…。それが、意外にも綾の親父さんから名前が漏れるなんて…。綾の親父さん、俺に綾を下さい!!
まあ、そんな冗談(そりゃあ、ナナたんとマリコたんという二本柱がいるので。)はともかく、二人の恋路を邪魔をして、馬に蹴られて地獄に落ちた難波。今までの悪行を考えると、自業自得で動機も同情する余地も無いが、あの禰宜田の登場タイミングには脅かされましたよ。何時か何時かは来ると思ったが、このタイミングで登場するなんて…。倫たんが、Twitterで残り2ページのネームが決まらないとぼやいていたが、その結果がこんなインパクトのあるものになるとは…。
エルフェンリートのEL07では、コウタがにゅうの服を脱がせている所をユカが見てしまうだけではパンチ力が弱いから、最後のページに拷問同様の人体実験を受けている全裸で血塗れのナナたんに付け加えたというパターンと同じだな。ネームに行き詰れば行き詰るほど、凄い展開が待っている…。
多分、この展開の影響で使われなかった空気透過率をチェックする装置の罠は使われなくなるから、恐らくは廻りに廻って守門高校が引っかかるかもしれない。他人の不幸を喜ぶ事はあまり良い趣味ではないが、そうなる事を期待したい。
だが、禰宜田はこんな所で油を売っていて大丈夫なの?確か順位で見ると、遠野実業の次は月山商業だったような。一回ジャンプするのに多少時間がかかるとはいえ、どう考えても時間が足りない。まあ、そこは倫たんの漫画だから多少の矛盾は気にしないでおこう。ちゅーか、一々気にしていたら読めませんよ。
さて、これで邪魔者はいなくなり(やり方は相当に荒っぽいが。)、正々堂々とスキージャンプが出来る。
遠野実業の伊東、果たして2回目のジャンプに生き残る事ができるだろうか!?
再来週が楽しみで楽しみでたまりません。
ノノノノ 115話の評価
満足度 ☆☆☆☆☆
スポーツ度 ☆☆☆☆☆
波乱度 ☆☆☆☆☆
いや、ここは逃げてもらわなくてもいいか…。
ノノノノを毎週毎週応援している蔵間マリコです。
あ~あ、どうしてゴールデンウィークってあるんだろうか?確かに、連休があることは嬉しいよ。疲れも取れるし、その休みを利用して色々と挑戦できるのだから。でも、それ以上に自分としてはガッカリな事があります。それは、多くの週刊雑誌が合併号であるということである。勿論、自分が愛読している週刊ヤングジャンプも例外に漏れず。
はぁっ…、毎年毎年体感している事なんですけど、どうもGWの週はヤンジャンが読めないから、なんとなーく気分が空回りな感じなんですよね。そうじゃなくても、盆の時も年末(それも、2回。)にも合併号があって、退屈な時期があるというのに…。ヤンジャンが大好きな自分にとっては、これはかなりの苦痛です。
でも、逆にこんな考え方もあるかもしれない。この合併号で休みになった1週間は、作品のクオリティ向上のための充電期間と。そう考えると期待して待つ事ができるな!!来週の1週間は、少し憂鬱な週になりそうですけど、その分、良い作品が出来ると期待しますよ!!
まあ、前座はこれぐらいにして、今週のノノノノのストーリー&感想を書かせてもらいます。さあ、遠野実業のエース、伊東の実力は如何に!?
第115話『一目惚れ』
少女は、期待していた。ジャンプ台の頂上にいる遠野実業のエース、伊東賢一の健闘を。きっと、勝つはず。ここまでスキーが好きなのは、彼以外いないのだから。
少女が青年と出会ったのは、8歳の時。彼女は、父親の元でスキー部の練習を眺めていた。そして、彼女は偶然にも彼とであった。まさに、一目惚れ。あの時の彼の瞳は、輝いていた。
でも、それからは彼はスキージャンプの魅力に取り憑かれた。毎日、スキージャンプの練習をし、靴よりもスキー板を履いている時間のほうが長い。それだけ、彼はスキージャンプが好きのである。彼女が目に入らないほどに。
だから、あの時の言葉は嬉しかった。『インターハイで優勝したら、お前と付き合う。それが俺へのご褒美だ。』、相変わらず無愛想でありながらも、初めて聞いた言葉。自分の事を少しは好きになってくれたのかもしれないから。
ジャンプ台の頂上にいる伊東は、過去の事を思い返していた。
あれは、8歳の時。スキー場で迷った所、偶然にもスキージャンプの光景と出くわした。遠野実業スキー部の練習。初めて見たスキージャンプの凄さに圧倒された。だけど、それ以上に彼は、そこにいた少女に一目惚れしてしまったのだ。多分、自身の瞳は相当に輝いていただろう。
だが、彼の前には障壁が立ちはだかった。コーチである、彼女の父親だ。コーチは誰よりもスキージャンプが好きで、IHに優勝できるような実力の持ち主と以外はつき合わさせようと思っていない。まあ、遠野実業の選手の実力では、優勝など程遠いが。
それからは、スキージャンプ一筋となった。来る日も来る日も練習練習。誰よりも長い時間スキー板を履いて。そのおかげか、足の皮が剥ける事など日常茶飯事であったが、気にもならず、まさにスキー靴と一体化していた。そして、わざわざ進路も良い学校を蹴り、彼女の父がコーチをする遠野実業に入った。それだけ、スキージャンプを極め、スキーに捧げるつもりだったのだ。
『ただ、綾と―――、付き合いたかったから――。』
今年は、最後のIH。でも、仲間にも恵まれチャンスが回ってきた。だから、期待してくれ。『俺は必ず優勝する。』
遠野実業の明暗を分ける運命の時が近付きつつある一方、ジャッジタワーの難波は土壇場まで追い込まれていた。数々の妨害工作も、ことごとく失敗。次、失敗すれば後が無い。そうすれば、成功報酬の100万円もおじゃんとなり、池袋のキャバクラのアケミちゃんとも出会えない。バリバリとスナック菓子を乱暴に食べて、憂さを晴らす難波。
しかし、彼には切り札がある。もし、伊東がここで高記録を出せば、不正行為の検査対象とする。その検査対象に使われる空気透過率の装置は、あらかじめ最初にチェックされた選手は失格になるようにバルブが調整されている。下里コートが何処でこんな手段を仕入れたのか知らないが、確実に失格させる事ができる。
不敵に微笑む難波。奴には、アケミちゃんに会う事以上に重要な事情などあるまい。店に行けなくて、嫌われたりでもしたらどうするんだ。だから、
「人の恋路の邪魔する奴は……。」
「静かに退場してもらおう。」
背後から凄まじい殺気を放った異常ともいえる形相の男が。月山商業の禰宜田だ。
彼の声に気付いたのか、振り返る難波。瞬間…。
今週は、非常に面白かった。ベタベタな展開+超展開の緩急つけた内容。このギャップの激しさが、倫たんの最大の魅力だよな。ホント、ファンでいて良かった…。
まず、遠野実業の大将の伊東とマネージャーの綾だけど、傍から見るとかなりベタベタで青臭いとも言える出会いだけど、自分としては面白かった。あまりに無愛想な彼の態度に不安に思いながらも、彼の事が今でも好きだ。一方の伊東は、綾が好きであるが故に、父親に許可を得るために大好きなスキージャンプを一生懸命頑張る。すれ違いでありながらも、お互いの事が好き。よくある展開であるとはいえ、同じ回で二人の心の内を描いた事によって、説得力の強いものとなっている。これは、非常に上手い話の流れだ。ますます、伊東君を応援したくなるよ。
それにしても、第99話で初登場のよん子ことマネージャーの名前が綾だったとは…。自分はてっきり、エルフェンリートの時みたいに最後まで名前を明かさない手法(帽子の男とか男装の眼鏡の用心棒とか。)を使うか、この大会の終了後のシーンにでも名前を明かすと思ったのだが…。それが、意外にも綾の親父さんから名前が漏れるなんて…。綾の親父さん、俺に綾を下さい!!
まあ、そんな冗談(そりゃあ、ナナたんとマリコたんという二本柱がいるので。)はともかく、二人の恋路を邪魔をして、馬に蹴られて地獄に落ちた難波。今までの悪行を考えると、自業自得で動機も同情する余地も無いが、あの禰宜田の登場タイミングには脅かされましたよ。何時か何時かは来ると思ったが、このタイミングで登場するなんて…。倫たんが、Twitterで残り2ページのネームが決まらないとぼやいていたが、その結果がこんなインパクトのあるものになるとは…。
エルフェンリートのEL07では、コウタがにゅうの服を脱がせている所をユカが見てしまうだけではパンチ力が弱いから、最後のページに拷問同様の人体実験を受けている全裸で血塗れのナナたんに付け加えたというパターンと同じだな。ネームに行き詰れば行き詰るほど、凄い展開が待っている…。
多分、この展開の影響で使われなかった空気透過率をチェックする装置の罠は使われなくなるから、恐らくは廻りに廻って守門高校が引っかかるかもしれない。他人の不幸を喜ぶ事はあまり良い趣味ではないが、そうなる事を期待したい。
だが、禰宜田はこんな所で油を売っていて大丈夫なの?確か順位で見ると、遠野実業の次は月山商業だったような。一回ジャンプするのに多少時間がかかるとはいえ、どう考えても時間が足りない。まあ、そこは倫たんの漫画だから多少の矛盾は気にしないでおこう。ちゅーか、一々気にしていたら読めませんよ。
さて、これで邪魔者はいなくなり(やり方は相当に荒っぽいが。)、正々堂々とスキージャンプが出来る。
遠野実業の伊東、果たして2回目のジャンプに生き残る事ができるだろうか!?
再来週が楽しみで楽しみでたまりません。
ノノノノ 115話の評価
満足度 ☆☆☆☆☆
スポーツ度 ☆☆☆☆☆
波乱度 ☆☆☆☆☆