続・黒のノエル

現在週刊ヤングマガジンで連載中の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス』をはじめ、純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』、美少女SFバイオレンスラブコメディ漫画『エルフェンリート』、スポコン漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、食べ歩き企画、ライトノベルの執筆などをしております。どうぞごゆっくり見てください。

2010年04月

 キャー、逃げてー!!
 いや、ここは逃げてもらわなくてもいいか…。

 ノノノノを毎週毎週応援している蔵間マリコです。
 あ~あ、どうしてゴールデンウィークってあるんだろうか?確かに、連休があることは嬉しいよ。疲れも取れるし、その休みを利用して色々と挑戦できるのだから。でも、それ以上に自分としてはガッカリな事があります。それは、多くの週刊雑誌が合併号であるということである。勿論、自分が愛読している週刊ヤングジャンプも例外に漏れず。
 はぁっ…、毎年毎年体感している事なんですけど、どうもGWの週はヤンジャンが読めないから、なんとなーく気分が空回りな感じなんですよね。そうじゃなくても、盆の時も年末(それも、2回。)にも合併号があって、退屈な時期があるというのに…。ヤンジャンが大好きな自分にとっては、これはかなりの苦痛です。
 でも、逆にこんな考え方もあるかもしれない。この合併号で休みになった1週間は、作品のクオリティ向上のための充電期間と。そう考えると期待して待つ事ができるな!!来週の1週間は、少し憂鬱な週になりそうですけど、その分、良い作品が出来ると期待しますよ!!
 まあ、前座はこれぐらいにして、今週のノノノノのストーリー&感想を書かせてもらいます。さあ、遠野実業のエース、伊東の実力は如何に!?

 第115話『一目惚れ

 少女は、期待していた。ジャンプ台の頂上にいる遠野実業のエース、伊東賢一の健闘を。きっと、勝つはず。ここまでスキーが好きなのは、彼以外いないのだから。
 少女が青年と出会ったのは、8歳の時。彼女は、父親の元でスキー部の練習を眺めていた。そして、彼女は偶然にも彼とであった。まさに、一目惚れ。あの時の彼の瞳は、輝いていた。
 でも、それからは彼はスキージャンプの魅力に取り憑かれた。毎日、スキージャンプの練習をし、靴よりもスキー板を履いている時間のほうが長い。それだけ、彼はスキージャンプが好きのである。彼女が目に入らないほどに。
 だから、あの時の言葉は嬉しかった。『インターハイで優勝したら、お前と付き合う。それが俺へのご褒美だ。』、相変わらず無愛想でありながらも、初めて聞いた言葉。自分の事を少しは好きになってくれたのかもしれないから。

 ジャンプ台の頂上にいる伊東は、過去の事を思い返していた。
 あれは、8歳の時。スキー場で迷った所、偶然にもスキージャンプの光景と出くわした。遠野実業スキー部の練習。初めて見たスキージャンプの凄さに圧倒された。だけど、それ以上に彼は、そこにいた少女に一目惚れしてしまったのだ。多分、自身の瞳は相当に輝いていただろう。
 だが、彼の前には障壁が立ちはだかった。コーチである、彼女の父親だ。コーチは誰よりもスキージャンプが好きで、IHに優勝できるような実力の持ち主と以外はつき合わさせようと思っていない。まあ、遠野実業の選手の実力では、優勝など程遠いが。
 それからは、スキージャンプ一筋となった。来る日も来る日も練習練習。誰よりも長い時間スキー板を履いて。そのおかげか、足の皮が剥ける事など日常茶飯事であったが、気にもならず、まさにスキー靴と一体化していた。そして、わざわざ進路も良い学校を蹴り、彼女の父がコーチをする遠野実業に入った。それだけ、スキージャンプを極め、スキーに捧げるつもりだったのだ。
 『ただ、綾と―――、付き合いたかったから――。』
 今年は、最後のIH。でも、仲間にも恵まれチャンスが回ってきた。だから、期待してくれ。『俺は必ず優勝する。』

 遠野実業の明暗を分ける運命の時が近付きつつある一方、ジャッジタワーの難波は土壇場まで追い込まれていた。数々の妨害工作も、ことごとく失敗。次、失敗すれば後が無い。そうすれば、成功報酬の100万円もおじゃんとなり、池袋のキャバクラのアケミちゃんとも出会えない。バリバリとスナック菓子を乱暴に食べて、憂さを晴らす難波。
 しかし、彼には切り札がある。もし、伊東がここで高記録を出せば、不正行為の検査対象とする。その検査対象に使われる空気透過率の装置は、あらかじめ最初にチェックされた選手は失格になるようにバルブが調整されている。下里コートが何処でこんな手段を仕入れたのか知らないが、確実に失格させる事ができる。
 不敵に微笑む難波。奴には、アケミちゃんに会う事以上に重要な事情などあるまい。店に行けなくて、嫌われたりでもしたらどうするんだ。だから、

 「人の恋路の邪魔する奴は……。」
 「静かに退場してもらおう。」

 背後から凄まじい殺気を放った異常ともいえる形相の男が。月山商業の禰宜田だ。
 彼の声に気付いたのか、振り返る難波。瞬間…。

 今週は、非常に面白かった。ベタベタな展開+超展開の緩急つけた内容。このギャップの激しさが、たんの最大の魅力だよな。ホント、ファンでいて良かった…。
 まず、遠野実業の大将の伊東とマネージャーの綾だけど、傍から見るとかなりベタベタで青臭いとも言える出会いだけど、自分としては面白かった。あまりに無愛想な彼の態度に不安に思いながらも、彼の事が今でも好きだ。一方の伊東は、綾が好きであるが故に、父親に許可を得るために大好きなスキージャンプを一生懸命頑張る。すれ違いでありながらも、お互いの事が好き。よくある展開であるとはいえ、同じ回で二人の心の内を描いた事によって、説得力の強いものとなっている。これは、非常に上手い話の流れだ。ますます、伊東君を応援したくなるよ。
 それにしても、第99話で初登場のよん子ことマネージャーの名前が綾だったとは…。自分はてっきり、エルフェンリートの時みたいに最後まで名前を明かさない手法(帽子の男とか男装の眼鏡の用心棒とか。)を使うか、この大会の終了後のシーンにでも名前を明かすと思ったのだが…。それが、意外にも綾の親父さんから名前が漏れるなんて…。綾の親父さん、俺に綾を下さい!!
 まあ、そんな冗談(そりゃあ、ナナたんとマリコたんという二本柱がいるので。)はともかく、二人の恋路を邪魔をして、馬に蹴られて地獄に落ちた難波。今までの悪行を考えると、自業自得で動機も同情する余地も無いが、あの禰宜田の登場タイミングには脅かされましたよ。何時か何時かは来ると思ったが、このタイミングで登場するなんて…。たんが、Twitterで残り2ページのネームが決まらないとぼやいていたが、その結果がこんなインパクトのあるものになるとは…。
 エルフェンリートのEL07では、コウタがにゅうの服を脱がせている所をユカが見てしまうだけではパンチ力が弱いから、最後のページに拷問同様の人体実験を受けている全裸で血塗れのナナたんに付け加えたというパターンと同じだな。ネームに行き詰れば行き詰るほど、凄い展開が待っている…。
 多分、この展開の影響で使われなかった空気透過率をチェックする装置の罠は使われなくなるから、恐らくは廻りに廻って守門高校が引っかかるかもしれない。他人の不幸を喜ぶ事はあまり良い趣味ではないが、そうなる事を期待したい。
 だが、禰宜田はこんな所で油を売っていて大丈夫なの?確か順位で見ると、遠野実業の次は月山商業だったような。一回ジャンプするのに多少時間がかかるとはいえ、どう考えても時間が足りない。まあ、そこはたんの漫画だから多少の矛盾は気にしないでおこう。ちゅーか、一々気にしていたら読めませんよ。

 さて、これで邪魔者はいなくなり(やり方は相当に荒っぽいが。)、正々堂々とスキージャンプが出来る。
 遠野実業の伊東、果たして2回目のジャンプに生き残る事ができるだろうか!?
 再来週が楽しみで楽しみでたまりません。

 ノノノノ 115話の評価

 満足度 ☆☆☆☆☆
 スポーツ度 ☆☆☆☆☆
 波乱度 ☆☆☆☆☆

     ノノノノ115話

 マジで泣きたいわ…。

 思わぬハプニングが最大の敵だと思う蔵間マリコです。
 はぁっ…、どうしてこんな不幸な目に遭わなければならないのやら…。疲れを癒そうと、ほんの短い時間の間にストレス発散をしようと思ったのに、逆に気が重たくなるなんて。いや、何があったかって?家に帰るバスの中で暇潰しに
プレイした風来のシレン4がフリーズして、その回の冒険がパァになったんですよ。それも、浜辺の魔洞(持ち込み不可・殆ど見識別アイテムのダンジョン。ぶっちゃけ、もっと不思議のダンジョン。)63階で。
 これは、今まで風来のシレンをプレイしてきた中でもかなりのダメージでしたよ。そりゃあ、今までなかなか首尾良く進む事が少なかった難関のダンジョンを、その回は珍しく潜る事ができたんですから。それも、隕鉄大刀+42(サビ避け・三方向攻撃・眠り・ドラゴン特効・水棲特効・空中特効・HP+20)と大隕鉄甲の盾+50(サビ避け・ハラモチ・炎半減・避けアップ・催眠無効・魔法ダメージ・HP+20)と非常に装備内容も良かったのに…。多分、ここまで流れの良い冒険は、なかなか無いだろう…。なのに、なんも変哲も無い行動をとっただけなのにフリーズ。マジで、落ち込みましたわ。
 また浜辺の魔洞を一からやり直さないといけないとは…。あの長くて長くて厳しいダンジョンを潜らないといけないとなると…。気が重たくなる…。

 とは言っても、風来のシレンシリーズ全作品をプレイしている人間である自分にとっては、この悲劇はまだ可愛い方。自分がプレイした中では、こんなハプニングは何度もあった。それよりも、これ以上に悲惨な目に遭った事があるのだから。
 例えば、初代の風来のシレンでの出来事。その回の冒険は、かなり調子良くフェイの最終問題98階まで潜っていた。だが、流石に敵の猛攻にシレンも疲弊。復活草も全部使い切り、回復手段は背中の壷だけとなった。こんな所で油を売っている暇はない。さっさと、潜らなければ。そう思って、階段を探していたのだが、何と不幸に大型地雷を踏んで、HPが1になってしまって…。しかも、その直後、アークドラゴンの炎が直撃で昇天。あまりにあっけない冒険の終了にショックを通り越して、しばらくの間、唖然としていましたわ。いくら何でも、これは酷すぎる。
 それとか、PC版風来のシレン外伝の裏白蛇島(色々と難しくなったもっと不思議のダンジョン。)96階で出くわした悲劇なのだが、フェイの最終問題の件以上に酷い。何しろ、普通に歩いてる所をオオイカリ状態のハイパーゲイズと鉢合わせして、延々と催眠術をかけられてしまったのだから。プレイヤーは何も操作出来ない状態で、勝手にアスカがアイテムを浪費していく。それも、数ターンじゃなくて、こちらが力尽きるまで永遠に。言うならば、『カーズは2度と地球へは戻れなかった…。鉱物と生物の中間の生命体となり永遠に宇宙をさ迷うのだ。そして死にたいと思っても死ねないので--そのうちカーズは、考えるのをやめた』と状態と同じ。または、ジョルノゴールド・エクスペリメンス・レクイエムで終わりの無い死を体験したディアボロ。その光景をただ眺めているなんて、拷問以外に何者でもない。あまりの酷さに、コントローラーを投げつけてやろうかと思ったよ。まあ、一番注意しなければいけないことを怠った自分にも責任はあるが。

 しかし、こうシレンをプレイしているとこういう精神的に参っちゃうような大ポカでも、しばらくすると良い思い出人なるな。どんなに酷い目に遭っても、またプレイがしたくなる。多分、これが風来のシレンの最大の魅力であり、中毒性の原因なのだろう。
 さて、そろそろフリーズでの精神的ダメージも回復してきたことだし、これを書き終えたらシレン4を再開しようっと。今度は、フリーズしないように慎重(注意してどうにかなるものでもないが。)に。

         風来のシレン4 モンスターハウス

      闇将軍ハバネロ


 カライ、カライ、カライ、ウマイ。

 辛い食べ物と甘い食べ物が好きな蔵間マリコです。
 最近、仕事の帰りに地元のコンビニであるスナック菓子を買う。東ハト(勿論、Leafの名作ギャルゲーの愛称ではない。半熟英雄の作中でも出て来た方の東ハトである。)の大人気スナック菓子『暴君ハバネロ』の派生商品の『闇将軍ハバネロ にんにくの変』と『闇将軍ハバネロ わさびの乱』だ。
 この暴君ハバネロシリーズ、自分は大好きなスナック菓子だが、特にこの闇将軍ハバネロシリーズは現在のお気に入りである。にんにく味は、ベースのポテトのカリカリ感とにんにくの興奮させるような風味と唐辛子の燃え盛るような辛味がマッチして美味しい。一方のわさび味は、唐辛子とかハバネロとは違い、あのツーンとした鼻に突き刺さるような刺激がたまらない。これは、おやつとしてだけでなく、酒の肴としても最適な逸品だ。
 ホント、こんな中毒になるような暴君ハバネロなるスナック菓子を考えた東ハトの社員は天才だ!!ノーベル賞ものクラスだ!!ギネスブックものだ!!直木賞ものだ!!みんなも、この激辛スナックの味を体感して欲しいな。

 まあ、そんな激辛スナックにはまっている自分だけど、実は昔は辛い食べ物が余り得意じゃないクチだったりして。カレーも甘口が当たり前で、うどんの七味唐辛子ですらダメな人間であった。
 では、どうして辛いものが好きになったかというと、昔、ラーメンのチェーン店で食べたスーパー坦々麺なる料理を食べたからだ。なんで、名前からして辛そうなラーメンを頼んだかというと、興味本位といったところであろうか。で、食べたら案の定とてつもなく辛くて…。それも、トイレに行きたくなるほどの胃がキリキリするほどの辛さ。正直、小学生の自分には無理でした。
 だけど、そのスーパー坦々麺を食べた影響か、それ以降は辛い物を食べても全然OKな人間になってしまった。多分、このスーパー坦々麺が辛すぎるあまり、体が辛い物に耐えれるような体質になったのかもしれない。それか、辛い食べ物の魅力が分ったのかもしれない。
 で、現在は、どのくらい辛いものが好きかというと某吸血鬼漫画の戦争が好きな少佐の延々と語ったなが~いなが~い演説(本当は、それを改変して書こうと思ったが、長すぎるのでやめた。)と匹敵するぐらい辛いものが好きである。LEEは20倍が当たり前だし、COCO壱行けば、必ず一番辛いのにする。他にも、辛いものが店にあったりすると必ず頼むし、上でも書いているように暴君ハバネロが好きなスナック菓子だったりするし。それだけ、辛いものが好きになってしまったのだ。
 ただし、ここで一つ言っておく。自分が好きな辛さは、辛さの中にコクや旨味がちゃんとある辛い食べ物だ。単に辛かったり、味の悪さを辛さで誤魔化すような食べ物は嫌いですので。流石に、辛いのが好きだけどの味覚音痴ではないから。

 さて、皆さんは辛い食べ物は大丈夫なタイプ?それとも、ダメな人間?
 もし、なんか辛いものに関しての面白いエピソードがあったら、ぜひガンガンコメントしてくださいね!!
 では、次回もよろしくという事で。

こんにちは!トラックバックテーマ担当の吉久です! 今日のテーマは「入浴時間はどれくらい?」です。 一日の疲れを流すお風呂タイムあなたはどれぐらいの時間お風呂に入っていますか?吉久は大体30分くらいです。自分では短いくらいかな~と思っていましたが、親には「長い!」といわれてしまいました・・・でも、こ�...
トラックバックテーマ 第945回「入浴時間はどれくらい?」



 CURURUとは使い勝手が違えど、ネタ切れの時に非常に役に立つ、FC2ブログの御題のコーナー!!
 さて、今回の御題は『お風呂』。いや~、お風呂というと、自分は30分以上入る好きなクチですねえ。そりゃあ、ストレスとしがらみだらけの俗世間の垢を洗い流せるし、自分自身の心が無防備になるところが何とも…。それにお風呂といえば、思わぬラッキーな展開があるのもお風呂というシチェーションの魅力だしね。
 例えば、お風呂に入ろうとしたら、可愛いおにゃのこが先客に入っていたとかというケース。いや~、これはまさにラッキースケベの典型的な例ですなあ。普段も可愛いおにゃのこが、思わず無防備な一面を垣間見る事ができるんですから。これはこれで、非常に可愛らしい。まあ、風呂に入る前に誰かが入っている事ぐらい気付くような気もしますけど。もしかしたら、確信犯?
 それとか、小さくて可愛いおにゃのこが一緒にお風呂入って欲しいというパターン。これは、上のケースよりも嬉しいシチェーションですねえ。元気一杯なおにゃのこが、わざわざ体を洗って欲しいと誘ってくるなんて、滅多な事じゃあないんですから。おにゃのこの頭をシャンプーで綺麗にしたり、可愛いおにゃのこに背中を洗ってもらったり、おにゃのこと一緒に浴槽に入ったり…。こんな合法的な手段でイチャイチャできるなんて、想像しただけで鼻血が…。そんな事が出来るんだったら、二次元の世界に行きたい!!

 いや~、ちょっと今回は今まで以上に暴走しすぎたかな?いくら御題のコーナーでしか羽目を外せないとはいえ、ここまでやりたい放題に書くのは問題のような気がする。ただ、誤解しないで欲しい。これは、あくまでも二次元の話。三次元では、そういう事は望んでいない人間ですので。つーか、こんな事が現実にあったら、俺は警察に逮捕されてますよ。とりあえず暴走はコレぐらいにして、ネタ埋めにでもお風呂に関する思い出話を少し話させてもらおう。
 うちの親戚の家は、昔、湯船の底から薪で温める昔ながらの風呂だった。自分は、この昔ながらのお風呂というものが非常に苦手であった。まあ、それには色々訳があって…。自分は、この昔ながらのお風呂で何度か痛い目にあったことがあるんだよ。
 この昔ながらのお風呂というのは、底を薪で温めるため、火傷をしないために底に板を張っておく必要がある。のだが、ある日、それを張っていない日があってね…。それに気が付かずに風呂に入って、足を火傷してしまった。幸い大した事は無かったけど、それ以来はこのお風呂が怖く感じるようになってしまった。まあ、それを確認していなかった自分にも責任はあるけどさ。
 あと、この薪で炊く風呂はなかなか温度調整が難しいもんで…。温めるためにただ単に薪をくべれば良いというもんじゃない。薪を多く入れたからといって、効率よく温かくなるわけでもないし、調整に失敗すると無茶苦茶熱いお風呂になるし…。自分は、これで何度、水風呂に近いぬる~いお風呂やとてつもなく熱い風呂に入った事やら…。

 でも、こんなに入るのにも大変な薪炊きの風呂だったけど、それだけお風呂の有り難さを感じるお風呂だったな。
 今だったらボタン一つ押せば、浴槽にお湯が張られる楽ちんさだけど、そういった手順をわざわざ人の手でやらないといけないのだから。水を張って、家の裏側にある竈まで回って、薪を割って火にくべないといけない。正直、かなりの重労働である。だけど、その苦労があるからこそ、お風呂に入った時により一層の安心感があったのかもしれない。アレはアレで、悪くはなかったかも。
 ちなみに、そこの親戚の家は、現在はシステムバスになっていたりして。しかも、特注で作ったかなり良いのだし。原型を全く留めていない…。

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ルーシー

 久々に描いたが…。

 しばらくの間、腰痛でイラストが描けなかった蔵間マリコです。
 いや~、イラストを描くのも1ヶ月ぶりですねえ。先月末に再発したヘルニアのせいで、長時間椅子に座っているのが辛い状態が続いて、描くのもままならない状態でした。でも、最近は腰の痛みもなくなって、殆ど今までと変わらない生活を送れるようになりました。というわけで、今週からイラストのコーナーを復活させました。まあ、ヘタクソな絵ですけど、生温かく応援してください。
 で、復活1回目のイラストですが、岡本倫の美少女SFバイオレンスラブコメディ漫画『エルフェンリート』のヒロイン『ルーシー』を描きました。何時もは、ネコ耳風な角の方を描きますが、今回は単行本10巻のウサ耳を採用しました。
 自分にとって、ルーシーはコロコロと評価の変わるキャラでしたね。連載初期の頃は、何故に人殺しをするのか理由不明な行動やナナを四肢切断したりと、正直、あまり良い印象を受けないキャラ(あくまでも、役割的な話だが。)でした。しかし、話が進むにつれてルーシーの過去も明らかになっていた時には、少しルーシーの評価(とは言っても、同情は出来ないけど。)が変わりました。そして、マリコが殺害された時は評価がどん底に落ちていって、物語の最終盤の塔での謝罪と破滅への一途に向かうシーンあたりでは、株が結構あがりましたね(思わず泣いてしまったし。)。評価が上がったり、下がったりと…。ルーシーは、それだけ難儀なキャラクターだと自分は思っている。
 しかし、ルーシーが真に凄いと思ったのは、アニメ版だな。ルーシー(及びにゅう)の声優である小林早苗さんのトーンと声色の低い演技力は、まさにはまり役という言葉が相応しくて。作中の演技力は勿論の事、CMでも使われている「今まで人を殺したは一度もない。」は秀逸そのものでしたよ。それで、にゅうの時の甲高く幼い感じの声も出せるのだから驚きである。

 まあ、そんなエルフェンリートのヒロインを描きましたけど、相変わらず微妙な出来。寧ろ、1ヶ月のブランクがあったから下手になったかもしれない。
 まず、体全体バランスが悪い。胴が若干長いように感じるし、腕の組み方もおかしい。特に、胸がとにかく変としか言いようが無い。普段は、服を着ているイラストが殆どだから、ある程度のごまかしが利くけど(とはいっても、カバーできないほど下手だけど。)、肌を直に描くから胸そのものバランスを上手く考えないといけない。自分も、色々と試行錯誤で描いたのだが、なかなか上手くいかなくて…。結局、こんな残念な胸になってしまいました。
 次に表情。表情を見る限り、何か恥ずかしがっている感じになっているけど、実はきりっと睨んだような感じ(作中、全裸でもお構いなしだからね。)にしたかったんですよ。う~ん、自分が想像したものを上手くそれを表すというのは非常に難しい…。
 でも、今回は影の使い方に力を入れて、多少は立体的になったと思う。何時もは影の濃さは一種類にしているんだけど、今回は影の強弱を付けてみました。それと、光が強く当たっている部分を考えて、何時も描いている髪のてかりだけでなく、肌のてかりも若干ながら付け加えてみました。心なしか、立体感が出たような…。

 久々に復活したイラストのコーナー。
 次回描くイラストの予定は、まだ決まっていないけど、自分が好きなキャラクターあたりを描くかもしれない。ま、それはゲームをしながらでも考えますわ。
 では、来週のイラストのコーナーもよろしくという事で。

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