懐かしいなあ…。
様々な角度で応援する蔵間マリコです。
やった、やったぞ!!ついに、岡本倫先生からの返事が!!これは数日前の出来事なんですけど、Twitterに倫たんの書き込みがあって、自分は好機だと見計らって、倫たんへ励ましのつぶやきを返信したんですよね。すると、数分後に倫たんからの返答のつぶやきが。それも、感謝の返事を。
正直、この返答を受けた時は、すご―――――――――――――く嬉しかったですね。今まで、倫たんのつぶやきを見るたびに返答のつぶやきを送っていたんですけど、なかなか返答のつぶやきがなくて…。忙しかったのかもしれないし、やはり一介のファンでは返信するという事はあまり無いのかもしれない。でも、根気よく書き込んだ事が幸いしたのかもしれない。
なんか、一人のファンとしての倫たんとの距離が一つ近くなったような気がします。倫たんのグッズも出るたびに応募して、Twitterでも返事をもらう事が出来た。次は、応援の葉書の掲載か。ヤンジャンに掲載されるよう頑張るぞ!!
さて、前説はこれぐらい。こっから先は、今週のノノノノのストーリーと感想を。前回のラストの対立から、どうなった事やら…。
第123話『人として』
様々なドラマが生まれたIH大会。
各々の運命を賭けた二巡目のジャンプのオーダーが発表された。一番手は、奥信高校の尻屋、以下、遠野実業の大塚、月山商業の浅見、そして雪野高校の笹宮となる。この中でも、尻屋と笹宮が一つ抜き出ていると言えよう。
取材を兼ねて試合観戦に来た記者の与田は、村松を連れてある場所へと着く。ジャンプ台の踏切の横だ。頂上ではないとはいえ、ジャンプ台から見える地上の光景に竦む村松。刹那、ジャンプ台からテストジャンパーが村松の側を通過する。一瞬の出来事に、村松は大声で驚く。それもそのはず、時速80キロ以上でジャンプ台を飛び出るのだから。ここで見ることは、まさに高速の路肩で車を眺める事と同じである。
村松の側の通過したテストジャンパーは、空中で吼え叫ぶ。どうやら与田は、テストジャンパーが早くジャンプしたと察知したようだ。一瞬の出来事を瞬時に見極める、そんな与田の判断に疑う村松だったが、同じく眺めていたスタッフも与田と同じように感じたようだ。
疑いはますます深まるばかりだが、そんな考える猶予もあまりなく、次のテストジャンパーが発射される。前のテストジャンパー同様に、悔しさのあまり叫ぶテストジャンパー。今度は、ジャンプのタイミングが遅かったようである。素人目には全然分らない違いに、村松は与田の発言に怪しむが、後ろにいるスタッフも与田と同様の感想を述べる。
与田のあまりの察知の良さに、村松は見える理由を質問する。彼は、過去にジャンプ選手を目指していた人間、だからその良し悪しは理解できるようだ。0,01~0,02秒と一瞬の世界であるにも関わらず。勿論、こんなナイスタイミングで飛べる事など滅多になく、狙って飛べる高校生の選手など数える程度にしかいない。世界クラスで言えば、ハンス・シュナイダー。そして、この大会では、悠太や赫など天才といえる何人かの選手がその領域に達しようとしている。結局、スキージャンプ選手を目指していた与田には、達成できなかったが。
そんな二人のやり取りが行なっているうちに、会場にアナウンスが流れる。20番ゲートから15番ゲートへの変更だ。審判の判断に、与田は驚きを隠せない。何故なら、ここまでのゲート変更を行う事など普通は有り得ないからだ。良くて、1~2段、3段も変われば大事だというのに、5段も変わるなどゲート設定の失敗と認めているようなものである。だが、そもそもの話、HSが105mの台で120m以上の記録が出る事自体が異常である。これによって、中堅程度の選手は記録に大きく響く事になる。それも、奥信高校の先鋒の皇帝に合わせての措置といえよう。
与田と村松二人で話しているジャンプ台下の会場で、赫はジャンプ台の頂上へと向かう赫に対し、毒を吐いていた。前のジャンプの時と全く違う条件。そして、順番を変えてのスタート。そんな皇帝の立ち回りに姑息と評する赫。
その皇帝への罵詈雑言に不愉快になったのか、悠太はあまりに条件が悪すぎたと反論をする。しかし、赫はそれを「弱者の言い訳」と一蹴する。言い方が悪いとはいえ、事実である事に言い返せない。そこで、悠太は切り口を変える。皇帝と彼との間で何があったのかと。
それは、5年前の事。
尻屋と赫が出会ったのは、とある大会。当時、皇帝は記録が伸び悩んでいた。亡くなった友人からもらった板が、体に合わなくなってきたのである。
2位という記録に終わり、自らの不甲斐なさに表彰台で愚痴をこぼす皇帝。すると、横から「汚い板だな。」との声が。大会で優勝をした赫である。確かに、ジャンプの大部分は自身の身体能力が左右する。だが、その僅差になった時こそ、道具の性能がものを言う。それなのに、サイズに合わない板を履くこだわりの無い選手など軽蔑に値する。
赫の攻撃的な発言に、皇帝は「こだわりがあるから」と売り言葉する。その彼のつっぱた態度に赫は、負け続ければいいと突き放す。そして、「アナルショップ先輩」と呼んだのである。
赫の傍若無人な態度に、我慢の限界が来たか、皇帝は強烈な一撃を頬にお見舞いする。乱闘騒ぎに、止めに入るスタッフたち。怒り狂う皇帝。そんな彼の言動を見極めたのか、赫は高笑いをする。敗者の戯言など、腹いせにしか聞こえぬ。遠くへ飛べる選手のこそが偉い。格下が格上に文句を言う筋合いがあるのか?そういう事は、勝ってから言え。
皇帝は、鬼の様な形相をしつつ、ただ黙るしかなかったのであった。
これが、二人の因縁の日となった出来事である。
それ以来、赫は皇帝に負けたことなど一度足りとも無い。だから、たてつく事など許されないのだ。いや、彼だけじゃない、ここにいる選手全員だ。文句があるなら、自分よりも遠くへ飛べばいい。もっとも、1本目のジャンプで足切りになった選手と一緒に飛ぶ事などないが…。だからこそ、光栄に思えばいい。自分が出たIHに参加していた事を、いずれ自分の子供に自慢する事が出来ることを。侮辱と敗北という記憶を誤魔化して。
彼の厚顔無恥な発言に、険悪な空気となると会場。そして、悠太は赫を侮蔑と哀れみを籠めて語る。ジャンプ選手でなく、人間として最低と。
悠太の言葉を宣戦布告と読み取った赫は、再び組を変えた事にと話題を戻す。すると、悠太の援護に来たか与田が現れる。与田は語る。尻屋が、負けたことを証明するのは無理な話だが、勝つ算段はあると。与田の発言に、間の抜けた相槌を打つ赫。
その勝つ算段とは、悠太の知る光景であった。あの夏のハンスとの野良試合の出来事。ハンスは、自らゲートを下げたのだ。その理由…、距離を調節しつつも勝負に勝つ。要は、5段ゲートを下げた状態で最高点まで飛ぶという事である。
とはいえ、同時に飛距離が伸びずに終わるというリスクも負っている。この流れは、非常に危険である。悠太は、ハンスと同じ状況の皇帝にただ不安に待つしかなかったのであった。
勝つためにひたすら集中し、視野をジャンプ台だけに狭める皇帝。ただひたすらに遠くに飛んで、赫に勝利する。それだけに全神経を尖らせて、皇帝はスタートに出た。
果たして、皇帝の尊厳を賭けた運命のジャンプの結果は、如何に!?
今週は、前回のギャグ回とは打って変わって、IH再会。そこまで特筆すべき点は無いものの、全体的にまとまりがあってスマートな内容であった。
さて、前半は与田と村松との会話。まあ、例によってスキージャンプの恐ろしさに驚愕する村松だったが、その村松の驚きようが上手く醸し出されていた。テストジャンパーが一瞬で通り過ぎる光景に、それをより一層の説得力を持たせるための巨大な擬音、そして何時もの反応。今まで、何度もこのパターンは作中使い古されていたけど、今回はかなり上手い部類だったと思う。
だが、それ以上に与田の台詞は味が利いていた。常人には分らない時間の世界を淡々と語り、その世界に踏み込むことの出来る人間が存在する。今まで、作中、そんな事が当たり前のように行なわれていたためか、感覚が麻痺していたのかもしれない。だが、改めて数字で説明されると、どれだけ凄い事か再確認させてもらったよ。
そして、中盤は皇帝と赫の因縁の過去が描かれていたけど、そこまで驚くものでもなかった。まあ、あの二人の性格を考えれば、想像に難くないからね。だけど、僅か3ページちょっとでまとめられたものだと感心はしている。それも、性格を上手く反映させて。
赫は、空気など全く読まずに勝ち負けの事しか考えていない。確かに、赫の言っていることは正論でもあるが、「アナ○ショップ先輩」は完全に蛇足。勝負とは関係ない他人に侵害されたくない部分にずかずかと入られたのだから(それを考えると、ハンスのコーチが、ノノの父・由良祐介を侮辱したのは、事実としてあった事だから仕方ないが。)。それを確信犯で行なっているから、どうかしているとしか言えん。
それに対して、皇帝もまだ青かったと印象を受ける。今でこそスポーツマンシップに則る人間だけど、この頃は今ほどのスポーツマンではないと感じた。でも、この侮辱された事が皇帝の糧となったのだと思う。前回を見る限り、ただ歯噛みをすることしか出来なかった。それは紛れもない事実なのだから、甘んじて「ア○ルショップ先輩」という悪口を認めたのだろう。もしこれがハンスとの勝負の頃の悠太だったら、確実にキレていたかもしれない。上手く精神的に成長している事を描き出せている。まあ、赫以外の人間にしょっちゅう噛み付くのは相変わらずだが。現に、IHで既に禰宜田と一度喧嘩しているし(禰宜田本人は、もっと大変な事をしていたけど。)。
しかし、アフロのア○ルショップ先輩を見るのは、随分と久しい気がする。最後に見たのは66話目の回想だから、1年以上、今の髪型になっていたんだな。相変わらず、インパクトのある髪型だなあ…。
負け犬と馬鹿にする赫と赫に勝つために勝負に出た皇帝。
さあ、この大逆転を狙ったジャンプは、どんな結末が待っているだろうか?
皇帝の成功ジャンプに10000点!!
ノノノノ123話の評価
満足度 ☆☆☆☆
スポーツ度 ☆☆☆☆
アフロ度 ☆☆☆☆☆
様々な角度で応援する蔵間マリコです。
やった、やったぞ!!ついに、岡本倫先生からの返事が!!これは数日前の出来事なんですけど、Twitterに倫たんの書き込みがあって、自分は好機だと見計らって、倫たんへ励ましのつぶやきを返信したんですよね。すると、数分後に倫たんからの返答のつぶやきが。それも、感謝の返事を。
正直、この返答を受けた時は、すご―――――――――――――く嬉しかったですね。今まで、倫たんのつぶやきを見るたびに返答のつぶやきを送っていたんですけど、なかなか返答のつぶやきがなくて…。忙しかったのかもしれないし、やはり一介のファンでは返信するという事はあまり無いのかもしれない。でも、根気よく書き込んだ事が幸いしたのかもしれない。
なんか、一人のファンとしての倫たんとの距離が一つ近くなったような気がします。倫たんのグッズも出るたびに応募して、Twitterでも返事をもらう事が出来た。次は、応援の葉書の掲載か。ヤンジャンに掲載されるよう頑張るぞ!!
さて、前説はこれぐらい。こっから先は、今週のノノノノのストーリーと感想を。前回のラストの対立から、どうなった事やら…。
第123話『人として』
様々なドラマが生まれたIH大会。
各々の運命を賭けた二巡目のジャンプのオーダーが発表された。一番手は、奥信高校の尻屋、以下、遠野実業の大塚、月山商業の浅見、そして雪野高校の笹宮となる。この中でも、尻屋と笹宮が一つ抜き出ていると言えよう。
取材を兼ねて試合観戦に来た記者の与田は、村松を連れてある場所へと着く。ジャンプ台の踏切の横だ。頂上ではないとはいえ、ジャンプ台から見える地上の光景に竦む村松。刹那、ジャンプ台からテストジャンパーが村松の側を通過する。一瞬の出来事に、村松は大声で驚く。それもそのはず、時速80キロ以上でジャンプ台を飛び出るのだから。ここで見ることは、まさに高速の路肩で車を眺める事と同じである。
村松の側の通過したテストジャンパーは、空中で吼え叫ぶ。どうやら与田は、テストジャンパーが早くジャンプしたと察知したようだ。一瞬の出来事を瞬時に見極める、そんな与田の判断に疑う村松だったが、同じく眺めていたスタッフも与田と同じように感じたようだ。
疑いはますます深まるばかりだが、そんな考える猶予もあまりなく、次のテストジャンパーが発射される。前のテストジャンパー同様に、悔しさのあまり叫ぶテストジャンパー。今度は、ジャンプのタイミングが遅かったようである。素人目には全然分らない違いに、村松は与田の発言に怪しむが、後ろにいるスタッフも与田と同様の感想を述べる。
与田のあまりの察知の良さに、村松は見える理由を質問する。彼は、過去にジャンプ選手を目指していた人間、だからその良し悪しは理解できるようだ。0,01~0,02秒と一瞬の世界であるにも関わらず。勿論、こんなナイスタイミングで飛べる事など滅多になく、狙って飛べる高校生の選手など数える程度にしかいない。世界クラスで言えば、ハンス・シュナイダー。そして、この大会では、悠太や赫など天才といえる何人かの選手がその領域に達しようとしている。結局、スキージャンプ選手を目指していた与田には、達成できなかったが。
そんな二人のやり取りが行なっているうちに、会場にアナウンスが流れる。20番ゲートから15番ゲートへの変更だ。審判の判断に、与田は驚きを隠せない。何故なら、ここまでのゲート変更を行う事など普通は有り得ないからだ。良くて、1~2段、3段も変われば大事だというのに、5段も変わるなどゲート設定の失敗と認めているようなものである。だが、そもそもの話、HSが105mの台で120m以上の記録が出る事自体が異常である。これによって、中堅程度の選手は記録に大きく響く事になる。それも、奥信高校の先鋒の皇帝に合わせての措置といえよう。
与田と村松二人で話しているジャンプ台下の会場で、赫はジャンプ台の頂上へと向かう赫に対し、毒を吐いていた。前のジャンプの時と全く違う条件。そして、順番を変えてのスタート。そんな皇帝の立ち回りに姑息と評する赫。
その皇帝への罵詈雑言に不愉快になったのか、悠太はあまりに条件が悪すぎたと反論をする。しかし、赫はそれを「弱者の言い訳」と一蹴する。言い方が悪いとはいえ、事実である事に言い返せない。そこで、悠太は切り口を変える。皇帝と彼との間で何があったのかと。
それは、5年前の事。
尻屋と赫が出会ったのは、とある大会。当時、皇帝は記録が伸び悩んでいた。亡くなった友人からもらった板が、体に合わなくなってきたのである。
2位という記録に終わり、自らの不甲斐なさに表彰台で愚痴をこぼす皇帝。すると、横から「汚い板だな。」との声が。大会で優勝をした赫である。確かに、ジャンプの大部分は自身の身体能力が左右する。だが、その僅差になった時こそ、道具の性能がものを言う。それなのに、サイズに合わない板を履くこだわりの無い選手など軽蔑に値する。
赫の攻撃的な発言に、皇帝は「こだわりがあるから」と売り言葉する。その彼のつっぱた態度に赫は、負け続ければいいと突き放す。そして、「アナルショップ先輩」と呼んだのである。
赫の傍若無人な態度に、我慢の限界が来たか、皇帝は強烈な一撃を頬にお見舞いする。乱闘騒ぎに、止めに入るスタッフたち。怒り狂う皇帝。そんな彼の言動を見極めたのか、赫は高笑いをする。敗者の戯言など、腹いせにしか聞こえぬ。遠くへ飛べる選手のこそが偉い。格下が格上に文句を言う筋合いがあるのか?そういう事は、勝ってから言え。
皇帝は、鬼の様な形相をしつつ、ただ黙るしかなかったのであった。
これが、二人の因縁の日となった出来事である。
それ以来、赫は皇帝に負けたことなど一度足りとも無い。だから、たてつく事など許されないのだ。いや、彼だけじゃない、ここにいる選手全員だ。文句があるなら、自分よりも遠くへ飛べばいい。もっとも、1本目のジャンプで足切りになった選手と一緒に飛ぶ事などないが…。だからこそ、光栄に思えばいい。自分が出たIHに参加していた事を、いずれ自分の子供に自慢する事が出来ることを。侮辱と敗北という記憶を誤魔化して。
彼の厚顔無恥な発言に、険悪な空気となると会場。そして、悠太は赫を侮蔑と哀れみを籠めて語る。ジャンプ選手でなく、人間として最低と。
悠太の言葉を宣戦布告と読み取った赫は、再び組を変えた事にと話題を戻す。すると、悠太の援護に来たか与田が現れる。与田は語る。尻屋が、負けたことを証明するのは無理な話だが、勝つ算段はあると。与田の発言に、間の抜けた相槌を打つ赫。
その勝つ算段とは、悠太の知る光景であった。あの夏のハンスとの野良試合の出来事。ハンスは、自らゲートを下げたのだ。その理由…、距離を調節しつつも勝負に勝つ。要は、5段ゲートを下げた状態で最高点まで飛ぶという事である。
とはいえ、同時に飛距離が伸びずに終わるというリスクも負っている。この流れは、非常に危険である。悠太は、ハンスと同じ状況の皇帝にただ不安に待つしかなかったのであった。
勝つためにひたすら集中し、視野をジャンプ台だけに狭める皇帝。ただひたすらに遠くに飛んで、赫に勝利する。それだけに全神経を尖らせて、皇帝はスタートに出た。
果たして、皇帝の尊厳を賭けた運命のジャンプの結果は、如何に!?
今週は、前回のギャグ回とは打って変わって、IH再会。そこまで特筆すべき点は無いものの、全体的にまとまりがあってスマートな内容であった。
さて、前半は与田と村松との会話。まあ、例によってスキージャンプの恐ろしさに驚愕する村松だったが、その村松の驚きようが上手く醸し出されていた。テストジャンパーが一瞬で通り過ぎる光景に、それをより一層の説得力を持たせるための巨大な擬音、そして何時もの反応。今まで、何度もこのパターンは作中使い古されていたけど、今回はかなり上手い部類だったと思う。
だが、それ以上に与田の台詞は味が利いていた。常人には分らない時間の世界を淡々と語り、その世界に踏み込むことの出来る人間が存在する。今まで、作中、そんな事が当たり前のように行なわれていたためか、感覚が麻痺していたのかもしれない。だが、改めて数字で説明されると、どれだけ凄い事か再確認させてもらったよ。
そして、中盤は皇帝と赫の因縁の過去が描かれていたけど、そこまで驚くものでもなかった。まあ、あの二人の性格を考えれば、想像に難くないからね。だけど、僅か3ページちょっとでまとめられたものだと感心はしている。それも、性格を上手く反映させて。
赫は、空気など全く読まずに勝ち負けの事しか考えていない。確かに、赫の言っていることは正論でもあるが、「アナ○ショップ先輩」は完全に蛇足。勝負とは関係ない他人に侵害されたくない部分にずかずかと入られたのだから(それを考えると、ハンスのコーチが、ノノの父・由良祐介を侮辱したのは、事実としてあった事だから仕方ないが。)。それを確信犯で行なっているから、どうかしているとしか言えん。
それに対して、皇帝もまだ青かったと印象を受ける。今でこそスポーツマンシップに則る人間だけど、この頃は今ほどのスポーツマンではないと感じた。でも、この侮辱された事が皇帝の糧となったのだと思う。前回を見る限り、ただ歯噛みをすることしか出来なかった。それは紛れもない事実なのだから、甘んじて「ア○ルショップ先輩」という悪口を認めたのだろう。もしこれがハンスとの勝負の頃の悠太だったら、確実にキレていたかもしれない。上手く精神的に成長している事を描き出せている。まあ、赫以外の人間にしょっちゅう噛み付くのは相変わらずだが。現に、IHで既に禰宜田と一度喧嘩しているし(禰宜田本人は、もっと大変な事をしていたけど。)。
しかし、アフロのア○ルショップ先輩を見るのは、随分と久しい気がする。最後に見たのは66話目の回想だから、1年以上、今の髪型になっていたんだな。相変わらず、インパクトのある髪型だなあ…。
負け犬と馬鹿にする赫と赫に勝つために勝負に出た皇帝。
さあ、この大逆転を狙ったジャンプは、どんな結末が待っているだろうか?
皇帝の成功ジャンプに10000点!!
ノノノノ123話の評価
満足度 ☆☆☆☆
スポーツ度 ☆☆☆☆
アフロ度 ☆☆☆☆☆