続・黒のノエル

現在週刊ヤングマガジンで連載中の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス』をはじめ、純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』、美少女SFバイオレンスラブコメディ漫画『エルフェンリート』、スポコン漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、食べ歩き企画、ライトノベルの執筆などをしております。どうぞごゆっくり見てください。

2010年07月

    ティアナ・ランスター

 拳銃よりも、重火器派なので。

 PCのトラブルで、少し描くのが遅くなった蔵間マリコです。
 毎週土曜日恒例の何時まで経っても進歩しないイラストのコーナー。さて、今回のイラストは『魔法少女リリカルなのは』シリーズの第3期『魔法少女リリカルなのはStrikerS』にて初登場、機動六課に所属するスバル・ナカジマの良き友である射撃手の『ティアナ・ランスター』のアレンジコスチュームイラストを描きました。
 いや~、ティアナというと、何かと役損なキャラクターという印象が強いですねえ。兄の無念を無念を晴らす事と執務官になるという自らの夢を果たすために管理局に所属するが、パートナーのスバル(及び機動六課の方々。)には才能との差に劣等感を感じたり、訓練や任務中に度重なるミスで自らを追い込む状態になってしまう。そのミスを取り戻すために必死に頑張るティアナだが、個人プレーに走ったり、ミスの上塗りと悪循環の連鎖は止まらず。ついには、訓練の内容を無視してしまっため高町なのはに頭を冷やさせられてしまう(+シグナムの鉄拳制裁。)。まあ、なのはらしからぬある意味『普通の人』(周りが天才だったり、クローンだったり、闇の書の守護者だったり、サイボーグだったり、才能のあまり部族から追い出されたり、試験管ベビーだったり。というよりも、機動六課の面子が異常すぎる。)ともいえるキャラクターだろう。
 でも、そんな『普通の人』であるティアナだが、本人の自己評価とは全く逆とも言えるほどの大活躍をしている。なのはに頭を冷やされて以降、精神的にも強くなり、満身創痍になりがらもスカリエッティ一味のナンバーズ3人相手に勝利を収めている。恐らく、エース級を倒した人数という意味では一番の殊勲者であろう。人間、きっかけがあれば変われるものである。
 現在、娘TYPEで連載している『魔法戦記リリカルなのはForce』では、フェイト・T・ハラオウンと独自に行動を取っているが、敵が敵だから、ボッコボコにされる図しか想像がつかない…。やっぱり、そんな役割…。

 そんな『普通の人』であるティアナ・ランスターを描いてみましたが、なかなか面白く描けました。まあ、楽しく描ける=上手に描けたというわけではないが(顔のバランスがあまり良くないとか、髪の毛のボリューム感が足りないとか、奥行き感がおかしいとか。)。
 まず、服装。これに関してはそこまでものアレンジは加えていない。作中、ティアナが着ていた服のデザインそのものを簡略し、服とズボンの二つに切り分けたという感じである。今回、力を入れた部分が違うので、ここをアレンジを加えすぎると原型が無くなるので程々にしました。
 次に、武器のアレンジだが、これには相当な力を入れました。作中使っていた愛銃であるクロスミラージュ×2をマシンガン2丁(これは、某2Dアクションシューティングをプレイ中に思いついたアイデア。)に変更して、武器そのものをごつく変更。他に、背中にはバズーカを一つ、手榴弾を2発分、予備マガジンを2本と大量に重火器を持たせている。作中の戦闘スタイルとはかけ離れたものになりましたが、個人的には重装備が好きなので、これでOK。
 そして、姿勢だが、当初はしゃがんで撃つというような格好にするつもりだった。でも、思いのほか上手く描けず、結局は走りながらマシンガンを撃つという形になりました。これはこれでいいかもしれないけど、元々の予定で描きたかったなあ…。

 下手な横好きで描いている魔法少女リリカルなのはStrikersのアレンジコスチュームイラスト。
 次回は、機動六課に所属する幼き竜召喚士である『キャロ・ル・ルシエ』を描く予定。姿勢そのものは、一応はおぼろげながらイメージがついているけど、どうアレンジしようか悩む…。

 ぬか喜び…。

 心の中にもやもやが残っている蔵間マリコです。
 ああ…、やっぱりあの情報はデマだったのか…。岡本倫のスキージャンプ漫画『ノノノノ』のアニメ化。元々の情報ソースが信用するのにかなり疑わしい内容だったけど、それなりに期待していたんですよね。でも、それが嘘であったとは…。なんか騙された気分で、少し気落ちしてます。
 でも、このデマの情報、どうもまだ腑に落ちない点が一つ。ノノノノ単行本最新11巻のオビ(おっぱいを30分揉み続けられるとか)が気になって…。単に、作中の出来事を書いているだけなのかもしれないが、アニメというと30分(厳密には、違うが。)。もしかしたら、アニメ化の事を暗に示している可能性があるかもしれない。それに、元々のソースが違っていても、本当にアニメ化の企画が水面下で進んでいるという事も考えられる。だから、まだアニメ化の可能性は潰されたわけではない。きっとあるはずだ、ノノノノのアニメ化。自分は、その日が来るまで何時まで待っていますから!!
 さて、前座はとりあえずこれぐらいにして、今週のノノノノのストーリーと感想を。IH編もいよいよ終盤。さあ、今回はどうなった事やら…。

 第126話『心配しないで

 IHの影で、猫真似の練習をするほどの余裕を見せていた悠太。
 だが、岸谷の質問で空気が一転、神妙なものとなる。悠太の父親は、オリンピックに出ていた由良祐介なのかと。悠太は一瞬沈黙するものの、「うん。」と簡潔に返答する。それを聞いたか、岸谷はバラバラになっていたパズルのピースが一つになる。そして、岸谷はそのついでにもう一つの質問をしようとするのだが、それを途中で止めてしまう。
 そんな二人の会話を隠れて見る者が。月山商業の鷺坂である。岸谷が悠太の正体を知っている事を知らないせいか、それとも単に悠太に妬いているのか、複雑な心境のようだ。だが、そんな光景を見ている間も短く、悠太が2回目のジャンプへと向かった事に気付き、自らもそそくさと会場へと向かう。
 一人になった岸谷は思う。悠太の父・由良祐介は、ほぼ確実に金メダルを取れる所で致命的なミスをしてしまった。そのせいで、凄まじいまでものバッシングを浴びた。だから、その父親の無念を晴らすために性別を偽ってまでスキージャンプをしているのか。だけど、その悠太の正体を火野にバレて、脅され、襲われた。だから、気病みしていないか確認しようと聞いたが、心の傷跡を開くだけだから聞かなかった。それに、自分だって同じ部類の人間なのだから。
 そんな一人悶々としていた岸谷だったが、木を背中に力無く座り込む。スーツを脱ぐ岸谷。すると、おびただしいまでの血が。火野に刺された傷跡が、ここまで大変な事になっていたはとは…。ここで、自分の赤いスーツが役に立つとは皮肉である。岸谷は、棄権したいと弱音を吐きながら、ついに倒れてしまったのであった。
 すると、遠くから聞き慣れぬ声が。それに意識を取り戻したのか、岸谷は周囲を確認する。顔面を潰され、ぐったりと倒れる男二人。絶叫の岸谷。そして、その主犯格の禰宜田と共犯者の浅見が。何があったのかと、岸谷は状況を質問するが、浅見はまともに返答しない。それどころか、棄権というよりも警告までされてしまう。この傷でジャンプをすれば、死は確実であると。
 そんなこと分かっている、ジャンプできない事もこのままでは命に関わる事も。でも、それでも出なければ…。岸谷は、薄れ掛けている意識の中でそう思うのであった。

 一方の会場では、観客の歓喜の声で大会が盛り上がっていた。
 雪野高校の先鋒・笹宮のジャンプは、K点を軽々と通過し、HSも超えた。だが、笹宮のジャンプはそこまで。105,5mの地点で着地。突然の追い風で、叩き落された形になってしまったのである。みかげに状況を丁寧に説明する佐藤、ほくそ笑む皇帝、表面では賞賛する真岡。
 かくして、2回目一番手のジャンプは、皇帝の121,5mの大ジャンプによって大幅に距離を縮める事に成功するのであった。

 それから間もなく、アナウンスの声が。どうやら、ゲートを2段ほど下げて、2番手のジャンプを開始するようだ。ざわめく会場。それもそのはず、5段ゲートを下げた状態で、2人もHSに到達したのだから。それから2段下げる事になると、異常事態他ならない。
 いち早く会場に戻っていた悠太は、パイプ椅子で体力の回復を図る岸谷に話しかける。どうやら、質問しかけていた事に対する返答を言いたかったようだ。どんな嫌な事があっても、自分はすぐ忘れるタイプだから大丈夫。どんなに辛くても、一晩寝れば忘れちゃう。岸谷に寝ている時に胸を触られていた事も、パンツを脱がされた事も。
 全然忘れていない事に、苦虫を潰すような顔をする岸谷。しかし、口調から読み取るに恐らくは大丈夫な様である。そんな悠太の活躍を岸谷は、会場でただ願うだけであった。

 だが、悠太は完全に忘れる事など出来なかった。岸谷に寝込みを襲われた事も、火野に酷い事をされた事も。でも、あの時助けてくれた。それに、自分のした罪の事をしっかりと気にしていた。だから、もう大丈夫である事をここで証明しないと。
 そんな一つの決意表明を心で抱いている悠太だったが、決意表明をする者がもう一人。鷺坂だ。数十分前に行なったネコ耳対決では惨敗してしまった。それは、悠太が女の子であるから。でも、本命のジャンプ対決では負けない。何故なら、自分はスーパー女の子だから。
 女性(?)としての対抗意識を燃やした鷺坂は、ジャンプ前の最終調整をする悠太に、宣戦布告を叩きつける。もし、この勝負、自分が負けたらおっぱい丸出しで帰る。スーパー女の子である彼にとって、これほどの屈辱は無い。
 無茶苦茶な申し出に悠太は即答で拒否をするが、これは彼にとっての決意表明。あくまでも、自分が本物の女の子に負けていないと証明したいだけ。だから、悠太は脱がなくてもいい。
 それを聞いて一安心する悠太だったが、それを遮るかのように「ダメだ」の声が。雪野高校の真岡だ。この程度の賭けなら、負けても大したリスクにならない。だから、その賭けに乗れ。
 何時もの無口な印象の漂う真岡とは違い、妙に饒舌な様子に少し動揺する悠太。真岡は言う。最初のジャンプで、自分が目標としていたノノを追い越した。いや、追い越した気がする。それが彼の饒舌の理由である。
 しかし、悠太は反論する。それは、本当に気のせいに過ぎない。勝手に、ノノに勝った事にするな。もし、ノノが存命していれば、あなたよりも強い。

 「証明出来ないだろ?」、「出来る。」、二人の間に火花が散る。
 スキージャンパーとしての誇りを賭けた戦いが、ここに始まる…。

 今週も、なかなか面白かった。悠太と岸谷との距離感に始まり、真岡VS悠太の構図完成(あと、鷺坂ちゃんも。)。小出しでありながらも、話の流れもしっかりしていたし、終わり方も良かった。まあ、笹宮の活躍をもうちょっと丁寧に描いていても良かったような気もするが。ちょっとぞんざい。
 まず、岸谷。自分としては、あの大暴挙は今でも許せない部分(まあ、岡本倫の漫画だから、ある意味普通なのかもしれないが。)があるけど、しっかりとそれを心に置いていて良かった。なんだかんだ言ったって、チームメイトだし、悠太がいたおかげでここまで上り詰める事ができたのだから、感謝しないとね。もし、これでこの話題に全く触れずに話が進んでいたら、無神経すぎる…。
 しかし、岸谷の怪我大丈夫だろうかね…。怪我の事に関しては、107話目以来全く触れていなかったから、今の今まで気にしてなかったが、やはりヤバイ気が…。流石に、死ぬというのはあまりにも大袈裟かもしれないが、帰りのバスでぐったりと倒れていそうだ。それで、何とか一命を取り留めたものの後遺症が残って、歩けない体になるとか…。そしたら、絶対にノノの更なる重石になるだろうなあ…。たんは、どこまでも酷な展開するのか…。
 それと、悠太・鷺坂・真岡のジャンプ台でのやり取り。これはなかなか面白かった。別にスキージャンプ以外でことはアウト・オブ・眼中の悠太に対して、自分こそがオンナノコらしいと無駄に張り合う。その辿り着いた先が、負けたら上半身裸で帰るという訳分からん賭け。ホント、悠太にとっては災難以外何者でもありませんよ。ちなみに、個人的にはノノとか鷺坂ちゃんの裸よりも、エルフェンリートのマリコたんやナナたんの裸の方が見たいです…。
 で、空気を読まないが如く、真岡が登場。いくら悠太の正体がノノである事を知らないからといって、いくら何でも鬼でしょ…。罰ゲームどころか、ノノのスキージャンプ人生終了するじゃないですか。
 それはともかく、悠太の煽り方は非常に上手い。自分がノノである事を良い事に、それを逆手にとって挑発行為をする。ましてや、ノノに勝ったと思い込んでいるのだから、これに乗らないはずが無い。この挑発に乗った以上、きっとノノの圧勝だろうなあ(乗らなくても、追い越したと思い込んでる時点で、負けが決定しているのだが。)…。真岡も、そこまで相手だったということか…。

 さて、IH終盤でありながらも、ますますヒートアップしてきたノノノノ
 この勝負、誰が勝者となるだろうか?そして、負けておっぱい丸出しになるのは誰だろうか?ああ、来週の内容が気になる…。

 ノノノノ126話の評価

 満足度 ☆☆☆☆
 スポーツ度 ☆☆☆☆
 熱血度 ☆☆☆☆☆


             ノノノノ126話

 最初くらい遊ばせて…。

 下手の横好きな蔵間マリコです。
 今日の夕方、仕事帰りに何時ものお決まりパターンのゲーセンへと行った。で、例によって怒首領蜂大復活をプレイしようと思ったのだが、ちょっと気分を変えて珍しく格闘ゲームをした。プレイしたのは、SNKプレイモアの『THE KING OF FIGHTERS XIII』。先週稼動開始した長寿ゲームの最新作だ。
 いや~、自分は、格ゲーは基本的にギャラリーモードな人間なんですけど、SNK大好き人間(主に、メタルスラッグシリーズだけど。)の自分は、毎回稼動開始してから若干ながらも遊んでいる。まあ、格ゲーそのものは得意じゃないから、実力なんてからっきしなんだけどね。でも、これをしないとSNKファンじゃないっていうか、そんな気がしちゃって…。それに、如何にも老舗メーカーのゲームらしい歴史の感じられるキャラクターたちが好きで…。というわけで、KOFをプレイする時の鉄板のクーラ・ダイアモンドラルフ・ジョーンズ、あと扱いやすいテリー・ボガード(本当は、久しぶりに参戦した勇者王もといジョー東を選ぼうと考えたが、コマンドが煩雑なので止めました。)を選んでプレイをした。
 なのだが…、ステージ1でCOMと準備体操をしている最中に、乱入が。『ちょっとちょっと!!ある程度経験者であるとはいえ、初心者に毛の生えた程度の実力しかないし、まだ操作にも慣れていないのに乱入ってどういう事よ!?画面見ていたら分かるんじゃないの!?』と思わず、心で叫んでしまった。
 結果、言うまでも3-0で完敗。特に、ラウンド2が酷くて、テリーが手玉に取られたという感じでパーフェクト負けしてしまった。連続コンボで5割減とか、いくら何でも酷すぎる…。明らかに初心者狩りだろ…。多分、ここまでボッコボコにされたのは、初めてかもしれない。血涙もの…。
 で、仕方なく、しばらく経ってからプレイして、結局は7ラウンド目の中ボスで敗北。まあ、実質初プレイでここまでいけたら良いかな?ゲームバランスも前作に比べると良く、そこそこ面白かったしね。これは、最近のシリーズのほうだと良作の部類かもしれない。

 しかし、何で分かっていながらも乱入してきたのだろうか…。
 実力が分かっているのなら、せめて乱入する前に聞いたりするか、負けそうな所で乱入するのに…。それなのに、実力者がいきなり乱入。明らかに、リピーター潰しの類じゃないか。下手っぴは、家で遊んでろと言うことですか?そういう事をするから、格ゲー業界がニッチなものになって、システムがより複雑化(アカツキ電光戦記シリーズみたいな例外もあるが。)するんじゃないか。普通、上級者は初心者に手取り足取り教えるものでは?
 でも、これって、格ゲー以外にも言えることなんだよなあ…。STGだって、今のは難易度が比較的易しいものの、やはり近寄り難い雰囲気が醸し出されているし(自分も、STGにはまる前は、殆どノータッチだった。)、音ゲーも太鼓の達人以外手軽に出来るという印象がないし、FPSなんてそれこそ、初心者の振りをした上級者に狩られる事なんて良くあること。正直、ゲーセン好きな人間には辛い現状である。
 昔は、ファーストフード店でハンバーガーを食べるような感覚で気軽に楽しめたのに、何時の間にかフランス料理のフルコースや一見さんお断りの和食の懐石料理店に…。どうしてこうなったんだろうか?

 不景気であるのに、ますますゲーム内容はディープ化して、ライトな客とヘビーな客との溝を深まるばかり。
 これを打開するには、どうしたら良いんだろうか?やはり、プリント倶楽部やクレーンキャッチャーみたいな万人受けしやすい革命的なものが出たり、ライトなユーザーにフレンドリーなゲームが流行らないと無理なんだろうなあ…。
 中途半端に色々なゲームに手を出す人間としては、心が痛い…。


       KOF13

            みたフェス015


 前回の記事を読んでいない人は、こちらへ。

 地方の人間には、この手のイベントは有り難いと思う蔵間マリコです。
 今回は中四国地区最大の萌系フェスティバル『みたフェスinマリーナホップ』の感想の後編。前編では、会場内でのライブや痛車の展示などの話題をしましたが、今回は、コスプレイヤーの話やメイド喫茶での出来事、そしてお土産の公開、そんなあたりの話題でも書こうと思います。ま、何時ものように適当にみてくださいわ。
 しかし、昨日は体が疲れてだるかった…。みたフェスで仕事以上にフルに体力を使ったせいか、ブログを書いている最中、何度も舟をこきかけていたし、今日は昼近くまで寝ていたし。正直、今もかなり疲れてい感じが。普段慣れない事をすると、物凄く体力を使うものだな。


             みたフェス016
             みたフェス017


 痛車の展示会場を程々に済ませた自分は、そろそろメイド喫茶にでも行こうと足を向けた。すると、自分の視覚にどこかでみたことがあるような格好をした人が二人。どうやら、鏡音リン鏡音レンのコスプレをした女性二人組(勿論、撮影許可とアップロードの許可を取りました。)のようだ。
 雑誌とか、画像サイトでコスプレイヤーを見る事はちょくちょくあるけど、実際に見たのは初めてな気がする。それにしても、コスプレイヤーの凝り様は驚きである。服装だけでなく、小道具も自分で作り上げる。自分だったら、とてもそういう事は出来ない。根気の関係もあるだろうし、そもそも不器用な人間だからね。自分だったら、オーダーメイドとかしているだろうなあ…。
 ちなみに、他にも結構コスプレイヤーは自分のみる限り結構参加していた。仮面ライダーBLACKシャドームーン(だよね?)をコスプレをしている人やAngel Beats!天使のコスプレイヤー、あとは美少女戦士セーラームーンの三石琴乃と久川綾と古谷徹のキャラがいたな。どれもこれも、目を見張る物ばかりである。コスプレイヤーの意気込みは、凄い…。


             みたフェス018


 コスプレイヤーたちの撮影も済ました自分は、ドネル・ケバブで軽く腹ごしらえをして、『メイドカフェ ぴなふぉあ』と向かった。
 しかし、そのメイド喫茶が大変な事になっていて…。50人以上はいるかと思われるほどの長蛇の列。それもそのはず、このメイドカフェ ぴあふぉあと呼ばれる店は、ドラマ版電車男にも登場してきた店なのだから。そんな有名な店が広島まで出張してくるのだから、このイベントに参加している人が、この店に行かないはずがない。
 という事で、自分も長蛇の列に並んでみました。が…、それが大変で大変で。数日前までは、雨が狂ったかのように降っていたのに、この日は嘲笑うかのような照りつける日差し。下手すれば、熱中症で倒れる人がいるんじゃ中と思うほどの暑さでしたよ。結局、店に入るのに90分ほどかかりました。メイド喫茶恐るべし…。


         みたフェス019


 店に入ると、店内のメイドから『お帰りなさいませ!!御主人様!!』という声が。メイド喫茶では当たり前の事なのかもしれないが、初メイド喫茶の自分には、何かむず痒いような恥ずかしさを感じてしまった。これが常連になるとどうなるのかが、気になる…。
 で、とりあえず自分は、メイド喫茶の定番のメニューともいえるオムライス(そのついでに、ジュースも。)、そして写真撮影を頼んだ。〆て、1800円也。メイド喫茶は高いとは聞いたけど、まさにその通りだった。まあ、値段以上のサービスをしてくれるから悪くは無いが。
 それから、15分。ガーターベルトとネコ耳とリボンをつけたメイドが、オムライスを持ってきてくれた。そのあと、オムライスに好みの文字を。自分が入れてもらったのは、このイベントにちなんで『みたフェス』。無難で安直かもしれないが、ブログに載せるならこのぐらいが良かったかもしれない。ちなみに味に関しては、至って普通のオムライスでした。ちょっと中身の具が少なかったような気もするが。
 そして、食事を済ませた後は、メインイベントの写真撮影。自分が指名したのは、上で書いているガーターベルトとネコ耳とリボンのメイド。服装も好きなんだけど、店の中のメイドの中でも一番可愛いかったからね。自分も、意外に面食いなのかもしれない。一緒に撮影してもらう時は、非常に恥ずかしかった。
 で、店から出るときは、『いってらしゃいませ!!御主人様!!』。いや~、メイド喫茶がここまで魅力的なものだったとは…。東京にでも行く機会があったら、ぴなふぉあに来店したいものである。


         みたフェス021
         みたフェス022


 今回の戦利品。アニメイトブースで買ったヤンデレパイ、それとそのおまけについてきたらき☆すたチョロQ。
 何故、ヤンデレパイを選んだかというと、特に深い意味は無い。ツンデレとかロリっ娘の絵柄の商品もあったけど、一番インパクトが合ったので。
 中を開けると、ヤンデレ娘のしおりとヤンデレパイ9枚。箱の中には、「大好き」とか「ダイスキ」とか「だいすき」とこれでもかと書いていたり、箱の底にドアップのヤンデレ娘が。可愛くても、ヤンデレとは付き合いたくありません。パイの味は、まあまあだったけど、特に説明する事もないので割愛。
 らき☆すたのチョロQは、何かのおまけもしくはこのイベントのために店員が作ったものかもしれない。オマケにしては、なかなかの出来かも。

 様々な催し物があったみたフェスも、これで終わり。なかなか気軽に行けない場所にあるイベントであるとはいえ、それに見合っただけの面白さはあった。個人的には、もうちょっとイベント内容を充実させたら、もっと客入りしたんじゃないかという感じはしたけど、広島で初めてのイベントだから仕方ないか。
 広島で行なわれた中四国地方最大の萌系フェスティバルみたフェス。来年は、今回以上のスケールで行なって、今年以上に面白いイベントにして欲しい。そして、広島を秋葉原につづく第2の二次元関係のメッカに…。多分、そこまで大きな事にはならないだろうけど、そういうので広島が活気付いてくれるのなら歓迎だ。二次元最高!!

       みたフェス001

 こんなイベントが毎年あればなあ…。

 この手のイベントが大好きな蔵間マリコです。
 今日、広島広島の海沿いのショッピングモール・マリーナホップで行なわれたイベントに参加した。その名は、『みたフェスinマリーナホップ』である。痛車の展示会をはじめとする、メイドやサブカル系アーティスト達のライブ、コスプレイヤー達の撮影会、そしてメイド喫茶の出張店といった二次元関連の催し物が行なわれるイベントである。二次元好きなの人間にとっては、中国地方最大のイベントかもしれない。勿論、自分はその人間の一人だ。
 で、このみたフェスの感想なのだが、かなり濃い内容だったので、非常に長いものになりそうだ。なので、今回のネタは前編・後編の2回に分けて描きたいと思う。自分の文章力が稚拙というのもあるけど、書きたいことが非常に多いので。というわけで、くだらない記事になるかもしれませんが、最後まで付き合ってください。


            みたフェス002


 マリーナホップ行きのバスに乗り、風来のシレン4で40分ほど暇潰しをし、会場に辿り着いたのは10時過ぎ。本当は、10時前ぐらいまでには到着したかったんだけど、今週のプリキュア(桑島の変身シーンに5000枚って…。)がちょっと気になってね…。まあ、それで若干遅れたというわけだ。
 で、上の画像は、みたフェスの会場。自分が到着した時には、チケットを買うのに準備待ちをするわけではないが、思った以上の客数が入っていたビックリ。外の会場だけでも1000人入るんじゃないかと思うような客入りじゃないんかな?とにかく、みたフェスの広告がかなり効果があったのかもしれない。

            みたフェス000


 これが、みたフェスのチケット。1枚1500円。場所代があるとはいえ、多少高いような気がする。
 チケットに描かれているのは、電撃G,sマガジンのマルチメディア展開の企画『マリッジロワイヤル』の12人存在する御当地キャラの一人、『佐伯 世羅』(イラストレーターは言わずがな、西又葵さん。顎がすごく特徴的です…。相方の鈴平ひろさんも、感染しつつあるけど。)。元ネタは、広島県佐伯郡世羅町。まあ、スキー場以外何も無い辺鄙な場所ですわ。
 名前の語呂と響きは凄くいいけど、これまたローカルなネタを…。それだからこそ、御当地キャラとして一役買っているのかもしれないが。これが大朝とか、三次とかだったら…。


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 会場に入ると、すでにライブが行なわれていた。
 自分が入った時点で行われていたのは、ONE PIECEのOP『ウィーアー!』を歌っていた。コスプレの格好を見る限り、ルフィとゾロとサンジとナミとロビン、そして何故かビビ。ビビって、相当前のキャラですよ…。せめて、ハンコックぐらいに…。
 そのあと、メイドの格好をした女性が数人現れて歌って踊っていたり、DJ NOZOMIXという人やDJ サオリリスという人が演奏をしていたりと…。色々と回っていたので、全部を全部聞くことは出来なかったけど、思いのほか良曲があったなあと感じた。欲を言えば、アニソン歌手を持ってきても良かったような気もするけど。

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 とりあえず、ライブも程々に聞いた自分は、このイベントのウリの一つである、痛車の展示会を。
 主にKey系列の痛車とその他のエロゲー関係の痛車、あとは西又葵さん関連とけいおん!!あたりが多かったな。変わり所で言うと、広島県にちなんだのかかみちゅ!の痛車(残念ながら、朝霧の巫女はありませんでした。)が展示されていたり、車つながりでプレイボーイ連載の麻宮騎亜の彼女のカレラの痛車があったりと。まあ、どれもこれも凝った物ばかり、その人なりの愛情が伝わってくるような出来でした。
 でも、屋外での撮影は難しい…。色合いが激しいものあたりは比較的簡単なんだけど、白黒みたいな色合いのとか薄い色の痛車はまともに写らない。特に、反射光があたる角度からの撮影は絶望的。次回、撮影する時は、そこを注意しないと…。


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 こっちは、屋内での痛車の展示会場。やはり、蛍光灯の灯りは丁度良い明るさだから、撮影にはもってこいそのものである。
 こちらは主に、春に放送していたAngel Beats!の痛車が目玉。他にも、Fate/staynightというよりも、TYPE-MOONのキャラクターが描かれた痛車や初音ミクの痛車はかなり力が入っていたし、屋内展示ブース内には、アニメイトの商品販売コーナーや痛仕様にするためのオーダーメイドショップなんかもあった。ここで、自分はアニメイトが販売していたお土産を一つほど買った。それに関しては、次回でも。
 ちなみに、その展示ブース内に痛車娘という漫画の痛車とそれを描いている漫画家のサイン会があったが、全くと言っていいぐらい人が…。これが、カウンタック梅澤春人とか頭文字Dしげの秀一だったら、満員御礼だったんだろうけど…。マイナーな漫画家は、大変…。

 まあ、これで前編は終わり。
 後編は、コスプレ関係の話とメイド喫茶、それとお土産の話でも書く予定。まだまだ書くことが多そうですけど、何とか自分なりにまとめておきますわ。
 ああ~、今日は疲れた。これを書き終えたら、風呂に入って、さっさと寝るとするか…。




                        おまけ
 

           みたフェス014


 アニメイトブースの近くにあった、ONE PIECEのPOPクドわふたーのPOP。
 かたや、億単位クラスの超人気漫画。かたや、ロリコン御用達のエロゲー。この組み合わせ、ものすご~くシュールです…。

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