拳銃よりも、重火器派なので。
PCのトラブルで、少し描くのが遅くなった蔵間マリコです。
毎週土曜日恒例の何時まで経っても進歩しないイラストのコーナー。さて、今回のイラストは『魔法少女リリカルなのは』シリーズの第3期『魔法少女リリカルなのはStrikerS』にて初登場、機動六課に所属するスバル・ナカジマの良き友である射撃手の『ティアナ・ランスター』のアレンジコスチュームイラストを描きました。
いや~、ティアナというと、何かと役損なキャラクターという印象が強いですねえ。兄の無念を無念を晴らす事と執務官になるという自らの夢を果たすために管理局に所属するが、パートナーのスバル(及び機動六課の方々。)には才能との差に劣等感を感じたり、訓練や任務中に度重なるミスで自らを追い込む状態になってしまう。そのミスを取り戻すために必死に頑張るティアナだが、個人プレーに走ったり、ミスの上塗りと悪循環の連鎖は止まらず。ついには、訓練の内容を無視してしまっため高町なのはに頭を冷やさせられてしまう(+シグナムの鉄拳制裁。)。まあ、なのはらしからぬある意味『普通の人』(周りが天才だったり、クローンだったり、闇の書の守護者だったり、サイボーグだったり、才能のあまり部族から追い出されたり、試験管ベビーだったり。というよりも、機動六課の面子が異常すぎる。)ともいえるキャラクターだろう。
でも、そんな『普通の人』であるティアナだが、本人の自己評価とは全く逆とも言えるほどの大活躍をしている。なのはに頭を冷やされて以降、精神的にも強くなり、満身創痍になりがらもスカリエッティ一味のナンバーズ3人相手に勝利を収めている。恐らく、エース級を倒した人数という意味では一番の殊勲者であろう。人間、きっかけがあれば変われるものである。
現在、娘TYPEで連載している『魔法戦記リリカルなのはForce』では、フェイト・T・ハラオウンと独自に行動を取っているが、敵が敵だから、ボッコボコにされる図しか想像がつかない…。やっぱり、そんな役割…。
そんな『普通の人』であるティアナ・ランスターを描いてみましたが、なかなか面白く描けました。まあ、楽しく描ける=上手に描けたというわけではないが(顔のバランスがあまり良くないとか、髪の毛のボリューム感が足りないとか、奥行き感がおかしいとか。)。
まず、服装。これに関してはそこまでものアレンジは加えていない。作中、ティアナが着ていた服のデザインそのものを簡略し、服とズボンの二つに切り分けたという感じである。今回、力を入れた部分が違うので、ここをアレンジを加えすぎると原型が無くなるので程々にしました。
次に、武器のアレンジだが、これには相当な力を入れました。作中使っていた愛銃であるクロスミラージュ×2をマシンガン2丁(これは、某2Dアクションシューティングをプレイ中に思いついたアイデア。)に変更して、武器そのものをごつく変更。他に、背中にはバズーカを一つ、手榴弾を2発分、予備マガジンを2本と大量に重火器を持たせている。作中の戦闘スタイルとはかけ離れたものになりましたが、個人的には重装備が好きなので、これでOK。
そして、姿勢だが、当初はしゃがんで撃つというような格好にするつもりだった。でも、思いのほか上手く描けず、結局は走りながらマシンガンを撃つという形になりました。これはこれでいいかもしれないけど、元々の予定で描きたかったなあ…。
下手な横好きで描いている魔法少女リリカルなのはStrikersのアレンジコスチュームイラスト。
次回は、機動六課に所属する幼き竜召喚士である『キャロ・ル・ルシエ』を描く予定。姿勢そのものは、一応はおぼろげながらイメージがついているけど、どうアレンジしようか悩む…。