続・黒のノエル

現在週刊ヤングマガジンで連載中の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス』をはじめ、純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』、美少女SFバイオレンスラブコメディ漫画『エルフェンリート』、スポコン漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、食べ歩き企画、ライトノベルの執筆などをしております。どうぞごゆっくり見てください。

2010年07月

    スバル・ナカジマ


 世界観が変わりすぎて、描きにくい…。

 新シリーズのイラストになっても、相変わらず残念な絵しか描けない蔵間マリコです。
 さあさあ、始まりました。土曜日恒例の何回描いても何回かいても上手くならないイラストのコーナー。さて、前回までは『魔法少女リリカルなのはA's』のアレンジコスチュームイラストを描きましたが、今週からは『魔法少女リリカルなのはStrikerS』(以下、なのはSS)のアレンジコスチュームのイラストを。そのなのはSSの記念すべき1回目のイラストは、高町なのはを隊長とする機動六課の武闘派、『スバル・ナカジマ』を描きました。
 スバルというと、なのはSSの新キャラの中でも群を抜いて目立った印象を受けたキャラですね。今までのなのはシリーズの戦うキャラクターとは違い、拳を主体とした格闘戦で戦っているのですから。だから、ストーリー序盤は、なんとなく違和感を感じてしまいました。まあ、腕につけているリボルバーナックルのギミックは、結構好きだけど。
 でも、作品の体質が大きく変わったといえど、しっかりとなのはという作品の遺伝子をしっかりと継いだキャラだと思う。同僚であるティアナ・ランスターとの友情、人と機械を融合させた戦闘機人として生まれた存在、そしてスカエリッティ一味に洗脳された姉、ギンガ・ナカジマとの一騎打ち。まさになのはらしい設定や展開をこれでもかといっていいぐらい詰め込んだといえるキャラであろう(魔法少女のタイトルに相応しいキャラなのかは、少し怪しいが。)。
 さて、第三期でキーパーソンの一人であったスバル・ナカジマ、第4期の『魔法戦記リリカルなのはForce』ではどういった活躍をするだろうか?多分、魔法効果を無力化させて戦うサイファーと激突するんじゃないのかな?スバルの特殊能力の性質上、無力させれるのか少し怪しいからな。アンチ的存在として活躍しそうだが、どうなることやら…。

 そんななのはSSのメインキャラクターを描いてみましたが、簡単な部分と難しい部分が激しくて、出来不出来に差のあるちぐはぐなものになってしまった。う~ん、思い通りに描けるようになりたい…。
 まず、服装に関してなのだが、これはスカエリッティ一味の戦闘機人部隊・ナンバーズ及び洗脳状態のギンガが着ているスーツを採用してみました。差異は、各部についているサポーターのカラーぐらいか。アニメで描きやすいようにデザインされているためか、そこまで苦労はしませんでした。ちなみにスバルの戦闘コスチュームは、ギン姉のイラストを描く時に描くつもりです。
 次に姿勢。これは、なのはSSの1話目の一シーンをモチーフに描いたのだが、描くのにそこまで時間を要しませんでした。ピチっとしたスーツだから、服の事を考えなくても良いからね。でも、胸があまりも残念な出来になってしまった。なんていうか、奥行き感とかおっぱい特有の丸みが上手く描けていないんだよね。やっぱ、胸を描くのは難しい…。
 そして、武装のアレンジ。作中のスバルの武装のマッハキャリバー及びリボルバーナックルは、比較的こじんまりとしたものとして完成されているが、自分は戦闘機人ということを意識して、より兵器らしい物にしてみました。リボルバーナックルは、腕に小型のバルカン砲(元々は、バンカーを装備させたかったのだが、バランスが合わなかったので辞めました。)を搭載して射撃戦を意識、マッハキャリバーは先端に刃を取り付けて、殺傷力の追加。そんなイメージで描いてみたんですけど、それが絵心が無いというか…。
 あとは、髪型が上手く描けなかったとか、スーツがてかりすぎとか、ハチマキが上手く描けていないとか…。まあ、何時ものように悪い所ばかりというわけですよ。

 とりあえず、なのはSSのアレンジコスチュームイラストの第1回はここまで。
 次回は、機動六課所属のスバルの良きパートナーである、『ティアナ・ランスター』を描く予定。
 自分としては、原作とは違い、重武装にしたいつもりなのだが、どうやってアレンジしようかな?凄く難しい事になりそうだ…。

 デッサン人形君を参考にしても上手くならない…。
 デザイン本をヒントに描いても、上手くならない…。
 どうすればいいのよ!!

 4年ほど描いているのに、毛の生えた程度にしか上達していない蔵間マリコです。
 最近、世間でも結構人気のあるpixivを始めました。いや、pixivへの入会は既に半年前に行なっていたんだけどね、なかなか投稿する勇気と気分が沸かなくて…。でも、何故だか最近になって投稿する気力が沸いて、今週ついに投稿する気になったわけだ。
 いや~、pixivは本当に厳しいですねえ。自分でも、4年間絵を描き続けている割には、上達がやたらと遅いというのも分っているし、Yahoo!!の知恵袋に物の試しに採点してもらったら、顔と体の中心線のバランスが狂ってるわ、絵全体の線が堅いわで、散々な事を言われましたからねえ(まあ、そういう痛感するようなコメントであるからこそ、成長の糧になっているのかもしれないが。甘えは、成長に対する最大の敵です。)。
 そんな下手っぴなイラストを描いている人間が、pixivに投稿したら大変。投稿したはいいものの、案の定、閲覧者の数に比べると相当低評価。そりゃあ、基本的に、今は魔法少女リリカルなのはシリーズの絵メインだから、主流の東方のイラストに比べて評価する人が少ないけど、多くの作品が1人しか評価していなくて、1桁はきつすぎる(pixivだと、1桁はマイナーなジャンルでもない限り、かなり恥ずかしいらしい。)。自分でも下手であると自覚はしていたが、ここまで叩かれるとは…。なんか凄く落ち込みたくなる…。

 しかし、同じ4年間描いている人間でも、自分よりも遥かに上達している人が羨ましいなあ。勿論、こなしている数が違うというのもあるかもしれないが、センスの差というか、絵心の差が非常に大きく溝を開けられているような気がする。
 その代表的なのが、服のデザイン。今、自分は衣装のアレンジしながらなのはの絵を描いているけど、どうもまとまりの無い物が出来てしまって…。いや、ああいうデザインでも自分なりに四捨選択をしているんですよ。でも、元々の完成されたデザインに比べると、アレンジしないほうが結果的に良くなるような悲惨な絵でして…。それを他人のアレンジした服装の絵と比較すると尚更の事。本当に、情けない情けない…。
 だけど、そういう絵が上手な人って、どうやってセンスを磨いているのだろうか?東京の友人から聞いた話では、ファッション雑誌とかにも限らず、漫画とかアニメでも常に注視して見たら良いというのは聞いたことがある。それで、物に対する洞察力や立体感を鍛えるとか。自分もそれを実行して、それを絵に結果を残そうと頑張っているんだけど、それがなかなか結実しなくて…。何が違うのだろうか?
 あと、暇を弄ばしていたら、手っ取り早く描ける顔の練習をしている。それに関しては、輪郭は比較的安定して描けるようになったけど、どうも感情の表し方も思うようにいっていないし、上でも書いているように中心線が何度もずれているし…。本を読んでも、悪い所の根本的な部分が分らない…。やっぱ、絵心?

 さて、明日は例によって土曜日恒例のイラストの日。
 自分の予定としては、魔法少女リリカルなのはStrikerSの『スバル・ナカジマ』を描く予定なのだが、何時ものように絵心のない残念な出来になるだろうなあ…。手っ取り早く上手くなるほう方は無いって言うのは分るけど、何かワンランク上手くなるコツってないのかなあ…。



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 何を考えているのやら…。

 今週は、ボリューム満点で大満足な蔵間マリコです。
 今週の週刊ヤングジャンプに、ちょっと変わった読みきり作品が掲載されていた。中山敦支作の格闘漫画『ねじまきカギュー』だ。この作者、昔は月刊少年ジャンプで何度か読みきりを出して、サンデーに移籍後、また集英社に返り咲いたそうだ。で、そんな妙な経歴の漫画家が描いた読みきり作品なのだが、それがなかなか面白くて…。
 見開きのページの使い方が非常に有効的で、インパクトが凄い。好き嫌いは分かれるものの、画風も独特で面白い。そして、読みきりという制約も上手くクリアーしている。これだったら、充分に長期連載できるような内容だと思う。
 ただ、ちょっと青年漫画雑誌らしくない所が課題だと思う。キャラクターのデザインや名前が、どちらかというと少年漫画向けのケバケバしさを感じるし、ストーリーもちょっと少年漫画な感じが目に付く。やはり、少年誌から青年誌に移るのはなかなか難しいものかもしれない。まあ、結構面白かったので、連載化希望な所。
 とりあえず、読みきり漫画のことはこれぐらいにして、そろそろ今週のノノノノのストーリーと感想でも。2週間ぶりだから、書き方、覚えているかなあ…。

 第125話『ふにゃ~ん

 遠野実業の一番手、大塚桜は、焦っていた。奥信高校の先鋒の尻屋潔が、赫の記録をも上回る、121,5mという不倒記録を叩き出したのだから。
 ここで、107メートル以上飛ばなければ最下位に落ちてしまう。しかし、彼の最高記録は96m。ましてや、5段ゲート下げた状態からのスタートで、そこまで届くはずが無い。
 だが、大塚は伊東の言葉を思い出した。『俺たち三人が本気で飛べば、絶対に優勝できる。』、あの言葉を信じたからこそ、ここまで辿り着けたのだ。自己ベストなどどうって事ない。
 大塚は、伊東の言葉を糧に、スタートに出た。彼の一世一代の大ジャンプ、それが結果として出たのだろうか、1回目のジャンプ以上の勢いで宙を飛ぶ。見守る遠野実業のメンバーたちとその関係者たち。だが、その勢いはK点を越えたものの、HSまで及ばずの97m。
 奥信に順位を越されてしまった事に意気消沈する大塚。自分の自己ベストではあるが、そんなの誰も知るはずが無い。遠野実業のメンバーと合流し、謝罪する大塚。そんな大塚に待っていたのは、伊東の励ましの言葉だった。本来のアンカーであるはずの選手が、一番手に回ったのだから抜かれても仕方ない。それに、自己ベストを更新出来たことも凄い事じゃないか、勝負の分かれ目とも言える、このジャンプ、よく頑張った。
 責められると思っていたはずが、賞賛してくれた。伊東の励ましの言葉に、大塚は少し安堵するのであった。

 遠野実業の番も終わり、続いては月山商業の番が回ってきた。
 先鋒の浅見光は、ジャンプ台の上でやれやれと溜息をついていた。この状況にきて、奥信高校の思いもかけない追い上げ。禰宜田がいくら強くても、1回目のように大ジャンプ合戦となると不利となる。だが、アンカーが飛んだ以上は、後は大した選手がいない。それよりも、問題なのはトップの雪野高校である。どの選手も優秀な上に、これ以上距離を離されると、勝ち目が無くなってしまう。だからこそ、自分が活躍をして、少しでも後続を有利しなければ。
 浅見は、目標点を100m以上と見定め、ゲートから飛び出る。5段ゲートを下げているにも関わらず、とてつもないスピードを出し、坂を下る。そして、足が地から離れた。
 彼は、宙にいる一瞬間で思い起こす。何故、自分は生まれてこの方、禰宜田を立てるような生き方をしているのだろうか。島にいる時とは違い、もはやお世話係でもなんでもないのに。そもそも、禰宜田本人も気を遣うなと言っていたはずだ。ただ、彼の遊びに全力でついて来いと言っていただけである。
 もしや、それが自身の中に心の奥底に植えつけられていたのかもしれない。禰宜田が今夢中でしているスキージャンプに、自分も高所恐怖症だった鷺坂も全力で取り組んでいる。それは、禰宜田が世界に通用する程の人物であるためにお膳立てしていることに、結果としてなっている。だが…。
 彼の仲間をサポートしようという気持ちは実を結んだのであろうか、K点を大幅に越え、目標の100mを越える101mに着地。記録をみてガッツポーズを取る、鷺坂。自分の役目を果たす事に成功して、安心の浅見。
 だが、彼は半分禰宜田に見切りをつけていた。世界に通用する選手にまで上り詰めさせたら、それで終わり。そこから先は、もう一つの目標を達成させるために生きたいのだから。

 奥信、遠野、月山と終わり、一巡目もいよいよラスト、雪野高校の笹宮の出番だ。
 しかし、ここで思わぬ水入り。ここに来て、強風での一時中断だ。突然のアクシデントに、悪態をつく笹宮。同時に、彼は奥信高校の戦力を冷静に分析をしていた。真岡のお気に入りの野々宮悠太は、真岡よりも飛べなかったから、そこまでの脅威ではない。殿の岸谷に至っては、問題外である。これが、尻屋・天津・新宮のベストメンバーなら話は違っていたが…。
 退屈な大会になる事に少々の興が削がれ、勝利を確信する笹宮であった。

 一方、戦力分析を行なわれていた奥信高校はというと…。
 森の中で、一人、何やら妙な行動を取り、何時も以上に真剣な表情で試行錯誤する悠太。どうやら、赫の持っていたネコ耳カチューシャが気に入ったらしく、一人で猫真似の練習をしていたそうだ。こうじゃない、これも違う、奥信高校の運命が決まる大勝負とは思えないほどの力の入れようである。
 そんな行方をくらましていた悠太を発見して、変な物を見る目付きをする岸谷。あまりの余裕っぷりに、脱力までしまう始末だ。弁解する悠太だが、岸谷は神妙な精神状態だ。皆が皆、100m前後を飛んでいる。このままでは、皇帝の逆転の一打も無碍になってしまう。
 しかし、悠太は思いのほか、気楽であった。その理由、どこも奥信高校の選手をマークしていないからだ。残りは出がらしの選手しかいないと思わせ、そこで自身の逆転の一手。これで、更なる精神的なダメージを与える。これが、悠太の勝算である。
 調子が上がり、何時ものように大口を叩く悠太。ネコ耳のカチューシャをつけたままで。
 ピンチにも関わらず、余裕綽々の悠太。果たして、悠太の作戦通りの試合運びになるであろうか?

 今週は、前回ほどの強烈さや面白さは無かったが、それでも充分に面白い回であった。まあ、あんなびっくらたまげたみたいな展開になったら、いきなり越すのも難しいからね。まあ、箸休めには丁度良い回だったと思う。
 まず、皇帝の大ジャンプを見せられて、それに感化されて好記録を出しながらも、目標達成できなかった遠野実業の大塚。いや~、相変わらず伊東君の人格者っぷりがカッコいいですねえ。記録の事など誰も気にも止めていなかったと思いきや、伊東はそれをしっかりと覚えていてくれた。いかに、チームメイトの事をしっかりと覚えて、どれだけチームメイトの事を思いやっているかはっきり分る一シーンでしたよ。悠太たちには悪いけど、遠野実業には頑張ってほしい。
 次に、浅見のもう一つの目標に関して。これは、自分が予想するに、鷺坂ちゃん(注意:ちゃん付けしているけど、♂です。男の娘です。)にでも婚約の告白でもするんじゃないかと思う。勿論、そういった結論が出るのは理由がある。単行本10巻155ページの1コマ目、浅見は鷺坂ちゃんと小指で結んでいるシーンがある。男同士であるのにも関わらず。それに、今まで言動を考えるとこういうことしか予想(エルフェンリートでもないから、人類滅亡とか狙っているわけでもないし。)が出来ない。という事は、二人でオランダにでも永住をするのだろうか…。何かあまり想像したくない…。鷺坂ちゃん可愛いけど(それでも、マリコたんには遠く及ばない。5歳児最高!!)。
 そして、悠太と岸谷。これが、今回一番の笑いどころだった。赫と皇帝とのやり取りのだけの使い捨てのネタと思いきや、ここでネコ耳カチューシャの再登場。しかも、ルーシー顔(エルフェンリート作中、ルーシーがよくとっていた表情。何故か男前。)になるほどの真剣っぷり。特に、手の動きの角度を試行錯誤して「これも違う!!この角度が…。」のコマは、思わず爆笑してしまった。本当にアンタ、家族のためにスキージャンプをしているんですか?とても、そんな感じには思えません…。岸谷が呆れるのも納得。

 さあ、他の高校も感化されて、記録が伸びるIH。
 さて、雪野高校の笹宮は一体どれだけの実力を出すのであろうか?来週が、楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで溜まりません。

 ノノノノ125話の評価

 満足度 ☆☆☆☆
 スポーツ度 ☆☆☆☆
 ギャグ度 ☆☆☆


           ノノノノ125話

 人間、逆らえない物はあるのね。

 雨ほど、辛い気候はないと思う蔵間マリコです。
 ふひ~、昨日、今日はマジで大変でしたよ。何せ、広島(というよりも、)は狂ったかのようなナイアガラ級の超が10個は付くぐらいの大雨でしたから。外に出れば、傘は全くといっていいぐらい役には立たないし、1分も立たないうちに服がびしょ濡れ。交通機関は交通機関で、雨の影響でバスが全然動かずに家から市内まで1時間半(普段は30分程度。)、電車に至っては完全にストップの状態と交通網が麻痺の状態。下水路は、大量の雨を収集できずに逆流、川は茶濁色に変わり、河川敷のゴルフ場が完全に水の底。もう何もかもがまともじゃない。
 そんな自然の猛威が振るっているのに、わざわざいざという時のための補充要員として会社に行かなければ行けないってどういう事よ?そりゃあ、仕事だから言われたとおりにするのが社会人だけど、工事現場メインの交通警備員なんだから、どう考えても中止じゃないの。2時間待機分の給料と交通費が出るだけマシだけど、往復3時間+全身びしょ濡れだから割に合わない…。
 でも、今日はまだマシなほう。昨日は、まさに悲惨そのもの。雨の中、地図を確認しながらバイクで現地集合。全然意味のなさない雨合羽を着ながら、雨の影響で無駄に重たくなった大きな旗を振って、雨宿りのする場所もなく昼食。まさに、体力的にも精神的にもダウナー。いくら工事の期限が近付いているからといっても、これは無理をさせしすぎ。事故でも起きたらシャレにならないぞ。ホント、警備員は楽じゃないよ(そもそも、仕事に楽な物など存在しないが。)…。

 しかし、こんな自然脅威のメカニズムな日でも、あの日に比べるとまだまだ可愛いものかもしれない。歴史的な記録を出した台風19号には。
 アレは、幼かった頃の自分には記憶に鮮明に残るほどの恐ろしい出来事だった。台風が接近するから学校が早退になると喜んでいたものの、いざ台風が来るとそれはとんでもない事に。一日中、風でガラス窓がガタガタ鳴り響くし、雷音もたびたび響き渡り、停電も当たり前。窓でも開けようと思えば、散弾のような強烈な雨と共にゴミまで入ってしまう始末。TVから映る光景は、土嚢を積み上げて、洪水を防ごうと全力を尽くす人たち。まるで、終末の日かと思えるような一日でした。
 だけど、その台風が通り過ぎた後も、まさに大惨事そのもの。街中、水浸しでゴミだらけ、屋根は剥げ落ちている建物もあったし、酷いものだと看板が地面に転がっていたのだから。まるで別世界に流されたかのような気分でしたよ。これらを全て復興するのに、かなり時間がかかったと記憶にある。まあ、とにかく凄すぎる出来事であった。

 さて、明日は何とかまともに仕事が出来そうだ。
 この2日間、大雨で気分が重たかったたけど、これでちゃんと仕事への力を入れる事ができる。明日は、何時も以上に張り切るぞ!!
 でも、これで雨でも降ったら、それこそやってられないけど…。流石に、大雨の三連荘は有り得ない…、よね?

 広島にも、進出かあ…。

 ここの所、サブカル系のイベントには、積極的に参加している蔵間マリコです。
 今日の夕方の出来事。自分は、何時ものように怒首領蜂大復活をプレイしに普段使いのゲーセンでストレス発散を済ませ、何時ものように某所で漫画2冊(SBR21巻とスプライト3巻。)とサブカル系雑誌(コンプティーク)を買って、バスセンターへと向かった。その途中、広島交通のバスに数台ほど見かけた。まあ、市内じゃなくてもそこら中に走っているから、そんな事、記事に書くようなものでもない。だが、そのバスのうちの一台の広告に妙な物が描かれていたのだから、今回、この記事に書いたのである。その広告に描かれていたのは、西又葵さんがデザインした『みたフェス』なるイベントのマスコットガールである。
 いや~、これを見た時には、マジでビビりましたよ。何で、公共のバスの広告に、西又葵さんのイラストが描かれていたのか。確かに、そのみたフェスというイベント(後で調べて分った話だけど。)が、痛車がたくさん集まったり、メイド喫茶(そういえば、一度も広島のメイド喫茶に一回も行かずに潰れてしまった。一度は行きたかった…。)が期間限定でオープンしたり、コスプレのイベントがあったりとサブカル関連のイベントだから分るけどさ、わざわざ有名なイラストレーターを使ってまで目を引かせようとするとは、勝負しているなあ…。イベントが行なわれるマリーナホップも、この広告を載せる広島交通バスも相当な物である。
 ここまで力を入れられたら、流石に行かないわけにもいかない。来週の日曜日は、予定が空いているから行っていようかな?また余計な出費で、財布の中が寒くなりそうだけど。まあ、物は試しって言うし、ブログのネタにもなるから悪くはないか。

 まあ、それはともかく、ホント、アニメ・漫画を利用した町興しとかみたいな類って増えているよなあ。こういうのは、自分は悪くはないと思う。
 例えば、鷲宮のらき☆すたが良い例らき☆すたの劇中、ほんの僅かな時間だが鷺宮の風景がOPに登場している。それを上手く利用(その火付け自体は、角川だが。流石に雑誌で題材的に広告するのは、やりすぎな気がする。)して、イベントを起こしたり、一つの産業として町に多大な影響を与えている。グッズなんかもたくさんあるらしいし、それにちなんだ神輿もあるらしいし。
 それとか、さっきの西又葵の事なんかで言うと『あきたこまち』なんかもそれにあたるかもしれない。元々は質の良い商品だけど、この不況の中、思ったよりも売れない。でも、こういった広告塔を上手く使うことによって、なかなか日の目を浴びない商品も注目されるし、その商品の質の良さを知ってもらえる。まさに、一石二鳥。
 そういえば、広島でもこういう事が毎年行なわれているな。毎年夏にある、三次の朝霧の巫女のスタンプラリー。正直、らき☆すたなんかに比べると残念なくらいにマイナー作品(ていうか、いい加減単行本出してよ…。2年に、1巻ペースは鬼だ…。)ではあるけど、企画としてはちゃんとしたものである。三次の歴史もしっかりと学べるし、作中登場した場所なんかの探訪することも出来る。ものすご~く暑いという事を除いたら、なかなか面白いイベントであった。
 でも、こういう町興しにも問題点が幾つかある。まず、こういうのは余程の事がない限り、一つの流行ものであるから、いずれは効果が薄くなってしまう点。これに関しては、何時までもファンを続けるというレベルぐらいの熱狂ぷりにして、アニメや漫画以外の点でも、また行きたくなるような良い町にすればいいと思う。
 あと、ファンが地元の住民に不快な思いをさせてしまうという可能性もあるという問題点もある。これが原因で、生活サイクルが変わってしまったという話も聞いた事があるし。これに関しては、一人一人の心がけとかモラルの問題。こういう聖地巡礼とかグッズの類は、ちゃんとルールとマナーを守れる人間でないと駄目。いくら好きでも、こういう常識的な部分は常に念頭におかないと。

 良くも悪くも影響を与える、サブカル絡みの町興しやイベント。
 自分としては、こういうイベントを上手く活用して、町の活気を多少でも取り戻してほしいものだ。勿論、一時的なもので終わらせずに、長く長く続くようなものとして。アニメや漫画の部分だけでなく、町の良さがはっきりと分るものとして。町興しの本質を忘れてはいけない、これ重要ね。


       SHUFFLE! プリムラ

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