続・黒のノエル

純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』をはじめ、デビュー作の『エルフェンリート』、スポコン漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、ライトノベルの執筆をしております。どうぞごゆっくり見てください。

2010年10月

        フードフェスティバル010


 まさに、食欲の権化とはこのことである。

 美味しいものなら何でもOKな蔵間マリコです。
 今日、広島市内で行なわれた一大イベントに参加した。年に1回行なわれる食の祭典『広島フードフェスティバル』だっ!!いや~、このイベントに参加するのは去年のをあわせて2回目ですね。それ以前は人ごみあふれる所に行くのは億劫で、あまりこういう大きな祭の類には参加していなかったのだが、そこで食べれる料理がとても美味しくて…。それ以降、この手のイベントにはよく参加するようになりました。
 で、今回もそのフードフェスティバルに参加する事に決めたのだがちょいとばかしか問題がありまして…。何しろ、イベント当日であるにも関わらず、生憎の雨でしたから。う~ん、自分は特に雨男ではないんですけど、今日のような大きなイベントのある日に雨が降るとは…。アンラッキーだなあ…。
 まあ、そんな少し重たい気分を切り替えて、長期戦に持ちこたえるためにも朝食はとらず、市内のイベント会場に向かいました。

        フードフェスティバル011

 まず、会場に到着直後に食べたのは、モツ煮込み。
 自分は、ホルモン鍋とかホルモン焼きといったホルモン料理は好きだけど、特にモツ煮込みは大好きだ。あのゴロゴロっとした野菜とクニュクニュのコッテリとしたホルモン、そして味噌のしみじみとした味。あんま食べる機会はないけど、友人との飲みとかで高い確率で頼んだりする。
 朝から、しかも腹に何も入っていない状態だから結構キツイかもしれないが、豚汁のようにコッテリしながらも家庭的な味のおかげで、すんなり食べれましたとさ。やっぱ、ホルモンは美味しいなあ…。

        フードフェスティバル012

 続いて食べたのは、焼き牡蠣。
 広島で行なわれている食のイベントである以上、広島県の名物料理を食べないわけがない。鼻の中を突き抜ける磯の香りに、プリプリッとした牡蠣の身の柔らかさと口の中で膨らむ風味の良さ。冷凍や袋詰めされている牡蠣では味わえない素材本来の味。
 美味しさのあまり、熱い牡蠣をそ一口で食べてしまったせいで、口の中を火傷してしまいました。猫舌なのに、無謀な事をするな、俺…。

        フードフェスティバル013

 三つ目に食べたのは、ホテルグランヴィア広島のブースで販売していたナンドック。本当は、同じブースのカレーパンを買うつもりだったけど、ちょっと気分を変えてこちらのほうを買いました。そりゃあ、あんなに大きいソーセージ見たら、こっちのほうが食べたくなるよ。
 でも、単に見た目が凄いだけではない。味もホテル級である。ソーセージはパリパリッとして、その中から肉汁が溢れ出す。ナンも、出来立てのためかモッチモチのふわふわで普通のホットドッグのコッペパンとは違う魅力がある。結構順番待ちされたけど、それだけの価値はあった。

        フードフェスティバル014

 外側のブースも一巡周り、広島城内のブースを散策。その途中、クワイの唐揚げというちょっと変わった物を買いました。読売ジャイアンツのOBやスターウォーズのオビ=ワン・ケノービの師匠ではない。ちょっとした豪華な煮物やおせち料理に入っているあのクワイだ。
 クワイはおせち料理ぐらいでしか食べたことがないけど、唐揚げにして食べるという方法は思いのほか美味しい。ジャガイモ同様にほっこりとした食感でありながらも、甘さはジャガイモ以上。クワイは結構好きな食べ物だけど、こういう食べ方があったとは意外であった。
 ちなみに、国内のクワイの生産は8割ほどが広島県だったりして。あと、クワイで焼酎なんかも造っているようだ。マイナーな食材ゆえに日の目を浴びないが、広島県の誇る名産の一つである。

        フードフェスティバル015

 モツ煮込み、焼き牡蠣、ナンドック、クワイの唐揚げと多くの料理を食べてきたが、次に食べたのはインド料理の店、ルーパリのタンドリーチキンとサモサ。
 最近、この手のイベントに参加すると必ずといっていいぐらいインド料理を買っているけど、今回も買いました。やっぱ、こういう所だと普段は食べれないような物を食べたいし、カレーは大好物だしね。
 で、味の方だが、これまた絶品。タンドリーチキンは鶏肉そのものの味もいいが、タンドリーチキンに塗されている黄色いソースが美味しくて…。辛さの中にある、まろやかやコク、それに強烈なまでものスパイスの香り。こんな料理を食べれるインド人が羨ましい。
 それに対し、サモサもタンドリーチキンに負けない美味しさ。毎回イベントで食べるインド料理の店のサモサとは違い、皮が薄く中身の具材がじゃがいも・グリーンピース・ひき肉と親しみやすい味となっている。同じ料理なのに、ここまで個性に差が出るとは面白い。

        フードフェスティバル016

 腹も大分溜まってきた事だし、そろそろご飯が恋しくなってきた。ということで、ワインと妖怪と巫女で有名な三次市のブースで、カルビ丼を購入。
 いや~、美味しかったですよ、カルビ丼。口の中でとろけそうなほどの柔らかい肉質に、上質なまでもの肉汁と脂身。それらの魅力を完全に引き立たせるために、味付けは塩コショウとシンプルに仕上げられているからGOOD。ここ最近、焼肉とか食べていなかったから、このカルビ丼は本当に最高でしたよ。三次牛万歳!!
 
        フードフェスティバル017

 会場内を駆け巡ってから2時間。もう限界が近くなってきた。んなわけで、オーラスにラーメン屋のブースで高知しらすラーメンという変わったラーメンを買いました。
 広島の尾道市にも尾道ラーメンがあるし、呉には呉冷麺という風に御当地の麺料理があるが、高知にはしらすラーメンというものがあるとは知らなかった。それも、ラーメンとは無縁を素材を使っているのだから驚きである。
 そんなネーミングに釣られて思わず買ってしまっただが、これがなかなかの美味でして…。塩味のラーメンだから、あっさりとしていて食べやすい。それに、しらすの風味がラーメンのスープと意外にマッチしていて…。塩ラーメンはあまり食べない人間だけど、今まで食べたので一番美味しいかもしれない。

 今回食べたのは、コレぐらい。まあ、朝食を抜きにしたとしてもちょっと食いすぎたかな?体重計に乗るのが怖いし、財布の中が大変な事になっていそうだ。でも、それを差し引いたとしても充分に楽しめるイベントであった。
 もし、来年もフードフェスティバルがあるならば、可能な限り参加したい。こんなに美味しい物が一ヶ所に集まるイベントなんて早々ないのだから。広島市も、憎いことをするものである。

  練習4


 何かがおかしい…。
 いや、全てがおかしいのかもしれない…。

 1からイラストの基礎の基礎を積んでいる蔵間マリコです。
 さ~てさてさて、今週も描きました、マジでボロクソに酷評されて、心を入れ替えていろはから学ぶようになったイラストの練習。先週までは、顔のバリエーションの練習をしていましたが、今週から数週間は別メニューの練習を。
 で、その練習は先週でもブログに書いていたように、全身図の練習。基礎の基礎の中でも一番重要な部分であり、そして自分が一番苦戦していたジャンルっす。いや~、1からやり直す前からもしっかりと教本を読んで、描いて練習をしていたのですが、知っての通り、『ごらんの有様だよ!!』状態だったからねえ…。ですから、今度はそんな酷い状態にならないように必死に頑張ってみました。

 とりあえず描いた向きは、前方向・後方・斜めの3つの角度。横からの視点の線画も描くつもりだったんだけど、まだ人前に見せれるようなまともなものではなかったので、今回はお蔵入り。
 今回のイラストで一番注意したのは、頭身と関節部分の位置。Yahoo!知恵袋で添削して貰った時も、そこをかなりこっ酷く言われて、細心の注意を払って描きました。腰より上の部分あたりに肘がくるように意識したり、手は頭の大きさの半分程度に描いたり、上半身と下半身の頭身の差を考えたりと…。それはもう大変でしたよ。以前描いていた時の変な癖がまだ残っているし、なんとなくで描いていた部分があったのだから。だから、一つに1時間はかかりましたね。基本的なことなのに、ここまで時間がかかるとは思わなかった。
 ただ、意識して描くようにしたはいいものの、改善すべき点あまりにも多いなあ…。腰のくびれがおかしいし、腕や足の太さのバランスが悪いし、おしりの質感も上手く描けていない。あと、ミスというよりも仕様の関係上かもしれないが、背後からの図が髪で隠れているのが残念だった。いや、一応は下書きを描いてそれにあわせて描いたのだが、これじゃあ確認が出来ないからねえ…。どうせなら、ショートヘアーかツインテールでも描けば良かったよ…。

 まあ、下手っぴなりに練習している絵の練習。
 来週も全身図の練習をする予定。流石に、こんな状態で次のステップに行くにも行かないからね。ある程度技術がつくまで練習をするつもりです。だから、「どこどこをまるまるすれば、絵の出来が良くなるよ。」とか「ここの部分は上手だね。」とか具体的な採点をしてもらえると、少しでも成長の糧になってありがたいです。
 というわけで、来週のこの時間もよろしくお願いします。では、次回も!!

            Cross Days2


 なんで、同じ時期に発売するのよ…。

 ついつい衝動買いをしてしまう蔵間マリコです。
 いや~、コレは困ったなあ…。オーバーフローをメジャーにした作品であり、問題作とになった『School Days』シリーズの第三弾の『Cross Days』のノベライズ版がスーパーダッシュ文庫版だけでなく、キルタイムコミュニケーションの二次元ゲーム文庫(すっごいぶっ飛んだ名前だなあ…。それ以前に、会社名自体あまり聞いた事がないが。)でも前日に発売されていたのですから。
 う~ん、ぶっ飛んだ内容のSchool Daysのシリーズは好きなんだけど、どうして時期を被らせたのだろうか…。まだスーパーダッシュ文庫版は半分も読んでいないのに、ここにきて他の会社からCross Daysのノベライズが出るなんて。嬉しいっちゃ嬉しいけど、それと同じくらいに困りますよ。
 まあ、結局は仕方が無いから二次元ゲーム文庫版Cross Daysを買ったんですけどね。本当は別の漫画一冊だけに済ます予定でしたが。さてさて、そうなるとスーパーダッシュ文庫版Cross Daysを今日一晩かけて最後まで読まないといけないか。やる事が多いのに、どうしたことやら…。

 しかし、それにしてもここ数年で随分と増えたなあ。ライトノベルのブランドの出版社が。ガガガ文庫にGA文庫、ファミ通文庫やHJ文庫、講談社BOX…。まさに、ライトノベルのバーゲンセールのような状態になっている。それだけ、今、ライトノベルが大人気なのであろう。今期だって、禁書目録とかおれいもみたいなライトノベル原作のアニメがあるしね。
 自分が学生時代なんかは、電撃文庫とかスニーカー文庫とか富士見ファンタジア文庫みたいな古くからライトノベルを輩出しているメーカーぐらいしかなかったな。それも、学校の図書室や図書館に行ってもキノの旅とかブギーポップは笑わないとか十二国紀ぐらいしかなかったし(うちの高校には、何故か初期のアトリエシリーズのノベライズ版があったが。岸田メルちゅっちゅしたいお!!)。まあ、自分は友人に借りたりして読んでいたからどうにかなってたいたけど、それだけ当時はマイナーな分野だったのかもしれない。
 自分は、こういうジャンルのメジャー化はいいことだと思う。よく小説読みは、ライトノベルの事を低俗だとか漫画の延長線とか揶揄することが多いが、目指す方向性が違うだけで、楽しんでもらうという根本的な部分は同じなのだから。
 それに物を書く・描く事には高尚とか低俗とかみたいな上下関係は無いと思うぞ。あるのは、自分の想像をした物を書く・描ける人はただ素晴らしい、ただそれだけの話だ。勿論、作品が面白いとか面白くないとかそういうのは、別問題になってくるけどさ。でも、良い作品・悪い作品がライトノベルにも小説にもあるのだから同じである。

 時代時代によって変わりゆく文章の有り様。
 これから先、ライトノベルはどのような展開を迎えるのだろうか?そして、10年後、50年後、100年後、後世の歴史家にはどういったように評価されるのだろうか?
 もしかしたら、西尾維新鎌池和馬冲方丁といった今脂が乗っているライトノベル作家が芥川龍之介や夏目漱石と同様に歴史の本で紹介されたりして。何か想像できないな、その光景…。

 嬉しいけど、何か不穏な…。

 倫たんを毎週毎週応援している蔵間マリコです。
 いや~、ノノノノも来週で3周年かあ…。連載開始137話目、単行本12巻と結構な量を積んできましたけど、ここまで辿り着くとは思いませんでしたよ。連載開始直後にノノの正体がみかげにバレそうになったり、ア○ルショップ先輩と新宮がひと悶着起こしたり、ノノの想像を絶する過去が明らかになったり、ア○ルショップ先輩がイメチェンしたり、ノノが岸谷に寝込みに襲われたり、ノノが火野に素っ裸にされたり、男の娘が登場したり、岸谷が皇帝を崖から突き落としたり…。スキージャンプという難しいジャンルでありながらも、上手くやりこなしてきたのですから。岡本倫先生、これからも頑張ってください!!
 とはいうものの、ちょっと一つすご~く不安なことが一つあってね…。その事に関しては、感想の部分にでも書くつもりだけど、3周年目前にしてアレはなあ…。まあ、杞憂である事を信じていますわ。
 まあ、そんな不安を不安を抱えつつも、今週のノノノノのストーリーと感想のコーナーにでも入りますわ。先週のラスト、負の感情をパワーとしてきた赫が窮地に追い込まれたが、果たして…。

 第137話『なめるな!

 皇帝との勝負で敗北し、精神的ダメージを受け負っていた赫。その傷口は、かなりの物だったのだろうか。何時も聞こえる嫉妬の声とは違い、同情の声が地上から聞こえる。
 「やめろ!!落ちたくない!!」と、宙で叫ぶ赫。その願いは受け入れられず、間もなく地へと落着する。滑りながらも、赫は歯噛みする。記録は、121m。7段もゲートを下げながらも、1回目のジャンプと同じ記録を叩き出す大記録である。
 しかし、赫は嬉しくなかった。それどころか、悔しがっている。大記録ではあるものの、最長不倒距離を奥信高校の野々宮悠太にゆずり、皇帝との勝負にも負けた。日本では敵無しの彼には、今回の大会の出来事ほど屈辱的ではなかろう。
 そんな最中、他校の選手達が赫の前に現れる。彼らの目つきは、あまりいいものではない。やはり、開会式での挑発の件を引きずっているのだろうか?大口を叩いて、結果を残せなかったことに赫はそれなりに覚悟をする。
 だが、彼らの口から出た言葉は意外なものだった。「まさか、あんなに飛ぶとは思わなかったわ。」、それは挑発に対しての仕返しではなく、賛美の言葉であった。意外な展開にきょとんする赫。憎まれ口を叩いて、プレッシャーを背負い込みながらも、ここまでの大記録を2度叩き出した。最高飛距離では負けているが、個人戦で考えるならばぶっちぎりのトップである。
 次々と賞賛の言葉が溢れ出る選手たち。しかし、赫は自分が忌む同情の言葉をかけられたのかと勘違いしたのか怒声が飛ぶ。突然の怒鳴り声に驚く選手たち。そこに、真岡が赫のフォローに入る。彼が選手たちにかけられた言葉は同情などではなく、他者からの認められたのだと。赫は再びきょとんとする。
 実力差で敵から嫌われることも難しいが、それ以上に敵から認められることは難しい。それが今日、初めて認められたのだから今回の大会で更に一回り強くなったのだ。
 真岡の言葉は、赫の心に深く染み渡った。今まで嫌われることが強さの証明だと思っていたが、敵から認められることが真の強者であることが。ならば、自分はもう嫌われる必要が無いのか…。まさに、目から鱗といった所であろうか。
 しかし、感銘を受けながらも赫の態度は相変わらずであった。まるで、真岡の薬となる言葉が全く効いてないかのように、選手達に相変わらずの傲慢な態度で突き放す。その態度に、真岡は「前言撤回だ…。」とただ呆れるしかなかったのであった…。

 雪野高校のジャンプが終わり、残る奥信高校だけになった。1位の雪野高校との距離は、およそ107m。岸谷の自己ベストですら92mである故、15m以上の自己新記録を叩き出さなければならない。絶望的そのものである。
 そんな絶望的な状況に追いやられた奥信高校とは別のベクトルで絶望しているものが。月山商業のメンバーたちだ。エースである禰宜田と同条件でありながらも、それを凌駕する121m。これによって、島への強制送還が決定。そして、再び崖の贄に…。
 涙ぐむ浅見だったが、そこに悠太が助けの手を差し伸べる。助けてくれるかどうかは分からないが、チームメイトの一人が、法務大臣の息子だ。へそ曲がりでガンコだが、変態だから助けてくれるかもしれない。そうすれば…。
 だが、浅見はそれを拒む。IHで優勝しなければ結局は同じだから。それに対し、悠太は全国で3位だから胸を張ればいいじゃないと返答する。どうして、自分たちが3位なのかと疑問符をつける浅見。その理由は、ただ一つ。奥信高校がIHを制覇するからである。
 悠太の自信たっぷりな発言に、浅見は一瞬思考が停止し、直後に爆笑する。優勝するためには、110m近く飛ばないといけない。でも、奥信高校のアンカーの自己ベストは92mである。どんなに足掻いたって…。
 それでも、悠太の自信は瞳に現れるほど揺ぎ無い。このジャンプで岸谷は、自己ベストを大きく更新する。そして、奥信高校を優勝に導いてくれる。そこまで信じられるのは、チームメイトである所以なのかもしれない。
 そんな絶対的な自信を誇る悠太であったが、それでもあざけ笑っていた。何故なら、浅見はその自信を打ち崩す確証があるのだから。その確証、それは岸谷が腹部から大出血をしているからだ。
 浅見の衝撃的発言に理解できずに、禰宜田に再度確認する悠太。禰宜田の言うには、大怪我では飛ぶのもやっとの状態で、着地でもすれば死を免れないほどの重篤だ。
 あの時の刺された傷口が開いた…。でも、それに気付く事が出来なかった。自暴自棄に笑う浅見と対照に、悠太は茫然自失するしかなかったのであった。

 その一方、会場から遥か遠くで岸谷の決死のジャンプを止めようと、出血しながらも、息を切らしながらも者もいた。岸谷に崖から突き落とされた皇帝だ。
 突き落とされた崖を必死によじ登る皇帝。皇帝は、崖の先の森に向かって大声で叫ぶ。「誰か…、誰か岸谷を止めろ!!」、だがその声は虚しく響くだけ。
 そして、当の岸谷は文字通り重態であった。腹部からの出血のみならず、吐血し、視界すら狭くなっている。もはや、死の間際である。
 それでも尚、岸谷はゲートへと乗り出した。悠太や皇帝の夢を叶えるためにも…。
 『本当に良かった…、赤いスーツにしておいて…。』

 いや~、もう今週は言いたいことが多すぎる…。本編の内容もそうだし、不安の事もそうだし。とにかく、今週は面白かった。
 まずは、赫の記録とその後のやり取り。う~ん、自分は岸谷を現実的に優勝させるためにも108mぐらいで失速させるとは思っていたんですけど、121mですかあ…。王者の貫禄といえばそうかもしれませんが、倫たんも鬼な事するなあ…。本当に、どうするのだろうか…。
 でも、赫も赫なりに改めてくれたのは安心したよ。あのまんま腹の立つようなキャラを続けてくれるのは、個人的には好かなかったけど(作品的には必要だけど。)、上手く真岡がフォローしてくれて。ブログ仲間の一人が、それを指摘する対等の立場の人間が一人もいなかったと言っていたけど、まさにそうなのかもしれない。単に物の見方を知らないだけで、教えればちゃんと理解出来るんだなあと。今回の話で、赫が結構面白いキャラに思えるようになったかもしれない。たんのキャラは、相変わらず株が変動しやすいキャラが多いなあ…。ルーシー然り、マリコ然り、赫然り。
 次に、悠太と浅見の会話。なんていうかねえ、もうカオスとしか…。悠太は悠太で、得意の毒舌で皇帝のことをボロクソに言っているし、浅見は浅見でもうキャラ崩壊レベルといっても良いぐらいの自暴自棄だし…。特に、浅見が「おめでたいやつだな!!」と言っているコマは、「誰コレ?」状態。たんも画力が上がったものである。
 しかし、悠太も考えたなあ…。ただ警察に言うだけじゃあ、あまり効果が無いと見込んで、へそ曲がりでガンコで変態な皇帝の立場を利用するとは…。角沢長官似の皇帝の父が信用するかどうかは別問題だとしても、国家権力を動かすのは簡単かもしれない。それならば…。まあ、島の人間は国家暴力に対して、立会人たちを雇って対抗するかもしれないが(笑)。それなんて、嘘喰い
 そして、失神状態から回復した皇帝だが、もはやこれギャグだろ…。岸谷から崖から突き飛ばされたからって、そのボケ返しに崖から上ってくるのは有り得ない。一刻の猶予もない状況というのは分かるけどさ。どう考えても遠回りして会場に向かう方が近道だし、そんな所から上ってくるのはラオウぐらいで充分ですよ…。
 まあ、そんなカオスすぎる内容になってしまった137話目ですが、かなりの不安が…。その不安の正体というのは、今週の扉絵でして…。パッと見、岸谷が手を振っているポーズなんだけど、これにはたんなりの法則性があって…。この手を振っているポーズが別キャラごとに数週に行なわれていて、最終的には終わっているんですよねえ。アレが。これは、今まで2回ほどあって、1回目はエルフェンリートの第一部終了時(その後、しばらく月1連載及びアニメ化。)。2回目は連載終了時。だから、考えられる可能性が幾つかある。高校生編終了、アニメ化、そして打ち切りエンド。このどれかの可能性が強いから怖すぎる…。どうせなら、夏に噂されていたアニメ化だけにして…。

 とにかくカオスの極みで、何が起こるかわからないノノノノ
 岸谷の容態も気になるし、奥信高校の行方も気になってたまりません。そして、何よりもノノノノの連載が気になる…。もう怖くて怖くて、夜も寝れそうもない…。

 ノノノノ137話目の評価

 満足度 ☆☆☆☆☆
 スポーツ度 ☆☆☆☆
 不安度 ☆☆☆☆☆


        ノノノノ137話

            Cross Days


 思わず買ってしまった…。

 アニメ化・ノベライズ化・コミカライズ化、なんでもOKな蔵間マリコです。
 今日の夕方、某所にて久しぶりにライトノベルを買った。エロゲーメーカー、オーバーフローの人気作であり問題作である『School Days』のシリーズ3作目である、『Cross Days』だ。
 いや~、集英社系列であるスーパーダッシュ文庫でオーバーフローの問題作が一般のライトノベルでノベライズ化されるとは思わなかったよ。例によって修羅場系のエロゲーかと思いきや、エッチのシーンの何割が大変なものになっていた事に、購入者が大騒ぎした作品だからねえ。一応、角川系列で漫画版とか18禁のノベライズ本出版社でノベライズ化されてたりしていたけど、集英社系列でCross Daysとは意外である。
 同じちよれん系列のアージュのマブラヴがスーパーダッシュ文庫でノベライズ化した時も驚いたけど、今度はオーバーフローかあ…。集英社も随分と強気な姿勢である。どうせなら、このまんまSchool Days同様にCross Daysをアニメ化とか…。いや、あのnice boat.事件と最終話での大騒ぎがあったから無理か…。アニメ化したとしても、同じような方向になりそうだし…。う~ん、残念…。

 しっかし、ここ10年くらいで、この手の流れが増えたものである。ギャルゲーやエロゲーの、アニメ化・ノベライズ化・コミカライズ化が。
 今期のアニメは、FORTUNE ARTERIALヨスガノソラ、そしてタイアップであるが探偵オペラ ミルキィホームズの3タイトルあるし、コミカライズもかなりの作品数(特に、角川系列。)があるし、小説も少なからずとも存在する。1年間ベースで考えると相当な数になるか知れない。
 自分は、それに関しては否定的ではない。そりゃあ、視聴年齢制限がある事を利用して、調子にのってエロくしすぎちゃあ本末転倒(今期そんなアニメがあるが、敢えて伏せておく。)だが、エロが必要ない作品といわれるような物あたりは、作品自体の質を上げてくれることが多い。うたわれるもの然り、京アニ系列のKey作品然り(個人的にはSchool Daysも。原作スタッフの殆どが参加したらしい。)これらは、元々の世界観がしっかりとしているし、原作スタッフの介入や力の入れ方が半端無いから、原作と負けず劣らずの面白さである。いや、場合によってはそれを超えているかもしれない。
 でも、そういう力や原作愛の強い作品は良いんだけど、手抜きをしまくったり、原作への愛が無いと悲惨だからなあ…。アニメ版『SHUFFLE!』は、芙蓉楓が空鍋やら何やらでヤンデレキャラに改変させられたり(しかも、漫画版もその影響色が強い。)、アニメ版『夜明け前より瑠璃色な』はどどんまいやらキャベツなどの用語を生み出した作画崩壊アニメの代表作になったり、劇場版AIR・劇場版CLANNADは監督の捉え方が歪曲していたせいか、とんでもない作品になっていたり、漫画版School Daysは、作者がヤンデレの定義を理解していなかったり…。そのせいか、ハズレ率が高いからなあ…。別にギャルゲー・エロゲーに限った話ではないが、原作の知識や愛をしっかりと持った人たちに作ってほしいものである。

 時代の流れといえばそうかもしれないが、増え続けるギャルゲー・エロゲーのマルチメディア展開。
 個人的には、リトルバスターズ!を例によって京都アニメーションで製作してほしいものである。勿論、クドリャフカルートのテヴアの件をどうにか改変して。どうやって、テヴアの空港まで逃げ果せる手段とか、日本に帰国する手段とか気になるところですわ。あまりの無茶ぶりに。

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