続・黒のノエル

現在週刊ヤングマガジンで連載中の『パラレルパラダイス』をはじめ、純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』、美少女SFバイオレンスラブコメディ漫画『エルフェンリート』、スポコン漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、食べ歩き企画、ライトノベルの執筆などをしております。どうぞごゆっくり見てください。

2010年11月

            怒首領蜂大復活 自己ベスト

 うひゃっほーい!!

 地道な反復プレイが大好きな蔵間マリコです。
 よっしゃー、久々に更新できましたよ!!CAVEの名作弾幕STG『怒首領蜂大復活』の自己ベストが。ここ数ヶ月、どうも450億点前後でスコアが停滞していて、なかなか500億突破できなくて微妙な感じだったんですよね。でも、今日の夕方、仕事が終わった後にプレイしてみたら、シャアやオヒキのアシモのように『見えるぞ、私にも敵が見える!!』な状態に覚醒して…。
 普段なら被弾必至の表2-4中ボス手前のラッシュも上手く切り抜けることが出来た上に、表2-5の最難所のレーザービット地帯も何時もより遅く見えていたような気がした。おかげで、ラスボスの大佐蜂こと獄滅極戮至高兵器ゴールデン・ディザスター(何時聞いても、ぶっ飛んだ名前…。)撃破時には、残機が3とボムが2発ほど残っている状態で、530億台で終わりました。多分、ここまで調子が良かった日は無いと思う。店内でのランキング1位との差も目と鼻の先ぐらい短くなった事だし。少しずつプレイしていたおかげかもしれない。ホント、今日のプレイングには満足したよ。
 しかし、これでもまだまだまだまだまだまだまだまだだからねえ…。全国一位のプレイヤーは、軽く1兆点越え。それどころか、自分は裏2週目すら突入していないから、真ボスの]-[|/34<#!にも遭遇していない。裏2週目突入はまだ何とかなるかもしれないが、1兆点オーバーなんて廃人プレイしていても無理だろ…。やっぱ、STGの全国1位は、スーパーサイヤ人4だな。

 だけど、ここの所、こういうのって減ったよなあ…。ハイスコアの競いあいって。いや、スコア自体は大体のゲームにあるからそういう言い方はちょっと間違えているかもしれないけど、あんまりそういう部分を気にするようなゲームが減った気がする。
 今、ゲーセンというと格ゲーやガンダムVSガンダムシリーズといった対戦ツールとして楽しむゲームが主流で、コンピューター戦だとあまり楽しめない場合があるんだよね(まあ、コンピューター戦にも魅力はあるけど。)。それに、STGやレトロゲーあたりだと本腰を入れずにストレス発散程度に遊んでいる人が多い。まあ、その人の遊び方だからそれはそれで面白いんだろうけど、どうもはまると本気でやりこむクチだから、こう知らない人間とのスコアの競い合いが面白いんだよ。まさに、「このゲーセンのゲームのトップだぞ!!」見たいな。そんなことで喜んでいるなんて、ちっちゃいといえばちっちゃいかもしれないが。
 昔、自分はよく利用するゲーセンでメタルスラッグ6のスコアのTOP3を自分の名前で埋め込んだ記憶がある。ノーコンテニュークリアーで6000万点台前半を3つ。それらは絶好調の状態だったから、これなら誰も超えることが出来ないだろうと思っていた。
 だが、しばらくしてからゲーセンに行ってみると、スコアランキングが同じ名前で全部塗り変えられて…。しかも、どれも7000万点台と1000万点以上の点差。コレを見たときは、愕然としましたよ。少し行かなかっただけで、ここまで変わってしまうなんて、余程のプレイヤーなのだろうと。
 結局は、撤去されるまでメタスラ6のランキングを塗り替えることが出来ませんでした。世の中、上には上がいるものである。

 プレイヤーの実力の証となるスコアランキング。
 とりあえず、自分が利用する店の怒首領蜂大復活のハイスコアは近々塗り替えることが出来そうが、最終的な目標は1000億突破と]-[|/34<#! 撃破になりそうだな。結構高そうなハードルだけど、目標到達まで地道にプレイするぞ!!

こんにちは!トラックバックテーマ担当の加瀬です!今日のテーマは「あなたが今楽しみにしている物は?」です。皆さんは、毎日お仕事や学校で忙しい日々を過ごされているかと思いますが、今、何か楽しみにしている物や事はありますか自分へのご褒美のような、何か頑張る原動力になるような物があれば、ちょっと落ち�...
トラックバックテーマ 第1091回「あなたが今楽しみにしている物は?」


 ネタ切れの時に非常に役に立つトラックバックテーマ。
 さて、今週のテーマは『楽しみにしている物』。う~ん、楽しみにしているものですかあ…。なんていうか、少ないように出結構多くて、どれに絞るか困りますねえ…。アレも楽しみにしているし、コレも楽しみにしているし…。でも、一番楽しみにしているのは、アレかな?クリスマスプレゼントの幼児体型の妹属性キャラだな。当然、血は繋がっていないのはデフォルトとして。
 クリスマスの日、自分宛に送られてきたプレゼント包装された巨大な箱。その箱を開けてみると、10歳くらいのきゃわいいきゃわいいおにゃのこが。どうやらそのおにゃのこは記憶が無く、自分を兄だと認識しているようだ。で、警察に届けるにもいかないから、一緒に生活する事になるのだが、それがイチャイチャラブラブな生活でして…。おにゃのこが不器用ながらも愛妹弁当を作ってくれたり、一緒にゲームをして遊んだり、背中を流しっこしたり、同じ布団に入って寝たり…。そんな桃色な生活を毎日送って…。
 まさに、現実の元となれば自分の人生もウハウハである。これから、クリスマスが楽しみだな…。イシシシシ…。

 ゴメンナサイ、何時ものように暴走しすぎて…。現実的に考えて、そんなことは有り得ないし、大体そんなことをしたら誘拐罪で御用になりますよ…。そもそも、似たようなシチェーションの漫画があるし…。ちょっと悪ふざけにしても、ふざけすぎたかな?ということで、そろそろまともに回等します。このブログの初読の皆様、スミマセンでした。
 さて、気分を改めなおして、回答をしよう。自分、蔵間マリコが今一番楽しみにしている物、それは来月の9日に発売される名作ローグライクRPG『風来のシレン』シリーズの最新作、『風来のシレン5 ~フォーチュンタワーと運命のダイス~』である。
 いや~、シレンシリーズというと小学生の頃からこよなく愛している作品群である。友人に勧められてはまって以来、どんな他のゲームよりも好きになりまして…。わざわざシレン2をプレイするためだけに、ニンテンドー64を買ったクチですからね。唯一、システムのテコ入れとストーリーで大失敗したシレン3以外は、かなりやりこみましたよ。今プレイしているシレン4だって、通勤中にプレイしているおかげか、600時間以上経過、全ダンジョンクリアー・全アイテムコンプリートもしている。それぐらい好きな作品だ。
 でも、それと同時にいくつかの不安感があるのも事実。いや、これは最新作が出るたびに思っていることなんだけど、従来のシレンシリーズのイメージを壊さずにすんなりとは入れるのかと不安に思っちゃうんだよね。シレン2の時だって、シレンが子供の頃の話になっていったから話的に無理があるのではと発売する前は思っていたし、シレン4も世界観の大幅な変更や夜や武器の成長といった新システムに困惑していたし。
 だけど、それは大体が杞憂に終わっている(シレン3は別だが。)。スタッフの血と汗と涙の結晶は、実となり、中毒性の高い名作として完成されている。最初はなんだかんだ文句はありながらも、結局はすんなりと迎合される。それだけしっかりと、作りあげられているのだろう。シレン5は、シレン4が発売されて10ヶ月しか経っていないから、ゲームの練りこみの部分が少し怪しいけど、きっと満足の出来る作品になっているはずだ。そう願いたい。

 若干の不安もありながらも、それ以上に期待感の強い風来のシレン5
 さて、コレが終わったらシレン4の続きをしようかな?浜辺の魔洞を25階までなんなく進めたけど、これから先の冒険は上手くいくだろうか?何せ、何が起こるかわからないのが風来のシレンの最大の特徴なのですから。
 それと最後に一言。「旅の神クロンの追い風を!!」。


        風来のシレン4 浜辺の魔洞 パワーハウス

  練習8

 奥行き感が、立体感が、再現性が低すぎる…。

 まさに下手の横好きといえる蔵間マリコです。
 いや~、難しいですねえ、イラストの練習って。毎日数ページほど練習しているし、色んな人たちにアドバイスしてもらったり、感覚的に物を見て考えたりしているんですけどねえ…。どうも、思うように描けなくて困っています。全体が見えていないせいか、目で見たものを正確に描くのが相変わらずの下手っぴだし、自分の想像したとおりのものが思うように描けなかったり…。
 特に奥行きを描くというのが、非常に苦手だ。以前にも書いたように、どうも物を見る時に平面的に見えてしまって…。これが最大のネックのようで、毎回毎回質感が無いとか平面的な絵と評価されてしまう。これでも、相当頑張っているんだけどねえ…。

 と言う事で、今回は奥行き感を重点に置いた練習をして見ました。手の構図3種類とアヒル座りをした少女の図。どれも苦手な分野が強く押し出されている絵のタイプである。
 う~ん、手の構図は自分の手を携帯電話で写して、それを真似て描いてみたのだが、どれもこれも酷すぎる…。一番上の手は、全然人の手になっていないし、真ん中の手の構図はまるで指が欠損しているような感じになってしまっているし、一番下の手は手首がまるで棒のようになっているし…。描いている最中は、「上手く描けるんじゃないかな?」と思っていたんですけど、いざ完成してみると悲惨なものになりまして…。手を上手く描けるようになるコツはひたすら練習しろと書いていたから、練習不足なんだろうなあ、きっと。
 あと、アヒル座りの図もガッカリな出来に…。体のバランスが悪いというのもあるけど、右足と左足の奥行き感が酷すぎる…。これ、家にあるフィギュア(リトルバスターズ!能美クドリャフカ白スク水Ver.)を参考に、模写してみたのだが、太さの差がおかしくなって…。体格が違うというのもあるけど、完全に技量不足である。
 ただ、顔の表情に関しては、思ったよりも上手く描けたのは思わぬ収穫だった。視線も表情も自分の思ったようなものにかなり近いものが描けている。この感覚は重要かもしれない。コレに近い顔を描けるように練習しようっと。

 なかなか前進できないものの、僅かでありながらもコツを掴みつつあるイラストの練習。
 来週の土曜日も練習する予定だが、さて何を練習しようか…。やはり、数をこなさないといけないから来週も腕の練習かな?やはり、目標達成まで遥か遠そうだ…。

 何時もよりも、疲れた気がする…。

 大掃除をすると、妙なものが出てくるのは相場だと思っている蔵間マリコです。
 今日、会社にて半年恒例の勉強会及び事務所と休憩室の大掃除が行われた。例年だと、12月の中旬あたりに行われるのだが、どうも今年の年末は非常に忙しいらしく、それを前倒しにしないといけないほどのようだ。
 で、勉強会に関しては、何時ものように適当に行われた。こっちは、別にコレといって復習するような内容でもない。それに、そういったことは普段からそれを実行しているからね。だから、勉強会という名の喋りに近い状態になっていた。
 それよりも、今回の仕事としての本分は、午後から行われた大掃除である。いや~、そこまで広くないとはいえ、二部屋分の掃除を手伝わないといけないとなると大変でしたよ。縛り付けそうな触手のようになっている蛸足状態のコンセントを抜かないように狭いところを丁寧に掃除しないといけないし、学生時代以来のワックス掛けに挑戦したり、休憩室の奥の倉庫も一旦中身をすっからかんにしないといけなかったし。
 特に、ロッカールームの掃除は最悪であった。何週間も放置しているせいか異臭を放つ誰かの作業着に、如何にも焼かないと満腹度30+5ダメージ+何らかの状態異常になりそうな腐ったおにぎり、半年ぐらい前のマイナーな漫画雑誌、今年の秋に会社を辞めた人の私物etc…。それはもう、ありとあらゆる物がわんさかとぞくぞくと魑魅魍魎的に現れて大変だったよ。衛生的に大丈夫なのだろうか…。
 おかげで、今日は普段使わない筋肉を使ったおかげか、筋肉さんがこむらがえった体がビキビキと悲鳴を上げるほどに疲れてしまった。でも、なんだか思ったよりも結構気分が良かったような気がする。部屋が綺麗になったというのもあるけど、まるでスポーツをしたような感覚(見たくないものも見てしまったけど。)だから、程度に良い汗もかいて…。ある種のストレス発散になったのかもしれない。

 しかし、学生時代はどうしてだろうか、大掃除というと嫌なイメージしかなかったな。なんていうか、毎日あのだだっ広い場所を掃除しているのに、何で何時もよりも手間をかけて必要があるのかと。使わなくなった椅子や机を移動させるのはガキの頃の自分には重労働だったし、それだけに使う時間がもったいないという感じがしていた。まあ、自分だけの話じゃないんだろうケドサ。
 中でも、小学4年生の時の大掃除というもう嫌な思いでしかなくて…。当時、うちが通っていたの小学校は4年生時だけは本校舎の隣にある木造の旧校舎(現在は、新品のピッカピカの県内有数の施設つきの校舎になっている。悔しい、ビクンビクン!!)でして、そこは掃除をすればするほどの変な物が出てくる恐ろしい所でして…。未知の昆虫の死骸や正体不明の食べ物の残りが現れることは勿論のこと、何なのか良く分からない物まで出てくることなんてあった。
 それに、使わなくなった部屋の老朽化具合が酷くて…。特に、1階の倉庫と利用している角部屋はすさまじいもの。物を置きすぎているせいか、部屋が暗いため、何かバケモノでも出そうな雰囲気を醸し出しており、木造張りの床は何時も以上にギシギシとなり、気味の悪い標本や理科の実験道具もたくさん。まるで、ドラゴンクエストの深層を潜っている時のBGM(今の子供は分からないだろうなあ…。)が流れそうな不気味な場所であった。アレは、ガキには虎馬クラスだ。

 大変ではあるけど、その分、気分がスッキリする大掃除。
 年末、恐らくは自分の部屋も大掃除しないといけなくなるだろうけど、今年は例年以上に力を入れて掃除をしようかな?ベッドの裏とか、机の裏とか、クローゼットの深部とか。まあ、漫画とか雑誌でも見つけて、それで無駄な時間を潰してしまうのがオチだと思うけど。


        リトルバスターズ! 三枝葉留佳

 どうするんだろうか…。

 週刊ヤングジャンプを読む時は、ノノノノを最初に読む蔵間マリコです。
 月曜日、TBSのバラエティ番組『雑学王』にて、週刊ヤングジャンプの特集が行われた。漫画雑誌の露出自体は、たびたび見かけたりするのだが、青年誌、それもヤンジャンに焦点を当てることは滅多にない。知っている所で、めちゃイケとのコラボぐらいであろうか。
 まあ、内容に関しては知っているものもあれば、目から鱗とも言えるような内容でそこそこ楽しめたな。ただ、それ以上に興味があったのは、その時同時に進行していた岡本倫のTwitterのコメントだ。どうやら、番組内でたんの元担当が登場していたようだ。
 いや~、たんはNHKの番組(今でも、それを録画して残しています。)で見たことはあるけど、担当は初めて見ましたよ。なんていうか、自分が思っていた以上に何か大変そうな印象があって。漫画のテコ入れだけでなく、新人を育てるために躍起にならないといけないのだから。だけど、この人がいたからこそ、今のたんがいる。そして、毎週たんの漫画が楽しめる。それもこれも、元担当者のおかげかもしれない。
 さて、前座はこれぐらい。こっから先は、毎週御馴染みのノノノノのストーリー解説と感想を。先週、大変な所で終わってしまったが、今週はどうなったのやら…。

 第140話『約束

 奥信高校のIH優勝を賭けて、命を投げ捨ててのジャンプに出た岸谷。その乾坤一擲のジャンプは、祈りが通じたのだろうか、HSを通過し、優勝への希望を見出した。
 だが、その代償であろうか、岸谷はHSを越えた時点で体勢を大きく崩してしまった。このままでは、命懸けの大ジャンプも無碍となり、岸谷の命もますます危ういものとなる。涙声で岸谷に向かって叫ぶ悠太。
 瞬間、岸谷は最期の力を振り絞り踏ん張った。このまま死んでしまっては、何一つ約束を果たせない。幼き日の悠太との約束を守るためにも、皇帝との約束を守るためにも。だから、何としても立たなければ。命と引き換えでも。
 その岸谷の最期の願いは、神に通じた。宙で転倒をしたにも関わらず、何と着地に成功したのである。それも、テレマークを決めたまま。1回転した状態からの着地に驚きを隠せない悠太たち。
 しかし、その反動はあまりにも大きかった。最後まで立とうと意志を保つ事に精一杯な岸谷は、坂を下るにつれて体制を崩していく。そして、平面までたどり着いたところでクラッシュ。蹴られた小石のごとく、ゴロゴロと転がる岸谷。容態を案じて、いの一番に駆けつける悠太。
 岸谷のジャンプは、多くのものに衝撃を与えた。悠太だけでなく、みかげも佐藤も与田も禰宜田も笹宮も。宙での転倒からの復帰は、過去に何度か起きた事があるし、現に暁も悠太との野良試合で起こしている。だが、その状態からテレマークは前代未聞である。それもこれも、岸谷の運の良さのおかげかもしれない。

 危篤の岸谷を抱きかかえる悠太。そんな状態でありながらも、岸谷はジャンプの結果を聞こうとするが、悠太はとても返答できない。当然、IHの優勝よりも、岸谷の命の方が重要なのだから。
 失命しそうな灯を弱弱しくも燃やして、己が心の内を曝け出す岸谷。自分の命なんて、どうだっていい。それよりも、悠太にIH優勝という実績を作って、オリンピックの代表に選抜されることの方が重要だ。それに、皇帝にもジャンプを辞めてほしくない。あの時の約束を果たすためにも。悠太が笑顔でいられることを。
 岸谷は、ゆっくりと小指を突き出す。それに、悠太は無意識にも両手でしっかりと握り締めた。あの約束を覚えていたなんて…。

 あまりに異常な事態に、リップクリームを塗りながら与田に記録の解説を請う村松。
 与田は、この稀にもない状況に困惑しながらも、返答する。もし、空中姿勢だけの減点だけならば、-7,5mのペナルティを課せられる。これでも優勝はかなり怪しいが、これに加えて着地転倒のペナルティが加えられたならば、-15mとなり、優勝は絶たれてしまう。だが、空中転倒からのテレマーク自体、そうあることではない。全ては、審判のさじ加減次第だ。
 しばらくの間の後、審判のアナウンスが会場に鳴り響く。記録は、115m。1回目の67mから大躍進とも言える記録である。土壇場の逆転劇に、会場は騒然となる。
 それは、悠太も同じである。大記録を叩き出した岸谷をゆらして、悠太は喜びを分かち合おうとする。しかし、岸谷は返事は返さない。いや、返事を返すこと出来ないと言うべきであろうか。
 何が起きたのか分からない悠太。それと同時に、総合順位発表のアナウンスが。

       『総合順位を発表いたします。優勝―――、長野県奥信高校!!』

 様々な逆境に遭いながらも日々の努力の成果と死力の限りを尽くし、優勝と言う名の栄光を手繰り寄せた奥信高校。
 あまりにも高すぎる代価を払って…。

 もう、言葉が出ません…。予想できていた最悪の事態とはいえ、実際に起こると重たすぎる…。スポーツ漫画で人が死ぬ事はたびたびあるけど、多分、これが一番重たいかもしれない(生きている可能性もあるかもしれないが。)。嗚呼、鬱になりそう…。
 さて、前回の絶望的なラストから、なんとか復帰できた岸谷。最初は、「こんなのあり!?」と疑問に思ったけど、よくよく考えたら8話目でも同じような光景があったんだよな。焦燥する暁が、失敗ジャンプからの復帰。あの時はラージヒルでジャンプだったから、テレマークを取れなかったのだと思う。それを差し引いて考えると、このテレマークはアリだと思う。何せ、岸谷の全てを投げ捨てたのだから。というよりも、そうせざる得ない。そのまんま着地失敗して、ナナたんみたいに四肢切断になったり、マリコたんみたいにバラバラになったり、シンシアみたいに上半身と下半身がオサラバになったり、ベクタークラフトみたいに臓物ぶちまけるのも作品的に無理があるし。大体そんなことがあったら、大会そのものがなくなるぞ。
 で、何とか勝利を掴む事が出来たが、その代償である岸谷の死。エルフェンリート時代に、死んでいたと思われていたキャラがザオリクされたというトンでも展開(しかも、4人。)があるからまだなんともいえない状態だけど、あの安らかに寝ている顔を見ると、とても重たく…。ただ、それだけがこれだけで重たくさせているわけではない。着地した後からの悠太とのやり取り。同じような場面で坂東が真っ二つにされた後のやり取りは、ちょっと元気すぎて不自然(当たり前だが致命傷だけど。)だったけど、岸谷の場合は上手く描けていたような気がする。
 特に、小指を突き出す件あたりが良かった。急ぎすぎず、のんびりとしすぎずのタイミングであの挙動を取らせているのだから。アレがあるとないとでは、随分変わってくるだろうなあ…。
 しかし、コレで岸谷が退場した。これから先、ノノノノはどうなるのだろうか?悠太は、しばらく塞ぎこむのは当然として、他に残された複線や可能性を考えると…。みかげのフィギュアスケート関連の話、佐藤の関連の話、月山商業の3人の運命、ハンスとのリベンジマッチ、火野の出所…。思ったよりも、やる事が多そうだ。まあ、その前に連載がかなり危うい状態だけど。

 勝ったにも関わらず、悲しすぎるIHの結末。
 泣きはしなかったけど、ここまで重たい展開はノノノノでも初めてかもしれない。来週のノノノノまでに立ち直れるかなあ、俺。あんな変態小市民でも好きなキャラの一人だったのに…。

 ノノノノ140話の評価

 満足度 ☆☆☆☆☆
 スポーツ度 ☆☆☆☆
 鬱度 ☆☆☆☆☆


              ノノノノ140話

このページのトップヘ