キングコング 髑髏島の巨神001

 後半はネタバレがあるので要注意。

 映画はエンターテイメントだと思う蔵間マリコです。
 先日、市内の映画館にて、とある映画を観に行きました。それは、『キングコング 髑髏島の巨神』っす。日本のゴジラと並ぶ、怪獣映画シリーズの新作です。
 いや~、実はキングコングは初めてなんですよねえ。理由というよりも、単純に今まで縁がなかったというか。多分、そういう人は自分だけではないと思います。ゴジラでも出演したことがありますけど、初期の作品ですから見たことがないという人も結構いると思いますし。
 でも、この機会だからキングコングの世界に触れるの良いかもしれない、噂ではなかなかの評判ということも聞くし。ということで、初キングコングに行きました。
 しかし、これが結構なかなか席が埋まっていて。自分は、幸い予約をしていたので席はちゃんと取れましたけど、予約していなかったら……。やっぱり、予約というものは便利だ。 

 で、肝心の感想ですけど、まさに古き良き怪獣映画という感じがして、最後まで飽きることなく楽しめましたね。パシフィック・リムが究極のオタク映画、シン・ゴジラがリアルタイムなサスペンス映画とすれば、キングコングはスタンダードな映画。でも、それを最後までワクワクして楽しめたということは、かなりの出来だと思いますね。
 まず、個人的に一番印象的だったのが、なんといってもキングコングキングコング自体の性格そのものは、色んなところから過去の作品の事を聞いていたので知っていましたけど、まさに魅力あふれる怪獣でしたね。敵意を見せる者は人間であろうと牙を剥くが、敵意を見せない者には襲わず、それどころか島の秩序のために戦う。人間よりも遥かに偉大で、そして自然の象徴とも言える存在だとヒシヒシと伝わってきましたね。
 特に川で怪我を癒すキングコングのシーンがお気に入り。ヘリの機関銃はキングコングにとって豆鉄砲といえど、怪我をする以上は無敵の生物じゃないということを描いているし、水洗いしているところが荒々しいながらもコミカルさがある。そして、大蛸を喰らいつく様はまさに漢のような野生のカッコ良さに満ち溢れている。これが人間ならば惚れちゃうよ。
 一方の敵役であるスカルクローラー。こっちはこっちで、いかにも狡猾さが描かれていてなかなか魅力的な敵だった。いかにも残忍さが滲み出た風貌は勿論のこと、肉体的な強さも、狡賢い動きも厄介で、キングコングの一族が対立し続けてきたのも納得。やはり敵は凶悪でないとね。
 とまあ、怪獣関連のことに焦点を当ててきたけど、今度は人物について話したいが、こちらもなかなかとバランスの良い配分だと思った。勇気ある元軍人と反戦カメラマン、徹底抗戦を掲げるタカ派軍人、過去にモンスターに襲撃されて命からがら生還した老人、異端者扱いされ続けた科学者、髑髏島に不時着してから長い時を過ごした戦闘機乗り。いかにも怪獣映画の面子といった感じだ。
 中でもマーロウ中尉とパッカード大佐が好き。マーロウ中尉は面白いおじいさんという印象がありながらも、時の流れが哀愁を漂わせ、まさに冒険映画に登場する無人島の漂流者ならではの味がある。唐突もない「不名誉よりも死を」と言いながら、グンペイの刀を振るうシーンもクスッと笑えますし。
 後者のパッカード大佐については、とにかく物語を引っ掻き回す役としては適役で、キングコングを倒すために躍起になる姿は、威圧感と狂気に飲み込まれた雰囲気たっぷりだ。流石、スターウォーズのメイス・ウィンドウやMCU作品のニック・フューリーといったキャラを演じただけある。
 最後はストーリーについて。ストーリーについてはこれまたスタンダードなつくりだけど、何と言ってもラストのシーンが衝撃的。作中の台詞から何となく察していたけど、まさかあれが登場するとは……。ホント、監督の怪獣作品に対してのリスペクトは素晴らしい。

 スタンダードだからこその面白さがあるキングコング
 怪獣映画と言ったら日本産が強いと思っていたけど、海外産もなかなか強いな。日本のゴジラもウカウカしてられないものだ。

 キングコング: 髑髏島の巨神の評価

 満足度 ☆☆☆☆
 冒険度 ☆☆☆☆☆
 怪獣映画度 ☆☆☆☆☆
 
キングコング 髑髏島の巨神002