続・黒のノエル

現在週刊ヤングマガジンで連載中の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス』をはじめ、純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』、美少女SFバイオレンスラブコメディ漫画『エルフェンリート』、スポコン漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、食べ歩き企画、ライトノベルの執筆などをしております。どうぞごゆっくり見てください。

2011年08月

        夢喰いメリー

 アニメ版ナンテ無カッタンデスヨ…。
 アニメ版ナンテ…。

 夢もキボーもありゃしない蔵間マリコです。
 ぶしつけな話ですが、皆さんは夢ってありますか?将来なりたい職業があるとか、ある珍しい物を手に入れたいとか、なんかの大会で優勝とか良い成績を収めたいとか。自分は、自分が昔から考えていた物語を小説(挿絵も自分で描いて。)にして、同人誌、欲を言えば商業ベースで出したいんですけどね。ただ、自分が描いている絵がまさに「ごらんの有様だよ!!!」な状態だし、語彙とか文章力も壊滅的だからなあ…。夢もキボーもありゃしませんよ。
 そういえば、夢にちなんで、昨日、地元の大型複合書店でこんな漫画を買ってみました。牛木義隆作のまんがタイムKRコミックスの看板作品『夢喰いメリー』っす。今年の冬、魔法少女まどか☆マギカIS>(インフィニットストラトス)と同時期に放送されいてたアニメの原作っすね。まあ、アニメ版はあんまり語りくはないのですが…。なんで水着回で後味の悪い終わり方をしなければいけないかとか、話の構成が無理矢理ねじ込んでおかしい事になっているとか、最終話の内容がアレすぎるとか…。OPとEDが良かった事以外は、あんま褒める点が…。
 ただ、設定とか世界観は結構好きでしたね。ベタベタでありながらも、独特な部分が。だから、原作を一度はチェックしたいと思っていたんですよ。というわけで、試しに4巻まで買ってみました。

 さて、この夢喰いメリーなのだが、どういった物語かWikiぺディアさんの言葉を借りると、『人の夢の内容を色として視ることができる能力を持った高校生、藤原夢路は夏休みのある日、「幻界(ゆめ)」の世界から「現界(うつつ)」に迷い込んだ「幻界」の住人である夢魔の少女のメリー・ナイトメアと出会い、危ないところを助けられる。その後メリーの目的を知った夢路は、メリーの手助けをすることを決意する。』というもの。ジャンル的にいうと、異能力者バトルものに若干のラブコメ要素を混ぜたという感じかな?
 で、この作品の特徴というと、良くも悪くも『ライトノベル』っぽい作品ということかな?いや、この作品自体は漫画ですよ。なんていうか、今日のライトノベル的な要素が満載なんですよね。ボーイミーツガールに、デートイベント、ラッキースケベ、異能力者バトル、イヤボーン、修行…。何処かで、見た事のあるような展開というのが基本となっている。
 ただ、そういった要素がありながらも、あまりにもスケベとか萌えとかそういうのに重点を置かずに、日常生活やバトルといったストーリーを主軸においている。ラッキースケベなんかは、よくある少年漫画程度のちょっとしたスパイス程度である。だから、脂っこくべたついた揚げ物でなく、比較的あっさりとした蒸し料理で、比較的楽しみやすい構造となっている。
 特に、夢になぞらえて作った設定やキャラは結構面白いと思う。夢魔と呼ばれる別世界の存在が作りあげた閉鎖空間・白昼夢(デイドリーム)、初夢に準えた武器、明晰夢と呼ばれる主人公・夢路の潜在能力、誰かに追われる夢を元ネタとした、追跡者(チェイサー)…。異能力者バトルにしても、こうも上手くも当て嵌める事が出来るとは…。
 ただ、上で書いているように良くも悪くも『ライトノベル』っぽいから、ちょっと無難すぎるんですよねえ…。一種の既視感といいますか、物足りないという感じがするんですよ。これにワンパンチな要素があるともっと話が面白くなるのですが…。
 あと、コマ割りがあんま上手くない。普通、落としどころとなる場面は次のページとかに描いたりするんだけど、時々纏めて描いたりしているんですよねえ…。だから、どうもインパクトが欠けているというか…。巻が進めば、ある程度改善されているけど、これはちょっと気になるなあ…。

 ベタベタだけど、安心して読める夢喰いメリー
 個人的には満足度的には☆3つぐらいの出来なんだけど、今回はこれからの展開を期待して☆4つという事で。作者の牛木義隆さん、メリーちゃんや夢路の活躍、あと、みなとちゃんの活躍を楽しみにしてますよ!!

 夢喰いメリーの評価

 満足度 ☆☆☆☆
 ラノベ度 ☆☆☆☆
 バトル度 ☆☆☆☆

         ミンサガ

 ねんがんの アイスソードをてにいれたぞ!
                                  メ几
 聖戦士が大金をつぎ込んで手に入れた伝説の剣は、木又してでもうばいとる主義の蔵間マリコです。
 皆さん、たまに昔買ったゲームを久々にプレイしたくなる事ってありませんか?ちょっとした気分転換とか、今やっているゲームが少しマンネリ気味とかみたいな。
 自分はそういうことがたまにありますねえ。当面欲しいゲームが無いというのもあるけど、なんか1年に1回ぐらいは無性に昔のプレイしたくなることがあるんですよ。それで、久々にプレイしたら思いっきりはまっちゃって…、みたいなパターンが多くて…。絵の練習の後のちょっとした気分転換のつもりで遊んで入るんですけどねえ…。
 で、今はまっているゲームが上の画像のやつ。スクエアの人気作品群、『サガ』シリーズの一つ、『ロマンシングサガ ミンストレルソング』(以下ミンサガ。)というRPG。

 ミンサガといいますと、SFCで発売された『ロマンシングサガ』の2005年にPS2でリメイクされた作品だ。とはいっても、PS2でリメイクされる際、画面をドット絵から3Dに描き換えたり、キャラデザも大幅に大幅変更、戦闘のシステムを大幅に取り替えたりと、シナリオの面以外は全くの別のものとなっているが。
 自分は、このミンサガサガシリーズ中でもロマサガ2に次に好きな作品である。最初こそは、サガシリーズならではの難解なシステムと手探りなストーリーに苦戦していたけど、ゲームの内容を理解するとそれはもう面白くて面白くて…。どれだけ戦闘回数を重ねたら、次のイベントが発生するかとか常に金欠気味な財布の中身をどうやって上手くやりくりするのか、この週は誰をどのタイミングでパーティー(まあ、皆口裕子さんが演じるクローディアとか、雪野五月さんが中の人である海賊シルバーとか、ゴトゥーザ様が声を当てているミリアムが鉄板なのだが。)に加入されるかなどなど…。適当にプレイするよりも、予定を立てて、ゲームをプレイするスタイルの人間にはまさにうってつけの内容といえる。そして、このゲームが個人的にもっとも面白いと思う部分は、サガシリーズならではのネタ要素ややり込み要素が満載な所である。
 ネタ的な部分で言えば、サガシリーズのラスボスの名前を捩った武器と固有技といった古参のファン向けのオマージュに、SFCでもサガシリーズ最大のネタの一つとされているアイスソードや火サスの崖棒読み殿下といったようなまさにサガ節ともいえるイベントやキャラクターなんかがそれに当てはまる。
 やり込み要素的な部分でいうと、アバターチュールの人修羅やWizのクリスタルドレイクに次ぐ最強クラスのラスボスである通称・真サルーインに始まり、特定の条件でかつ超低確率でしか登場しない幻のアイテムの青の剣に、普通では打ち止めされるはずのHPを特定の方法で限界突破するなどのもはや廃人プレイ級のやり込みなどなど、いくらでも遊ぶ要素がある。
 まさに、そのゲームをプレイする人間の心をまるで理解したかのような作品、それがミンサガの最大のウリといえよう。だからこそ、お世辞にも面白いと言い難い作品とサガシリーズ・聖剣伝説シリーズは作らないと公言した今のスクエニは「ダメだなあ…。」という気持ちがより一層強くなってしまうのだが。スクエニは数年前から衰退していたけど、こんな傑作とも言えるようなゲームを作っていたのだから、そんな火事場力をまた見せ付けてほしいものである。日本の代表的なゲームメーカーの一つとしても。

 たまに、遊ぶと新鮮な気持ち面白く感じる昔買ったゲーム。
 もし、皆様がたまに遊びたくなる昔買ったゲームというものがありましたら、ぜひともガンガン書き込んでください。出来れば、そのゲームに関しての思い出なんかも書いてくれるとありがたいです。面白いエピソード、よろしくお願いします。

        駄菓子

 たまには、こういうのも悪くない。

 最近、お菓子や間食を食べすぎだと思いつつも、何故か誘惑に負けてしまって、地元のコンビニやスーパーでお菓子を買ってしまい、財布の中は寒くなる一方、ゴロゴロベッドで寝ながらゲームをしてメタボ体型まっしぐらな蔵間マリコです。
 いや~、久しぶりに食べると悪くないな。こういう駄菓子って。2ヶ月ぶりの散髪を地元のお気に入りの散髪屋で済ませ、地元の大型複合書店で買いそびれていた漫画数冊とアニメ関連のサブカル系雑誌を購入して、コンビニで暴君ハバネロでも買おうとは思ったんですけどね。たまたま目に入った駄菓子のコーナーで、思わず買ってしまいました。普段は、あんまこういうのは買わないんだけどな、気まぐれみたいなもんで。
 とりあえず買ったのは、自分がガキの頃から売っていた駄菓子がメイン。特に、ビッグカツとうまい棒は特に好きでしてね…。かたや30円なのに、かなりのボリューム感と食感、そしてあの濃厚な味がたまらないし、後者は後者でバリエーションの多さがウリで、特にコーンポタージュ味は遠足の際には必ず一つは携帯していたしな。他のも結構買う機会なんかも多かったしね。久々に駄菓子を買ったけど、悪くないもんだな。

 そういえば、駄菓子といえば、それにちなんだ思い出があるな。
 自分が小学生の頃。自分の住んでいたアパートの近く、散髪屋とお好み焼き屋の隣にぼろっちい駄菓子屋があった。どれくらいからか経営しているのかなんて知る由なんてなかったが、恐らくは30~40年近くぐらい前からあったのかもしれない。何時に入荷したのか分からない零戦のプラモに、誰も買わずに光で黄ばんだ籤、とっくの前にブームが過ぎたキン消し…。とにかく、年季の伝わる物がちらほらと並んでいたな。
 自分は、そこの駄菓子屋をたびたび利用していた(というよりも、地元の小学生全般。)。ぼろっちぃ店であるとはいえ、ラインナップは相当な物で、スーパーの駄菓子のコーナーなんかとは比較にならないほどで、ここに行けば大体の駄菓子は売っているという状態だった。そのためか、平日であるにも関わらず、小学生でごった返す光景は日常茶飯事。遠足前日とかなんかは、もうまさに電車のすし詰め状態となんら変わらないほどの地獄絵図。今思えば、よく床が沈まなかったのかと不思議に思う。
 でも、その駄菓子屋はもう無い。何時無くなったのかは分からないけど、自分が今住んでいる家に引越ししてから数年後、バスでそこを通過した時に、散髪屋と共に更地になっていた(更に言うと、この数年後には駐車場に。)。建物自体が老朽化していたからだろうか?それとも、店を畳んだのだろうか?思い出の多い場所だけあって、少し寂しかったな。時代の移ろいといえば、そうなのかもしれないが。

 何かと幼き日の思い出の詰まった駄菓子。
 スーパーやコンビニに駄菓子が置いている以上は、今の子供も駄菓子を買うんだろうけど、駄菓子屋とかに行ったらどんな反応をするのだろうか?ここら辺には、そういった店が無いからなあ。ちょっと気になる所。

こんにちは。 トラックバックテーマ担当の藤本です。今日のテーマは「長時間の電車内はなにしてる?」です。皆さん夏休みはお過ごしでしょうか?どこかに出かけたりしますか?されましたか?長期休暇になるとそこそこ長旅されたり田舎に帰ったりと、長時間電車に乗る機会もあるのではないでしょうか?さて、そんな中・・皆...
トラックバックテーマ 第1257回「長時間の電車内はなにしてる?」


 今回の御題は、『電車』。
 電車といいますと、そこそこ利用しているのかあまり利用していないか結構微妙な線かもしれない…。自分が働いている会社への通勤はバスが基本ですから普段は使いませんが、仕事現場への直での移動やイベント会場に向かう時は、利用することが多いですね。多分、年に10回ぐらいは使うんじゃないかな?
 で、電車の中ではどうするかというと、長旅なんかですと外を眺めますね。通勤時や電車で近場に行く時なんかは、買っていた小説を消化するとか、風来のシレン5をただただひたすら潜って、短い時間の間に悲喜交々を体験したりと趣味に時間を潰したりするけど、電車だと話が変わってくる。見知らぬ世界を眺めて、そこの人はどのような生活をしているのだろうかと想像したり、外を見ているうちに意外な物を発見したりと、何時もと違う物が見れますからね。こういう時に、携帯用ゲームをプレイしていたり、小説を読むなんてとんでもない!!やっぱ、電車の中の時間も旅の一つですよ。

 しかし、電車の旅というと昔からどうも失敗することがたびたびあってね…。
 数年前、朝霧の巫女の舞台である三次への聖地巡礼時がそうだな。遊びに行くにしても、この事を知ったのは前日だから準備とかが急ごしらえになりまして…。ちゃんとダイヤグラムをチェックしていなかっため、終点の三次駅まで運行する電車とそこまで行かない電車があるとは知らなかったんだよね。そのせいで、三次駅まで行くのに1時間ほど無駄に時間を食ってしまいました。まあ、その間は周りを散策して時間を潰していたから、それはそれで楽しかったけどさ。まあ、思い立ったら吉日が主義の自分だけど、ちゃんとしっかりと調べる必要があるとまじまじと実感させられました…。
 でも、それ以上に大変だったのが、小学生時代の親戚の家への電車での一人旅。普段は親と一緒に車で行くのが相場なんだけど、その時は一つの経験っていうことで、電車で親戚の家まで行くことになったんですよね。そしたらもう大変な事に…。乗り換えの駅を間違えて大騒ぎになったり、もう少しで財布をなくしたりと、一人旅どころじゃあありませんでしたよ。しかも、その後は親にこっ酷く叱られたし…。これも、ちゃんと駅をチェックしていなかったのが原因だったな。

 普段とは違う世界を見る事が出来るのが魅力な電車での旅。
 もし、この夏休みを利用して電車で旅をする方は、自分と同じような失敗(多分、こんな失敗をする人は自分くらいしかいないが。)をしないように注意してくださいね!!
 ちなみに、今年予定していたたまゆらの舞台である竹原市への旅行は無くなりました。過去の記事を見れば分かるかもしれないけど、お金を使いすぎました。やっぱり、ちゃんと予定を立てないと…。

         キラ☆キラ 樫原 紗理奈&前島鹿之助

    看板娘027 作戦会議?

 テストが終わり、屋上で結果報告をする三人。
 クリスは5教科482点、櫻は5教科と493点と校内でもTOP10に入るほどの好成績を収めた。しかし、司は二人とは違い、5教科156点と惨憺たる結果に終わった。当然のことながら、追試は決定。この成績によっては、休日返上、場合によっては留年や退学と最悪の展開を迎えてしまう。
 自業自得であるとはいえ、ここまで酷い結果になるとは、彼女自身は想像だにつかなかったようだ。二人に泣きつく司。この事ばかりは、彼女が頑張ってどうにかするしかない。だが、困っている以上は助けないわけにもいかない。そこで二人はある事を提案する…。

 夏休みを利用して、イラストを思いっきり練習している蔵間マリコです。
 さて、今週は遅れながらも何とか完成させました。知識はそれなりにあっても、それを実行に移すだけの実力が全然無いイラストを。さあ、今回のテーマは、『結果報告』。前回描いたイラストの続きの物で。
 いや~、今回は何時も描くイラスト以上に手間がかかりましたねえ。三人描いたからそれだけの労力がかかったというのもあるんだけど、何時も以上に背景に力を入れたからな。背景の金網のバランスを取るのにもかなり時間がかかったし、ビルとかの描き込みも結構大変だったし、空も空らしさを出すためにかなり苦心したからな。これだけでも1日かかりましたよ。完成した頃には、絵に使った容量が凄いことに…。
 とまあ、色々力を入れて描いたのですが、その割には残念すぎる絵に…。時間をかけて描いた割には、なんか角度的におかしい事になっているし、体のバランスが非常に悪い(特に、クリスの足の長さが。)。あと、力を入れている所は入れているんだろうけど、細かい部分でダメダメだったりするし…。う~ん、これでもおかしい所が無いように一生懸命頑張ったはずなのだが…。不甲斐ない自分が、マジで悔しい…。

 亀の歩みよりも遅い進歩に、困り果てているオリジナルのイラスト。
 さて、次回のイラストのテーマは決めているけど、思ったように描けるのだろうか?正直、今回の絵がこんな有様だからなあ…。1回で1回で一気にジャンプアップ出来るわけじゃあないけど、同じく絵を描いている人に比べても進歩が遅いから、かなり気落ちをしてしまう…。
 自分の描きたいものが何時描けるようになるか、不安でたまらない…。

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