続・黒のノエル

現在週刊ヤングマガジンで連載中の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス』をはじめ、純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』、美少女SFバイオレンスラブコメディ漫画『エルフェンリート』、スポコン漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、食べ歩き企画、ライトノベルの執筆などをしております。どうぞごゆっくり見てください。

2012年05月

 さあ、今週はどうなった!?

 木曜日の朝は、楽しみすぎる蔵間マリコです。
 さ~てさて、今週も始まりました。木曜日恒例の週刊ヤングジャンプ連載の岡本倫のリアル魔法少女ものあるいは純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』が。
 先週は、佳奈やカズミの魔法の詳細、そして新たなる魔女・キカコの登場で、色々濃密な内容で楽しませてくれました。特に、ラストのキュアブラック(デザインが似ているからそうだ。確かに、そう言われれば似ている。)ことキカコは、名前の強烈さもさることながら、明らかに「敵ですよ~。」という異様な雰囲気を醸し出していて、かなりビックリさせられましたよ。流石、引きが非常に上手い倫たんというべきか。
 そんな強烈なラストだった先週でしたが、今週はどうなったことやら。ここから先は、感想のコーナー。ネタバレされたくない人とかたんの漫画が苦手という人は、ここまで。もう一回言っておく。今週の話をネタバレしてほしくないという人は、ここまでなので。今回は強く推しておく。
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 何時もの愚痴ではあるんですけどね。

 なかなか思うように上手くならず、発作的にこういう記事を書いてしまう蔵間マリコです。
 はあ~、アドバイスとかしっかり目を通して、考えながらもアクションをしているのに、殆ど上達しなくて困っています…。6年以上描いているにも関わらず、てんで上手くならないイラストが。
 今描いている絵は、6月6日のある記念の日に向けて描いているものですから、そこまでそういった事を気にせずに描いているんですけど、それでも何時もの版権絵はねえ…。前に描いた魔法少女まどか☆マギカの美樹さやかのイラストがpixivで初めて100点越えをして喜んでいたんですけど、それ以降は何時もの点数に戻ってしまいまして…。ですから、再び悶々とした日々を送っているんですよね…。
 そりゃあ、ネガティブなのがいけないのは分かっているんですけど、一回スイッチ入っちゃうとなかなか立ち直ることが出来ないですし、その事を考えると思わず涙が出てしまいますし…。何のために、絵の練習をしているのか分からなくて。こんな状況でやってもあまり結果が出そうも無いから、今描いているのを終えたら、ちょっとしばらく止めようかなあ…。

 しかし、こんな状況で本当に作ることが出来るのだろうか、自分が考えた世界を体現したオリジナルのライトノベル、同人での一次創作を。
 ひとまずイラストの得点が200点越してから本格的に描き始めようとは思っているんだけど、少なくともプロットやキャラの構想といったものもちゃんと作ってありますし、ちゃんと教本で勉強しながら、そういうったのを作っていますよ。
 まあ、異世界ファンタジーものを作るといっていたのは、技量の関係でひとまずお預け(本当は、塩漬けにはしたくないのだが。)にしているけど、SFラブストーリー的なものは考えております。コンセプトとしては、宇宙から来た少女と同棲生活を始めて、その宇宙人の少女の護衛だの妖怪だのアンドロイドだの宇宙人にアブダクション(誘拐)されたことがあると豪語する幼馴染みだのを巻き込んだ話みたいなものを作りたいなあーって。
 確かに、ありきたりかもしれんが、自分としてはラブコメ要素は弱くして、基本的にテーマ性を強めた真面目なもの作りたいと考えている。差別化だってちゃんと考えている。ラッキースケベとか、そういったシチェーション的に狙ったのは、自分の性には合わないからな。まあ、それを書いて作品の出来が良くなるのなら、こだわりませんが。
 でも、コレを書くという自信が無いんですよ…。上でも書いているように、200点以上取ってからという縛りがあるから、精神的に萎縮してしまって…。別に作品を叩かれているのには、イラストの件で慣れているんですよ。それに、ズブの素人ですからそれは当たり前のことですし。ただ、イラストのノルマが越えていないから、どうしても頭の片隅にあってか筆が進まなくて…。何とも嫌な矛盾だ…。

 何時になったら本格始動できる分からないオリジナルのライトノベル。
 ここで愚痴をこぼしたせいか、ちょっと気分が落ち着いた。コレを読んでくれた皆様、ご迷惑をかけてスミマセンでした…。次回からは、また普段のような少しおちゃらけたような記事を書きますので。改めて、スミマセンでした。

         魔法少女まどか☆マギカウエハース

 うわ~ん、ダブった~!!

 佐倉杏子のねんどろいどがGET出来なくて、ショックだった蔵間マリコです。
 最近、ゲーセンとか某所めぐり以外にもちょっとした一日の楽しみが増えた。手に入れて嬉しい、食べて少し微妙な食玩だ。それも、ファンの間で密かに人気がある『魔法少女まどか☆マギカウエハース vol.2』である。
 いや~、魔法少女まどか☆マギカウエハースのvol.1は、ビックウェーブに乗れずに買いそびれましたけど、vol.2を先週あたりから買い始めました。毎日毎日ウエハースとの死闘を繰り広げないといけないのは、少し辛いものがありますけど、まどマギのグッズがリーズナブルに集めれるという点では、非常にありがたいですねえ。アニメのシーン12枚に、版権絵8枚、メインキャラ6枚、そして元中学生ユニットのClariSのカード1枚の計25枚。ドレもコレもが、まどマギのファンとしては、GETしたいものばかり。まあ、アニメの分はネタバレ回避のために、あんま重要じゃない場面をチョイスしているから、ちょっと微妙だけど。
 しかし、これを買うにはかなり精神的に厳しいもんがある。何せ、何を勘違いしたのか仮面ライダーフォーゼスマイルプリキュア!の食玩コーナーの間(ちなみに上には、TIGER & BUNNYの食玩が置いてありました。そんなもんまであるんだな。)だからねえ…。地元で買うから、人の目を気にしないといけないし、レジに通す時がかなり恥ずかしいのだが…。

 しかし、この歳で再び食玩を集めるようになったとは…。あの頃を思い出すな。
 それは、数年ほど前のこと。世間では、食玩ブームというものがあった。コンビニやスーパーで、安価で買えながらも値段以上のクオリティで、ファンの心をグッと掴むような見事なチョイスばかり。そのためか、自分を含めて、多くの人がその熱気にやられていた。
 で、自分がはまっていた食玩は、二つ。オマケのカードが1枚入ったガンダムウエハースガンダムのボトルキャップがついたペプシコーラの2種類。どちらも、大人気の商品であったけど、特にガンダムウエハース(弾こそ忘れたが。)のはまりようは凄かった。食玩であるにも関わらず、全243枚と尋常じゃないほどの数なのだから。ほぼ版権絵だけど、数字的な面で見れば、ここまで凄く力を入れた食玩は今までもこれからも無いと思う。
 自分は、3分の2集めた所でギブアップであったが、そんな中でも色々と思い出があった。何故かダブりまくりのガンダム試作3号機ステイメンフリーダムガンダム(両方とも4枚。)、悶え死にそうなくらいに可愛い北爪絵のエルピー・プル(勿論、妹さんも12番目の妹さんも好きですが。)、原作でも確かにあったけど、食玩のおまけにしてもヤバすぎるキキ・ロジータの水浴びのイラスト…。高確率で新カードが手に入るから、それはもう毎回が楽しみで楽しみで…。まあ、それだけにガンダム試作3号機ステイメンフリーダムガンダムが出た時のガッカリ感はかなりのものだったが。あれって、絶対に確率が高いように設定しているだろ?

 なかなか止めることの出来ない食玩。
 さて、明日もまどマギのウエハースを買うが、さて店に置いているだろうか?流石にブームの時に比べると、相当手に入りやすくなったけど、それでも売り切れの時もあるからなあ…。恐るべし、食玩の魔力…。

         ガンダムウエハース 弾は忘れた

こんにちは!トラックバックテーマ担当の新村です今日のテーマは「海と山、どっちが好き?」です!私は実家が山奥にあるりますが、好きなのは海ですっ海って夏しか入れないしワクワク感がハンパないですでも都会にいると山が見たくなったり、自然に囲まれたいという衝動にかられます・・・生まれ育ったのが山なので、...
トラックバックテーマ 第1433回「海と山、どっちが好き?」


 今回の御題は、『海と山』。
 う~ん、海と山ですかあ…。海と山、羽休めの場所としては非常に都合がいいですねえ。場所によっては、人が多くて安心して休むことが出来ないという事もありますけど、穴場を狙えば、世間の喧騒とは無縁な場所でくつろぐ事が出来ますからなあ。それに、日常生活では味わうことの出来ないイベントを体験できる事が大きいな。
 まず、海。海だと、二次元の可愛いおにゃのことビーチバレーが出来るし、おにゃのこに合法的スキンシップを取ることも出来る。そして親密度を上げるためのマストイベントといえば、海での遭難。極限下の中、おにゃのこと一緒にお互いの知恵を振り絞って助け合う。それによって、二人の心は近づきあう。これほど、海での有効なイベントは無いであろう。
 それに対して、山。清流で二次元の可愛いおにゃのこと水の掛け合いっこが出来るのは勿論のこと、森林浴や天体観測などいった都会で見ることのなかなか見る出来ない風景をおにゃのこと一緒に見る。そして、同じテントで寝て、より親密度を深める。いや~、山も捨て難いですよ!!

 まあ、コレは当然のごとく冗談ですよ。
 美少女キャラと付き合うことは出来ませんし、そもそも海で遭難とかしたらそういった精神的余裕など無いですよ。そういうのは、アニメとか漫画のシチェーションだからこそ許される話であって、実際にありませんよ。コレを読んでた皆様、スミマセンでした。ここから先は、まともに回答しますので許してください。

 さて、仕切り直しの回答だが、海と山、どっちが好きかというと特にそういうのは決まっていない。山がいい時もあれば、海がいい時もある。どっちかというと、インドア派の人間で、そういうところはたまに行くという感じだからなあ。だから、そういうこだわりは特にありませんよ。
 とまあ、どっちが好きかというのはこれといってはありませんが、今年は海に行きたい気分ですね。当然、人がごった返したような場所ではなく、ある程度人が少ない場所で。心地よい潮の香りと波の音に、プールとは違った海の気持ち良さ。そして、海でくたくたに疲れた時に食べる弁当の格別さといったら…。そういった中で、鬱屈とした日常のストレスを発散したいものですね。

 心を癒すのにはもってこいな、海と山。
 でも、海行くにしても、ちょっとなあ…。億劫とかそういうのじゃなくて、『僕は友達が少ない』ですから。一人で海に行ったとしても、惨めな思いをするだけですよ…。東京の友人は、今年は忙しいとか言っているし、結婚した人もいるし…。なんか黒木智子の気持ちが理解できたよ…。

         水月 牧野那波

             朝霧の巫女 単行本8巻

 広島県人なら、ぜひ一家に一冊!!

 巫女さんも、案外いけるクチな蔵間マリコです。
 1年半ぶりだけど、待っただけの甲斐と出来はありましたわ~。知る人知るぞの宇河弘樹の現代伝奇漫画『朝霧の巫女』が。
 数々の権謀術数の末、現に顕在した黄泉から這い出し物の怪と、それを率いる楠木一族と稗田柚子。一方の政府側は、天皇・日瑠子を司令塔に妖怪殲滅のため全戦力を注ぎ込む。そんな中国地方ごった返しな中、天津忠尋と稗田家の巫女、そして三次市の巫女たちが妖怪退治へと駆け出る。まさに、世界の命運を賭けた総力戦といった感じで、かなり読み応えがありましたね。あと、広島県を大きく誤解されそうなヤケクソ気味な表紙裏のオマケ漫画も。
 特に、あの人の退場は、長年読み続けていた自分にとっては、非常に寂しいものがあった。話の流れからして、何れは退場するという予感はしていたのだが、あそこまで愛のあるあの空虚さは何なのだろうか?あれで、本当に良かったのだろうか?本当に幸せだったのだろうか?そんな複雑な感情が渦巻く。朝霧の巫女でも、一番好きなキャラだったから、尚更である。ああ、どうにか助かる手段は無かったのだろうか…。

 とまあ、名残惜しさを感じる毒霧の巫女朝霧の巫女8巻でしたが、どうして1巻1巻のペースが開いているにも、こうも色褪せない面白さなのだろうか?多分、ストーリーを忘れかけるから、1回1回読み直しているのが理由だと思うけどさ。
 朝霧の巫女、この漫画を知らない人にも解説をしておくと、広島県三次市を舞台とし、三次市に伝わる物語『稲生物怪録』と日本神話が色濃く影響した物語である。主人公、天津忠尋が母親の置手紙により、親戚の稗田家に引っ越すために三次市に訪れたのだが、謎の妖怪たちに襲われ、稗田家とともに妖怪退治に毎日出るというものである。
 この作品の最大の魅力は、やはりなんといっても三次市関連のものであろう。ベースとなっている稲生物怪録に倣った物語は当然として、三次市の街並みが読者のツボ(特に、広島県民。)を抑えるかのように描かれている。三次市の玄関である三次駅に、時期によっては鵜飼いが見れる真っ赤な巴橋、三次市有数のショッピングセンター、そして表紙にもなっている太歳神社…。知っていれば、より一層楽しめるかもしれんが、知らなくても一度は立ち寄りたいような作風となっている。まあ、場所が場所だけに、しっかりと準備をしないと大変な目に遭うが。
 それと独特の画風や描写・技法を用いているところにも大きなポイント。人間を描く時とは普通にペンで描いているのだが、妖怪を描く時はまるで稲生物怪録を意識したかのような筆で描いたような作画。他に関しては、多くは語りたくは無いのだが、5巻以降はそういった絵のタッチ以外での用法を用いており、バリエーション豊富な作画で楽しませてくれるのは事実だ。中でも、今月発売された8巻の技法には思わずビックリしてしまった。漫画には様々な技法があれど、あんな裏技的な手段を使うとは…。
 ちなみに、タイトルにオワコンの巫女朝霧の巫女と書いてあるけど、フェチズム的なものではなく、あくまでも妖怪退治という本質的なものとして描かれているので、購入する際はご注意を。

 三次市の魅力を味わいながらも、伝奇物としての面白さもある朝霧の巫女
 さて、次でステマの巫女朝霧の巫女もラストとなるのだが、果たしてどんな結末を迎えるのだろうか?楠木一族との決着は?そして、天津忠尋は稗田柚子を救うことが出来るのだろう?次発売されるのが、流れからして2年近くかかりそうだが、待ち遠しいものだ。

       朝霧の巫女 単行本8巻まで

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