続・黒のノエル

現在週刊ヤングマガジンで連載中の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス』をはじめ、純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』、美少女SFバイオレンスラブコメディ漫画『エルフェンリート』、スポコン漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、食べ歩き企画、ライトノベルの執筆などをしております。どうぞごゆっくり見てください。

2012年05月

        極黒のブリュンヒルデ単行本1巻

 極黒のブリュンヒルデ単行本1巻発売中!!
 まだ持っていない人は、今すぐ書店に!!

 ハイスピード・ハイテンポな物語にテンション上がりまくりの蔵間マリコです。
 いや~、今週の岡本倫の純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』、めっさ面白かったですねえ。何時ものように物語のスピードを落とさずに話を進め、それでいながらもたった20ページで30ページはあるんじゃないのかと錯覚させるほどの濃い内容。そして、裏の裏の裏のとも言える誰もが想像のつかなかった展開。人気はどうかはちょっと怪しいけど、これほど見所の多い漫画はそうそうありませんよ。
 さて、そんな毎週が毎週楽しすぎる極黒のブリュンヒルデですが、今回も例によって、アレを。金曜日恒例の極黒のブリュンヒルデ考察のコーナー。ただ、今回は今週分の内容ではなく、先週発売されたコミックス1巻と掲載時の主に違う点でも語りたい。
 基本的には、ちょっとした加筆修正が多いんだけど、中にはストーリーに大きく影響するものもいくつかある。特に、掲載分しか読んでいないという人(勿論、単行本を買ってほしいのだが。)にとっては、全くの別物になっているからな。そういったまとめが一段落着いた今、それを話題にしたいと思う。
 単行本が発売されているから時効であるものの、もしネタバレが嫌だという方はここまで。そういった問題の無い方はどうぞ。
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 カラーページの力は、偉大なり!!

 時代は、リアル魔法少女ものだと思う蔵間マリコです。
 いや~、今週は巻頭カラーで見れるなんてとんでもなく素晴らしいですねえ、週刊ヤングジャンプ連載の鬼才漫画家、岡本倫の純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』が。
 カラーは、センターを含めてこれで4回目の掲載ですが、巻頭カラーは初回から数えて2回目ですからねえ。人気があるかどうかは分かりませんが、たんを影ながら応援している自分としては、嬉しいばかりです。これが、切欠でコミックス1巻も重版して、最終的にはアニメ化やフィギュア化といったマルチメディア展開をしてくれれば最高。まあ、内容が内容だけに結構難しいことかもしれませんが。
 さて、そんなファン待望の巻頭カラーの極黒のブリュンヒルデですが、今回はどうなったことやら。こっから先は、例によっての感想のコーナー。ネタバレは嫌だーとか倫たんの漫画は好きじゃないよと言う方は、ここまで。既に今週号は読んだぜとかネタバレ全然OKという方はこちらへ。
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    版権絵006 怒首領蜂最大往生 光

 う~ん、相変わらずなんか違う…。

 色々と試しているけど、思いのほか上達しない蔵間マリコです。
 何時もは日曜日に載せるんですけど、今回は昨日完成させたので、平日に載せてみました。描きたいものはたくさんあるんだけど、思うようには描けないことが殆どなイラストを。
 今回は、前回のCAVEの弾幕STG『怒首領蜂最大往生』の『朱理』(レーザー強化)に続いて、『』(エキスパート強化)を描きました。中の人は、『魔法少女まどか☆マギカ』の美樹さやか役や『這いよれ!ニャル子さん』の八坂真尋役の喜多村英梨さんっすね。
 いや~、前回の朱理は時間をかけた割には、添削してもらったらすんごいボロクソに言われましたからねえ。顔の向きがおかしいとか、椅子の陰を描き忘れているとか、背景パースが無茶苦茶とか、ガラスの光の向きが違うとか、ポーズが今一つよくないとか…。自分でも、何ヶ所かおかしいとこには気付いていたんですけど、こんなにもうダメな点が多かったとは…。なかなか思うように描けんなあ…。
 で、今回はそういった事を意識しながら描いたのですが、相変わらず思うように描けていない。体の奥行き感は勿論のこと、背景が前回に比べても手抜き感バリバリだし、影もおかしいし…。
 そして、何よりも水滴や床の水が上手く描けん!!一応は、SAIでの水滴の描き方のサイトを参考に描いたのだが、上手く透明にならないから、なんか白濁液みたいな感じになってしまって…。それに、形も何だか違うからなあ…。こういうのが、サルにでも描ける方法があったらいいんだけど…。
 でも、そんなダメな自分でも自分なり考えたりしているんですよ。プールを少しでもらしさを出すために何枚かのレイヤーを使って、波が出来ているような感じにしたり、アニメ塗りを少しでも綺麗にしようとするために、ぼかしツールは極力避けて描くようにしたりと…。まあ、上手い人に比べたら稚技に等しいものですが。

 思いのほか上手く描けなくて、やきもきさせられるイラスト。
 次回は、『真璃亜(まりあ)』を描きたいんだけど、その前に非常に重要なイラストを描きたいので、とりあえず保留。その重要な内容については、今後のお楽しみというわけでヒ・ミ・ツ。
 んじゃあ、次回もよろしくということで。

    ラフ 版権絵006 怒首領蜂最大往生 光
    ラフ 版権絵006 怒首領蜂最大往生 光 ラフ2

         日食グラス

 こんなタイトルですが、ちゃんと内容と関係ありますよ。
 あと、某RPGシリーズの凶悪な性能を誇る杖技とは関係ないです。

 一生に出会えるか出会えないか分からないイベントに出会えて、嬉しく感じる蔵間マリコです。
 皆さ~ん、今日の朝、見ましたか?数百年に一度しか見ることができないと言われている、アレを。部分日食や皆既日食よりもレアリティが非常に高い自然現象、大規模な金環日食を。
 自分もその時間にしっかり合わせて、見ましたよ。残念ながら広島では、位置が位置だけに完全な金環日食は見れませんでしたし、雲が金環日食を包む形になっていましたから、あまり見えませんでしたが、それでも滅多なことでは見れない光景には、ちょっとした感動を味わいましたよ。まあ、天候と例のグラスが使えれば、文句無しだったが。
 で、その金環日食の話題が、会社でもう持ちきり。やはり、自分のように見えなかった人が殆どだったらしいが、会社の先輩の知人は、わざわざ完全な金環日食を見に行くために休みを取ったという猛者もいるようですしねえ。それあけ、大規模な金環日食は凄いものかもしれない。

 それにしても、皆で大騒ぎ出来るって良いですよね。一種の喜びを分かち合えるという事は。
 例えば、なでしこジャパンが良い例かもしれない。ワールドカップ全日本代表男子も最近でこそ、ある程度は強くなったものの、世界一からはまだまだ遠いですからねえ。特に、全日本代表女子となると、知名度なんかも遥かに落ちるからな。やはり、女子サッカーの知名度が知名度だけに、期待度というものがかなり落ちてしまう。
 でも、そんな前評判を押しのけて、なでしこジャパンがワールドカップ制覇。その時の世間の大騒ぎようは凄かったですよね。自分を含めて、ミーハーな人間が多いと言うのが分かりましたけど、それでも嬉しいことには変わらない。だって、日本人が世界一になることが最も難しそうなスポーツを制覇することが出来たのですから。日本だって、やれば出来る。そういったものが証明されて、気落ちしていた日本を活気付けたのだから。
 あと、今まではマクロな話をしていたから、随分とミクロな話になるが、映画館で見る映画なんかもそうかもしれない。大画面で見知らぬ人と見る映画、そして映画が終わった後の観客の喋り声。大画面で見る魅力というのもあるかもしれんが、共感性があるからこそ、より一層に楽しく見れたと感じれるんだと思う。一人で家で見る映画というのも悪くないが、ちょっと物足りないと感じるときがあるのは、そういったものが理由かもしれない。

 共感できるからこそ、何時も以上に楽しく感じるイベント。
 さて、次回の大規模な金環日食を見れるのは、およそ300年後。部分的な金環日食や位置が限定される金環日食はたびたびあるようだが、大規模な金環日食を見るためには300年生きないといけないとは…。永くなるな…。

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 8ヶ月ぶりのギャルゲー!!

 ギャルゲー大好き蔵間マリコです!!
 先週、市内のビデオゲーム屋で、久しぶりにギャルゲーを買った。『魔界天使ジブリール』シリーズや『グリザリアの果実』などで有名なフロントウイングの『タイムリープ』のPS3版だ。
 アレなゲームのカテゴリーを読んでくれたら分かるも知れないが、自分は大のギャルゲー好き。ただ、最近はギャルゲーは御無沙汰だったんですよね。同時進行で、消化しておきたいゲームがたくさんあるというのもありますけど、買って遊ぶほどの時間的余裕が無くて…。仕事が急に入って代打を任せられたり、イラストの練習に時間を取ったりと…。数年前だったら、そういったことを気にしなくても良かったのだが…。
 まあ、今は幸いすんごくプレイした最新のゲームやキラータイトルがあると言うわけでもないし、そろそろ新しいゲームも欲しかったからな。というわけで、結構気になっていたギャルゲーのタイムリープを購入しました。そして、ひとまずキリの良い所までゲームを進めたので、こうやって感想を書いているわけだ。

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 さて、そのタイムリープだが、あらすじを簡単に説明しておくと『尾道市の近くに浮かぶ島にある神社で、主人公と長瀬 歩(ながせ あゆむ)、葉山 悠(はやま ゆう)、川澄 遥(かわすみ はるか)の4人は、育ての親である神主と仲良く暮らしていた。しかし、ある日の朝、神社の境内で一人の少女が倒れているのを発見する。そして、その少女は、『歩』と名乗るのだが…。』という感じである。
 基本的には、ラブコメ要素にファンタジー的要素を混ぜたものかな?あと、攻略対象キャラが5人中の4人が、血の繋がっていない姉妹というのもポイント。すっごい偏りっぷり。
 で、このゲームの最大の特徴というのは、3DTV対応という無駄に凄い機能である。PS3に移植するにおいてに、モーションポートレートのようなヌルヌル動く機能を付けたりして、PS3で遊ぶのに遜色の無い出来にしたりすることはあるのだが、こちらは最新のTVにあわせて、そういう機能を付けたか。まあ、うちのTVは非対応ですが。
 あと、このゲームは一般的なギャルゲーのような2D的な立ち絵や背景ではなく、3Dでモデリングしている。モーションポートレートに比べるとポリゴンのため、雑さが目立つものの、ポリゴンであるため、グリグリ体を動かしやすいというメリットがある。歩(あゆむ)の回し蹴り(パンツ見えますよ。)や踵落としに、ノートを破り捨てる動作、日光浴を浴びている姿…。バリエーションも結構多いし、かなりの力の入れようだと思う。
 ただ、シナリオがちょっとねえ…。なんていうか、全体的に盛り上がりに欠ける。話全体に山とか谷といった起伏があまりなく、話が単調。それに、尾道市をモチーフとしているから時をかける少女を意識しているんだろうけど、尾道市もタイムリープも作品として扱う必然性が薄いんだよね。広島県人の自分から見たら、単に舞台として使ったという感じで、尾道市らしい話とか風土いったものを絡ませていないのはちょっと…。単に、時かけのパロディをしたかったという印象しか受けない…。ポリゴンも良いけど、シナリオ頑張れ。

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 3Dのキャラがグリグリ動くタイムリープ
 シナリオはあまり良くないけど、キャラ自体は結構立っているから、キャラ萌えしたいという人はおススメかな?キャラ自体は可愛いし、フェチ的なものもかなり偏重されているから、そういった面では楽しませてくれるぞ。

 タイムリープの評価

 満足度 ☆☆☆
 ギャルゲー度 ☆☆☆
 広島度 ☆☆

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