続・黒のノエル

現在週刊ヤングマガジンで連載中の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス』をはじめ、純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』、美少女SFバイオレンスラブコメディ漫画『エルフェンリート』、スポコン漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、食べ歩き企画、ライトノベルの執筆などをしております。どうぞごゆっくり見てください。

2013年11月

             HGBFビルドストライクガンダムフルパッケージ001

 遊びだから本気になれる!!

 ガンプラ大好き蔵間マリコです。
 今日は、半日かけてこんなガンプラを組み立てました~。現在放送中のガンプラバトルアニメ『ガンダムビルドファイターズ』のイオリ・セイの作ったガンプラであり、レイジが操縦するガンプラ『ビルドストライクガンダムフルパッケージ』のHGを。
 いや~、子供向けの販促アニメという色が強いだけにあって、なかなか作りやすいキットでしたねえ。パーツはあまり複雑なものは使っておらず、組み立てそのものも非常に簡単。それでいながらも『HG ストライクガンダム』の流用パーツはないために、同じストライクガンダム系統のガンプラでいても飽きない。初心者も作り慣れた人にもお勧めできるキットだ。
 だが、作る工程だけではない。ディティールやギミックもなかなか。小道具はしっかりと揃えられており、大型ビームキャノンを支える時もちゃんとポーズをとることが出来、ビルドブースターへと分離可能。そして、チョバムシールドは作中の設定どおり、プラスチックを何重にも重ねている。作中の雰囲気を壊さずに、子供らしいアイデアをふんだんに散りばめたガンプラとなっており、完成度は非常に高い。バンダイさん、いい仕事をしていますねえ。

            HGBFビルドストライクガンダムフルパッケージ002

 とまあ、ビルドストライクガンダムフルパッケージの出来の良さに、満足した本日ですが、それにちなんだ話でもしたいと思う。
 ガンダムビルドファイターズ、世界観としては古き良き名(迷)作『プラモ狂四郎』やOVA『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』の流れを汲む作品である。ガンプラを組み立てるのが得意だが、ガンプラバトルの弱いイオリ・セイが、異世界から来た謎の少年、レイジとともにガンプラバトルで世界一を目指すというものである。まあ、よくある販促アニメです。
 時にいがみ合ったり、トラブルがあったりと順風満帆とはいかないものの、イオリの卓越したガンプラ制作能力とレイジの天才的操縦技術のコンビネーションは見事なもの。大会で成績を残した強豪たちと引けを取らぬほどの強さを披露しています。まさに、ガンプラのサクセスストーリー!!
 そんな二人のエピソードの中でも際立っているのが、第6話『戦う理由(わけ)』。地方大会を順調に勝ち抜け、そのまま優勝するかと思いきやのエピソードである。
 レイジのライバルである、ユウキ・タツヤ。しかし、とある理由でタツヤは学校を退学し、2人の前から去る。ライバルという存在を失い、ガンプラバトルへのモチベーションを失ったレイジ。だが、このままでは大会を続行できない。
 そんな時、レイジはガンプラ好きの35歳ラルさんに遭遇する。ガンプラは所詮遊びだと愚痴愚痴と吐くレイジ。そんなレイジにラルさんは、こう言った。

別に、止めても構わんのだよ。ガンプラ作りもガンプラバトルも趣味の領域。機動戦士ガンダムの作中のように戦争状態でもなければ命の駆け引きをする必要もない所詮は遊び……、その通りだ。しかし……いや!だからこそ人はガンプラにもバトルにも夢中になれる。好きだからこそ本気になれる。私は君の中に本気を見ている。ん?そうあの男と同じように

 いや~、趣味に対する姿勢を示した台詞でありながらも、カッコいいですねえ。遊びだからこそ本気になれる。遊びだからこそ本気で戦える。レイジが今まで熱く戦えたのも、イオリと同じくガンプラの虜になったからだ。タツヤと戦いたいという理由もあるだろうけど、そこにはイオリの作ったガンプラを介していたからであろう。
 そこからは、本当に熱いの熱い。海外へ旅立つタツヤと最後に、最後の一戦。ビルドストライクザクアメイジングの駆け引き、射撃、格闘、捨て身の激戦。趣味であるのに、ここまで熱く戦える姿はそう多く見れるものではない。ガンダム作品の名バトルの五指の内の一つに入ると言っても過言ではないだろう。

        HGBFビルドストライクガンダムフルパッケージ003

 イオリとレイジの友情の証ともいえるビルドストライクガンダムフルパッケージ
 さて、次は何を作ろうか?ビクトリーガンダムは確定として、ガンダムF91も作りたいし、機動戦士ガンダムサンダーボルト版フルアーマーガンダムも捨てがたい。年末のラインナップはどうも素晴らしすぎる。う~ん、悩んじゃう。

        ビルドストライクガンダムフルパッケージ&パーフェクトストライクガンダム

             岸部露伴は動かない

 「密漁をします
 「だから気に入った

 人間賛歌な一族も好きだけど、我儘な漫画家も好きな蔵間マリコです。
 いや~、飛び飛びには読んでいましたけど、こうやって一気に読むと面白いもんですねえ。荒木飛呂彦の傑作漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の人気キャラクター、岸辺露伴を主人公にしたスピンオフ漫画『岸辺露伴は動かない』が。
 アメトークのジョジョの奇妙な冒険芸人からジョジョに触れて以来、フィギュアや一番くじを買うほどのジョジョ大好き人間の一人となりました。当然ながらこのスピンオフも楽しみで、今週の発売日がとても待ち遠しいものでしたよ。途中からファンになった身である故、読んでいない作品(『懺悔室』と『六壁坂』と『岸辺露伴 グッチへ行く』)が多いだけあって。
 いや~、同じくスピンオフのバンド・デシネ『岸辺露伴 ルーブルへ行く』もなかなか面白かったように、こっちもそれと負けないくらいに面白い面白い。既読済みを含めると、あのイタリア料理人が登場する『密漁海岸』が一番好きですが、初めて読んだ六壁坂も捨てがたい。なんていうか、ジョジョとは全く異質の奇妙、言うならば世にも奇妙な物語的な内容で少しゾッとする内容でして。幸せなんだろうけど何かすぐに破綻しそうで、傍から見れば恐ろしいもので。こういうアプローチも奇妙で面白い。
 それに、作画の変遷も分かりやすくて面白い。5部から7部中盤~終盤、そして8部。タッチの濃さや描き込み量の違いがそれぞれ違っていて、それぞれの楽しみ方が出来る。本当に楽しみにしていだけの価値はありました、いやそれ以上にありましたわ~。荒木先生と露伴先生に、敬意を表する!

 さてさて、岸辺露伴は動かないに大満足だった本日ですが、ジョジョって、タイトル通りに奇妙なことが多いですよねえ。ただ、ここで奇妙と言っているのは、ジョースター家の数奇な運命とかスタンドバトルとか吸血鬼とか屍生人(ゾンビ)とかといったようなものではなく、作中明らかにならなかった謎ということで。
 例えば、SBRに登場する聖人の遺体。作中では、イエス・キリストの遺体とは言われているけど、ちょっと胡散臭い部分があるんだよねえ。キリストが本当に一般的に知られているキリストなのだろうか?6部で緑の赤ん坊がDIOの骨から生まれたのように、実はDIOの遺体と関係するものではないのだろうか?結局のところは詳しくは明らかになっておらず、そういったモヤモヤっとしたものが残っている。
 あと、人物で言えば、4部のヌ・ミキタカゾ・ンシこと、支倉未起隆。まあ、本編と関係ないことであるから本当にどうでも良いことなんだけど、あいつって結局は宇宙人だったのだろうか?スタンド能力とは関係ない所で不可思議な行動や現象が多いし、スタンド能力『アース・ウインド・アンド・ファイヤー』も、明らかにスタンド能力のルールから大きくかけ離れているものだし。最近じゃあ、8部の杜王町は壁の目が隆起しているから未起隆はいないなんて仮説もあるようだし。荒木先生自体は、わざとぼかしているのは発言しているけど、こいつほどもやもやっとした奇妙な人物はいないんだよねえ。電波だけど、害意のない良い奴だけに。本当になんなんだったのだろうか?
 とまあ、ジョジョの各部には明らかになっていない謎が色々あったりする。自分としては、明らかにしてほしいという気持ちもあるけど、同時にこれでいいやと思っている。だって、ジョジョは奇妙であってからこそジョジョなのだから。

 奇妙だからこそ面白いジョジョの奇妙な冒険岸辺露伴は動かない
 さて、次の岸辺露伴は動かないはいつぐらいになるのだろうか?最近は、1年に1回ペースで最新作が出ているから、恐らく来年の9月か10月ぐらいにあるかもしれないが……。あるとしたら、露伴先生は奇妙な体験に遭遇することやら。

 前回は、こちらで。

 魔法使いたちが可愛くてたまらないと思う蔵間マリコです。
 さ~てさてさて、今週も始まりますよ~。週刊ヤングジャンプ連載の岡本倫の純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』の感想のコーナーが……、と言いたいところですが、今週は残念ながらお休み。
 う~ん、先週の次回予告の時点でわかってはいたんですけど、マジで辛いですねえ。苦しいあまりに幻覚や幻聴が見えそうですねえ。魔女が鎮死剤なしでは生きていけないように、自分もたんの漫画が無ければ生きていけませんからねえ。ノーたん、ノーライフですよ。
 とまあ、今週は残念ながらお休みですが、その代わりに極黒のブリュンヒルデの小ネタでもさせてもらいます。今回のは、現在進行中の第5章で登場した新しい魔法の説明でも。この小ネタは、3回目となりますね。当然ながら、まだ単行本に載っていない部分もあるので、ネタバレありまくりです。そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。
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 今週は休みなんだよなあ……。

 明日が少し憂鬱な蔵間マリコです。
 さ~てと、今週は水曜日ですので、あのコーナーを更新しますよ~。現在、週刊ヤングジャンプ連載の純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』の作者、岡本倫のデビュー作『エルフェンリート』を徹底的語るコーナーを。
 はあ……、憂鬱です……。極黒のブリュンヒルデが掲載されない週って。いや、単行本を出す際の加筆修正とか、アニメ企画の打ち合わせとかというのは分かっていますよ。それに、先週が君は淫らな僕の女王と一緒にW掲載されていたから、それで満足はしていたんですよ。でも、今週のヤンジャン極黒のブリュンヒルデが載っていないとなるとねえ……。他のヤンジャンの漫画も好きですけど、たんの漫画がないヤンジャンは焼き肉でハラミ、焼き鳥で砂肝がないくらいに致命的ですよ。早く、来週になってくれー!!
 とまあ、アビ・インフェルノ状態の今週ですが、そろそろ本題に入らせてもらいます。当然ながら、たん成分や管理人の独断と偏見が入りまくりです。そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。
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             カレンダー2014年度

 葉っぱも鍵も大好きです。

 早めに来年の準備をする蔵間マリコです。
 いや~、今年も残すところ少ないですねえ。皆様は、年末や来年に向けての準備はしていますか?年末年始の休み取りやクリスマスケーキやおせちの予約などなど……。大なり小なりの行動を起こしているかもしれません。自分も、今日は来年に向けてこんなものを買っちゃいました。現在放送中のKey原作のギャルゲーアニメ『リトルバスターズ Refrain』のカレンダーを。
 一昨年はIS(インフィニット・ストラトス)去年は這いよれニャル子さん!とメッタメタに萌え系アニメのカレンダーを毎年買っていますが、今年もその路線。28歳になっても、こんなものを買っているなんて、どうかと思いますよね。でも、社会人だからこそこういうものが買えるのも事実だしね。鈴も小毬もクドも唯湖も葉瑠佳も美魚も一年中見ることが出来ることがどれだけ嬉しいことやら……。社会人万歳!!

 とまあ、ちょっと荒ぶってしまいましたけど、それはともかく。Keyの作品って良いですよねえ。(>ω<)わふー!
 最近はちょっとゲームの方はご無沙汰ですけど、それでもKeyは、自分にとって「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!」と誘ってくれた作品(初めてプレイしたギャルゲーは違うが)ですからね。それだけに影響力の大きい(21)。
 最初知ったのは、HobbyJapanのアニメ紹介のコーナーだったかな?そこで、アニメ版AIR京アニ版)の紹介がされていて、泣きゲーやらなんらやらの触れ込みが書いてあったんだよね。その時は、あまり美少女アニメとかに興味がなく(HobbyJapanは、ガンプラのために買っていた)、ただただスルーといった感じでしたね。諭吉頂戴。 諭吉寄越しなさいよ。
 それから数年後、興味を持ったきっかけはブログ仲間。何やら、Keyのゲームが流行っているという話を聞いたんですよね。自分もちょうどその手のものに興味を持ち始めて。ですから、試しに京アニ版を見ました。うまうー。
 涙ボロボロ。もう一言でそんな感じ。舐めてかかっていたら、こんなにも泣くとは思いませんでしたよ。美凪がみちると別れるシーンとか、最終話の神尾観鈴の「もうゴールしてもいいよね?」とか。不思議世界ではあるんですけど、最後は本当に切なくて切なくて……。流石、泣きゲーで名を馳せただけのことはあると納得がいきましたよ。んまっ つぁ ちょぎ!
 そっからはもう、雪崩式ではまるはまる。PS2版(基本、ギャルゲーはエロどうでも良い派なので)を月1の割合で消化したり、アニメ版も網羅しましたよ。それだけに、Keyのゲームにどっぷりとファンになったというわけです。筋肉筋肉~!!
 今放送中のリトバスについても原作ゲームも結構好きで、個別ルートはともかく、リフレインの恭介の男泣きのシーンはもらい泣きそのもので……。ミニゲームもかなりはまっていたし、泣きゲー三部作や短編と変わらずに好きな作品でしたね。うんこ、ぶりぶりー!

 今でも、色褪せない思い出のKeyの泣きゲー。
 ちなみに一番ボロ泣きしたシーンと言ったら、Kanonの沢渡真琴との別れのシーン。秋子さんが元気に振る舞っていながらも、2人が出て行った後に号泣する所で陥落。皆口裕子さん、あの演技はズルいですよ……。あんなに上手い演技されたら、ファンになっちゃうじゃないですか……。

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