遊びだから本気になれる!!
ガンプラ大好き蔵間マリコです。
今日は、半日かけてこんなガンプラを組み立てました~。現在放送中のガンプラバトルアニメ『ガンダムビルドファイターズ』のイオリ・セイの作ったガンプラであり、レイジが操縦するガンプラ『ビルドストライクガンダムフルパッケージ』のHGを。
いや~、子供向けの販促アニメという色が強いだけにあって、なかなか作りやすいキットでしたねえ。パーツはあまり複雑なものは使っておらず、組み立てそのものも非常に簡単。それでいながらも『HG ストライクガンダム』の流用パーツはないために、同じストライクガンダム系統のガンプラでいても飽きない。初心者も作り慣れた人にもお勧めできるキットだ。
だが、作る工程だけではない。ディティールやギミックもなかなか。小道具はしっかりと揃えられており、大型ビームキャノンを支える時もちゃんとポーズをとることが出来、ビルドブースターへと分離可能。そして、チョバムシールドは作中の設定どおり、プラスチックを何重にも重ねている。作中の雰囲気を壊さずに、子供らしいアイデアをふんだんに散りばめたガンプラとなっており、完成度は非常に高い。バンダイさん、いい仕事をしていますねえ。
とまあ、ビルドストライクガンダムフルパッケージの出来の良さに、満足した本日ですが、それにちなんだ話でもしたいと思う。
ガンダムビルドファイターズ、世界観としては古き良き名(迷)作『プラモ狂四郎』やOVA『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』の流れを汲む作品である。ガンプラを組み立てるのが得意だが、ガンプラバトルの弱いイオリ・セイが、異世界から来た謎の少年、レイジとともにガンプラバトルで世界一を目指すというものである。まあ、よくある販促アニメです。
時にいがみ合ったり、トラブルがあったりと順風満帆とはいかないものの、イオリの卓越したガンプラ制作能力とレイジの天才的操縦技術のコンビネーションは見事なもの。大会で成績を残した強豪たちと引けを取らぬほどの強さを披露しています。まさに、ガンプラのサクセスストーリー!!
そんな二人のエピソードの中でも際立っているのが、第6話『戦う理由(わけ)』。地方大会を順調に勝ち抜け、そのまま優勝するかと思いきやのエピソードである。
レイジのライバルである、ユウキ・タツヤ。しかし、とある理由でタツヤは学校を退学し、2人の前から去る。ライバルという存在を失い、ガンプラバトルへのモチベーションを失ったレイジ。だが、このままでは大会を続行できない。
そんな時、レイジはガンプラ好きの35歳ラルさんに遭遇する。ガンプラは所詮遊びだと愚痴愚痴と吐くレイジ。そんなレイジにラルさんは、こう言った。
「別に、止めても構わんのだよ。ガンプラ作りもガンプラバトルも趣味の領域。機動戦士ガンダムの作中のように戦争状態でもなければ命の駆け引きをする必要もない所詮は遊び……、その通りだ。しかし……いや!だからこそ人はガンプラにもバトルにも夢中になれる。好きだからこそ本気になれる。私は君の中に本気を見ている。ん?そうあの男と同じように」
いや~、趣味に対する姿勢を示した台詞でありながらも、カッコいいですねえ。遊びだからこそ本気になれる。遊びだからこそ本気で戦える。レイジが今まで熱く戦えたのも、イオリと同じくガンプラの虜になったからだ。タツヤと戦いたいという理由もあるだろうけど、そこにはイオリの作ったガンプラを介していたからであろう。
そこからは、本当に熱いの熱い。海外へ旅立つタツヤと最後に、最後の一戦。ビルドストライクとザクアメイジングの駆け引き、射撃、格闘、捨て身の激戦。趣味であるのに、ここまで熱く戦える姿はそう多く見れるものではない。ガンダム作品の名バトルの五指の内の一つに入ると言っても過言ではないだろう。
イオリとレイジの友情の証ともいえるビルドストライクガンダムフルパッケージ。
さて、次は何を作ろうか?ビクトリーガンダムは確定として、ガンダムF91も作りたいし、機動戦士ガンダムサンダーボルト版フルアーマーガンダムも捨てがたい。年末のラインナップはどうも素晴らしすぎる。う~ん、悩んじゃう。