続・黒のノエル

現在週刊ヤングマガジンで連載中の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス』をはじめ、純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』、美少女SFバイオレンスラブコメディ漫画『エルフェンリート』、スポコン漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、食べ歩き企画、ライトノベルの執筆などをしております。どうぞごゆっくり見てください。

2014年06月

 ああ、もう終わっちゃうのか……。

 岡本倫先生の作品が大好きで大好きで夜も眠れない蔵間マリコです。
 さ~てと、火曜日ですので、あのコーナーを更新しますよ~。週刊ヤングジャンプで大人気連載中の岡本倫の純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』のTVアニメ版の感想を。
 皆様、先日ニコニコ生放送で放送された岡本倫のデビュー作『エルフェンリート』のTVアニメ版を見ましたか?自分は仕事があるので、ナナたんが四肢切断される第4話で降りましたが、なかなかのアビ・インフェルノっぷりでしたねえ。ゴアなシーンは勿論のこと、エッチなシーンもそうですし。極黒のブリュンヒルデは全体的にライトになっているのに対して、エルフェンリートは色々な意味で重たい。極黒のブリュンヒルデから入った人は、きっとかなりのショックと鬱向き加減になったかもしれません。だけど、これでたんの作品の虜になった人もいるはず。だから、この生放送は大変有意義なものだと思っている。ホント、生放送という英断を下したスタッフは偉い!!
 とまあ、ちょっと熱くなりましたが、そろそろTVアニメ版極黒のブリュンヒルデ第12話の感想にでも入ります。当然ながら、ネタバレや岡本倫先生の作風、管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。
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 時代かなあ……。

 ガンダムが大好きで大好きでたまらない蔵間マリコです。
 いや~、今までが今までだっただけに深夜放送とは意外ですねえ。劇場版機動戦士Zガンダム以来の富野由悠季の新作ガンダム作品『ガンダム Gのレコンギスタ』が。
 ガンダムのTVアニメという、時間帯移動のあおりを喰らった機動新世紀ガンダムX以外のガンダムは、5時台放送(TV朝日系列)かゴールデンタイム(テレビ東京系列)が基本でしたが、今回初めて深夜放送ですかあ……。期待半分、不安半分な時間帯といったところですか。
 深夜帯ということもあって規制の激しいご時勢でも描ける描写が増えるというのは嬉しいですし、天下の富野監督だから面白い作品を作ってくれるのは間違いない。その一方で、新規に子供がガンダムに対して興味を持ってくれるということを度外視していますからねえ。今年の秋から放送開始されるガンダムビルドファイターズ2期も、子供よりも大きな子供のほうが注目しているし、機動戦士ガンダム THE ORIGNは完全に原作読んだ人向けの内容だしなあ……。
 でも、深夜帯であっても、富野監督ならきっとやってくれるはず!!機動戦士ガンダムというロボットアニメの金字塔を建てた人だ!!きっと子供も興味を持ってくれるはずだ!!きっと……!!

 とまあ、ガンダム好きとしては期待と不安が入り混じったGのレコンギスタですが、最近、ちょっとした懸念的なものを感じている。
 先でも触れてはいるんだけど、最近のガンダム作品というと子供が入っているという印象が微妙に薄いんだよね。機動戦士ガンダムSEEDあたりは、見事に新規の層を取り入れることができたけど、機動戦士ガンダム00は結構小難しい内容だったし、機動戦士ガンダムAGEは……言うままでもないだろう。コロコロコミックでの扱いも、コミックボンボンからの難民というだけあって外様扱い。ゲームセンターのガンダムのゲームも子供よりも、大人のほうが盛り上がっているという感じがしますし。
 その一方で、ある程度ガンダムを知っている向けの作品は人気が高い。宇宙世紀作品の集大成である機動戦士ガンダムUCに、ガンダムのオールスター作品であるガンダムビルドファイターズガンダム漫画の最高峰である機動戦士ガンダムサンダーボルト。どれも面白いんだけど、子供が新しくガンダムに興味を持ってくれるかと言われると疑問に残る。やっぱり、逆ピラミッド型になっている感がある。
 でも、肝心の打開策というものがなかなか見つからないのが悲しい。子供向けのSDガンダムはなかなか振るわないし、妖怪ウォッチをはじめとしたライバルも多い。少子化も相まって、キッズ層が薄くなるのも必然的だし。ここに来てまた封建的になったガンダムを打破する方法があったら変わるかもしれないが。
 しっかし、今の親って、ガンダムのアニメを子供と一緒に見るなんてことはないのだろうか?自分がガキの頃は、うちの親父が劇場版機動戦士ガンダムを借りて、そこからドップリとはまった。子供は親の趣味に影響するという時代は終わったのだろうか?そうだったとしたら、少し悲しい。

 長寿作品だからこそ、時たま感じる作品への不安。
 さて、ガンダムという作品群はどれだけ戦っていけるのだろうか?最悪でも半世紀、チョー頑張って100年戦える教科書にでも載るような伝説的な作品になって欲しい。まあ、俺がどうこう言ってもどうにもならん話だが。

 牛歩の歩みでも楽しく頑張らねば!!

 自分の想い描いた世界を形にしたい蔵間マリコです。
 進捗状況95パーセント、ひとまずは第9話を書ききりました。貧乏高校生の夏目大和と、ネコ耳宇宙人のデュタ、ミミとミューナの共同生活を描いたオリジナルのSFファンタジーライトノベル『彼女たちの極秘事項(トップシークレット)』を。
 いや~、なんとか今月中には完成しそうです。結局は、90ページ近くを65日という想像以上のスローペースというものになってしまいましたが、それだけ気合の入ったものが出来たと思います。何しろ、序破急の急の部分に当たる場面ですから。
 しかし、このペースで行くと1年で6話というノルマがかなり厳しそうだ。社会人の身であるため時間が少ないとはいえ、これすら達成できないのはどうかと思う。2ヶ月で1話目、これを基準にせっせと書かなければ!!データがぶっ飛んだのも、一つの試練だと割り切って行動しないと!!
 とまあ、コツコツと進行しているオリジナルの彼女たちの極秘事項(トップシークレット)ですが、今回はちょっと四方山話でもしたいと思います。「こんなの書いているぐらいなら、さっさとライトノベルを書け!!」と言われそうですが、今書いているライトのベルトも関係のあることですからね。ですから、耳を傾ける程度にでも読んでくれるとありがたいです。ご面倒かもしれませんが、よろしくお願いします。

 自分がこのライトノベルを書き始めたきっかけは、ゲームクリエイターになりたかったという話はしたはずだと思う。幼い頃から自分の世界を空想するのが好きで、その延長線上で目指していたことを。その想像していたものは剣と魔法と竜の登場するハイファンタジーであること。それに次いで、宇宙人などといったSFが好きだから、それを今作品として書いていることを。で、今回はその続きで、この作品のタイトルについてでも話したい。
 自分の書いているオリジナルのライトノベル、彼女たちの極秘事項(トップシークレット)。言うまでもなく、ヒロインたちが各々の秘密を持っているからそのようなタイトルをつけたということは簡単に想像がつくだろうけど、なんでそんなコンセプトにしたのか。個人的に、女性って謎があったほうが魅力があるんだと思いますよね。裏表のない女性はキャラとして飽きやすいといいますか、人には言えない過去や秘密、闇を抱えているほうが深みが出て。
 今時の人らしくゲームやアニメの受け売りといったものなので、発想が月並みといえば月並みなのかもしれません。でも、自分はそういったところに一つのテーマ、極大化して面白くて良い物を作ろうと書いているんです。それが他人にとって面白いどうかは微妙な話ですが。
 どうして、見知らぬ転校生が主人公のことを将来の旦那と言っているのか?もし、身近な人間が宇宙人だったら?どうして、一定の期間で体と人格が入れ替わるのか?他にも宇宙人がいないのだろうか?まだ作中では明らかにはしていないけど、まだまだ女の子たちには秘密がある。それぞれのアプローチこそは違うものの、タイトルどおりに極秘事項(トップシークレット)に趣を置いている。
 そして、それ由来の悩みを主人公と共に解決する。それをコンセプトにしている以上は、そういったものと向き合って成長する姿というのを書きたいですからね。主人公やヒロインがパラメーターMAXのチートよりも、主人公やヒロインが成長する姿を見るほうが清々しい。主流ではないかもしれませんが、自分はそういった昔からあるつくりで勝負をしたいんです。
 まあ、これが彼女たちの極秘事項(トップシークレット)を書くにおいて決めたコンセプトというものです。他の人から見れば大したものではないかもしれませんが、そこに賭ける想いと情熱は、同じく創作している人たち変わらないと自負できます。大層なことを言っていますが、少しでも良い物を作りたいことには変わりありません。ですので、これからも私の作品をよろしくお願いします。

 稚拙でありながらも、自分なりに信念を持っているオリジナルのSFファンタジーライトノベル。
 さて、来週はしっかりきっかり9話目を掲載する予定です。行方不明となったミミを探しに豪雨の中、自転車を漕ぐ夏目大和。その先で待っていたものとは?それは見てのお楽しみ。

 見た人も見ていない人もぜひチェック!!

 萌えやバイオレンスだけじゃないと思う蔵間マリコです。
 いや~、極黒のブリュンヒルデのTVアニメが放送されているタイミングで、ニコニコ生放送をするとは粋な計らいですねえ。岡本倫先生のデビュー作である『エルフェンリート』のTVアニメ版のリマスター一挙放送が6が23日23:30分にあるなんて。
 このタイミングに来て、エルフェンリートを生放送するとは、なかなか面白いことをしますねえ。極黒のブリュンヒルデ岡本倫先生の作品に興味を持ったところを、エルフェンリートで追撃する。商業的セオリーといえばセオリーかもしれませんが、倫たんのいちファンとしては非常に嬉しいところ。BD-BOXは持っているけど、ぜひ生放送でも視聴しないと!!まあ、時間帯が時間帯だからタイムシフトで見ることになると思うけどさ。
 とまあ、エルフェンリート一挙放送にワクワクが止まりませんが、今回はTVアニメ版エルフェンリートの魅力についてでも語らせてもらいます。萌えやバイオレンスの印象が先走って、視聴するのに二の足を踏む人もいるかもしれません。ですが、エルフェンリートは萌えやバイオレンスだけのアニメではありません!!それ以上の魅力がふんだんに詰め込まれた素晴らしいアニメです!!ライトノベルを趣味で書いているのに稚拙な文章ですが、一人でもエルフェンリートに興味を持ってくれる人が現れると光栄です。多少長い記事ではありますが、暇がありましたらどうぞ。

 ・OP『LILIUM』が素晴らしい!!

 TVアニメ版エルフェンリートの最大の特徴。
 LILIUMは従来のTVアニメのOPと違い、オーケストラに合わせてラテン語で唱歌されるという非常に独特なもの。そして、OPのアニメーションも画家のクリムトの絵をモチーフとしたとなっている。そのため、他のアニメとは一線を画くOPとなっており、その出来の高さは海外でも聖歌として歌われたほどである。動画はあえて置かないけど、興味があったらぜひ一度聴いてみてはいかがだろうか?
 ちなみに、TVアニメ版極黒のブリュンヒルデの1stOPのインストゥメタルであるのは、エルフェンリートの影響であることは間違いない。他にも、TVアニメ本編13話+OVA1話という構成もエルフェンリートと同じであり、アームスのスタッフもそれを目標としているのかもしれない。

 ・声優の演技が素晴らしい。

 TVアニメ版エルフェンリートは、思いのほか声優が豪華。
 岡本倫先生の作品には外せない能登麻美子さんをはじめ、ケロロ軍曹のギロロ曹長やFate/staynightシリーズの言峰綺礼役で有名な中田譲治さん、ジョニー・デップの吹き替えで有名な平田弘明さんなどといった有名・実力派声優が勢揃い。脇役(コウタの父)にすら小野大輔さんを使うほどですからね。
 中でも、エルフェンリートのヒロインであるルーシーおよびにゅう役の小林早苗さんの演技は見事。ルーシーのドスの聞いた声とにゅうのあま~い声とのギャップ、カッコいい女性キャラからせこい悪役まで出来る小林早苗さんならでは演技力である。初めて聴いた時は、驚くこと間違いない。
 それと、蔵間の娘であるマリコ役の故・川上とも子さんも外せない。可愛げがありながらも、どこかゾクッとする冷たい声。そして、どこか寂しげな声。AIRの神尾観鈴やARIAのアテナ・グローリィなどといった有名キャラを演じていたけど、個人的にはマリコが一番マッチしたキャラだと思う。それだけに、川上とも子さんの早世は非常に悲しいことである。
 ちなみに、エルフェンリートは声優に関するエピソードがいくつか存在する。具体的なことは割愛するが、調べてみるといいかもしれない。

 ・演出や描写が素晴らしい

 これも、エルフェンリートを語るにおいては外せない要素。OPも独特だが、本編もそれに負けない。
 原作でも舞台の鎌倉の街並みを上手い具合に入れ込んでいるが、TVアニメでは更に印象的に描かれており、原作では登場しない場所も登場する。そのため、ちょっとした鎌倉観光みたいな気分になれる。
 他にも、登場人物の心理描写もインパクトのあるものだし、とあるSEはひぐらしのく頃にやBLOOD+といったバイオレンス描写など有名な作品にも採用されたりと、そういった点でも見所たっぷり。

 ・13話という枠組みできっちりと完成させた作品

 エルフェンリートのTVアニメ版は、1つの作品として完結しているのも特徴の一つ。
 TVアニメ版は原作でいうところの物語の中盤で終わっているため、原作では色々と伏線を残すことになってしまうが、TVアニメ版ではそういったものを上手い具合にオミットし、代わりにアニメ版ならではの描写や設定を取り入れている。ここでは多くを語らないが、視聴後に原作を買って比較するといいだろう。
 そして、ラストは原作と大幅に違うが、こちらは視聴後スッキリしたものとなっている。あのようなラストは、当時のエルフェンリートのスタッフにしか出来ないだろう。

 とりあえず、これがTVアニメ版エルフェンリートの魅力であろう。勿論、これ以外にも魅力的な点もあるし、原作あっての魅力もある。だけど、語ると非常に長くなるのでここまで。
 さて、TVアニメ版エルフェンリートを今回の生放送で初めて観た人はどのような印象を受けるのだろうか?衝撃、もしくは感動?感想が気になるところである。

 手に入れそびれた人も、既に持っている人も。

 たんの漫画を読めることに感謝している蔵間マリコです。
 さてと、木曜日ですので、毎週恒例のコーナーを更新しますよ~。現在、TVアニメが絶賛放送中、週刊ヤングジャンプ連載の岡本倫の純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』の感想のコーナーを。
 たんの漫画が大好きな日本全国1000万人のファンの皆様、朗報です、朗報!!来月の7月19日、極黒のブリュンヒルデ最新コミックス10巻とともに、あるものが発売します!!それは、岡本倫先生の珠玉の短編が掲載された短編集『Flip Flap 新装版』が発売されます!!
 自分は原版を持ってますけど、これは嬉しい情報ですねえ。極黒のブリュンヒルデ岡本倫先生の作品に興味を持った人が、こっからどっぷりとはまってくれるファンが出てくると思うとなると。たんの作品の中でも最も濃い部分だから、エルフェンリートよりも敷居が高いかもしれませんが。
 そして、新装版である以上はアレが収録されることは間違いない。極黒のブリュンヒルデのパイロット版ともいえる短編『きみとこうかん』が。あと、ミラクルジャンプに掲載されていた『EXEXE』のピンナップ。
 やはり新装版である以上は、これを載せないと意味が無い。黒羽寧子と藤崎真子、そして鷹取小鳥の原型となったキャラ、藤崎真子が登場するのですから。個人的には、これだけのために買う一見の価値はあると思いますよ!!原版を持っていない人は勿論のこと、既に持っている人もぜひ!!
 とまあ、全然ステマになっていないステマをしました。そろそろ感想へと入ります。当然ながら、ネタバレや岡本倫先生の独特の作風、管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。
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