続・黒のノエル

現在週刊ヤングマガジンで連載中の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス』をはじめ、純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』、美少女SFバイオレンスラブコメディ漫画『エルフェンリート』、スポコン漫画『ノノノノ』、そして大問題作『君は淫らな僕の女王』(原作)などの岡本倫先生の作品の感想や考察を書いています。他にも、日常の出来事や漫画・アニメ・ゲームの感想、食べ歩き企画、ライトノベルの執筆などをしております。どうぞごゆっくり見てください。

2014年07月

       コロッケのせきや

 こういうのって、雰囲気あっていいよなあ。

 美味しいものを探すために地の果てまで歩く蔵間マリコです。
 いや~、今日は死ぬほど暑くて倒れそうでしたねえ。影一つ無い、自販機すら置いていない工事現場でただひたすら車の交通警備。仕事だから当然のことですけど、これが辛いのなんの。首に保冷材を入れたネッククーラーを入れて、キンキンに凍らしたクーラードリンクを2本、そして昼休憩に眼に熱と太陽光を入れないためにアイスマスク。こんだけフル装備をして、なんとか仕事が出来るレベルですからねえ。ホント、何年経ってもこれは慣れませんわ。
 ただ、幸いなことに今日は3時に仕事上がりでしたからねえ。仕事の終わった後の時間がいつも以上にある。今日は日々の疲れを労うために居酒屋でビールを一杯グビグビと……、と言いたいところでしたけど、時間帯的にはまだまだ早い。だったら、ゲームセンターで時間を潰すというのも芸が無い。では、どうしたら。
 というわけで、今回は食べ歩き大好き人間として、噂の店に行きました。その店は、広島駅付近にある精肉屋『コロッケのせきや』。看板名どおりにコロッケをはじめとした、揚げ物を売っている店である。

 広島駅付近で惣菜を買うのならいつもは駅地下かデパ地下で買い物、それ以外の時は本屋とテリトリーに置いていない場所である。再開発の名の下に、美観や老朽化の関係で今は無き愛友市場、その斜向かいのエリアには今でも昔ながらの店が多く立ち並ぶ。フルーツ屋に中華料理屋、玩具店などなど……。そんなレトロ感あふれる商店街の中に、コロッケのせきやがある。
 自分はこの店に初めて行ったけど、いきなりビビリましたねえ。なんせ、殆どの商品が売切れの状態だったのですから。白肉の天麩羅に、手羽先、豚カツが終了。残っていたのは、コロッケとメンチカツ、そしてやおぎも(後述で説明)。人気がある店だから売り切れになるとは聞いていましたが、こんなことになるとは……。読みが甘かった。結局、コロッケとメンチカツ、やおぎもを買いました。
 だけど、この店の雰囲気はまさに昔ながらの肉屋さん。バッドの上に置かれたコロッケとメンチカツ、ひたひたの醤油ベースのタレに漬かったやおぎも、それらがショーケースの奥に並べられている。店内からは、油の良い香り。そして、店主は非常に気さく。これは本当に昔ながらの人の温かみを感じる店ですよ。

       コロッケのせきや002

 これがコロッケとメンチカツ。小さいほうがコロッケである。小判型の小ぶり、おやつに食べてももってこいのサイズである。値段もコロッケ55円とメンチカツ70円と非常に良心的である。

           コロッケのせきや003

 コロッケ。
 ソース無しで美味しいという話を聞いたので、実際にソース無しで食べてみたけど、本当にビックリするほど美味しい。クリームとか使った滑らかなタイプのコロッケではなく、昔ながらの塩と胡椒のシンプルな味付け。そんな懐かしい味でいながらも、しっかりと味付けされて美味い美味い。ジャガイモの味も殺していないし。これは病みつきになる。

           コロッケのせきや004

 メンチカツ。
 こちらもひき肉に玉葱を混ぜたシンプルなものだけど、こちらもソースをかけなくてもビックリするほどの美味しさ。肉汁があふれ出るし、肉の味も玉葱の味もちゃんと伝わってくる。個人的には、ハンバーグのような大きめなメンチカツが好きだけど、こういう小ぶりで食べやすいメンチカツもいいな。

       コロッケのせきや005
           コロッケのせきや006

 やおぎも。
 やおぎもとは牛の肺のことであり、広島県では昔から食べられているホルモンの一つである。広島県では、せんじがらや白肉の天麩羅、ホルモンハンバーグなどといったホルモン料理がかなりあるのだが、やおぎももその一つである。今でこそそこまで食べられていないが、スーパーに行けば売っていることが多い。
 味に関しては、非常に独特な味。基本的な醤油味でしっかりと味付けされているけど、やおぎも自体の触感と風味が独特。非常に柔らかいんだけど、中がレバーみたいな感じ。匂いもこれといったこともなく面白い風味になっている。ホルモン故に好き嫌いは確実に分かれるだろうけど、個人的にはなかなか美味しかった。
 ちなみに10本で230円というビックリするほどの安さ。流石に10本全部を食べるのは流石にきついので、残りの半分はうちの親父にあげました。

 昔ながらの肉屋のコロッケを売っているコロッケのせきや
 噂の店がこんなに美味しいものだったとは。デパ地下とか駅地下も悪くないけど、ここのコロッケはそれに勝るとも劣らずの味だ。また機会があれば、寄ってみたいものだ。

 先が読めないからこそ面白い。

 リアルタイムで読めることに感謝している蔵間マリコです。
 さてさて、木曜日ですので、いつものコーナーを更新しますよ~。可愛い魔女たちとともに悪の組織に立ち向かう週刊ヤングジャンプ連載の岡本倫の純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』の感想を。
 いや~、第2部に入ってからも盛り上がりまくりですねえ。今までとは少し違う日常に、今までとは少し違う非日常、そんな日々が編み物の如く入り乱れる。それでいながらも、第1部に負けず劣らずのインパクトのある展開や一癖も二癖もあるキャラクターたち、次回が気になる引きといったものをしっかりと継承していますからね。萌えとバイオレンスだけではない、見所が非常に多い。それが極黒のブリュンヒルデ、いやたんの作品の魅力だと思います。
 さて、前置きはこれぐらいにして、そろそろ感想へと入らせてもらいます。当然ながら、ネタバレや岡本倫先生の独特の作風、管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。
続きを読む

 極黒のブリュンヒルデノノノノ君は淫らな僕の女王も面白いけど!!

 闇鍋的で刺激的な作風の漫画が大好きな蔵間マリコです。
 さてと、水曜日ですので、例によっていつものコーナーを更新しますよ~。現在、週刊ヤングジャンプで絶賛連載中の純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』の作者、岡本倫のデビュー作『エルフェンリート』を徹底的に語るコーナーを。
 皆様、先週発売した極黒のブリュンヒルデ最新コミックス10巻と岡本倫短編集Flip Flap新装版をGETしましたか~?GETした人は、きっと大満足な内容だったはずです。これから買うという人は、衝撃的な展開の連続を期待するといいかもしれませんよ。
 岡本倫先生の作品をよく知らない?それは勿体無い。岡本倫先生の作品なら、極黒のブリュンヒルデの公式サイトニコニコ静画のエルフェンリートの試し読みなどで読めます。一癖二癖もあるかもしれませんが、これで興味を持ってくれたらいちファンとしては光栄なところです。そうでなくても、心の片隅にでも覚えてくれたらなあと。
 と、ちょっと好きなあまりに広告をしちゃいました。というわけで、そろそろ本題へと入らせてもらいます。当然ながら、岡本倫先生の独特の作風や管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。
続きを読む

 暇があったらちょくちょく書いています。

 ライトノベルを書くことが趣味の一つである蔵間マリコです。
 先日は別の記事を書いたので掲載することが出来ませんでしたが、月曜日に更新することになりました。貧乏高校生の夏目大和と、ネコ耳宇宙人のデュタ、ミミとミューナとの共同生活を描いたオリジナルのSFファンタジーライトノベル『彼女たちの極秘事項(トップシークレット)』を。
 現在、10話目を執筆中ですが、ここしばらく驚くほど調子が良いですねえ。3週間で42ページと比較的進捗状況が良く、調子が悪かった頃に比べると本当にのびのびと書くことが出来て楽しい。それに、この3連休で10ページほど執筆していますし。作品の出来不出来はともかく、こんなに気分良く書けるのは久しぶりかもしれない。この調子を長く維持できるように、上手い具合に肉体的精神的コンディションを維持したいものだ。
 とまあ、絶好調の状態が続くライトノベル執筆ですが、そろそろ本編へと入らせてもらいます。いつも言っていることですけど、内容は自己満足的でかなり残念なものですよ。それでも、読んでくれると非常にありがたいです。出来れば、感想なんかも書いてくれるとなおのこと嬉しいです。
 それでは今回の彼女たちの極秘事項(トップシークレット)をどうぞ。
続きを読む

        岡本倫短編集 FlipFlap新装版

 ファンなら、これも買わないとね!!

 たんの漫画が大好きで大好きでたまらない蔵間マリコです。
 前回は、極黒のブリュンヒルデ最新コミックス10巻の話題と感想を書きましたが、本日は同日に発売された『岡本倫短編集 FlipFlap新装版』(以下、新装版)の話題でもしたいと思います。
 先日、極黒のブリュンヒルデ3冊とともに買った短編集ですが、やはりというべきか極黒のブリュンヒルデほどは置いていなかったですねえ。まあ、アニメになったのは極黒のブリュンヒルデであって、こっちは完全に岡本倫先生のファン向けという意味合いが強いからな。今ほど知名度があったというわけでもないし、本屋も入荷を渋るのも分からなくもない。
 でも、このタイミングで短編集の新装版を発売するというのは非常に粋な計らい。元々の『岡本倫短編集 FlipFlap』(以下、旧版)自体の発行部数がかなり少なかった上に、現在は絶版、中古でも本来の値段以上で取引が行われているレアものですからね。購入しそびれたり、極黒のブリュンヒルデでファンになった人たちにとっても非常にありがたいものかもしれない。集英社と倫たん、グッジョブです!!
 とまあ、たんの作品のファンならぜひともGETしておきたいFlipFlap新装版ですが、今回は旧版との比較を合わせて感想を書かせてもらいます。当然ながら、岡本倫先生の独特の作風や管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。
続きを読む

このページのトップヘ