ヤター、エルフェンリート最終12巻発売だ~!!でも・・・


 


 広島では、漫画の発売日が1日以上遅いのに不満を持つ蔵間マリコです。


 あ~、私も時代の最先端に乗りたいって言うのに、なんでこうも広島は全て全て遅いんだろう。本当なら今日、GANTZ18巻とエルフェンリート最終12巻を買えるはずなのに・・・。その後の、ユカマユナナノゾミ蔵間が気になる。とにかく早く追加エピロローグが読みたい!! 


 


 話は変りまして、今週も昨日言ってたように私的なエルフェンリートの良いセリフを書かせてもらいます。今週は、幼少時代のルーシーのこのセリフから。


 


 


 


 「お前は・・・・・・、一体なにを言ってるんだ?


   友達と思っているからお前だけは殺さないんじゃないか」


 


 


 


 正直ゾッとします、この台詞。何度読んでも。


 でも、私はこの台詞に限っては、アニメ版のほうが好きだ。ルーシーの独特の少し低めの声、ルーシーに殺害されたカナエコウタの父親の死体が妙にリアル(特に、カナエなんか切断面から内臓と背骨が見えて、痙攣しているのだからリアルすぎ。)。ホント、アニメ版はキツイっす。


 この台詞は何ていうか、ただ単に人間嫌いになったからという一言では終わらず、ルーシーと人間との価値観の違いを感じます。普通なら、こんな台詞が出るわけがありません。ルーシーだったらこんな台詞当然かもしれない。孤児院にいたころは、虐められ唯一の親友であった子犬も撲殺され、かと思ったらコウタには裏切られてしまう(と言うより、一方的な思い違いもあるし、コウタにも否があるが。)。


 そしてDNAの声に負け、人類を抹殺することを決意したルーシー。このようにして、酷い目にあい続けたせいでここまで人格が歪んでしまった。


 確かに、ルーシーの生い立ちは不幸かもしれない。しかし、虐められ、裏切られたのを理由にするのはどうかと思う。彼女が、最も強く、もっと弱い存在である所以かもしれない。


 


 だが、一番の被害者は紛れも無くコウタであろう。多少の嘘をつくのは、10歳の少年にとって多少はあることかもしれない。親友を失いたくない、ユカに怒られたくないと言う思いから来たのだろう。そのせいで、カナエコウタの父親が殺されてしまうなんて、親友の裏切りと自責の念に囚われ、記憶喪失になってしまう。それだけでも悲劇であるのに、さらにそれから8年後、お互い記憶を失った状態で出会ったことがエルフェンリートと言う物語の悲劇に拍車をかけたのだろう。


 


 エルフェンリートの魅力の一つでもある、ゾッとする展開。恐らく、この場面は代表的な場面の一つと私は思う。アニメ版は、夜見ると寝れないかも。