脚本家、やる気があるのか!?


 


 最近のドラマ事情に一言喝を入れたい蔵間マリコです。


 なんていうか、最近のドラマの傾向はやたらと漫画が原作の作品が多いような気がする。3ヶ月前ぐらいは喰いタンN,sあおいとか、小早川伸樹の恋、で今現在は医龍とか、弁護士くずとかみたいなのが放送されているが、揃いも揃って面白くない(原作含め。)。一部例外もあるが(夜王とか、クロサギあたり。)、それはあくまでも原作自体が面白いのであって、原作には遠く及ばない。


 昔から、漫画をドラマ化することは往々にあったが、ここのところ割合的に多すぎるような気がする。では、なぜ最近漫画をドラマ化する傾向が強いのだろうか?自分なりに考えてみた。


 


 恐らくはこういうことだろう。


 近年ドラマ離れが激しく、視聴率があまり取れない。だから、脚本家も捨て身的な脚本を書くことが出来ない。書いたとしても、視聴率が取れなければお払い箱だからだ。そこで、脚本家も考える。「漫画をドラマ化すればいいんだ!!」と。そうすることによって、原作を読んでいる人は確実にドラマを見るだろうし、読んでない人はTVでそれが話題になりと、漫画と同時進行で買う。おかげで漫画家の懐が潤うし、脚本家は安定した視聴率を取ってくれるので、会社側もその脚本家を重用する。


 


 まあ、こんな感じだと私は思う。


 しかし、これで真に面白いドラマが作れるのだろうか?否、作れるわけがない。そもそもドラマが原作以上の面白さになったことがないという前例が枚挙にあるじゃないか。結局は脚本家の身の保身だけを考えているだけじゃないか。真に面白いドラマなら、もうちょっと勝負に出ないと。無い知恵絞ってゼロから作ったほうが面白いと思う。そうじゃないと、ドラマ離れがますます酷くなると思う。


 自分もここんところ、凄く面白かったって言うドラマを見たことが無く、数年前の『牡丹と薔薇』が今の所一番面白かったドラマだろう。ドラマとしては型破りな過激さがなんとも言えない面白さが・・・。


 


 このブログの読者は最近の漫画が原作のドラマをどう思っているのだろうか。


 できれば、意見を書いて欲しい。