スラムダンクではありません。


 


 前回に引き続き、借りた漫画のレビューをする蔵間マリコです。


 今回は、独特の絵と例えとギャンブルで有名な漫画家、福本伸行の麻雀漫画『アカギ 闇に降り立った天才』(以下、アカギ。)のレビューをします。1巻から3巻までしか借りてないけど(17巻ぐらいあるのに。)。


 自分は、福本伸行の漫画って言ったらカイジのシリーズが一番面白いと思っているんですけど、世間だとアカギのほうが人気があるらしく(マガジンの終わりらへんのコラムにネタで使われていたぐらい。)、アニメなんかは確か、深夜アニメの視聴率を更新するぐらい(だっけ?)人気があったようです。自分も、その面白さを一度確認するためにアカギを借りました。


 


 まあ、どのような漫画かというと、


 


 昭和33年。


 借金を300万(現在で言うと3000万に当たる。)ほどしてしまった男・南郷が賭け麻雀で借金返済することになったが、上手くいくはずが無く、負け続けていた。そこへ、一人の少年・アカギがその南郷のいる麻雀店に入ってくる。アカギは雨宿りをしているだけと言っているが、そこへ刑事・安岡が入ってくる。安岡は、そのアカギがチキンランの生き残りだという。南郷は、アカギの神経を買って、代打ちを任せるのだが・・・


 


 大雑把に説明するとこんな感じ。


 


 で、実際読んでみての感想は、面白いんだけど1巻だけでおなかイッパイ。


 レビュー書いててもかなりダルイ。


 確かにアカギは面白いし、麻雀のヒントにもなるんだけど、カイジだけで十分楽しめるって感じ。だって、カイジの方が面白いんだもん。特に、賭博破戒録カイジのピンゾロしか出ないダイスとか、人食いパチンコの無理矢理外れの穴を埋めさせたあと、クルーンをパチンコ球を一杯に埋めさせてアタリの穴に入れるところなんかが。アレは、腹を抱えたな。


 それはともかくカイジは、結構ゲラゲラ笑いながら読める漫画だが、アカギは対照的にシリアス志向になっている。主人公である、カイジアカギの性格まで対照的なところが特徴的である。カイジは、ニートで自堕落でギャンブル好き。その上、行き当たりばったり。そのためか、逆境が多い。だが、生に貪欲なところが特徴的である。


 それに対して、アカギは相当計算高い。上でも書いていた普通なら勝てないはずのチキンランを勝つためにあえてブレーキを踏まずに突っ込む。全ては計算ずくで動いてるところが凄い。さらに、自分の保身を考えていないところまで対照的である。


 


 カイジアカギ。対照的だがギャンブルの駆け引き的な面白さがあって読者を楽しませる。


 でも、もう福本伸行はおなかイッパイです。次は多分借りないかも。


 ちょっとレビューも苦しいしな。


 


 アカギ 闇に降り立った天才の評価


 


 満足度 ☆☆☆☆


 ギャンブル度 ☆☆☆☆


 アカギの計算高さ ☆☆☆☆☆