DearS借りるより、ラーゼフォン借りればよかった。


 


 借りた漫画のアニメをすぐ借りたりするって、かなりのミーハーだと思う蔵間マリコです。


 この間、TUSTAYAでいつもどおりラーゼフォンを借りようと思ったんですけど、何か新入荷(とは言っても、新作ばかりじゃないが。ちなみに今月は、装甲戦記ドラグナーとか願いティーチャーとかが入荷されていた。)のコーナーにDearSが入荷されてました。あんまりにも突然でしたから、どっちを借りようかと悩んだ。で、結局借りたのは、DearS。両方借りるって言うっても手もあったんだけど、アニメを見る時間はあんまり無いからいつも1本しか借りないことにしてます。で、DearSを借りたんですがなんていうかしばらくの間は見る気がしなったんですよ。なんていうか、あまりに唐突すぎたからかな?んなわけで、昨日まで見ませんでした。


 


 そして昨日、DearSを見ました。


 「ローゼンメイデンよりかは面白いだろ。」と思いつつ、OPを見てたんですけど、スタッフの中に『脚本:吉岡たかお』と『製作会社:ジェンコ』の文字が。この文字を見た途端、嫌な予感がしました。というのは、過去に見たアニメ『エルフェンリート』の監督が吉岡たかで、製作会社がジェンコだったからです。その時は、やたらと露出が激しい上(原作以上に。原作ぐらいが丁度良かった。)に、趣旨が原作と少しずれていたところがホント最悪でした。ジェンコジェンコで、やたらと風景を流したり、商業的な意図が感じられるようなことばっかり。そのくせ、作画がボロボロ。これでよくアニメに出来るなと思えるぐらいでした。


 


 そんなことを思いつつDearSを見ましたが、感想は「一話打ち切り」。


 はっきり言って最悪。アニメ版ローゼンメイデンに比べてもクオリティが低すぎるんですけど。


 まず、上でも語っているように無意味に露出描写がありすぎ。原作もかなりあるが、原作以上に露出描写が多すぎです。レンはもちろんのこと、蜜香先生に至っては本来の4割り増しぐらい。不自然なキャラクターをもっと不自然にするなよ。さらに、幾原のクラスの習字には卑猥な文字が・・・。だから、メジャーなアニメ会社になれないような気がする。


 それと、やたらと風景が多い過ぎるのも気になる。吉岡たかおは、日常生活を強調する脚本家といわれてるが、単にこれは経費削減のためだろ!?実際、風景(しかも、スクロールしない場面多し。)より登場人物がたくさん出ている場面は時間と金がかかるといわれてる。だから登場人物の代わりに風景を入れて話させたりして、その手間を省くのという魂胆が見え見えで腹が立つ。面白いアニメは大抵、登場人物がちゃんと描かれていることが多いからな。


 あと、やっぱり作画がボロボロであることは相変わらず。メインの登場人物以外の一般人とかの作画が酷い。パン屋で飛び交うパンの勢いが死んでいる。唯、単に原作に似せて書いたような気がしてたまらん。


 他にも、アニメ以外のことだが特典映像でやたらとジェンコ特有の商業的な意図が感じられた。オマケにラジオ放送があるだが、そこでやたらとDearSの関連賞品を強調しすぎ。本来、ラジオで放送すべきことはどういうアニメなのか、登場人物、スタッフなどを解説するのだが、半分は上で語っている関連賞品の説明ばっか。見ていて不愉快だった。


 


 唯一の長所は、これもジェンコ特有のやたらと有名な声優ばっかを使っていることかな?


 ヒロインのレンには、『これが私の御主人様』の沢渡みつき役をした清水愛ミゥは『ひぐらしのなく頃に』の竜宮レナ役の中原麻衣幾原の親友の及彦には『機動武闘伝Gガンダム』のサイ・サイシー役(古いな。)の山口勝平キィ役には『SEED DESTNIY』のスティング・オークレーや『BLOOD+』のヴァン・アルジャーノ役の諏訪部順一とか妙に豪華なんですけど。エルフェンリートのときも、小林早苗にゅうおよびルーシー)や能登麻美子ユカ)や松岡由貴ナナ)、中田譲二坂東)、川上とも子マリコ)など他のアニメに比べても声優にお金をかけていたしね。


 お金かけるところ間違ってんじゃないか?


 


 まあ、どっちにしろアニメ版DearSはあんまりだった。


 7話目で投げ出したアニメ版ローゼンメイデンより酷かったし。一話目で打ち切り決定だな。


 流石、原作を駄作を変える会社、ジェンコだな。


 来週からは、再びラーゼフォンが始まります。お楽しみにしてください(笑)!!


 


 アニメ版DearSの評価


 


 満足度 ☆


 ラブコメ度 ☆☆☆


 忠実度 ☆☆☆☆