今週、ヤンジャンが合併号だから、来週は暇そうだ…。


 


 合併号は最大の敵だと思う蔵間マリコです。


 はあ…、どうして、この世の中、雑誌には合併号という物が存在するのやら。そりゃあ、出版社休みを取らないといけないというのは、頭の中では分かるんですけどねえ。でも、ファンとしてはヤンジャンを毎週読みたいんですよ。話も最終盤に差し向かっているGANTZ(隔週だけどね。)に、先月から毒舌な薔薇乙女が戻ってきたローゼンメイデン(月一連載だけどね。)、先週から連載が再開されたLIAR GAME(不定期連載だけどね。)など…。もちろん、このブログで応援しているノノノノもね。


 しかし、ゴールデンウィークあたりの合併号はまだマシな方。お盆休みとか年末の合併号は、まさに悶絶もの。仕事も無く、家でゴロゴロ暇を潰す時期に、新しい刺激が無いから精神的に参っちゃうよ。別に合併号を無くさなくてもいいと思うが、せめて合併号の時期をずらすか、合併号の数を減らして欲しいもんだ。それだけ、こっちは応援しているんだからさ。


 まあ、来週の木曜日は憂鬱な日になりそうですけど、さて今週のノノノノはどうなった事やら…。


 


 第71話『ジャンプと風


 


 スキージャンプ大会会場より、少し離れたスキー場のゲレンデ。そこにスキー板もはかず、リフトに向かってゲレンデを横切っている二人組がいた。与田と村松だ。村松は、あまりに場違いな様子にぶつぶつ文句を吐くが、与田はそうとは思わない。


 リフトに乗り継ぎ、息を切らしながら二人は会場に到着。その時、すでに一本目のジャンプが始まっていた。与田は、村松に取材の準備のため受付を済ませと命令する。めんどくさがる村松。そんな二人を横目に選手が着地。青鹿高校のエース、寺之内だ。記録は、96mと本人も満足の模様。与田も、それに納得の様子である。


 その与田の前に、一人の見慣れた後姿が。興梠みかげである。どうやら、お忍びで悠太を応援に来たようだ。みかげは自分のイメージ像とは柄に合わない姿を見られてしまい、みかげは赤面する。


 与田は、その話題もいったん打ち切り、次に飛ぶ選手を注目する。奥信高校の新宮だ。去年の腎臓破裂を起こすほどの大怪我をした。そして、復帰した夏の大会では恐怖で距離が出せなかった。しかし、今はその恐怖もかなり緩和されたようだ。深呼吸し、冷静になり、タイミングを合わせてジャンプ。その新宮のジャンプに一同注目。かなりいい風を貰い、距離をぐんぐん伸ばす。そして、テレマークを見事に決め、着地。その新宮の記録は、寺之内よりも2m上の98メートルであった。その様に、悠太は驚きを隠せず、暁は沈黙する。彼も、悠太や皇帝と同じようにインターハイを目指しているという意気込みが現われていたのであった。


 


 さて、期待の選手2名のジャンプも終わり、真打の皇帝が登場。


 だが、何やら状況が悪いようだ。悪い状況、それは風の向きである。スキージャンプのジャンプは、凧と同じ原理で空に飛ぶ。向かい風なら飛距離は伸びるが、追い風ならすぐに落ちる。その影響力は、ジャンプの要素の50%を占めるほどだ。だからこそ、ジャンプする直前まで祈り、大逆転できるようにと願う。そこが、スキージャンプの魅力だ。そのため、皆は負けたとしても風のせいなどにしない覚悟はしている。なら、風が悪い時はどうするのか。そういう時は、時間制限一杯に待たなければならない。皇帝は、まさにその状況だ。


 しかし、皆の予想は違った。皇帝は、その追い風で、ジャンプに出たのだ。彼の意味不明な行動に理解できない一同。だが、皇帝のジャンプは凄まじい勢いで加速し、飛ぶ。寧ろ、着地が安全かどうか分からないほどだ。その危険性もなんのその、皇帝は見事にテレマークを決め、着地をする。パワーだけでのジャンプ。その結果は、新宮や寺之内をも凌駕する110mである。


 


 新宮は、皇帝に駆け寄り、質問をする。何故、先生の指示を待たずして、飛んだのか。


 皇帝は、気迫に満ち表情で語る。


 


 「お前らと一緒にすんな。おれには風なんか関係ねぇんだよ!!」


 


 今週は、ジャンプがメインだったから、何か物足りないような気がした。どうも、スキージャンプのパートになると話が短く感じてしまうなあ。しかし、それでも十分に楽しめる要素はあったけど。


 まず、それぞれのジャンプについて。新宮と寺之内は、作中の今までの登場人物のジャンプの飛距離を見ても、妥当とはいえば妥当だな。寺之内の結果が、前回は98mだからね。だが、皇帝は格が違いすぎる。110mって、一体何なの!?K点が90mで、設計上の限界が100mだというのに、それすら越えるって…。昔から使って板(それで、前回は100m。1回目のジャンプのトップ。)から、ちゃんと身長に合った板を使うと、ここまで伸びるとは…。自ら皇帝と名乗るに相応しい実力である。それと、一方的な彼女補正。


 そして、ラストのコマの尻屋の皇帝の風格に満ちていてカッコいい。「お前らと一緒にすんな。」の台詞の流れから、あの表情。ノノノノの作中でも1,2を争うだろう(代わりに、日常が非常に変態がかっているけど。)。もし、あれを前の皇帝のまんまアフロだったら、締まりがないだろうなあ…。それはそれで、面白そうだけど。


 それと、与田がスキージャンプの原理を解説している場面があるけど、あの簡単な図があったのは、良かったと思う。今まで、作中ではジャンプの用語とかルーリングは、言葉で書いてある事があったけど、こういう分かりやすい図解はなかったからね。自分としては、こっちの方が良いな。それか、単行本の巻末にでも、詳しく分かりやすく解説を書いて欲しいよ。


 


 さて、次回のノノノノは悠太のジャンプの番。


 しかし、その前に来週は休みだからなあ…。ヤンジャンが無い週は、辛すぎる…。


 


 ノノノノ71話目の評価


 


 満足度 ☆☆☆


 スポーツ度 ☆☆☆☆


 カッコよさ ☆☆☆☆☆