俺も、つくづく鍵好きだな…。


 


 最近、一般のゲームよりもギャルゲーを勝っている割合が高くなっている蔵間マリコです。


 昨日の夕方、地元の大型複合書店で中古のゲームを買いに行った。もちろん目的は、ギャルゲーの購入だ。ここの所、いや去年あたりから1ヶ月に1回ぐらいの割合で買っているからねえ。もはや、一種の習慣に近いな。そろそろ、このブログもギャルゲーはギャルゲーのカテゴリーを作った方いいかも。とは言え、そんなカテゴリーを作ったとしたら、知らない人がこのブログを見て、ドン引きしないだろうか?まあ、他の記事見ても、そういう人間だと分かるような発言もチラホラあるから、そこまで気にする事でもないか。


 で、さて今回買ったギャルゲーは泣きゲーで有名なメーカー、Keyの第4作『planetarian ~ちいさなほしのゆめ~』(以下、プラネタリアン。)っす。いや~、Keyのゲームはかなり好きなメーカーですねえ。過去にも、KanonAIRCLANNAD智代アフターとKeyのギャルゲーをレビューしている。今までプレイしたギャルゲー10作の半分近くがKeyですし(LeafKeyという葉鍵の括りにすると、半分の5作)。それに、アニメも、京アニ版・フジTV版・劇場版も保管している。だから、Keyの信者としては、このゲームを体験しておかないと。という訳で、寝る前にプラネタリアンをちょろっとプレイしました。


 


 





















 


 


 とりあえず、この物語がどんなのか自分の言葉で書かせてもらうと、


 「30年前の大戦で荒廃した世界。大戦で細菌攻撃を受けて、未だに自立型の戦闘兵器を彷徨する封印都市に、一人の屑屋の男が金目の物目当てに入る。その封印都市のデパートの中で、一人のプラネタリウム解説員『ほしのゆめみ』と出会う。彼女は、30年間、訪れる客を待ち続けた壊れかけのロボットだった。屑屋は、彼女の言われるままプラネタリウムを鑑賞しようとするのだが、投影機は動かない。そこで、屑屋は投影機の修理をする事になるのだが…。


 という感じであろう。うわ~、何か文章の構成力が無い事が丸わかりな長さ。1000回以上、記事を書いているのに全然良くならねえ。書くこと自体は好きなんだけどね、少しは良くなって欲しいもんだ。


 さて、そのプラネタリアンをプレイしての感想だが、今までプレイしたKeyの作品の中でも、色々と試みが詰まった作品だと感じられた。元々はネットのダウンロード販売という特殊な販売方法やKeyの作品内で初の樋上いたる以外のイラストレーター(こつえー)の採用もそうだが、特にゲームのスタイル。このゲーム、いやこの作品は、一切の選択肢という物が無く、一般的なライトノベルに音楽と映像を加えたという形を取っている。だから、基本的にゲーム性というものはない。その代わり、シナリオを楽しむという風になっている。


 そのシナリオというと、自分としては結構面白いと思う。従来のKeyの作品みたいに現代を舞台としたファンタジーではなく、SFである事が結構新鮮味を感じさせてくれるし、作品の所々に出てくる用語が、この作品の世界観を想像させてくれる。それに、ゆめみと屑屋のやり取りなんかも結構好きだ。なんか、AIRの国崎住人と神尾観鈴の会話っぽいところ(まあ、同じシナリオライターだが。)と壊れかけのロボットの特徴を出すためのとんちんかんな返答が味を出している。ただ、この作品は短編である故か、構成の関係上というか、なんか先が読みやすい。同じシナリオライターのKeyの作品に比べて、これから先の展開と結末が目に見えちゃう。う~ん、自分としては練り込まれたシナリオかもうちょっと制限を緩くして、話の幅を広くした方が良かったと思うぞ。


 


 





















 


 


 だが、やはりKey。悪い点があるとはいえ、シナリオの出来は高いし、BGMも相変わらずの高水準。Keyが好きな人だったら、ぜひ押さえておきたい作品であろう。別にKeyのファンじゃなくても、ライトノベル数冊を買ったと考えれば、損はしないはず。ただ、他の作品に比べて、流通数が少ないから、探すのが少し大変かも。


 しかし、このゲームをプレイして思ったのだが、近頃、まともに夜空を眺めるという事がめっきり無くなってしまった。仕事帰りとかでも、遊んだ後は急いで帰るから、そんな事考えたことないしな。たまには、ゆっくり夜空を見ながら帰ろうかな?


 


 


 planetarian ~ちいさなほしのゆめ~の評価

 

 満足度 ☆☆☆☆

 SF度 ☆☆☆☆

 ギャルゲー度 ☆☆☆☆