結構長く続いているなあ…。


 


 これからも倫たんには頑張ってほしい蔵間マリコです。


 ついにノノノノも108話目に到達。あのエルフェンリートの全107話(番外編を含めると、全111話になるが。)の記録を突破しました。いや~、ここまでノノノノが長く続くとは思いませんでしたよ。エルフェンリートという非常に個性の強い作品を世に送り出して、それで才能を使い果たしたという不安もありましたし、スキージャンプ漫画という未開拓に近いジャンルという不安もありました。


 だけど、いざ箱を開いてみれば、とても面白いではないか。前作エルフェンリートに勝るとも劣らずの独創的なストーリーに、ア○ルショップ先輩をはじめとする一癖も二癖もある個性的なキャラたち、そして、涙無しに語れない感動の展開。個人的には、ノノノノエルフェンリートと同じかそれ以上の名作だと感じました。


 現在、エルフェンリート同様、ノノノノは知る人知るぞの名作といった微妙なポジションを保っていますが、これから先、もっと面白い展開を繰り広げることを期待してます!!目指せ、アニメ化!!目指せ、このまんががすごい一位!!


 さて、そんな漫画を影ながら応援してる私ですが、今週もストーリーと感想を書きます。CURURU最後のノノノノネタですが、それなりに期待してください!!


 


 第108話『うるさいよ


 


 守門高校、月山商業、奥信高校とジャンプが終わり、遠野実業の番が回ってきた。


 遠野実業の一番手、大塚桜はジャンプ台の上で士気高揚としていた。前日の伊東の勇気付けの言葉。あれのおかげで、IH優勝すら狙えそうな気になってきた。だから、その期待に応えないと。


 大塚は、大声をあげジャンプ台から出、飛び放つ。その気合のこもったジャンプは、距離をぐんぐん伸ばす。そして、着地した時には84mという高記録を叩き出したのだ。喜びを分かち合う遠野実業のメンバーたち。伊東も、無言で真面目な表情ながらも喜ぶのであった。


 だが、喜びに満ちた高校もあれば、悔やまれる高校もある。最優勝候補の雪野高校である。


 一番手のトリである笹宮宙(ささみや おおぞら)は、降りしきる雪でジャンプ台のコンディションを確認するが、お世辞にも良いとは言えない。しかし、シグナルが点灯した。最悪の状態で飛ばなければならない。仕方なく笹宮は、スタートに出る。


 記録、89,5m。ジャンプのアプローチ時、雪に足をとられたことが最大の原因のようだ。ジャンプ台の状態が悪いままでのスタート、それは笹宮にとって不幸であっただろう。それ以上に、笹宮には気がかりなものが一つあったが。守門高校の選手だ。今まで大記録を叩き出した事が無い選手が、いきなり94mなんて数字を出すのだから。


 


 一巡目のジャンプも終わり、途中結果が出た。


 1位守門高校、2位雪野高校、3位月山商業、4位遠野実業。最優勝候補である雪野高校が、守門高校に越されるという予想外な結果となった。一方の奥信高校は、9位と低迷。このまま行けば、二巡目のジャンプに持ち越すことすら出来ない状態に陥る。即ち、優勝の夢は消えてしまうのだ。


 そんな中、二巡目のジャンプも始まり、野々宮悠太の番が回ってきた。ここで、110m以上の記録を叩かなければ、岸谷のミスのフォローが出来ない。それに、これは最低限のノルマだ。与田やみかげ、佐藤といった応援者達の中、悠太は何時でもスタートできるように準備をする。


 しかし、シグナルは突然に赤となる。ジャンプの一旦中止だ。雪の降り具合が酷くなったからか、審判が判断したのだろう。バーから離れ、ゲートの横で待機する悠太。


 だが、そこで信じられない光景が。ジャンプ台のアプローチのコンディションが劣悪にも関わらず、再開のシグナルが出たのだ。訳の分からない審判の判断に、怒りをあらわにする御坊。それもそうであろう。選手たちが滑り降りるレーンが雪の積もったまま飛べば、飛距離が伸びるわけが無い。普通なら、テストジャンパーを使って、轍を固めるのが一般的である。それを無理矢理スタート。常識的に有り得ない。


 運が無いと同情する笹宮だが、皇帝や守門高校の選手たちは違和感を感じていた。何故、強豪高校が飛ぶ時だけ、明らかに風や雪が悪くなるのか。その上で、飛ばなければいけないのか。


 


 その答えは、ジャッジタワーの競技委員長の難波が握っていた。


 ジャンプ台の上でテストジャンパーを飛ばす指示を仰ぐスタッフだが、それを頑なに拒んでいた。何故なら、彼は買収されていたからである。守門高校のコーチ、下里に。


 風雪という悪条件化の上に、審判の不正行為。果たして、悠太はこの逆境を乗り越えることが出来るであろうか!?


 


 「流石、下里コーチ。下里、汚い。」、まさにそんな週でしたね。ホント、これでスポコン漫画なのか不思議です。これぞ、倫たんクオリティ。


 さて、一巡目のジャンプが終わったIHですけど、何やら妙な結果になりましたねえ。アホ毛の笹宮(下の名前が宙と書いておおぞらと読むとは…。)が数話前に言っていた台詞を聞く限り、守門高校が1位になるとは大体想像がついていましたが、雪野高校がここまで苦戦するとは…。2位とはいえ、何か雲行きがよろしくない。もしかしたら、一巡目のジャンプで雪野高校が脱落するのでは?悠太の発言が、メンタル面であまり強く無さそうな真岡に悪影響するという可能性もあるし、二回目のジャンプでも妨害行為をするのは確実だろうし。倫たんの事だから、考えられなくも無い。


 それに対照的に、遠野実業は希望に満ち溢れていますねえ。脇役の大塚くんの気合の入った台詞に、ますます士気が上がるメンバー。訳ありなチームが多いノノノノの中で、一番健全なチーム(スキー馬鹿が一人がいるが。)のせいか、本当に優勝するんじゃないかとこっちまで思ってしまう。ノノには悪いけど、個人的には遠野実業が優勝して欲しいっす。


 そして、二巡目が始まり、悠太の番が回ってきましたが、キガクルッテイルトシカイエナイ。素人の自分が見ても、明らかにおかしいですよ、あの状況。わざわざ中断させてから、いきなり飛ばしたら飛べないに決まっているじゃないか。雪という障害物が、スキー板を加速させないのだから。


 しかし、98話目で下里コーチが今日以上の不正行為をすると独白していたが、ここまで汚い手段を取るとは…。ドーピングと審判の買収行為。他にもまだ何かしてそうだ。スポコン漫画において、ここまで卑怯なやつは見たこと無いですよ。反則行為という意味合いでは、火野以上に酷い(人としては、火野のほうが遥かに酷いが。)。倫たんの漫画には、まともな大人はいないのか?


 


 さて、ますます大ピンチに追い立たされた奥信高校。


 悠太は、このピンチを脱し、奥信高校を優勢へと持ち込むことが出来るだろうか!?


 次回は、FC2ブログで!!


 


 ノノノノ108話の評価


 


 満足度 ☆☆☆☆


 スポーツ度 ☆☆☆☆


 逆境度 ☆☆☆☆