ますます下に…。

 アニメ化どころか、連載も危うい気がする蔵間マリコです。
 はぁ~っ…、ついにここまで落ちてしまったか…。岡本倫のスキージャンプ漫画『ノノノノ』の掲載順番が下から2番目(ただし、島流しされたカイチュー!はカウントに入れず。)に。いや~、この事実はマジで厳しいですわ。どう見ても、ヤンジャンの中でも上位に入る面白さの漫画(まあ、確実に人を選ぶ内容だが。)だと思っていたが…。ホント、ショックですわ。
 じゃあ、やっぱりアレもデマだったんだろうなあ…。ノノノノのアニメ化の情報も。そもそも情報ソースすら出てなく、かなり信憑性が怪しいものだったけど、淡い期待を抱いていたんですよ。でも、こんな状態だったら、アニメ化はデマかもしれない。なんだか、気分が重たくなってきた…。
 まあ、これ以上はこの話題に触れるの止めよう。話し続けても、キリが無いんで。という事で、気分を切り替えて、毎週恒例のノノノノのストーリーと感想でも書きますわ。IH終盤、優勝争いをする4校の行方はどうなったのやら…。

 第127話『行くぜ!スーパー女の子!

 「久保君、がんばってね。」
 遠野実業のマネージャー、綾は久保に期待の言葉をかけた。その言葉にグッと来た久保は、ある話を持ち出す。マネージャーは、伊東と付き合ってるのか。綾は、動揺し、赤面し、少しの沈黙の後に返答した。まだ付き合っていないと。
 それを聞いて、踏ん切りがついたのか、久保は今まで言えなかった事を吐露。自分のジャンプで、遠野実業を優勝に導く。だから付き合ってください。
 自分のために、ここまで言ってくれるなんて必死になってくれるなんて…。綾は、少し涙ぐみながらも「久保くんの大ジャンプ…、待ってるよん!!」と返答する。告白ともいえるような衝撃的な発言。久保は、口元が引きつるほどに歓喜するのであった。
 ただし、当の綾自身は、『優勝したら付き合ってくれ』という意味でなく、『優勝して伊東と付き合えるようにする』と誤変換しているようだが。

 気分揚々な久保は、スタートを前に、ただ一つの事を胸にしていた。自分の大ジャンプで、マネージャーと付き合えるようにする、そして何れは結婚する。
 そんな膨れ上がった期待を推進剤として、久保はゲートから飛び出した。1本目の成績から考えれば、精々K点手前が限界の選手。だが、そんな与田の推測など今の彼には意味が無かった。
 空で、赤面級とも言えるほどの告白の雄叫びを上げながら距離を稼ぐ久保。そのジャンプは、K点をも通過するほどだ。そして、見事にテレマークを決めて着地。結果は、97m。5段ゲートを下げた状態で、10mもの記録更新である。喜びにに包まれる遠野実業。
 これでこれで、やっと念願のマネージャーのハートをゲット!!ガッツポーズを取った久保は、ジャンプの結果を早急にマネージャーの綾に報告。すると、綾は涙して喜び言った。もしかしたら、「健ちゃんと付き合えるかもしれない…。」と。
 口をカタカナのロの字にして、顔面汗だくのまま愕然とする久保。自分の言っていた事が、そのように受け取られていたなんて…。一方的な片思いだった事を知り、久保はショック。
 だが、彼女の涙は本物であった。久保が、自分のために一生懸命頑張っていた事に。彼は、一旦切り替え、簡単な質問を。伊東と付き合えることが、彼女にとっての幸せなのか?綾は、「うん」と返答。最後に彼は忠告する。マネージャーを幸せにしたのは、自分自身である事を忘れないでと。
 人知れず、涙ぐむ久保。彼の恋、破れる…。

 遠野実業の久保の番も終わり、月山商業の鷺坂の出番が回ってきた。
 彼は、ゲートの上で悠太に述べる。自分は、あんただけには負けたくない。それは、悠太も同じことである。そっけなく返答する悠太。そんな二人の静かな口論に、真岡が割って入る。彼を含めて、月山商業の選手はロクに着地の出来ない素人丸出しの集団だと。
 興奮気味に真岡に言い返した鷺坂は、悠太に勝つことだけを考えてスタートした。スーパー女の子である自分が、本物の女の子に負けるはずがない。体力的な差だけでなく、女の子としての魅力も。
 そんな彼の執念は、実を結んだ。1回目同様かそれ以上に華麗なフォームで飛ぶ鷺坂。まるで、白鷺の如く。その白鷺とも見える彼のジャンプは、着地も見事に決めた。飛距離は、101m。おっぱい丸出しで帰宅の懸かった彼の意地の一打は、誰もが驚きである。
 ジャンプ台の下で、鷺坂は叫ぶ。ここまで来れるのなら来てみなさい。その言葉には、ここまで届かないという自信が強く含まれていた。ジャンプのタイミングはぴったり、風にも恵まれた。このままでは、悠太の上半身裸で帰宅が決定してしまう。それどころか、夢を叶える事すら断たれてしまう。
 だが、悠太は違っていた。目指している場所は、鷺坂との賭けの勝利ではない。大会の優勝、そしてオリンピック代表抜擢。その悠太は心気を語るのだが、真岡はHSを飛んでも足りないと冷静に述べる。だからこそ、悠太は狙うのだ、この大会の最長不倒賞を。
 それを聞いてか、真岡は呆れ気味に返答する。121,5mという超人的な記録を叩き出した尻屋の記録を2段ゲートを下げた状態で出そうとするのか?風が良かったとしても、皇帝と同記録が関の山であろう。それに、それ以上の記録を出そうとすれば、殆ど平らな面で着地する事になる。そうなれば、選手生命終了だ。
 しかし、悠太は譲らなかった。そのリスクがある事だってわかっている。でも、次のオリンピックに出るにはこのジャンプに賭けるしかないんだ。オリンピックに出れないぐらいなら、ここで事故ってしまっても構わない。
 極限状態に追い詰められた悠太の言葉。その宣言に、真岡はある事を言う。死ぬ気で飛んでもダメな時はダメ、かといってその限界点を越えたとすれば死は免れない。皇帝の記録を超して飛ぶ人間など一人としていないだろう。
 「いや…、この状況でも最長不倒を狙える選手がひとりいる。お前の妹、野々宮ノノだけだ。」、真岡の思いがけない後押し。意外な表情をする悠太。
 果たして、悠太は命を賭して、最長不倒記録を出す事ができるだろうか!?

 今週は、サブタイトルとは違って、遠野実業の久保の恋物語、そして奥信高校の悠太と雪野高校の真岡のやり取りがメインでした。ちょっとサブタイトルとは噛みあっていなかったものの、全体的には比較的面白い回だった。
 まず、遠野実業の久保君だが、これは本当に残酷としか言えない。1回目のジャンプの時のあまりにも恥ずかしい告白は、綾ではなくチームメイトの大塚が労いの言葉をかけられて見事にスルー。そして、今回の綾との約束と2回目のジャンプ中での目を覆いたくなるほどの赤面級の告白も、無惨にも勘違いされてしまい玉砕。特に、振られているページの久保の台詞の「伊東と付き合えたら、マネージャーは幸せなんですね?」とその時の表情は、哀れとしか…。間の取り方も上手かったから、尚更そのように見えたのかもしれない。でも、別に綾も悪気があっていたわけでもないし、久保の大ジャンプの事に関しては、純粋に喜んでいたからなあ…。恋愛とは、かくも残酷な物ですよ。
 だけど、相変わらずノノノノの煽りの文がぶっ飛んでいること。『遠野実業限定。爽やかな純愛、絶賛進行中!』って…。確かに奥信は複雑すぎる三角関係だし、月山商業は男の娘にぞっこんな人がいるし、雪野高校のキャットレイ○ーはアホ毛な彼女よりも猫が大好きだけどさあ…。思わず笑ってしまうじゃないか。
 そして、悠太と真岡のやり取り。やっぱりと言うべきだろうか、ノノはノノらしく、真岡は真岡らしい発言でしたねえ。ノノはあくまでも最長不倒賞を獲って、オリンピックへの進出。一方の真岡は、あくまでも鷺坂との賭けに関して拘っている。上を目指す者の発言と過去に捕らわれた人間との差を感じる台詞であった。
 でも、その過去に拘っているからこそ、「お前の妹、野々宮ノノだけだ。」と台詞が出たのかもしれない。真岡本人が悠太がそのノノ自身である事に気付いているかどうかは分からないが、悠太に最長不倒記録を出して欲しいという願いがあったのあろう。過去に捕らわれている自分は、ここからどう頑張っても限界(当時のノノのフォームを今でも使っていたので。)だ、だから自分の分まで頑張ってくれみたいな。素直ではないといえ、これは勇気付けられる。

 クライマックスが近付きつつあるIH。
 さて、悠太は真岡の注文通りの結果を残す事が出来るだろうか?こんな終わり方をしたのだから、来週のノノノノの内容が気になって気になってたまりせん!!今夜も眠れない。

 ノノノノ127話の評価

 満足度 ☆☆☆☆
 スポーツ度 ☆☆☆☆
 恋愛度 ☆☆☆☆☆


        ノノノノ127話