キャロ・ル・ルシエ

 大きくなりすぎ…。

 毎週毎週テーマに悩む蔵間マリコです。
 さて、今週も始まりました。土曜日恒例の何回描いても何回描いても上手くならないイラストのコーナー。今回は、燃え系魔法少女バトルアニメ『魔法少女リリカルなのは』シリーズの第三期にあたる『魔法少女リリカルなのはStrikerS』の機動六課の幼き竜召喚士の『キャロ・ル・ルシエ』とキャロの使役竜である『フリードリヒ』のコスチュームアレンジイラスト(フリードリヒは、デザインそのもののテコ入れだが。)を描きました。
 キャロ・ル・ルシエ。自分は、このキャラのイメージは、周りの環境のせいか第2の高町なのはみたいな印象を受けている。強すぎる力を持つあまり、部族を追い出されたという暗い過去を持つものの、仲間の事を第一にするという所は全く同じだし、ある意味相方のエリオ・モンディアルフェイト・テスタロッサクロノ・ハラオウンのポジションを担っているから、そう見えたのかもしれない。
 そんな彼女のハイライトといえば、物語終盤のルーテシア・アルピーノとの対決。スカリエッティに母を人質に捕られ悪事に加担していたルーテシアだが、キャロエリオの説得によって、絆されかける。しかし、そこでクアットロの介入によって、暴走、白天王を召喚する。その暴走を止めるために、キャロは切り札ともいえるヴォルテールで対抗。その白天王VSヴォルテールの怪獣大決戦といえるカードは、まさに圧巻の一言である。まあ、「これ、魔法少女じゃなくて召喚士少女じゃない?」と突っ込みたくはなるが。

 そんな幼き竜召喚士キャロと使役竜のフリードリヒを描いてみましたが、これが非常に大変でして…。普段は、1000×1000で描くことを目指している(それでダメなら、若干増やすという風にしている。)のだが、今回はそれを遥かに上回る2000×1400のサイズで描きました。しかも、このサイズはこれでも小さくしたぐらいで、場合によってはもっと大きくなっていたかもしれない。
 主に力を入れた点は2つ。一つ目は、竜召喚士のキャロの服装のアレンジ。これに関しては、あまり弄りませんでしたね。というよりも、姿勢の関係上、服全体が見えない形になっているので、あまり弄れなかった。でも、服のデザインは出来るだけ、歳相応の子供らしい服にして、グローブ型のデバイスであるケリュケイオンのカラーを黒に変更して、ピンポイントに目立つようにしてみました。まあ、あまり上手いとはいえないものであるが。
 もう一つは、フリードリヒのアレンジ。今回は、キャロよりもこちらに力を入れました。何せ、サイズがとんでもなく大きくなるのですから。だから、それに負けないだけのアレンジを。顔や翼、カラーリングは元々のデザインを髣髴させるようなものにして、足の数を4本に増やして、体全体を鋼鉄に変更して、機械竜という印象を与えるものにしてみました。
 しかし、どうも自分のイメージとしたものと違うなあ…。特に、胴体の部分が。翼とか足あたりはともかく、胴体が全てダメにしているような…。それに、姿勢もかなり微妙なものになっているし…。やはり、おにゃのこしか描いていないから、他の絵が全く持って残念すぎる(おにゃのこも、毎度毎度ガッカリな出来だけど。)。

 元々のデザインが秀逸なため、アレンジに非常に悩む魔法少女リリカルなのはシリーズのアレンジコスチュームデザイン。
 次回は、スバル・ナカジマの頼れる姉の『ギンガ・ナカジマ』を描く予定。とりあえず、今の所はスバルのコスチュームを着せる予定なのだが、武器はどうアレンジしようかな?あれも良いし、あの案も悪くないし…。