今年も、飽きずにプレイしていたなあ…。

 二次元の可愛いおにゃのこが彼女な蔵間マリコです。
 ああー!!どうしよう!!年末だというのに、ネタが無い!!仕事はいくらでもあっても、ブログのネタになるものが見つからない。あったとしても、大したものじゃないし。年末だからこそ、何か面白いネタが見つかると思ったのだが…。
 年末?そういえば、去年の年末にネタ切れの時にこんなネタをしていたな。一年間でプレイしたギャルゲーの最終的な評価付けを。去年は、そこまで忙しくなかったから7本ほどプレイできたけど、今年は仕事の関係や絵を本格的に練習するようになったから5本しか攻略できなかった。でも、どれも満足できる内容で悦に浸れたな。日本独自のゲーム文化万歳といった所であろうか。
 んなわけで、今年も去年に引き継いで最終的な評価付けをしようと思います。超のつくほどの独断と偏見の塊のですので、かなり偏りのある評価かもしれませんし、こういったものに興味が無い人には、ドン引きなネタかもしれませんが、そこはそういうブログなのだという事で許してください。
 それでは、羞恥心もへったくれもない今年攻略したギャルゲーの最終評価をどうぞ。


   総決算 マブラヴ

 マブラヴEXTRA編 
 評価 ☆☆☆

 マブラヴUNLIMITED
 評価 ☆☆☆☆

 マブラヴ三部作の第一部の超王道学園アドベンチャーゲームと謳ったEXTRA編と第二部の地球外起源種BETAが侵略する終末の世界を描いたUNLIMITED編にあたる作品。三部作構成である上、あまり世界観が違うので別々に評価しました。
 EXTRA編は、基本的にラブコメ路線の作品でありながらも、その中にもアージュらしい登場人物の心理描写や暗い過去などをぶち込んでいい塩梅を生み出している。ただ、ラブコメ色があまりにも強いというかUNLIMITED編への繋ぎという意味合いが強いためか、それ以外は特筆すべき点は無かったな。良くも悪くもラブコメという感じで。
 一転して、UNLIMITED編はEXTRA編と真逆とも言えるような世界観であるため、面を食らうところもあったが、コンセプト的にかなり面白かった。右も左も分からない世界に放り込まれた主人公・白銀武が、同じ人物でありながらも全く印象の違ったヒロインたちとの命懸けの特訓。その中で触れていくヒロインたちとのやり取りには感情移入させられるものがある。ギャルゲーでありながらも、ギャルゲーっぽくない世界観なので、この手のものに触れていない人にもオススメである。
 ただ、UNLIMITED編の白銀武の声(保志総一朗)に入っている部分と入っていない部分があったのには、残念であった。白銀君の声も、フルボイスだと思ってたのに…。


        総決算 se・きらら

 se・きらら 評価 ☆☆☆

 無料配布で、一時期話題をかっさらった純愛系ギャルゲー。自分がプレイした初18禁ゲームでもあります。
 ゲームの内容的には、至ってスタンダードな純愛系ラブコメであるため、パッと見は取っ付きやすそうな内容である。しかし、そういった顔がありながらも、所々に描かれた超展開、そしてプレイヤーの度肝を抜かさせる結末。通常版は無料配布という太っ腹な形で販売したという意義は非常に大きい。あと、エロシーンが凄くエロいし、Hの回数が多い。
 ただし、シナリオによって当たりハズレが大きく、絵師の関係でキャラデザが荒いものもある。それに、トレース問題。そういった多くのマイナスポイントで、☆を3つにしました。シナリオかキャラデザが良かったら、☆4つは与えれたのだが…。


        総決算 キラ☆キラ


 キラ☆キラ 評価 ☆☆☆☆☆

 主人公である前島鹿之助(鹿子)が、椎野きらり・樫原紗理奈・石動千絵の4人でロックバンドをはじめ、青春を謳歌するADVゲーム。
 いや~、今年プレイしたギャルゲーでここまで面白くて感動できるものはありませんでしたよ。共通ルートはそつなく癖の無いシナリオだが、個別ルートのテーマである『幸せとは何か?』をプレイヤー側に上手く訴えている。特に、きらりルートは涙無しには語れないものだ。泣きゲーの肩書きは伊達じゃない。
 他にも、BGMに関しても作風にマッチした秀逸な曲ばかりだし、物語を支える脇役も一期一会を重点においているためか、全員魅力的である。台詞一つにしたって、音楽に対する薀蓄や心理描写も伝わってくるしね。こんな名作に出会えたことを感謝したい。


        総決算 リトルバスターズ!

 リトルバスターズ! 評価 ☆☆☆☆

 泣きゲーの先駆者として有名なギャルゲーメーカーKeyの名作の一つ。
 Keyの作品の登場人物は、印象的なキャラばかりだが、このリトルバスターズ!ほど強烈なものは無かった。特に、影の主人公である棗恭介と筋肉馬鹿の井ノ原真人。ギャルゲーでありながらも、野郎二人が物語の牽引力は半端無い。それもこれも、声優の緑川光と神奈延年の演技力の賜物かもしれない。
 あと、BGMのLVは今までのKey作品同様に高く、本編の脇にあるミニゲームの数々の作りこみもかなり凄い。ストーリーも、物語の〆にあたるRefrainは思わず貰い泣きしてしまうほどのなかなか出来である。
 ただ、ルートによってかなりムラがあるのが残念であった。中でも、テヴアの人。いくら奇跡はKeyの専売特許とはいえ、アレは擁護できない。もし、アニメ化するのだったら、そこら辺の件をどうにかしてほしい。


        総決算 WHITE ALBUM

 WHITE ALBUM 評価 ☆☆☆☆

 人気メーカーのLeafの初期の名作である『WHITE ALBUM』をPS3でリリースするにおいて、大幅なテコ入れを為されたリメイク作品。
 ゲーム自体は、12年前のものであるためシナリオは若干短めであるが、それを補うほどの物語の面白さ。人によっては拒否反応を起こすかもしれませんが、二股をかける藤井冬弥のクズっぷりとその危険な橋を渡る恋愛模様はなかなかのもの。君が望む永遠の鳴海孝之やSchool Daysの伊藤誠を面白いと思える人は、きっとツボにはまるはず。
 だが、このゲームの最大のウリは、モーションポートレートという技術。これは、登場人物の立ち絵が、髪のなびきや仕草などをアニメーションによって、描写するというシステムだが、ソレが半端無いこと。気持ち悪いぐらいにヌルヌルと動いて、まるで本当に会話をしているような錯覚を受ける。このモーションポートレートのおかげで、今のギャルゲーとも遜色の無い面白さを引き出している。もしこれが、PSPやPS2では古臭さは拭い切る事が出来なかっただろう。

 今年も名作や問題作を堪能できた数々のギャルゲー。
 さて、来年はどのあたりを購入しようかな?PS3で発売される水月弐は鉄板として、マブラヴオルタネイティブも攻略しないといけない。他にも、To Heartシリーズも抑えておきたいし、そろそろニトロプラスのゲームにも着手したいし…。時間があまり無いのに、やりたい事が多いなあ…。