ノノノノ第13巻


 これが真のラスト!!

 今までも今もこれからも倫たんの漫画を応援したい蔵間マリコです。
 先週、ついに発売されましたねえ。岡本倫の怪作スキージャンプ漫画『ノノノノ』の単行本最終13巻。自分は、広島での発売日の20日にきっちりと購入しましたよ。やっぱ、ファンは発売日当日に購入しないとな。
 さて、その完結巻となるノノノノ単行本13巻は、どのようなものになりましたかというと、当然というべきだろうか最終話に相当なテコ入れが加えられていました。どういった理由で登場させたかよく分からないノノの兄の悠太の登場シーンは完全にカットされ、ポロリのシーンも夢オチへと変更。そして、加筆修正部分でオリンピック代表の会見のシーンでカーテンコール。あとがきには、金メダルを取ったノノたちのカット。急遽、物語を終わらせるものとしては無難なラストですけど、自分としてはこれでいいと感じましたね。流石に、あの何故にああなったみたいな掲載時のラストよりも、かなり上手い着地の仕方だからな。
 やはり、超展開だけでなく、こういったセオリーというべき展開を緩急つけて描いたほうが面白いと思うぞ。倫たんの次回作以降の作品には、そういったノウハウを生かして欲しいものである。ファンの一人がこんな事を言う資格があるのか怪しいけど。
 まあ、前座はコレぐらいにして、そろそろノノノノの名・迷台詞集のコーナーにでも入るとする。さて、今回は最終回の第13巻。各校の命運を決める最終ジャンプの場面からラストまで。このコーナーは、今回で最後になりますが、前回同様に厳選された台詞を3つ選びました。ノノノノを読んだ事がない人にはポカンかもしれませんが、最後までお付き合いしてください。
 それでは、ノノノノの名・迷台詞集をどうぞ。

 第135話『やめます!』より、禰宜田義親の台詞。

 楽しいじゃないか、スキージャンプ。

 月山商業のアンカー、禰宜田が最終ジャンプ終了後の悠太に対して放った台詞。
 禰宜田は、このジャンプ以前まではスキージャンプをただ遊びにしか思っていなかった。人身御供となんら変わらない崖の儀式に比べれば、遥かに簡単なものだから。
 しかし、それは禰宜田の思い上がりであった。同じジャンプであっても、崖から飛び込むこむのとスキージャンプは全くの別物。風の流れの違い、カンテの切るタイミング、少しでも距離を稼ぐための小技。スキージャンプには、スキージャンプなりの難しさがあるのだ。
 そのスキージャンプの魅力にこの時初めて気が付き、島からの呪縛からの脱却から一歩進んだ禰宜田。それがこの「楽しいじゃないか、スキージャンプ。」である。まあ、顔が相変わらずヤバイですけど。

 第137話『なめるな!』より、尻屋潔の台詞。

 岸谷!!無理だ!!誰か…、誰か岸谷を止めろ!!

 出血多量で瀕死の重傷の岸谷を止めようとする血塗れの皇帝の台詞。
 第131話『岸谷弘基の憂鬱』のシリアスなギャグに対する返しの場面であるが、あんたも充分無茶苦茶だよ…。岸谷の怪我を心配するのは結構だが、とりあえず自分の身の心配を…。ちゅーか、そんなところから現われるって…。

 最終話『ありがとう』より、野々宮悠太の独白。

 ついに来た。お父さんと同じ場所に。
         そして、野々宮悠太を金メダリストに。


 描き下ろし部分であるオリンピック日本代表の会見の悠太の独白。これが、ノノノノ真のラストであり、最後の台詞である。
 いや~、女性ということを隠しながらも、何とか夢を叶えれてよかったですねえ。金メダルを取るまでにどのような苦難があったかは想像するしかないけど、あとがきの部分を見る限り金メダルの悲願は果たせたからな。多分、スキージャンプ選手は引退するかもしれないけど、そこからがノノとしての本当の人生のスタートかもしれない。何はともあれ、おめでとう!!
 でも、このオリンピック代表選手の中で一番報われたのは、ノノではなく、ベテランの槙野慎一かもしれない。ノノの父親であり、スキージャンプ選手であった由良祐介。その後輩である槙野は、由良の致命的なミスにより、辛酸を舐める事になった(そのミスを責めることもできないが。)。その辛い経験がありながらも、12年間耐えに忍んだ。その結果、金メダルという頂に辿り着いたのだ。結果論ではあるが、槙野慎一は影での最大の功労者かもしれない。何時もバッケンレコードを越されている印象が強いけど。

 全13巻、全142話で幕を閉じたノノノノ
 ノノの物語はコレで終わりだが、これからも岡本倫の漫画を今と同じように、いやそれ以上に応援したい。エルフェンリート時代からたんを応援してい人間として。岡本倫先生、お疲れ様でした!!