一年中ガンダム三昧。
ロボットものの中で、群を抜いてガンダムが好きな蔵間マリコです。
今日の午後、地元の本屋で2冊のガンダム漫画を買った。一つは、『超級!機動武闘伝Gガンダム 新宿・東方不敗!』の6巻、もう一つは『新機動戦記ガンダムW EndlessWaltz 敗者たちの栄光』の4巻。両方とも、TVアニメ版のリテイク作品だ。
リアルタイムで平成ガンダム3部作を視聴した自分にとっては、両方とも漫画で読めるのですからたまりませんよ。かたや封建的なガンダムの世界をぶち壊した作品だし、かたやビジュアル系ガンダムの先駆けとしての多くのファンを獲得した作品だからね。あの時のドキドキワクワク感は、漫画になっても色褪せませんよ。
特に、ガンダムW4巻は、ヒイロ・ユイの代名詞である『自爆』がありますからねえ。原作では子供心ながら衝撃的だったシーンが、漫画では細かい点は変更されているものの、しっかりと再現しているからな。多分あまりいないだろうけど、これで初めて見た人は今頃驚いているかもしれない。まあ、このぶっ飛び具合がガンダムWの魅力の一つでありますけどね。
とまあ、ガンダムのリテイク漫画を堪能している自分ですが、今のガンダムのコミカライズって、随分と進化をしているような気がする。
昔だったら、TVアニメと並行して連載していたコミックボンボンの初期のガンダム漫画はやはり尺の関係上、どうしても描ききるのには無理があった。あと、キャラの性格やデザインやMSが原作とかけ離れていたりしてね。ネタ路線で読めるからそれはそれで悪くはないんだけど、コミカライズというと側面で考えると「う~ん……」というものが多かった。
でも、そのガンダムのコミカライズに一石投じたのが、ガンダムのコミカライズ漫画の代表であるときた洸一さん。流石に尺の部分は解決できていないものの、原作の雰囲気やキャラデザの再現度はかなりのもの。中でも、逆襲のシャアやEndless Waltzといったガンダム映画は尺が短いから気兼ねなく描かれている。やはり、コミカライズの最大の敵は時間という名の尺かもしれない。
そして、今はガンダムエースという、時間という問題点に縛られないガンダム専門の漫画雑誌がある。そのおかげで、上記の2つ以外にもZガンダムとガンダムSEEDのリテイク漫画といったものが連載されている。過去には、機動戦士ガンダム THE ORIGNというファーストガンダムファン感涙の漫画(多少の賛否はあれど。)が連載されていたしね。ガンダムという熟成された一大ジャンルだからこそ、出来る大技であろう。
ちなみに、オリジナルのガンダム漫画は今も昔も良作が万遍なくある。昔だったら、『Gの影忍』とか『逆襲のギガンティス』、今だったら『機動戦士ガンダムサンダーボルト』とか『機動戦士クロスボーン・ガンダム』シリーズとかね。アニメが原作じゃないオリジナルのガンダム作品はフリーダムの方が映えるな。
昔があるからこそ、今があるガンダムの漫画。
どうせ、GガンダムとガンダムWも連載しているんだから、その調子で機動新世紀ガンダムXもリテイクしてくれたらいいのだが……。やっぱり、需要がネックだよなあ……。
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