もう、毎回ぶっ飛んでいるな。

 たんの描く魔法少女が可愛すぎて(一部除く)たまらない蔵間マリコです。
 いや~、どうしてこうも面白い展開が続くんでしょうねえ。週刊ヤングジャンプで大人気(?)連載中の岡本倫の純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』が。
 萌えとバイオレンスの絶妙な組み合わせと、超展開がウリとなっている作品ですが、どうしてこうも読者の度肝を抜かさせることが出来るんでしょうか?たんお約束の展開と思わせておいて、そこから虚を突く。たんの漫画をよく読んでいる人ほど強烈に効くトラップでビックリしましたよ。
 さて、そんな驚きビックリの展開が続く極黒のブリュンヒルデですが、今回はその驚きビックリについて語りたいと思います。当然ながら、ネタバレやたん成分入りまくり、そして管理人の独断と偏見の塊的な内容なので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫だよ、と言う人はどうぞ。
 さて、今回の御題は『再生』。斬撃によって殺害されたと思った初菜ちゃんが使用した魔法が今回の御題です。
 漫画やアニメではよく描かれている再生能力。魔法使いの初菜ちゃんもこの能力を持っていましたが、切断面と切断面が引っ付いて再生するという結構グロテスクな方法でしたねえ。魔法であるにしても、もうちょっとスマートなものだと思っていましたからね。
 ただ、こんな方法じゃないにしろ、元通りに再生する生命体というのは少なからずとも存在しますからね。とりあえず、それについていくつか話したいと思います。
 再生する動物で有名なものと言うと、いの一番に思いつくのが、トカゲであろう。天敵から逃げるために尻尾を切るが、アレを自切という行動と呼ぶ。尻尾自体はトカゲにはあまり優先順位の高い器官ではなく、自切面と呼ばれる尻尾を切る節目がある。再生中は骨ではなく軟骨であり、再生後は切り離す前よりも短くなっていることが多いようだ。
 この自切能力と再生を兼ね持つ動物で有名なのは、トカゲ以外にも某子供っぽいと言われると怒る生霊が大好きなヒトデもそれにあたる。ヒトデも同じく、体の一部分を切り離して(手の部分ね)を再生するのだが、他にも分裂して再生するというとんでもない方法を持つ。
 体を真っ二つに切られても、そこから徐々に細胞分裂して元のような姿に戻る。それも2匹ともピンピンな状態で。自分も科学の実験でそれを試してみたことがありましたが、これを見た時は驚きを隠せませんでしたよ。ちなみに、水族館だと結構人気があるけど、漁師や海女さんにはめっちゃ嫌われている生き物だったりして。
 そして、極め付けが最近有名になっているプラナリア。週刊少年ジャンプのとあるバトル漫画でも、プラナリアが紹介されていたが、それが凄いものでして。

  

 と、動画を見る限りでもヒトデの再生能力もビックリな再生力。寒さや熱、真空空間ですら耐えると言われているクマムシと並んで、ある意味地球上最強の生物かもしれない。ただし、水質の変化や水温の上昇には耐えられないことは秘密な。

 アニメや漫画に限らずとも、度肝を抜かせる再生能力。
 さて、初菜ちゃんはその再生能力を持っているが、ヴァルキュリアもきっと持っているだろうなあ……。それも、完全に失った体を再生させるようなヤバそうなものを。良太たちは、それにどうやって対抗するか気になる所だ。