萌えもバイオレンスも綺麗も汚いも全部ひっくるめて。

 先の読めない展開の漫画が大好きな蔵間マリコです。
 さてと水曜日ですので、いつものコーナーを更新しますよ~。現在、週刊ヤングジャンプで『極黒のブリュンヒルデ』を連載中の鬼才漫画家、岡本倫のデビュー作『エルフェンリート』を徹底的に語るコーナーを。
 さて、明日発売の週刊ヤングジャンプ極黒のブリュンヒルデもついに3周年を迎えますねえ。エルフェンリート3年3ヶ月、ノノノノが3年4ヶ月の連載ですから、この調子だとこれらよりもずっと長い作品になること間違いないですね。ノベライズに、アニメ、そしてカードゲーム。ホント、3年間で色々とありましたよ、ハイ。
 まあ、極黒のブリュンヒルデのことはこれぐらいにして、そろそろ本題へと入らせてもらいます。当然ながら、岡本倫先生の独特の作風や管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。
 第73話『捜しものはなんですか?

 ○あらすじ

 ベクターウイルスを散布することに成功し、野望の成就へと一歩近づいた角沢長官。
 角沢長官は、野望を更に磐石とするために改造手術で巨大化したアンナに予言を請うのだが……。

 ○登場人物

 コウタ、にゅう(ルーシー)、ユカ、マユ、ナナ、蔵間、坂東、荒川、
 角沢長官、角沢教授(回想のみ)、アンナ、帽子の男

 ○ターニングポイント

 ・タイトル

 元ネタは、言うまでも無く井上陽水の『夢の中へ』。
 よくCMなんかで採用されているあの曲です。

 ・予知能力

 角沢長官の娘、アンナを巨大化手術して得られたもの。
 極黒のブリュンヒルデでも、予知能力が使える魔女は佳奈とスカジの2人が登場するけど、どうなのだろうか?アンナは、単純な未来予知。それに対して佳奈は、人の死だけが限定的に見える予知。スカジは、予知能力を使う魔女がいない限り未来へ干渉する能力(ただし、使用するたびに肉体が損耗する)。佳奈はともかく、アンナとスカジの予知、どっちが強力なのだろうか?まあ、角沢長官にとって必要な未来予知はアンナのようなマクロ的な未来予知よりも、スカジのようなミクロ的未来予知でしたが。というよりも、アンナが嘘を吐いている時点でダメだが。
 しかし、読むたびに思う。どうやって、巨大化したアンナをここまで移送したのだろうか?

 ・エロ奴隷VS鬼畜

 帽子の男と、ルーシー探索の賭けをすることになった荒川。
 果たして、この賭けが成立していた場合、どうなっていたのだろうか?帽子の男がルーシーを連れて帰っていたら、荒川は帽子の男の慰みものになっていたのだろうか?逆に荒川が賭けに勝った場合、帽子の男は去勢していたのだろうか?後者はともかく(目隠し巻いて、ギャグボールつけて、全裸で鞭叩かれるぐらいはありそうだが)、前者はマジでやっていたかもしれない。結局は、帽子の男がルーシーに殺されたからノーゲームになりましたが。

 ・にゅうの発情

 ちゃんと生活ができるようになってもにゅうは発情します。
 それにしても岡本倫のキャラというと、胸を揉まれると感じるキャラが多いな。個人的には脇の下が性感帯なキャラとか、うなじが性感帯のキャラが見たいです。倫たん、ニッチな性癖が描くからそういう方面もいずれ描いてほしいな。

 ・一人で留守番

 戸籍も無いもないので、ナナは留守番。
 しかし、エルフェンリート本編終了後、ナナはどうやって生活したのだろうか?流石にずっと留守番させようとしたのなら、間違いなく警察か何か通報されるのは間違いない。かといって、戸籍がないから学校へ行くことはできない。仮にあったとしても、学校の勉強についていけるかすご~~~く怪しいし、角のことを馬鹿にされて虐められたりしないのだろうか?大体、ナナって何歳なんだ?う~ん、暗い未来しか見えない……。

 今読んでも魅力的なエルフェンリート
 さて、明日は極黒のブリュンヒルデの感想の日。物語もフルスロットル、行き先不明の暴走列車は何処へと向かう?あああ、明日が楽しみだ!!