ドラゴンクエストヒーローズ

 ドラクエを買うのは、何年ぶりだ?

 アクションRPG大好きな蔵間マリコです。
 じゃじゃーん!!先日、今巷で大人気のゲームを購入しましたー。買ったのは、国民的大人気RPG『ドラゴンクエストシリーズ』の最新作『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』を。
 いや~、ドラクエを買うのは何年振りでしょうか。最後にプレイしたドラクエがドラクエ8だから、10年近くはプレイしていなかったのかもしれません。まあ、理由としては単純に疎遠になっただけなんですけどね。ただ、世間ではなにやら凄く好評のようで。それを聞いて、ちょっと自分もプレイしたくなったので、買いに行きました。
 しかし、予約をしていなかったことが祟って、なかなか見つからない。ドラクエは確かに人気作品ですけど、ここまで売り切れの店ばっかりだったとは。4件探して、ようやく見つかりましたよ。ホント、ちゃんと予約すれば良かったよ……。トホホ……。

 さて、なんとかGETできたドラクエヒーローズですが、ここからは個人的な感想を。
 発売前は、色々と不安要素をあげられてきた本作ですが、実際にプレイしてみたらビックリ、そんな不安を吹き飛ばす出来でしたよ。面白い面白いとツイッターで書かれていたけど、旬の話題の噂というのは間違っていないものだな。
 まず、個人的に一番印象的だったのが、無双シリーズの様に見えて無双とはまったく別物のゲームデザイン。少数精鋭で多くの敵を倒すという点は同じだけど、それ以外の点はそこまで似ているとはいえない。どちらかというと、拠点防衛型RTSの要素が強く、倒す爽快感よりもいかにして攻略をするのかという爽快感に力を入れている。
 それでいながらも、難しすぎず簡単すぎずなゲームバランス。無双のように突っ込めば、すぐ拠点が落とされるが、ちゃんと考えて行動をすれば攻略できる。本当に細かい調整がなされていて遊び甲斐がある。
 そしてドラクエヒーローズをRTS要素が強いと思わせるのが、モンスターコインというシステム。モンスターコインというのは、敵を倒した時に一定確率で落とすもので、それをステージ内で使用すると仲間モンスターとして戦ったり、プレイヤーに有利な効果を発揮したりするもの。これが非常に重要なシステムで仲間にしたモンスターを防衛線に張って時間稼ぎをしてもらったり、1回で終わりだが攻撃回復補助を行ってもらうというものだが、下手をすると仲間たちよりも頑張ることなんてのもある。それをどうやって活用して、難所を切り抜けたりするのか。モンスターコインは、ゲームとしての戦略性と面白さに深みを与えている要因といえよう。あと、テンションを上げてくれるモーモン可愛い。
 あと、ゲーム的要素の面白さ以外だと、やはりドラクエシリーズのBGMをふんだんに使っているところ。フィールドのBGMや戦闘用BGM、中には悲しいときに流れる曲まで。これはドラゴンクエストモンスターズとかも言えるけど、ドラクエヒーローズは据え置きだから音質が全然違う。歴代のオーケストラ曲をプレイしながら聴けるって、どんだけ幸せなことか。
 ただ、ドラクエヒーローズも個人的には少なからずとも不満点はある。ちょっと呪文・特技やコンボのバリエーションが乏しいという点。RPGやっている人がアクションゲームやるとしたら、このぐらいの量じゃないと煩雑化するのは分かるけど、ちょっと寂しい気がする。せめて、あと3つぐらいあったら良かったなあ……。

 なかなか遊びごたえのあるドラゴンクエストヒーローズ。
 もし、ドラクエを長らくプレイしていないという人がいたら、この機会に触れてみるのはいかが?きっと、懐かしい気分でいながらも新しいドラクエの魅力を発見できるかもしれない。

 ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城の評価

 満足度 ☆☆☆☆☆
 難易度 ☆☆
 ドラクエ度 ☆☆☆☆☆