魔女たちが可愛くて可愛くてたまらない!!

 倫たんの漫画の面白さに酔いしれている蔵間マリコです。
 さてさて、木曜日になりましたので、いつものコーナーを更新しますよ~。週刊ヤングジャンプで絶賛連載中の岡本倫の純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』の感想を。
 いや~、物語ももう佳境に入ったところでしょうか?しかしながら、盛り上がりようは天井知らずだし、毎週が毎週超展開でワクワクが止まりません。俺にとってみれば、ビールみたいなもの。まさに「この一杯の生きている!!」のような。まあ、ビールはビールで大好きなんですけどね。ぼんじりと砂肝食べたい。
 まあ、それはともかくとして、そろそろ本題へと入らせてもらいます。当然ながら、ネタバレや岡本倫先生の独特の作風、管理人の独断や偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。
 今週の極黒のブリュンヒルデ第155話『意外な再会』が掲載されましたが、色々と謎が分かりつつも、不穏な雰囲気を漂わせた回でしたねえ。しかし、何よりも小鳥ちゃんにまた出会えたことが本当に嬉しくて嬉しくて……。たんにはどれだけ感謝しても足りないぐらいです!!
 さて、前回のラストで現れた可愛くて可愛くてたまらない小鳥ちゃんでしたが、ここに来て真相が分かりましたねえ。今いる小鳥ちゃんは、小鳥ちゃんは小鳥ちゃんでも、良太たちと一緒にいた小鳥ちゃんではない。複数いる鷹鳥小鳥の個体のうちの一人。そして、グラーネ専用の孵卵器の一体に過ぎない。
 これはちょっと驚きでしたよ。今までの話の流れからして小鳥ちゃんの再登場は十分にありえるとは思っていたんですけど、実際は複数体もいたなんて。となると、ヴィンガルフは核爆弾を常に何個も持っているようなものだな。そして、九は小鳥ちゃんのうちの1人(あるいはその時点は1人しかいなかったか)に九の妹の人格を植えつけたということか。まあ、どちらにしても小鳥ちゃんたちでハーレムが出来るなんてとても喜ばしいことだ!!
 それはともかくとして、マキナが宇宙人の遺跡、そして目的を明らかにする。この内容については、ちょっと想定内だったかな?人間を働かせて自分たちの取り分にして、最後は処分(アイン・ソフ・オウル)する。ヴィンガルフはそれを利用して、旧人類を絶滅させ、半神であるマキナをはじめとした一部の生命体だけが生き延びる。黒服の言っていた幼年期の卒業とはこのことであろう。
 しかし、ちょっと疑問に思うことがある。ここに転がっている宇宙人の死体が何を意味しているかだ。確かにヴィンガルフの言うとおり、宇宙人が人類を作って、搾取される存在として作った可能性があるかもしれない。しかし、ここにある宇宙人の死体はなんなのだろうか?もしかしたら、人類に対して価値を見出した宇宙人と快く思わない宇宙人が殺し合いの末に共倒れとなったものかもしれない。そもそもアイン・ソフ・オウルが人類を滅ぼすという確証はどこから出たのだろうか?誰かが見ていない限りは証拠など掴めない。もしかして、今いる人類が作った産物で、宇宙人の死体こそが旧人類だという可能性だってある。そうだとしたら、滅びるのはマキナをはじめとした宇宙人の血を引く者たちでは?
 とまあ、神妙な展開となっている一方で、寧子は相変わらずのアホの子っぷりを炸裂。なんでツタンカーメンが、冷やし中華とかラーメンの類になるねん!?しかも、3ヶ月前のあなたも今と同じようなキャラでしたよ!?この人、もうちょっと物事を考えられないのかなあ……。
 そんな人類の危機が迫っている一方で、ヘクセンヤクトも大困り。マキナの居場所が分かるわけじゃないし、立ち向かう術も無い。それでも良太にツンデレながらもちゃんと礼を言うあたりが美樹らしいというか。そして、黒服は佳奈姉が死んだことに少なからずとも恩義を感じていたあたり、多少のショックはあったようだ。まあ、多分、何か理由で蘇ると思うけどさ。
 と、二進も三進も行かないところに現れたのが、問題の人、小五郎。当然ながらしっちゃかめっちゃかにした本人だからこそ、良太は怒るのは当然ですが、小五郎は小五郎で今回の件でヴィンガルフを罠に嵌めたようだ。確かにアメリカに喧嘩を吹っかけさせている以上は、何かメリットがあるから仕掛けたのは分かる。でも、それがどこと繋がるのかが分からない。それに良太がヴィンガルフと喧嘩をしない以上は、それが強みになるとは思えない。小五郎の真意が気になるところである。

 まだまだ大変なことが続きそうな極黒のブリュンヒルデ
 小五郎の仕掛けた罠の正体とは?そして、寧子の運命は?あああ、来週が待ち遠しくて待ち遠しくてたまらない!!このままじゃあ、頭がおかしくなっちゃうー!!

 極黒のブリュンヒルデ第155話の評価

 満足度 ☆☆☆☆
 SF度 ☆☆☆☆
 謎度 ☆☆☆☆