こんなに面白い漫画が読めるなんて、とっても幸せ!!

 週刊ヤングジャンプは、楽しみの一つである蔵間マリコです。
 さ~てと、木曜日ですのであのコーナーを更新しますよ~。週刊ヤングジャンプ掲載の岡本倫の純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』の感想のコーナーを。
 いや~、4月放送開始されるアニメ版極黒のブリュンヒルデがめっちゃ楽しみですよねえ。世間じゃあ注目度は低いですけど、それでも原作ファンとしてはこれほどに待ち望んでいたことはないのだから。動く小鳥ちゃんに、喋る小鳥ちゃん、活躍する小鳥ちゃん、胸を揉まれる小鳥ちゃん……。全国1億2000万人の小鳥ちゃんファンにとって、これほどのご褒美はありませんよ。小鳥ちゃん最高!!
 小鳥ちゃんが大好きすぎて、ちょっと熱くなりました。そろそろ本題に入らせてもらいます。当然ながら、ネタバレや岡本倫先生の独特の作風や管理人の独断や偏見が入りまくりです。そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。
 今回の極黒のブリュンヒルデ第89話『ひとりぼっち』が掲載されましたが、まさに泥沼の展開でしたねえ。メインキャラの相次ぐ退場で滅茶苦茶なことになっていると思ったら、今週も……。ここまで大変なことになったら、どうやって話を進めるのか、いちファンとしては気になる所です。さあ、ここから先がたんの腕の見せ所だ!!
 さてと、全開のラストから打って変って、小五郎宅で待機していた佳奈でしたが、こっちもいきなり死んで大変なことになりましたねえ。良太と寧子を助けるためだろうが、佳奈が家政婦のミヤコさんに押してはいけないボタンを押してもらったのですから。今まで何度か触れられていましたが、いきなりこんなことになるとは思いませんでしたよ。本当に魔女は死にたがりが多すぎる。
 それにしても、肩こりが直ると言われたからといって、ミヤコさんもよく分からないボタンを押す気になったな。そもそもうなじにあんなボタンがあること自体おかしいとは思っていなかったのだろうか?まあ、ここら辺のやり取りがいかにもたんらしいけどな。ミヤコさん、絶対にトラウマになりそうだ。
 小五郎宅から九所長の屋敷、良太と寧子、九とヴァルキュリアの話へ戻そう。小鳥ちゃんも死に、九所長の野望も潰えた。もう戦うこと自体無意味となった今の事態ですが、この期に及んでもヴァルキュリアのネジの外れっぷりが酷いですねえ。九所長に利用されていること自体が、ヴァルキュリアにとっては愛されているそのもの。元から価値観が狂っているキャラですが、九所長が小鳥ちゃんに話したことを聞いた影響で更に狂ったという感じだな。ここまで救いようのない奴を見るのは久しぶりだ。
 しかし、もう少し寧子も頑張ろうよ……。ヴァルキュリアが強いのは分かるけどさ、何も出来ないまま金縛りにあうのはちょっと……。いい加減リミッター外して戦うぐらいしようよ……。このままヒロイン力を下げたまんま、この話を終わらせるつもりですか?
 その一方で、ヘクセンヤクトもヘクセンヤクトで大変なことに。ヴァルキュリアがドンパチしていた影響で乗り遅れ、やっとこさ到着だけど、ちょっと気になった部分があってね。イニシャライザーの「ちょっとまて!!私の体は子供なんだ…!!少しは加減してくれ…!!」という台詞があるのだが、この「私の体は子供なんだ…!!」という言い回しが何やら意味深。なんていうか、体を借りているかのような台詞なんですよね。ということはもしかして、イニシャライザーの体にもドラシルでも巣くっているのだろうか?う~ん、よく分からない。
 そして、機を計って、ヴァルキュリアを射殺しようとしたら、九が庇うなんてねえ……。しかも、その原因が小鳥ちゃんが亡くなる寸前、九にかけた呪い。それが最悪な方向に現れてしまった。ヘクセンヤクトの失策も大きいが、どうしてこうも何やっても上手くいかない状況が続いているんだろうか。神様は残酷すぎる。
 とまあ、衝撃的展開が続く今回ですが、ちょっとあれはあまり良くなかったな。イニシャライザーの魔法の制限時間の設定。いくらなんでも唐突もないし、カズミがいた時に使った時は時間制限なんてなかった気がするのだが……。ここら辺は単行本でどうにかしてほしい。

 ファンブルが続く極黒のブリュンヒルデ
 次回は恐らくヘクセンヤクト連中が退場するだろうけど、良太たちはどうするのだろうか?このまま戦ったら、明らかにプロローグの場面に繋がってしまうんだが。どうやってあそこから話を続けるのかが気になる所。ホント、たんの漫画は先が読めませんわ。

 極黒のブリュンヒルデ第89話の評価

 満足度 ☆☆☆☆
 SF度 ☆☆☆
 ピンチ度 ☆☆☆☆☆