明日はないんだよねー。

 早く続きが読みたい蔵間マリコです。
 さ~てと、水曜日ですので、あのコーナーを更新しますよ~。4月からTVアニメ版が放送される、週刊ヤングジャンプ連載の純愛ダークファンタジー『極黒のブリュンヒルデ』の作者、岡本倫のデビュー作『エルフェンリート』を徹底的に語るコーナーを。
 前回でやっとこさ、物語全体の3/1にあたる単行本4巻までが終了しましたが、なかなか長いもんですねえ……。140話越えのノノノノやまだまだ物語が続きそうな極黒のブリュンヒルデもかなりの長さですが、エルフェンリートは107話+特別編5話(うち2話は本編内に編成、1話はBD-BOXの特典)ですからねえ。時々週2回更新ですが、それでも2年以上はかかる量ですから。まさにこれから先が本番って、感じですね。
 さて、そんなゴールまでまだまだ遠いエルフェンリートを徹底的に語るコーナーですが、そろそろ入らせてもらいます。当然ながら、岡本倫先生の独特の作風や管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのがいやだという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。
 第39話『処刑命令

 ○あらすじ

 10年前、コウタの身に降りかかった悲劇。
 そのことを記憶喪失で忘れたコウタだったが、彼の前に悲劇の元凶であるルーシーが現れ……。

 ○登場人物

 コウタ、ルーシー(にゅう)、ユカ、蔵間、ナナ

 ○ターニングポイント

 ・コウタとユカとルーシー

 にゅうを探していたコウタ、そしてユカのやり取り。
 確かに、コウタはにゅうを探していたらのだから勘違いしても仕方はないが、ルーシーは怪訝に思うのは普通の反応ですよねえ。これでルーシーがコウタに合わせて「にゅう!」とか言ったら、キャラ崩壊(ノノが猫耳を付けた時のように、それはそれで見てみたいが)になりますし。
 それにしても、相変わらずユカは運がいい。ルーシーが最も邪魔だと思う人物であるはずなのに殺さず、ベクターで吹き飛ばしただけで済ませたのですから。回想の時といい、ユカは本当に運の廻りがいい。

 ・帰る場所

 二人の下から立ち去ろうとするルーシーを説得するコウタ。
 いや~、ここのシーンは原作・アニメともに好きですねえ。コウタが記憶喪失をしているからこそ、ルーシーに対して言える台詞であって、そこには計算とかそういったものが含まれていないですから。これよりもずっと後の、コウタが記憶を戻した時のルーシーへの反応を思うと尚更ね。
 しかし、コウタの説得は、ルーシーにとっては残酷。そのコウタの父と妹を殺したのは、ルーシー本人ですから。もし、ルーシーが誰も殺していなかったら手放しでコウタの下へと戻ることは出来たと思いますが。

 ・転換

 ご都合主義タイミング悪く、ルーシーの人格からにゅうの人格にチェンジ。
 もしかしたら、ルーシーは心の中で自身のした取り返しのつかないことを言いたくなかったのだろうか?そして、このタイミングでコウタの記憶が戻ったらどうなっていたのだろうか?たらればであるけど、それはそれで見てみたい。
 そして、14話ぶりのにゅう登場。原作もそうですが、アニメ版はここのギャップは凄い。台詞回しも当然ながら、小林早苗さんの演技が光っている。やっぱり、アニメ版が面白い理由の一つは演技という点ですね!!

 ・処分

 場面転換して角沢研究所だけど、リアルタイムで見たときはびっくらこきましたねえ。
 なんで、ナナたんが全裸なのか。それは、次回に明らかになるのは分かっていましたが、それでも頭の中で何があったのか整理を付けるのに時間がかかりましたよ。蔵間がついにおかしくなったのかと思うほどですし。
 しかも、ナナたんの股をよく見ると……。もうこれは犯罪ですよ!!一部の人間には、ご褒美ですよ!!

 ○まとめ

 感動的な場面から一転、びっくりするようなラストの待ち構える回。
 ここで一段落着いたものの、間髪入れずに衝撃展開を入れるあたりがいかにもたんらしい。やっぱり、次回への引きは重要。

 今読んでも色褪せないエルフェンリート
 さて、明日は週刊ヤングジャンプの発売日だが、極黒のブリュンヒルデは先週に引き続きお休み。ですので、小ネタでもやる予定。まあ、大したことが出来るわけないのであまり期待せんでくださいよ。