昨日言っていたとおりに。

 先の読めない展開が続く漫画が大好きな蔵間マリコです。
 さ~てと、水曜日ですので、あのコーナーを更新しますよ~。現在、週刊ヤングジャンプにて純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』を連載中の鬼才漫画家、岡本倫のデビュー作『エルフェンリート』を徹底的に語るコーナーを。
 いや~、TVアニメ版極黒のブリュンヒルデが思いのほかに盛り上がっていて、いちファンとしては非常に嬉しいところです。最初はさして注目されていたわけでもなく、内容が内容だけに人を選ぶからとても不安でしたが。作品内容に課題はあれど、一人でも多くの人と極黒のブリュンヒルデを語れるようになると思うと、それだけでも十分ですね。まあ、欲を言えば、二期が出来ほどに円盤が売れてほしいというのもありますが。
 とまあ、思いのほかに話題作となっている極黒のブリュンヒルデですが、今回語るのはエルフェンリート週刊ヤングジャンプも合併号でお休みなので、こっちに思いっきり力を入れます。
 当然のことながら、岡本倫先生の独特の作風や管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。
 エルフェンリート第46話『プロジェクト

 ○あらすじ

 研究所から抜け出し、行く宛の無いナナ。
 そんな時、偶然にもマユと再会、あっという間に友達になるが……。

 ○登場人物

 コウタ(イメージのみ)、マユ、ナナ、荒川、角沢長官

 ○ターニングポイント

 ・「バカにしないでくれる!?

 ナナの台詞であるが、エルフェンリートのAAの中で一番知名度の高いものであり、東方Projectのルーミアに改変されていることが多い。
 この台詞回し、いかにも倫たんらしいですよねえ。極黒のブリュンヒルデでも、同じような台詞を黒羽寧子が言っている。しかも、同じような反応をしている。ムキになるタイプのアホの子のベースは、ナナといってもいいだろう。
 そして、マユのナナに対するでたらめな脅しはなかなか。お金が合体するとは一体どういうことなのだろうか、解除する呪文とは一体何なのだろうか。その正体は知るには、まだ少し時間がかかりそうだ。

 ・迂闊

 マユの思わぬ漏れた一言。これからパニック・イン・楓荘に繋がる。
 ここだけに限らないが、マユは作中全体を通して、チョンボが多い気がする。しかも、ナナがいる場面で。ナナの右足がルーシーに奪われたのもマユが原因だし、ロリコン坂東の左腕が無くなったのもマユが原因だし。TRPGで例えるなら、肝心なところでファンブル出しまくるタイプ。あまり本筋に関わらないでくださいよ~。

 ・走馬灯

 場面打って変わって、角沢研究所の最下層、地底湖。
 いきなり撃たれて大ピンチの荒川さんですが、体を張ったギャグはなかなか。特に、「思えば色気のない人生だった… まさか処女のまま朽ちることになるなんて…」は掲載時でも笑ったのは記憶に残っている。まあ、色恋沙汰には縁のない人物であることは分かる。だけど、ここで処女って言葉が出るのがおかしい。いや、そこ考えている暇があるの?もっと考えるべきことはあるでしょ。
 ちなみに、処女がネタ扱いされるのは岡本倫ならではの作風。読みきり漫画『アルマージュ』でも、主人公が子持ちの処女なんて言われているし、極黒のブリュンヒルデの土屋邑貴も処女であることをネタにされている。なんだろう、処女に恨みがあるのだろうか?

 ・計画

 結局は角沢長官の計画に加担することになる荒川さん。苗床って響き、なんかエロイです。
 しかし、角沢長官は一々顔芸をしないと死ぬ病気にでもかかっているのだろうか?本当にこの人、計画以上に顔芸がインパクトありすぎです。

 ○まとめ

 色々とネタを交えながらも、話が着々と進んだ回。
 特に「バカにしないでくれる!?」を生んだという意味で、この回の価値は非常に大きい。

 ギャグもシリアスも面白いエルフェンリート
 さて、明日は先でも説明しているとおりヤンジャンが休載なので、極黒のブリュンヒルデの感想はお休み。その代わり、小ネタでも語る予定です。まあ、大したものを書くわけでもないからあまり期待せんでくださいわ。