TVアニメ版極黒のブリュンヒルデ BD-BOX2 005

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 アニメはアニメで楽しんでいる蔵間マリコです。
 さて、色々とゴタゴタがあったり、少しずつ消化していたので遅くなりましたが、やっとこさ感想が書けます。岡本倫原作の純愛ダークファンタジー漫画『極黒のブリュンヒルデ』のTVアニメ版BD-BOXⅡの感想を。
 ゴタゴタに関しては追々語るつもりですが、BD-BOXⅡは本当に量が多い。BD-BOXⅠが本編6話+オーディオコメンタリー3話だったのに対して、BD-BOXⅡは本編7話+OVA1話+オーディオコメンタリー4話ですから。単純に1クール分詰め込まれているから、それを消化するとなるともうね……。まあ、そうじゃなきゃあいけない理由は理由でありますが。
 と、前座はこれぐらいにして、そろそろ感想へと入らせてもらいます。ですので、ネタバレや岡本倫先生の作風、管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。
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 まず、TVアニメ本編について。基本的には、8月に放送されたニコニコ生放送のディクレターズカット版をベースに、規制されていたB地区や尻に対しての煙や影、光といったものの解除がされていましたが、それらが解除。まあ、今日の円盤ではよくあることですが、そこまで嬉しいというもの(たんがそういったものにあまり執着が無いので。ポ○チオだし)ではありませんが、あったらあったで嬉しいもの。特に、9話目の奈波ちゃんがおっぱい見せるためにたくし上げしているシーンのB地区のグラデーションはなかなか。黒服が満足するのも納得。
 ただ、基本的にニコニコ生放送で放送したのと同じだから、終盤の残念具合はどうにもなっていない。あれがこの作品の評価を大きく下げているんだから、赤字覚悟で直すぐらいの気概を見せて欲しかったのだがなあ……。う~ん、そこらへんがどうにもなっていないのが残念。
 続いてはOVAに関してだけど、ちょっと厳しく言わせてもらうと、あれは極黒のブリュンヒルデの作風じゃない。ただのラブコメ、視聴者が求めているものとは違う。特別編だからサービスシーンが多めだというのは分かるけど、裸エプロンとかはたんは使わない。しかも、作画が微妙だし……。どうせなら、エルフェンリートみたいに本編のサプリメント的な意味合いを含ませて描いて欲しかった。
 とまあ、アニメに関しては不満があったけど、その一方でオーディオコメンタリーはなかなか面白かった。各キャラクターへの言及、アフレコ中のエピソード、エロ談義などなど……。本編やブックレットでは見られない声優とスタッフの別の一面が覗けて楽しかったですね。まあ、脚本家の北島行徳がオーディオコメンタリーにいないどころか全く話題に触れられなかったり、OP1の話題はあれどOP2の話題に全く触れられていなかったあたり、何が言いたいのかは想像つきますが。
 その中でも面白かったのは、女性の声優さんの良太に対しての評価と、奈波のたくし上げシーンについて。前者は、BD-BOXⅠでも女衆に不人気であったものが、確定的になり理由なんかも納得のいくものでなかなか面白い話題だった。後者に関しては、奈波が黒服からおっぱい代をもらう時にたくし上げるが、下着が無くなっていることを突っ込まれている。これはTVアニメだけじゃなくて、原作も同じなんだよね。だから、これにツッコミが入った時、思わず笑ってしまったわ。
 最後は、映像特典のWeb版次回予告だけど、本当にこれは懐かしかった。ニコニコ生放送での放送が終わった直後にようつべに投稿される次回予告。謎あり、笑いありでまさに極黒のブリュンヒルデらしいというか。それを考えると、これを楽しみにしていた頃が一番楽しかったのだとつくづく思う。

 ファンだからこそ、コンプリートするTVアニメ版極黒のブリュンヒルデ
 ひとまず、TVアニメ版極黒のブリュンヒルデの話題はこれで終わり。でも、まだまだTVアニメ版の話題が出る可能性がある。もしかしたら、第2期の可能性も?というのは、限りなく0に近いかもしれませんが、それでも話題がありましたら取り上げたいと思います。
 さて、また1話目から見直すか……。