1週間空くのが辛い!!
倫たんの漫画が早く読みたい蔵間マリコです。
さてさて水曜日ですので、いつものコーナーを更新しますよー。現在、週刊ヤングマガジンでチートエロ漫画『パラレルパラダイス』を連載中の鬼才漫画家、岡本倫先生のスポコン漫画『ノノノノ』を徹底的に語るコーナーを。
先週、ヤングジャンプGOLDで君は淫らな僕の女王が掲載されたとはいえ、ヤンマガのパラレルパラダイスが休載となると精神的にきついですねえ。エロも程々に、話もだんだんキナ臭くなってきて、倫たんもいよいよ本調子かというところで休載。話数とページ数から見て、単行本の加筆修正作業あたりなのかもしれませんが、無いとやはり物足りないというか何というか。でも、無理強いもできませんからね。いちファンとして、正座しながら来週を楽しみにしていますよ。
とまあ、前置きはこれぐらいにして、そろそろ本題に入らせてもらいます。当然ながら、岡本倫先生の独特の作風や管理人の独断と偏見が入りまくりです。ですので、そういうのが嫌だという人はここまで。別に大丈夫という人はどうぞ。
第52話『その声は届かない』
○あらすじ
大蔵山での大会で、兄の知り合いと出会ってしまった悠太。
悠太は鼻を明かそうとするが、彼女の目の前に兄の幻が現れ……。
○登場人物
野々宮悠太、天津暁、岸谷弘樹、御坊、ハンス・シュナイダー(イメージのみ)、悠太の幻
○ターニングポイント
・何を言っているのか分からない
突然、目の前に現れた兄の幻。足踏みすら許されない状況に、苛立ちを見せるが……。
急がば回れ、遠くの道でも一番の近道だった。悠太はそれを知らなかった故に、大事故を起こしてしまった。多分、大なり小なりの怪我や恐怖を抱く程度の風に煽られることはスキージャンプをしている内に起こるものなんだろうけど、悠太はそれを経験せずに育ったのかもしれない。
しかしそれ以上に、鼻を明かそうとしていたところが最大の問題だったかもしれない。一時の恥でもいいから怪我をしない程度にジャンプをする。実際、この後にもチャンスというものがあったんだから。親のことでブチ切れた時よりも成長はしているけど、今度は自分のプライドが含まれているからなあ……。実際、「あいつをこれ以上いい気持ちにさせるつもりない」なんて言っているし。
その一方で、岸谷も天津も、それどころかハンスまで警告している。でも、悠太はそれを無視した。兄の幻の代弁そのものであるのに。当たり前なことが分からないって辛いね。
・大惨事
あらゆる警告を無視して飛んだ悠太。最初は上手くいくように見えたが……。
そのツケが、風に煽られての大転倒。皇帝の大転倒もそうだけど、失敗ジャンプを見るたびに、肝が冷えますね。どうしてこうもこんなに危ないスポーツがこの世に存在するのか。漫画だから、実際のスキージャンプを観ないと分からないものがあるだろうけど、少なくともノノノノからはそういうのが伝わってくる。だからこそ、それを成し遂げる人は凄いわけだが。
・緊急搬送
駆けつける救護係。しかし、それは悠太の正体が露呈することになる。岸谷は止めようとするが……。
実はここの流れ、あまり好きじゃないんですよね。なんていうか、ここを切り抜けるシーンがあまりにも力技過ぎて、お茶を濁している感がある。いくら与田が専属のドクターを呼んだということで誤魔化したとしても、スーツを鋏で切られていますからねえ。もうちょっと上手い誤魔化し方がなかったのだろうかと今でも思う。
これは極黒のブリュンヒルデの佳奈たちがヴィンガルフに到着した理由も同じだ。展開に窮したら、力技を使うのは下策なんじゃないかな?
ちなみに204ページ1コマ目に御坊がいたりする。だからなんだと言えば、それまでだが。
○まとめ
ついに起きてはいけないことが起きてしまった回。
次回以降は長いノノの回想が続くわけだが、それがとても重くて……。
チートエロもいいけど、スポコンも面白いノノノノ。
やっぱり、パラレルパラダイスが休載の時の筆のスピードは遅いなあ。出来立ての倫たんの漫画があると無いとでは、かなりテンションが違う。あああ、早くパラレルパラダイスの最新話が読みたい!!
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